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稲葉忍

稲葉忍

Nov 27, 2021
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カテゴリ: 読書・コミック
本日読んだ本は呉座勇一著の「応仁の乱」
話題の書籍ということで読んでみた。
戦国時代の幕開けと言われる「応仁の乱」だが、研究されていない箇所もありそれを分析していく内容。奈良・興福寺の僧が残した日記を元に京での合戦、畿内(主に大和)の様子、乱後の幕府や各国の動向の分析がメイン。

 中公新書から出てるということで文面が結構堅苦しい。・・・が、今まで読んだ歴史の本や関連番組で取り上げられなかった実情がわかるのは面白い。

応仁の乱は当初、将軍家の跡取り問題、三管領の畠山・斯波氏の跡目争いなどが絡んでいたが、最初将軍候補に担ぎ上げられていた義視が西軍に付いたり、義政が優柔不断なところを見せたせいで戦局は混乱した・・・ということは大まかに知ってるが、
・乱に入る前に起こった畠山氏の家督継承問題の詳細
・南朝の末裔のその後、乱の途中で南朝の末裔が合戦に参加した経緯
・乱が終結した後の畿内の様子、京から撤退した畠山義就と政長のその後
・乱の最中京に住んでいた貴族らは大和に疎開していたが、疎開と言っても上級貴族は歌会などの宴会を行って贅沢していた

義政は乱の最中に息子の義尚に将軍の位を譲って引退したが実権は握り続けていたため義尚と仲違いしていた。義政は権力を譲らなかったのは意外。義政といえば政治には無関心、幕政を司る人の流されるままの人というイメージが強いので。
 義尚の死後、義視の子・義稙が将軍に。幕府の権威を示すため、幕府に反抗する六角氏鎮圧のため近江に出兵したものの管領の細川政元がクーデターを起こしたため追放され、将軍系の権威は失墜・・・しかし、畿内ではある程度影響力がのこっていた・・・
という点は今まで読んだ歴史の本で書かれていなかった箇所もあったのでそこらの点はよくわかったかな?


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最終更新日  Nov 30, 2021 11:43:03 PM
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