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2007/02/09
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~


「アルさん…バゥル見せて♪」

アイナがアルテミスにそう言う

「いいよ♪」

アルテミスはそう言って微笑みながらアイナにバゥルを渡す

「キレイ…」

アイナはバゥルを見つめながらそうつぶやく

「ピカピカしてとってもキレイです」


アルテミスはニコニコと微笑む

「やっぱり完全体は強いの?」

アイナはそうアルテミスに尋ねる

「桁違いだと思うよ」

アルテミスはそう答える

「私のも完全体になったら強くなるのかな?」

アイナは自分のカーラを見つめてそう言う

「なるよ♪…とにかく完全体って言うのは別物だね」

アルテミスはそうアイナに言う

「そうしたら…今手強い敵も簡単に倒せるようになるのかな?」

アイナはそう言いながらアルテミスにバゥルを返す



アルテミスはそう返事をして微笑む

「完全体を持ったアルさんでも勝てない敵ってどんなんだろ…」

アイナはそうつぶやく

「うーん…そうだな…例えば、この人とか」

アルテミスはそう言ってソファーに寝転がるジャルデウを指差す



アイナと白狐は思わず顔を見合わせる

「ちょwwwwwなんで俺を指差す!」

ジャルデウはアルテミスにそう言う

「なぁ…盛り上がってるのはいいけどよ…営業中にロビーでくつろぐのやめねぇか…いちおうそういう場所だしよ…さっきから3組も帰ってるんだけど」

焔がカウンター越しにそう言う

「だってよ…このソファーめっさヤバいんよ…もうね魂を吸われる感じw」

ジャルデウがそう言って起き上がる

「どんなソファーだよ」

焔がそうつっこむ

「せや!あん時アルに何言ったん?めっさ気になってたんよ」

ジャルデウは身を乗り出して焔にそう聞く

「ああ…たいした事は言ってないな…ただ、どうせ2つあるんだしカーラから言ったらってね」

焔はそう答える

「なんや…もっと色気のある事かと思ったのにな」

ジャルデウはそう言ってまたソファーに寝転がる
アイナとアルテミスは顔を見合わせて苦笑いを浮べる

「残ったバゥルはどうするん?」

焔はそうアルテミスに聞く

「とりあえずはスペアかなw」

アルテミスは笑いながらそう答える

「成長のスペアか…豪勢な話だな」

焔は笑いながらそう言う

「そうだ!アイナちゃんチャクラにはだいぶ慣れた?」

アルテミスが思い出したようにそう聞く

「うん♪もうクモが出てもサソリが出てもビックリはしないかな…」

アイナはそう言う

「じゃあ…そろそろカイヌに行っても平気だね^^」

アルテミスがそうアイナに言う
アルテミスの言葉を聞きアイナは焔の方を見る

「あぁ!忘れてた!アイナちゃんよぉ…この包みを廣島一家のパンクスんとこに届けてくんない?頼む!」

焔はそう言ってアイナに手を合わせる

「ちょっと!アイナちゃんをパシリみたく使っちゃダメ!」

アルテミスはそう言って焔を睨みつける

「ええんちゃう…お散歩がてら白狐と一緒に行ったらどうよw」

ジャルデウはそう言って焔の方を見る

「うんいいよ♪」

アイナはそう言って焔から包みを受け取って白狐と一緒にホテルを出て行く

「もう!ジャルさんまで!」

アルテミスはそう言ってソファーにふんぞり返る

「違うんよ…さっきの話の続きをしたくてね」

焔はそうアルテミスに言う

「話の続き?」

アルテミスは首をかしげる

「そそ…彼女にはもうしばらくカイヌには近づけたくないんよ」

焔がそう言う

「なんで?」

アルテミスは焔にそう聞く

「間違いなくカイヌに行っても平気だろうね…」

焔はそう言ってタバコに火をつける

「でしょ」

アルテミスはそう言う

「だからさ…まだ早いんよ」

焔がそう答える

「言ってる意味がわからないってば!」

アルテミスはそう言ってむくれる

「出る杭は打たれるって言いたいんやろ?」

ジャルデウは寝転がったままそう焔に言う

「ビンゴ!」

焔はジャルデウにそう言って親指を突き立てる
アルテミスは眉間にしわを寄せて焔とジャルデウを交互に見る

「つまり…彼女なら平気だろうし…アンテクラ出ても落ち着きさえすればなんとかなる…だけどどうよ彼女がカイヌ山頂で平気で狩りまわってたらどうよ?」

焔はそうアルテミスに言う

「なるほど…目立つね…」

アルテミスはそう答える

「だろ?それに…もしも、万が一にも暴走しちまったらどうする?」

焔はそう言って煙を天井に向かって吐き出す

「あそこは人が集まりやすいしね…これからは狩り場選びはキモになるね」

ジャルデウはそう言って寝返りを打つ

「まぁ…なるべく面倒見てやるようにはするけどね」

焔はそう言ってタバコの火を消す


『アジト建設現場』

アイナと白狐はアジトの建設現場にやって来た

「えっと…パンクスさんは…うわ!もう出来てるのかな…すごーい♪」

アイナはそう言いながらアジトを見上げる

「楽しみです♪」

白狐もそう言う

「おお…ようきたねぇあとちょっとで出来るけぇもうちっと待っとてよ」

アイナと白狐にパンクスが気付き作業の手を休めてそう言う

「あ!パンクスさんこんにちは♪」

アイナはそう言って頭を下げる
白狐も横で頭を下げる
それを見たパンクスも頭を下げる

「で…今日はどうしたの?」

パンクスはそうアイナに聞く

「そだ…焔さんから預かり物を…」

そう言って預かった包みをパンクスに渡す

「わしなんか頼んだかのぉ…」

パンクスは包みを受け取って首をかしげる
そしておもむろに包みを開く
アイナと白狐も中身が気になったのか…じっと見つめる
そして中身の一部が見えかけた時にパンクスの動きが止まる
アイナと白狐は顔を見合わせる

「こ、これはぁ!…幻の…」

パンクスはそう叫び声を上げる
作業をしていた人達の手も思わず止まる

「カレーグミじゃぁぁぁあああ!」

パンクスは涙を流しながら嬉しそうに包みの中身を頭上に掲げてそう叫ぶ
それを聞いた作業者の中には足に釘を打ちつける者、材木を落下させる者…果ては屋根から落ちる者すらいた

「Σ(´ロ`;)」

アイナと白狐は思わず口をあけたまま動きが止まる

「ほぉじゃ…お駄賃に1つづつあげるけぇねぇ^^」

パンクスはそうアイナと白狐に言う
アイナと白狐は無言で首を横に振る

「いらんの?」

パンクスはアイナと白狐にそう聞く
アイナと白狐は何度も首を縦に振る

「そうか…もったいないのぉ…まぁ焔にはヨロシク伝えてよ」

パンクスがそうアイナと白狐に言う
アイナと白狐はペコリと頭を下げてその場を後にする
今の出来事に触れる事もなく2人は来た道を戻る

「あ…ついでだから私は倉庫に寄っていくね♪」

倉庫前にさしかかった時…アイナはそう白狐に言う

「じゃあ…僕は先に戻るです^^」

白狐はそう言ってアイナに手を振りホテルに向かって歩き出す
アイナは白狐を見送って倉庫の前にいるイートンに話しかける
アイナがイートンと話してる時に近くで会話する冒険者の声が飛び込んでくる

「おお…カーラじゃんまた拾ったのかよ」

「今朝な!」

「どこ?やっぱカイヌ?」

「そそ♪カイヌw」

「ホント良く出るよな…」

「だね」

(「カーラ?…カイヌ?」)

アイナは思わず動きが止まる

「で…POTはいくつ出してくればいいかな?」

イートンは動きの止まったアイナにそう聞く

「え?…あぁ…5つで…」

アイナはそうイートンに答える

「5つ?5つでいいのか?」

イートンはそうアイナに聞き返す
アイナはしばらくしたしてから無言でうなずく
イートンは首を傾げつつアイナにPOTを1つ手渡す

「やっぱ今回も山頂?」

「うん…スリィーン狩ってたらポロってねw」

「俺もこの前スリィーンだね」

「途中でも出るけど…山頂付近のスリーンは良く出すね♪」

(「山頂付近のスリィーン…サソリさんか…」)

「で…ゲスクはどうする?」

イートンはアイナにそう聞く

「え?…うーん…いいや」

アイナはイートンにそう答える

「ふむ…じゃあ…以上だね」

イートンはアイナにそう言う
アイナはイートンに頭を下げる

「こんだけ出るなら…明日も行くかなw」

「じゃあ俺も明日は付き合うかなw」

「OKw」

(「そんなに出るのか…行っていいって言われてないけど…ちょっとだけなら…いいよね…」)

アイナはそう心の中でつぶやき…ホテルではなくゲートに向かう


『ホテル・ラピス』

「ただいまです♪」

そう言って元気良く白狐が扉を開ける

「Σ(´ロ`;)」

部屋の絵が出ている看板を見ていたカップルがそそくさと入違いに出て行く

「惜しかったね…せっかくアルに寄り添ってカップルのフリしとったのにw」

ジャルデウがそう言う

「ちょっと!触りすぎ!」

アルテミスがそう言ってジャルデウを突き放す

「こりゃ本気で商売にならんなw」

焔は苦笑いでそうつぶやく

「あれ?アイナちゃんは?」

アルテミスは1人で帰ってきた白狐にそう聞く

「えっと…倉庫に寄ってるです♪」

白狐はアルテミスにそう答える

「そっか…」

アルテミスはそうつぶやくように返事をする


『倉庫前』

「ふぅ…さすがに寝不足だとこたえるな…」

悲魔がそうつぶやく

「うむ…」

藁人形はうなずいて返事をする

「倉庫の在庫は…こんなもんでいいかな」

悲魔はリストを藁人形に見せる

「だね…しいて言えば…ソウルストーンと忘却がちと少ないかのぉ」

藁人形はそうつぶやく

「まぁ…もう少しで持ち回りが回ってくるしねその時にでも稼ごう」

悲魔がそう答える

「しかし…次回の持ち回りはハードじゃねぇ?」

藁人形がそう悲魔に言う

「メンバーか…確かにこのままだとヤバいな…」

悲魔はそう言ってため息をつく
藁人形も横でため息をつく

「そろそろ戻るか…」

藁人形がそう言い出した時

「そう言えば…さっきのお穣ちゃん変だったけど大丈夫か?」

イートンがそう声をかけてくる

「お穣ちゃん?」

悲魔がそうイートンに聞き返す

「この前まで包丁使ってた…カーラのお穣ちゃんさ」

イートンがそう言う

「アイナ嬢がどうかしたのか?」

藁人形がイートンに聞く

「ボーっとしてるっていうか…上の空っていうか…」

イートンがそう答える

「それはいつもだろw」

藁人形がそう言って笑いながらイートンの背中を叩く
そして2人はホテルに向かって歩き出した

「ならいいが…な」

イートンはそうつぶやく


『カイヌゥス』

「もうちょっとで日が暮れちゃうな…」

アイナは空を見上げてそうつぶやく

「でも…ゲスク使えばすぐに戻れるもんね^^」

アイナはそう言って深呼吸するとカイヌ山頂に向けて走り出した


…『To Be Continued♪』





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Last updated  2007/02/10 02:27:29 AM
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