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2006/07/23
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~


アルテミスは…台所でなにやらガサガサとやっている…

「朝食の残りならあるけど食べますか?」

アイナはアルテミスにそう声をかけた…

「ゴメン…ちょっと…何か食べる・・・・って気分じゃないの…」

アルテミスは申し訳なさそうにそう答えた…

「悲魔さん…このトマトジュースちょうだい♪」

アルテミスは悲魔にそう言った…



悲魔は苦笑いでそう答えた…

「飲みすぎた朝には…コレが一番なの♪」

アルテミスはそう言って鼻歌を歌いながらジョッキにトマトジュースを注ぐ
そして『ポンッ!』といい音を立ててビールの栓を抜く
アイナは…口を開けたままその光景を見つめる
悲魔とモネは…呆れ顔で自分の作業に付く
アルテミスはトマトジュースの入ったジョッキにビールを注ぐ

「タバスコ♪タバスコ♪」

アルテミスは楽しそうにタバスコをバンバン振りかける

「できたぁ♪…アイナちゃんも飲む?」

アルテミスはそうアイナに聞く


「そぉ?…美味しいのに♪」

言うが早いか…アルテミスは肩幅くらいに足を開き腰に手をやり
まるで牛乳でも飲むかのように…ゴクゴクとそれを一気に飲み干した

「ぷっは~♪…やっぱり二日酔いにはコレよね~♪」

アルテミスはそう言った


「午後…アイナちゃんを街の周辺に連れてって…狩りをさせたいんだけど…頼めるか?」

悲魔は心配そうに…アルテミスに尋ねる
アルテミスは満面の笑みで…親指を突き立てる♪

「じゃあ…アイナさんもう少ししたら…アルと一緒にちょっと狩をしてみよう」

悲魔は笑顔でそう言った

「アルテミスさん…よろしくお願いします」

アイナは深々とお辞儀をしてアルテミスにそう言った
アルテミスは照れくさそうに…手で『了解♪』と合図をした
そして2人は装備の確認や道具の確認や使い方を再確認した

「アイナちゃん…チャット出して♪」

アルテミスはアイナにそう言った
アイナは言われた通りにチャットを懐から出した

「なにそれ?…ピンク色なの?…いいなぁ…私も変えてもらおうかなぁ」

アルテミスはそういって自分のチャットを出す
確かにアルテミスのは…味気の無い黒いチャットだった

「無理だと思うよ…僕が折りたたみのをもらってきた時にも、同じのを欲しがって自分のチャットをボキッとへし折って…不良品だったと因縁つけて無理やり換えさせてたじゃん」

と笑いながらモネがつっこむ…

「あんなんで折れるチャットが悪いのよ…」

アルテミスはそう小言を言う…

「あ!ゴメンゴメン…話がそれちゃったね…え~と…仲間とパーティーを組む時はチャットをこうして…そうそう…で…ここをね…」

と、アルテミスはアイナに教えた…

「よし♪コレでパーティーが組めたから…パーティー内での会話が出来るの♪…で…ここをこうすると…MAPが出るでしょ…コレが私で…そうそう…それがアイナちゃんね…これではぐれた時も合流が出来るから♪」

さすが手馴れたものである…簡単そうにアイナに教える…

「難しいね…」

アイナはポツリとそう言った

「すぐ慣れるよ♪」

アルテミスは笑顔でそう返す

「じゃ…そろそろ行こっか♪…じゃあ…悲魔さんモネちゃん行ってくるぉ~♪」

アルテミスは楽しそうにそう行ってアジトを飛び出した…
アイナは悲魔とモネにペコリと頭を下げ…アルテミスの後を追った…

「・・・・・・・・・大丈夫かな?」

悲魔は二人を見送ってポツリとそう言った

「大丈夫・・・・・・・・でしょ・・・・」

モネも苦笑いを浮かべてそう答えた
そして…アルテミスとアイナは街の南門に着いた

「アイナちゃん…この門をくぐって…そこの橋を越えたら『結界』の外に出るの…街の中は『結界』に守られているから安全だけど…外に出ればモンスターが襲ってくる…」

アルテミスはそう言って門の手前でアイナにそう説明する
アイナは黙ってうなずく

「まぁ…この辺のはたいして強くないから平気だけど…一応、安全なエリアから出る時は…状態や装備の再確認をする癖をつけた方が良いわね」

アルテミスの説明を聞き…アイナはゴクッと唾を飲み込む…全身に緊張が走る

「じゃあ…行くよ♪」

そう言ってアルテミスは…ゆっくり橋を越える
アイナはその後をついて行く
すると…ちょっと先を小人みたいな生き物が3匹ほどぐるぐる回っている…

「アレが『クルーク』この辺ではいちばん弱い敵だから…しばらくはアレをターゲットにすると良いわ♪」

アルテミスはそう言ってどんどんモンスターに近づいて行く
モンスターもアルテミスに気が付き…戦闘体勢をとり身構える…
アルテミスはいきなり間合いをつめて…1匹目に右ストレート…
その勢いで2匹目に回し蹴り…
3匹目に反転しながら裏拳を叩き込む…

「ま…こんな感じね…」

アルテミスは手でパンパンと体をはらいながらそう言う
アイナはパチパチと手を叩く

「ついでだから…ちょっと少し先に進むね…」

そう言いながらアルテミスは南に向かって歩き出す

「お!いたいた♪…えっと…あれが『クルーキオ』」

そう言ってアルテミスは指をさす
指をさした先に…斧を持った『クルーク』みたいなのがいる
アイナは首をかしげる

「まぁ『クルーク』によく似てるけど…持ってる物で判別かな?たいして変わらないけど…一応『クルーク』よりは強いんで気をつけてね♪」

アルテミスはそう言って足元の石を拾い…『クルーキオ』に投げつける
石は見事に『クルーキオ』の顔面に直撃して…『クルーキオ』はそのまま息絶える
その後もアルテミスは持ってる弓を使うことなくモンスターをなぎ倒しつつ
アイナに『オボロクルーク』と『ゴブリン』を教える…

「まぁ…この辺にいるのはそれくらいね…今、注意するのは『オボロクルーク』と『ゴブリン』かな?もしも出会っても手を出さないように♪」

アルテミスはそう言いながら街の方に戻る
アイナもうなずいてアルテミスの後を追う
そして街の近くまで戻った時

「そうだ…モンスターにも『ランク』があるの…慣れると1回目の攻撃で解るようになるけど…最初のうちはやたらとタフな奴とか、ダメージを与えてくるのに出会ったらすぐ離れる事!…OK?」

アルテミスがそう言ってきた

「はい…了解です♪」

アイナはそう返答した

「う~ん…まぁ…慣れだからね…まずはこの辺で『クルーク』相手に戦いましょう♪」

アルテミスはそう言ってアイナの背中をポンポンと叩いた
アイナは…うなずいて…近くの『クルーク』に向かって行った

「クスッ…初々しいな…私もちょっと前はあんなんだったのかな…あ!…そう!…避けて!…うまいうまい♪」

アルテミスはそう言って楽しそうに応援する
そして周りを見渡して…ちょっとした岩を見つけてそこに座る
アイナはとりあえず最初の3匹を無事に倒し
近くにいた新たな2匹に向かう

「酷だけど…コレがここのルールだし…1人で色々出来るようにならないとね」

アイナの戦う姿に昔の自分を思い出したのか
アルテミスはそうつぶやいた

「アルテミスさーーーん!」

突然アイナがそう呼んだ

「何?何かあった?」

アルテミスはそう言って…急いでアイナの元に駆け寄った

「えっと…倒したら…何か落としたの…」

アイナは地面に落ちた小さな布包みと…手袋を指差してそう言った

「あぁ…ビックリした…ケガでもしたのかと思ったよ…」

アルテミスは胸をなでおろしてそう言った
アイナは申し訳なさそうにペコッと頭を下げた

「それは…モンスターが落としたもので、それを集めるのも狩りの目的のひとつなの…アイナちゃん『チャット』を出して♪」

と…アルテミスは言ってきた
アイナは懐からチャットを出した

「まず…こっちの布包みはお金…で、この手袋見たいな道具は『チャット』で確認♪」

そう言ってアルテミスは手袋に『チャット』を向けた
アイナもアルテミスの真似をして『チャット』をかざした
『グローブ/+3防御』と表示された

「この『チャット』にはこういった機能もあるの…で、自分の使っているのよりも性能がよければ…装備しなおして、装備できないものや性能が悪い物はお店に売却♪」

アルテミスはそう説明した
アイナはうなずいて返事をした

「例えば…条件を満たせば今後装備できそうな物や…判断に困る物はキープして私達に聞くといいね♪で…コレは今のよりも良くないから売却♪…OK?」

アルテミスはそう付け加えた
アイナは…うなずきながら親指を立てて『了解♪』と返事をした
そしてアルテミスは元いた場所に戻り…アイナは狩りを再開した
どのくらい時間がたったんだろうか…

「暇・・・・・・・・眠い・・・・・・・・・・・・・・・」

アルテミスはそうつぶやいた
そう…ただボーっとアイナの狩りを見ていたら眠くなったのであった

「うまくやってるし…何かあったら・・・・・チャットしてくるだろうし・・・・・・・・いいよね・・・・・・・・・・・少しくらい・・・・・・・・・」

そういうと…アルテミスはまどろみの中に落ちていった
そして…アイナは夢中で『クルーク』を追いかけ
じょじょに街から遠ざかっていった
当然そんな事には気が付いてはいなかった…

…『To Be Continued♪』





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Last updated  2006/07/23 03:47:23 PM
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