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2006/09/02
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~


ここは、某大陸の北にある港町…
1人の男が海を見つめていた
男の名は『流星』…人は彼の事を『北の赤い流星』と呼ぶ

俺の仕事は大陸全土をまたにかけてさすらい歩く…『バウンティ・ハンター』
いわゆる…『賞金稼ぎ』ってやつさ…

盗みから…探し物…果ては『殺し』まで…依頼されればなんでもやる…
それが…バウンティ・ハンター


考えもなしにやるのは…『三流』な奴がやる事…
俺みたいな…『超一流』は…ポリシーを持って仕事をやる…

俺のポリシーは…『単独でやる事』
群れを作らないと、仕事ができねーような奴は…クソ以下さ!
それと『弱い奴や、貧しい奴…まっとうに生きてる奴は絶対に標的にしない』コレだね
まあ…俺みたいな奴が言っても、説得力に欠けるが…
『人の道』を外れるような仕事しか出来ない奴も…クソ以下って訳さ…

俺たちが生きる世界は、確かにまっとうとは言えねえ…
だが、そんな世界にも『仁義』ってやつがある…その道を極めるから
『極道』って訳よ…
ま、普通に敷かれたレールの上を歩いている奴には…関係ねえ話だけどさ…


酒場に入ると…酒場の1番奥にあるマホガニーのカウンターにもたれかかる…

「オヤジ!いつものやつをくれ…」

流星はそう言って…オーダーをする

「…コーヒー牛乳のロックだったな…」

オヤジは、磨いていたグラスを置き…ピックで氷を割り始める


マホガニーのカウンターの上に、コーヒー牛乳の入ったグラスが置かれる
流星は、置かれたグラスを手に取り…
店の壁に貼られた「手配書」や「依頼書」を見てまわる…

「猫を探してくれだとか…逃げた女房を探してくれだとか…シケタ仕事しかねーなぁ…俺たちは何でも屋じゃねぇてんだ!」

グラスを顔の前で回し…香りを楽しみながら、そうつぶやく

「まぁ、そう言うな…それだけ、世の中が…平和って事さ…」

オヤジは、グラスを磨きながらそう答える
流星はチビリとコーヒー牛乳を口に含み

「ちげーねーな…」

と答える
オヤジは、そんな流星を…磨いたグラス越しに見ながら

「お前が…仕事さえ選ばなきゃ…いっぱいあるんだがな…」

と言い放つ
流星には返す言葉もない…

「おぉ…そう言えば今日…仕事が入ったな」

オヤジは流星にそう言う

「仕事?…この前みたいな…おじいちゃんの入れ歯を探してくれとかってやつは勘弁だぜ!w」

窓にもたれかけながら流星はそう言って笑う
オヤジはグラスを拭きながら…

「殺しだ…」

とつぶやく

「殺し?…穏やかじゃないな…」

と流星はつぶやいて…グラスに入っていた…コーヒー牛乳を一気に飲み干す…

「たしか…お前がこの前までいたクロノス大陸からだな…」

オヤジはそうつぶやく

「どこのギルドからだ?」

流星はオヤジにそう聞いた

「ギルドからじゃないな…政府からだ」

オヤジは表情を変える事無くそう答える

「政府から…か…おもしれー話だな…」

流星はニヤっと笑いながらそう答える

「コレが依頼書だ…」

オヤジはそう言ってカウンターに依頼書を置く
流星はそれを手に取りながめる

「なんだよ…詳しい事は会って話すってか…上等だね!」

流星はそう言って依頼書をポケットにねじ込む

「…餞別だ…」

オヤジはそう言って、カウンターにおかわりを置いた…

「…悪いな…」

流星はそう言って、空のグラスをカウンターに置く…

「イイってことよ…」

オヤジはそう言って…また、グラスを磨き始める…
流星も無言でしばらくの間グラスを見つめる…
そして、一気に飲み干すと…カウンターに、コーヒー牛乳2杯分のコインを置く
そして店の出口へと…歩き出す…

「…おい、1杯は…俺のおごりだ…」

オヤジは、グラスを磨く手を止めて…そう言う
流星は足を止め、振り向かずに

「悪いが…貸しを作るのは、あまり好きじゃないんだ…」

とだけ、答える…

「…お前らしいな…今の仕事…請けるのか?」

とオヤジが聞いてくる…
流星は、ポケットからもう1枚コインを出し…指で弾く…
コインは高く上がり…回りながら落ちてくる…
そして、落ちてきたコインをつかみ…手を広げる…
コインは…表だった…

「やってみるさ!w」
「達者でやれよ…じゃあな!」

そう言って、流星は店の外に出て行った…
流星を見送ると…

「…この街も…また寂しくなるな…」

オヤジはそう言って、またグラスを磨き始める…

その後…流星はポケットからさっきの依頼書を取り出し…もう一度ながめる

「うちのギルドのメンバーじゃなければ良いが…まぁそれはそれかw」

懐からチャットを取り出し
依頼書に書かれたところに連絡を入れる
やはり詳しい内容は会って話す…とのことだった

「けっ…相変らず胸糞の悪い連中だぜ…」

流星は誰に言うでもなくそう吐き捨てる
そしてまたしばらく海を見つめる

「こんな形でクロノス大陸に戻るとはね…」

流星はそうつぶやいて歩き出した…

…『To Be Continued♪』





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Last updated  2006/09/02 09:55:09 AM
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