今回のお題はLAZYの「宇宙船地球号」。 アニソン界のプリンス・影山ヒロノブとLOUDNESSの高崎晃、樋口宗孝がいた事で知られるバンド・LAZYのラストアルバムで1980年12月16日にRCAからリリース。 LAZYは影山ヒロノブ(ミッシェル/Vo)、高崎晃(スージー/Gt)、井上俊次(ポッキー/Key)、田中宏幸(ファニー/Ba)、樋口宗孝(デイビー/Ds)で結成。元はディープ・パープルのコピーバンドで、1977年に「Hey! I LOVE YOU」でデビュー。ハードロック志向だったが、制作側の意向で和製ベイ・シティー・ローラーズのようなイメージを要求され、アイドルバンドとして売り出されてしまう。本作はシングル「感じてナイト」を経て「HM宣言」をしたLAZYが自分のやりたいことであるハードロック志向の作品で固められ、本作がLAZYの本当のスタートになると思われたがより本格的なHMを目指したかった高崎・樋口・田中とHMという音楽性についていけなくなった影山と井上という音楽性の違いが浮き彫りになってしまい、影山の20歳の誕生日である1981年2/18日の調布グリーンホールで行われたライブで解散宣言を行い、同年5/31にに正式に解散している(その後何度か再結成し、2002年には続編「宇宙船地球号II」をリリースしている)。
<曲目>
2.(A-2)DREAMY EXPRESS TRIP 3.(A-3)天使が見たものは 4.(A-4)TIME GAP 5.(A-5)遥かなるマザーランド(インスト) 6.(B-1)EARTH ARK(宇宙船地球号) 7.(B-2)僕らの国でも 8.(B-3)美しい予感 9.(B-4)LONELY STAR