PR

×

Profile

†Aina†

†Aina†

Calendar

Archives

2026/07
2026/06
2026/05
2026/04
2026/03

Comments

†Aina† @ …あとがき みなさまこんばんわぁ♪ 本日は…「メルファ…
†Aina† @ あとがき♪ はい…みなさまこんばんわぁ♪ 今回は…久し…
†Aina† @ あとがき… みなさま…こばわぁ♪ 予定よりだいぶ時間が…
†Aina† @ あとがき♪ みなさまこばわぁ えと… サクッと軽めに…
†Aina† @ あとがき♪ さて…「第1話」を公開しました♪ えと…………
2006/07/14
XML
『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~


ここは『クロノス』という名の大陸…
ある者は『夢』を…
ある者は『力』を…
ある者は『富』を…
ある者は『権力』を…
それぞれが…それぞれの思いを胸にそれぞれの人が日夜冒険をする
いつしか人はこのクロノスという大陸を『眠らない大陸』と呼ぶようになった


扉といっても…実際にどこぞのお話に出てくる道具のような扉の形をしているわけではない…
あくまでも…ニュアンスである
とにかく…このゲートは大陸の各所とつながっていて
瞬時に移動できる…とても便利で優れたものだ
また、このゲートはクロノス大陸以外の大陸ともつながっているのだが
希に異世界とつながる事もあり…時によっては人が迷い込んでくる事もある…

そして今日…1人の女性がこの大陸に迷い込んできた…

「人だ!人が飛ばされて来た!」
「見た事ない顔だけど…誰か知ってるか?」
「倒れてるけど…生きてるのか?」

ゲートの周りに徐々に人が集まり始め

そんな人だかりを掻き分け1人の老人がやってくる
この老人の名は『マエル』この大陸に古くから居る住人…
ゲートを管理し…日夜、人々を各所に送る仕事をしている…

「ふむ…この娘は…異世界から来たようじゃな」

マエルはそうつぶやく


「誰か…ひとっ走り『焔』のとこに行ってくれないか」

マエルはそう言いながら…『ゲート』で倒れている女性の体にそっと布をかける
するとその場に居た数人の男がその場を離れた
男達はしばらく走り…街外れの『HOTEL・ラピス』と看板が出ている建物に入っていく

「焔さ~ん」
「焔の旦那~」

『フロント』と書かれたカウンターに向かい男達はそう叫んだ

「うっせ~な…でかい声出すなよ…一応、客が居るんだから…」

そう気だるそうに言いながら1人の男が出てくる…どうやらこの男が『焔』らしい…
この焔という男は…ヨレヨレの黒いタンクトップに
ヨレヨレのズボン…お世辞にもキレイとは言えない身なりだが
服から見える体は鍛えぬかれ…無数の傷が歴戦の猛者を物語っていた

「なんだよ…たいした用事じゃなきゃ裏に埋めるぞ…」

焔は…尋ねてきた男達にそう言い放った
そんな事を言われ、男達は一瞬硬直する…

「いや…その…マエルさんがゲートで呼んでるんですよ…」

1人の男がしどろもどろに…そう伝える

「はぁ~?」

焔は思いっきりめんどくさそうにそう言い返す

「あの…えっとですね…ゲートに…人が飛ばされて来たんですよ…たぶん異世界から…」

もう1人の男が少し後ろに下がりながらそう付け加えた

「…ふ~ん…で、マエルが俺を呼んでるのね…」

焔は無精ひげの生えたあごを触りながら…そう答える

「なんで、あのじじいはこういう事を俺に頼むかね…」

焔は面倒くさそうにそう呟く…
実際…こういった面倒な話がよく焔のとこには舞い込む…
顔が広いというか…人脈はかなりあるので当然と言えばそれまでだが
わりと面倒見が良かったり…なんだかんだと言っても引き受けてるせいもある

「しゃーねーなぁ…行くか…」

焔はそう男達に言った…
男達も…顔を見合わせながら…後ずさりしつつ…建物を飛び出していった
焔は壁からボロボロの上着を取るとバサッと羽織り
ズボンのポケットから手の平くらいの『黒い物体』を取り出す

「ナクサス…ナクサス…と…お!あったあった…」

ポケットから出した黒い物を触りながらそう呟く
しばらく黒い物体から呼び出し音が鳴ったのち…男の声が聞こえてくる

「な、なんすか?…今…ち、ちょっと取り込み中なんだけど…」

そんな返事を気にせず…焔は一方的に話し出す

「お楽しみのとこ邪魔して悪いが…ちょっと野暮用で外出する、戻るまで延長してていいから勝手に出てくなよ」

また、しばらくして黒い物体から

「いいんすか?…お、俺…延長分…持ってないけど…」

と…男の返事が返ってくる

「そいつはサービスにしといてやる…じゃあヨロシクな」

焔はそう言うと建物を出て行った
どうやら…その黒い物体は…離れた人と会話の出来るものらしい

そして…焔がゲート前に現れる

「じーさん…俺は『なんでも屋』じゃないんだからよ…何かある度に呼ぶのやめてくれないかな?」

焔はそう…マエルに言う

「そう言うな…なんだかんだと言って…お前は来るしな…それに…この街で一番暇な『ギルド』じゃろうが」

マエルは皮肉っぽくそう言い返す
このギルドとは…この大陸の『団体』の総称で
今後も数多くのギルドが出てくる
組織的な物もあれば…家庭的な物…中には怪しげな団体もある
すべての人が所属しているわけではないが…この大陸の大半の住人が何らかのギルドに所属しているのが普通である

「暇って…確かに最近『狩り』には行かねーし…いつも街に居るけどさ…言葉に気をつけねーと短い老後さらに短くするぞ!」

『暇』と言われたのが頭にきたのか…焔はそう言い返した

「まぁまぁ…とにかく…この娘を頼んだぞ…わしは忙しいんじゃ…お前さんと違ってな…フフォフォフォ…」

マエルは少しニヤっと笑って…そう言いながら焔の肩を叩いた

「ちょ…じじい!頼むって…猫や犬の子じゃねーんだぞ!おい…」

頼むと言われ…焔は慌ててそう言い返す

「何もお前さんが引き取れと言ってるわけじゃない…とりあえず頼むと言ってるんじゃ…」

マエルは涼しげな顔で…そう答える

「マヂかよ…来るんじゃなかったな…」

焔はため息混じりにそう呟いた

「お!それと…この娘の分の『チャット』な…コレも預けておく…じゃあ頼んだぞ!」

マエルからチャットと呼ばれるピンク色の物体を受け取った焔は

「今度はピンクかよ…あんたもじゅうぶん暇じゃねぇーかよ」

そう呟きながらピンク色の物体をポケットにねじ込み…しぶしぶとゲートに倒れてる女を抱きかかえる
どうやらこのチャットと呼ばれる物体はさっき焔が使っていた黒い物体と同じものらしい
この大陸では…住人となる時にこのチャットと呼ばれる物を必ず手にする事となりとても重要なアイテムである

「そうじゃ!」

その場を去ろうとする焔にまたマエルが声をかける

「まだ何かあんのかよ…」

焔はかなり嫌そうにそう言いながら振り向く

「その娘に…変な事するなよ…とな…それだけじゃ…」

マエルはそれだけ言うと…満足そうに人ごみを掻き分けて歩き出した

「じ、じじい!…てめ!…そんな事しね~~~~って!」

焔がマエルの後姿にそう言うと
ゲートの周りに笑いが起こる
焔が睨み返し…笑いが瞬時に収まる
焔は女を抱え…自分のアジト『HOTEL・ラピス』に向かって歩き出す

この物語は…これからこの『娘』を中心に進んでいく…

…『To Be Continued♪』





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006/07/14 06:17:10 PM
コメント(3) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: