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2006/07/22
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~
第一章・第5話『-冒険者†Aina†誕生-』

鳥のさえずりが…街に朝を告げる…
こうして冒険者の集まる大陸が目を覚まし…動き出す

アイナも目を覚ます
昨日は…所属したギルドの数名とシェリルの店に飲みに行き
日付が変わった頃アジトに戻ってきた
みんなはすぐに寝てしまったが
アイナはしばらくは眠れずにいた

自分の知らない大陸で目を覚まし
『冒険者』だと言われる
何がどうなっていて…どうしたら良いのか…そしてどうなるのか…
考えるだけで不安になる…
しかし…悩んでも現実が変わらないのも事実である…
そして、いつの間にか寝てしまっていた

「・・・・・やっぱり…夢じゃないんだ…」

目を覚まし…すぐに飛び込んできた景色を見て
アイナはそうつぶやいた…

そして…ベットから出て…アジトの外に出る
まぶしい光が目の中に差し込む


「う~~~~~~~~ん…」

アイナはその場で大きく伸びをして
大きく深呼吸をする
そして、汲み置いてある桶から水を取り顔を洗う…一気に目が覚める

「おふぁよう…アイナひゃん…早いね・・・・・・」



「おはようございます…悲魔さん」

アイナは新しい水を汲みそういって悲魔に場所を空ける
悲魔は手で「ありがとう♪」という仕草をして顔を洗う

「さて…朝食か…もういい加減…当番制にしようかな?」

悲魔は苦笑いでそういった

「え?…毎朝…悲魔さんが作ってるの?」

アイナはちょっとビックリして…思わずそう質問した

「前はね…当番制だったんだけど…ここに戻ってくる人数が減ってね…アルは毒しか作らないし…だいたいはモネか俺だね…たいしたものは作れないけど」

悲魔は慣れました…そんな顔でそう答えた

「じゃあ…今日は私も手伝いますよ♪」

アイナはそう言って悲魔と一緒に中に戻った
モネと悲魔の3人で朝食を済ます
アルテミスはまだ夢の中をさまよっているらしい
たまに…「もう飲めません・・・・・」と寝言を言う
きっと楽しい夢なんだろうな…とアイナは思いつつ
アルテミスの毛布をかけなおす

「じゃあ…アイナさん…こっちに来て…色々と手続きがあるんで…」

悲魔がアイナをそう言って呼んだ
アイナは悲魔の元に走る

「まず…これが住民登録用紙…ここにサインするだけで良いから…ただ…ここに書いたサインは今後重要になるから…忘れないように」

悲魔はそう指でさしながら説明してくれた

「サインか…そんなの考えた事ないな…悲魔さんはどんなの?」

アイナは悲魔にそう聞いた
悲魔はメモ用紙に自分のサインを書いて見せた

「じゃぁ…私もこうしようっと♪」

アイナはそう言って…用紙に『†Aina†』とサインした

「さて…次は…この『王の大赦』ね…」

そう言って悲魔はアイナの目の前に何枚かの高級そうな用紙を取り出した

「この大陸には…色々な人が住んでる…そして…君みたいに『異世界』からやってくる人もたまにいる」

悲魔は目の前に出した紙について説明を始めた

「良い人もいれば…当然悪い人もいる…つまりこの世界に来たての人には『信頼』がない…」

角が立たないように…誤解を生まないように慎重に話をする
アイナも黙ってそれを聞く

「本来ならば…自分自身の行いで信頼を得ていくんだが…ギルドに属する事で、そのギルドが持っている信頼を分け与える事が許される…そういった物かな?それは…」

悲魔はそう言って説明してくれた

「もしもその『信頼』を失ったり…回復できなかったりするとどうなるの?」

アイナはそう質問した

「この大陸の住民件を奪われ…最悪は『プリズン』と呼ばれる…罪人を集めた世界に隔離される事になる…」

悲魔は…そう告げた
アイナは…かなり心配そうな表情を浮かべる…

「まぁ…普通にきちんと生きていけば…そんなことは無いけどね」

安心させるように…悲魔は笑顔でそう付け加えた

「・・・・・つまり…悪い事や人の迷惑になる事をしなければいいの?」

アイナはそう聞き返した

「そうそう…まぁ…難しい事じゃないよ…幸い…うちの信頼は高いしね…」

悲魔はそう返して笑う
アイナはうなづいて…用紙にサインをした
その後もギルドの登録用紙など何枚かの書類にサインをした

「じゃあ…これを持って…一緒にギルドセンターに行こう…」

悲魔は書類を束ねてそう言った
アイナは黙ってうなづいた

「モネちゃん…倉庫に行って…最初の装備一式を出してきておいてくれないかな?」

悲魔はモネにそう言った

「あいぉ!」

そう言ってモネは倉庫に向かった
悲魔とアイナはギルドセンターに向かった

「あのぉ…『冒険者』って…何をすればいいの?」

アイナは歩きながら悲魔にそう聞く

「まぁ…いずれは…色々とやるべき事も出てくるんだけど…まずは…生き抜く力を身に付ける事かな…」

悲魔はアイナにそう答える

「例えば…僕の装備、これはお金を払って買えば身に付けられる…そういった物ではないのよ。この大陸で生きていく事で身に付いた力で装備できる…つまり、これを今アイナさんに渡しても装備できないのね…まずはちょっとづつ戦いながら強くなって生き抜いていくのさ…この大陸を…」

悲魔は補足としてそう付け加えた
アイナにはまだピンとこないが…なんとなくうなずいた

「いきなりこの世界に来て、今日からあなたは『冒険者』ですよ…って言われてもねぇ…戸惑うと思うけど、この世界はそういう仕組みで成り立っている…なかには冒険者をやめて他の生きる方法を見つける人もいるけど…それは稀だね」

悲魔はそう歩きながら話す
そして2人はギルドセンターに着いた
中に入り…悲魔は書類を提出する
神官のような人がいろいろと説明をする…ちょっと難しい言い方だったが…なから悲魔が説明した事を言ってるようだ
アイナは黙って…それを聞いた

一通り説明を受け、そして2人はギルドセンターを後にする

そして…2人はアジトに戻ってきた

「アイナさん…最初の装備はギルドから貸し出すんで…これで冒険する事になる…順に説明するから…まずは身に付けよう」

悲魔は並べられた装備品を指差してそう言った
アイナは黙ってうなずいて装備を始める
いざ身に付けてみると意外と動きづらい
そして何よりも不恰好である
モネちゃんや…悲魔に比べれば…品祖で小汚い
たぶん…そう表情に出ていたんだろう

「強くなれば装備も立派になるし…心配しなくていいよw」

悲魔は笑いながらそう言った

「うん…僕も最初はそうだったからね…あっという間だぉ」

モネもニコニコしながらそう付け加えた

「で…この赤い飲み物…これが『ヒールポーション』体力を回復させる飲み物…これを飲まずに限界が来ると死んでしまう事もある」

悲魔はサラリとそう言った

「え?…死んじゃうの?」

アイナは『死』という言葉を聞いて…ちょっと焦ってそう聞いた

「まぁ…そうだね…そういう事もあるかな?…って言うか…そういう事なのよ」

悲魔はそう言って…話を続ける

「次に…この巻物…これは『ゲートスクロール』この巻物を開くと…一瞬で街のゲートに戻ってこれる…道に迷った時や…ピンチの時に使うといい…」

悲魔は巻物を指差してそう言った

「こういったアイテムで…死ぬ事を極力防ぐ事ができる…それでも100%死なない…そういう保証は無い…それがこの世界のルールなんだよ…でもね、僕らもついてるし…そんな事にはならないと思うよ」

悲魔は苦笑いを浮かべつつそう説明してくれた
アイナは…黙って悲魔の話を聞く

「で…ここからが重要…生活費や冒険に必要な経費はモンスターを倒して得るわけなのね、冒険に出なければ何も始まらない…酷な言い方だけど…それもここで生きるうえでのルールで逃れられない運命なのよ」

悲魔はそうアイナに説明し…モネも横でうなづく

「たぶん…もうじきアルが起きてくるから…午後にでもちょっと街の周辺で戦ってみるといい」

悲魔はベットで気持ちよさそうに寝ているアルテミスをチラッと見てそう言った

「何か聞きたいことや質問はある?…って山ほどあるだろうけどね^^;」

悲魔は苦笑いでそう聞いてきた

「さっき…ギルドセンターに行く時に言ってた…『異世界』から来るって話…私はここに来るまでの事を覚えてないの…みんなそうなのかな?」

アイナはちょっと心配そうに質問した

「う~ん…いきなり難しい質問だね…」

悲魔はそういって腕組みをし考え込んだ

「実はね…この世界には…この大陸以外にも色々な大陸があるのよ」

悲魔は…説明を始めた…

「しかし…直接的な国交は無くて、ゲートのみで繋がっている…そしてある一定の『徳』みたいな物を積んだ者に政府は『許可証』を出し…その人が望めば往来が可能になる」

悲魔は…そこまで話…また少し考え込んだ…

「この大陸に住む人達は大きく分けて3種類いる…元々からこの大陸に生を受けた者、他の大陸から来た者、そして…アイナさんのようにまったくの別世界から来た者…かな」

しばらくののち…悲魔はそう話し始めた…

「まず…他の大陸から来た者は許可証を持っていて…記憶がはっきりしている…そして『別世界』とくくった所から来た人達のほとんどは記憶が無い…正直『別世界』という物が存在するかどうかもわからないが…許可証も無く突然やってきた人が存在する以上…そう仮定せざるを得ないわけだ」

悲魔はそう説明した…
アイナは黙ってその話を聞いた

「まぁ…今は色々言っても…理解できないだろうから…他の大陸の事も含め…追々説明するよ」

悲魔はそういって話をやめた
アイナは納得できたわけではないが…なんとなく前よりはモヤモヤが取れた気がした
その時…

「うぇ~…頭痛い…ぎぼぢわるい…」

そう言いながら…アルテミスが起きてきた
みんなはそんなアルテミスを見て…思わずふきだす
いきなり笑われたアルテミスはちょっとむくれるものの…理由がわかっているだけに何も言い返せなかった…
もう…昼が近くなった頃であった

…『To Be Continued♪』





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Last updated  2006/07/22 01:53:32 PM
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あとがき♪  
修正点は…特にコレといって無いんですが…
以前にも書いたとおり『バシャ』がなくなりました
コレによって『死』というものが確実に隣にある世界になりました
と言っても…この物語の中で登場人物がなくなるのは稀だと思います^^
そんなとことかな? (2006/07/22 02:00:57 PM)

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