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2006/07/18
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~


マエルから預かった娘を悲魔のギルドに預けよう…そう考えていた焔は
悲魔に断られ…まさに万策尽きたという状況であった
が…ベットに寝かした『娘』を見て…ある『秘策』を思いついた

「そうか!そうだよ…その手があった…」

秘策を思いついた焔は…そう大声を上げた

「なんだよ!…急に大声出して…」

と…悲魔は焔にそう返した



唐突に焔は悲魔にそう言った…

「はぁ?…意味わかんないよ…」

悲魔は訳が解らずそう言った…しかし明らかに…声のトーンが変わっていた

「だから…今回の件…引き受けてくれたら…とびっきりの女を紹介する…それでどうよ?」

なんと…焔は『女』で取引に出た

「…か、カイラ…とか言わないよな…」

悲魔は確実に動揺していた

「無論…カイラなんかじゃない!…悲魔ちゃんがここに来る時には会わせられるようにしておく…」

焔は自身ありげにそう言い切った

「・・・・・・・・わかった…とりあえず…引き受けた…」

悲魔はしばらく考えたのち…そう答えた


「悲魔ちゃん…サンクス!…それじゃ後ほど…」

焔はそう言って『チャット』を切った

「イーーーーエッス!」

焔はそう叫びながら軽くガッツポーズをとった
その時…



ベットに寝かしていた…娘の意識が戻ったらしく…そんな声を出す

「お…気がついた?」

焔は…新しい煙草を口にくわえて…そう声をかける
当然…彼女には状況は理解できていない…

「ここは?…」

彼女は…とりあえずそう聞いてきた

「ここは…クロノス大陸」

焔はくわえた煙草に火をつけながらそう答えた

「クロノス・・・・大陸・・・・・・」

彼女は天井を見つめそうつぶやく
クロノス大陸…彼女にとっては初めて耳にする名前である

「そそ…まぁ…いずれゆっくり説明するけど…君みたいに『異世界』からこの大陸に来る事は…この大陸じゃたまにあるんよ…」

焔は…淡々とそう話す

「…異世界・・・・・・・」

彼女にとっては…聞く言葉すべてがピンとこない
ぼーっと天井を見つめる彼女を見て

「とりあえず…何か思い出せる?…名前とか…何をしてた…とか…」

焔はそうたずねてみる
彼女は…しばらく天井を見つめ

「名前は…アイナ…それ以外は…思い出せない…」

彼女は焔のほうを向いて…そう言った

「ふ~ん…アイナ…ね・・・・・・・・・・・・」

焔は…彼女の言葉を聞いてそうつぶやき…天井に向かって煙を吐き出す

「あ、あいな?」

焔は突然ハッとしてそう聞き返す

「う、うん・・・・・・・」

男が突然そう聞き返してきたのに驚いて…とりあえずうなずく
焔は…口にくわえていた煙草を落とし…呆然と彼女を見つめる

(「偶然か?・・・それとも別人?・・・・・・確かに面影は…なくもない…が・・・・・・・・・・」)

「私を・・・・知ってるんですか?…」

自分を呆然と見つめる男に…彼女はそう尋ねる…

「え?・・・・・い、いや・・・気のせいだと思う…わりぃわりぃ・・・」

焔は慌ててそう答えた
だが…やはりどこかで引っかかる

「俺は…焔・・・・ここの住人で・・・・・数年前に…君と同じようにこの大陸に来たんだ…」

焔は自分の紹介をしてなかった事もあり…自分の名前を告げた
まるで…何かを確認するかのように

「焔さん・・・・」

彼女は表情を変える事もなく…焔の方を見て…ただそう返すだけだった

(「反応は・・・・・・なし・・・・か・・・」)

焔は…彼女を見ながらそんな事を思っていた

「まぁ…君は…この大陸に降り立ったわけだし…これからはここで生きて行く事になる…」

焔は…新しい煙草に火をつけて…そう話し始める
彼女は黙ってそれを聞いている
その後…焔は彼女に、この大陸の話や…状況等を大雑把に説明をした

「まぁ、じきに…君をサポートしてくれる人が来る…詳しい事は彼に聞くといい…いい奴だから…安心しろ…」

そして…焔がそう話した時…部屋のドアが開き…1人の男が入ってきた

「よ!悲魔ちゃん…意外と早かったね…」

焔は部屋に入ってきた男を見て…そう言った

「あぁ…」

悲魔と呼ばれた男は…そう一言だけ返した

「彼が…今話した…これから君をフォローしてくれる人…ギルド『SSD』のギルドマスターで…マジシャンの悲魔ちゃん♪」

焔は彼女の方を見て笑顔でウインクしながら入ってきた男を紹介する

「この子の名前は『アイナ』…チャットでギルドに入れてもらうように依頼した子…」

今度は…悲魔の方を向いて…焔は彼女の事を紹介する
アイナと…悲魔は…お互い軽くお辞儀をして挨拶する
焔はその光景を腕組みしながら見つめて…数回うなずく

「依頼は了解した…責任もって彼女をうちで預かる…」

悲魔は…焔にそう言った

「よっしゃ…交渉成立!」

焔はそう言って悲魔の両手を取り握手する

「で…アレだ・・・・・その・・・れ、例の件は?」

悲魔は焔にそうたずねる

「うん?…例の・・・・件?」

焔は…首を傾け…考えながら悲魔にそう聞き返す

「おい!」

悲魔は焔にそう言い返す

「あ…あぁ・・・・・例の件ね…」

焔は思い出したかのようにそう言う
アイナはそんな二人のやり取りを…ベットからきょとんと見ている

「紹介したじゃん・・・今…」

焔は悲魔にそう告げる…

「はぁ?」

悲魔は…焔の発言の意味が解らずに…そう聞き返す

「この子…紹介したろ?」

焔はアイナを指差し…悲魔にそう言う

「でぇ?…だって…その子は…うちで預かる子だろ?」

悲魔は焔にそう言って彼女の方を見る

「あ!・・・・・・・そういう事か・・・・・」

悲魔は…焔が言わんとする事を理解した
焔は…チャットで…『女』を紹介すると言った
そして…確かに悲魔は『女』を紹介されていた

「な…紹介したろ・・・・ちゃんと…約束どおり♪」

焔は…親指を立ててニッっと笑い悲魔にそう言った
そして悲魔は何も答える事ができなかった

こうして…『アイナ』は…悲魔のギルド『SSD』に厄介になる事となった

…『To Be Continued♪』





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Last updated  2006/07/18 11:02:42 AM
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