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2007/03/10
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~


アイナと悲魔…そしてシャララはシティステラの倉庫前に戻ってきた

「どうだった?なんとなくくらいはわかったかな?」

悲魔はアイナにそう聞いた
アイナは首をかしげて苦笑いを浮べる

「まぁ…いきなりできるものでもないからね…」

そう悲魔が言いかけた時

「マスター…彼女なら大丈夫です。まだイメージが固まっていないだけで…バインドもバーストも…そしていずれはウェイルも使いこなせるはずです」



「シャララがそう言うなら…間違いないか…」

悲魔はつぶやくように言う

「ええ、今まで出会った誰よりも…素質があります」
(そう…嫉妬してしまいそうになるくらい…)

シャララはそう言ってアイナに微笑む

「アイナさん良かったね…彼女が言うなら自信を持っていいよ」

悲魔もそう言うとアイナに微笑む
アイナは2人にそう言われて照れくさいのか…思わず下を向く

「それじゃ…シャララ今日はありがとう」

悲魔はそう言ってシャララの頭を撫でる
シャララは悲魔に笑顔を返す



アイナはシャララに深々と頭を下げてお礼を言う

「これで終わりではありません…ここから全てが始まります。アイナ様もがんばってくださいね」

シャララはそうアイナに言う
悲魔とアイナが倉庫を後にしようとした時…シャララがアイナを呼び止める

「大事な事を忘れてました」


アイナは首をかしげる
そしてシャララはポケットから何かを取り出してアイナのおでこに押し付ける

「たいへんよく出来ました♪」

シャララはそう言ってアイナに微笑んで手を振る
アイナは何が起こったかわからずに眉間にシワを寄せて悲魔の方を見る
悲魔はアイナのおでこを見て思わず吹きだして笑う
アイナのおでこには『たいへんよくできました』のスタンプが押されていた
しかし…アイナは見る事ができず…いまだに自分の状況を理解していないようだった

『ファン城』

「つまり…俺とタロはサンツスミコで待機していて…ニライ殿が連れてきた人形から力を奪う…ってわけね?」

クラッシュがそうニライに確認するように聞く
ニライは腕組みをして何度もうなずく

「でも…どうやって連れてくるの?タロさんはともかく…ニライさんはクラッシュさんと面識は無いはずだし…うまくいくのかな?」

モネは心配そうにそう言う

「ぬはははは!…問題はなーーーーい!…言ってダメならこの万能タイガー袋を使うまでよ!」

ニライはそう言って自信ありげに特大の麻袋を懐から取り出す

「それって…ようは無理やり連れてくるって事か…」

タロは苦笑いでそう言う

「無理やりではなーーーい!高等な政治的交渉であーーーる!」

ニライは拳を突き立て胸を張ってそう叫ぶように言う

「政治的交渉ね…なんか人形とは言え同情したくなるな」

クラッシュはそう言ってため息をつく
タロも同感なのか横でうなずく


『シティス=テラ』

流星は港の木箱の陰に身を潜めるように座る

「思ったより…見つからねぇなぁ…もうちっと簡単にいくと思ったんだけどな…」

そうため息混じりにつぶやく

「マスター…言っちゃ悪いが…甘すぎるだろ」

装備したカーラがそう言う

「残金は…げっ…ほとんど無いじゃん…」

流星はお金の入った袋を覗き込んでそう言う

「そりゃああんだけ初日から連日大豪遊すりゃ金もなくなるだろ…自業自得だな」

カーラは流星に冷たくそう言う

「偉そうに…宵越しの金を持たねえのが…武人のたしなみってやつだよ!」

流星はカーラにそう言う
同時に腹の虫が切なそうな声を上げる

「アジトに行けば食い物にはありつけるが…今回の仕事に奴等は巻き込みたくねぇからな…」

流星はそう言ってお金の入った袋を懐にしまう

「切ねぇなぁ…」

流星はそう言って星空を見上げる


『ホテル・ラピス』

シャララと別れた悲魔とアイナは
ホテル・ラピスに戻ってきた

「お…どうだった?…プッ」

2人を見た焔がカウンター越しにそう声をかけ…同時にアイナのおでこを見て笑う
アイナは怪訝そうな顔をして自分のおでこを気にする

「うん…なんとなくわかった…気がする」

アイナは苦笑いでそう答える

「なにが?」

ソファーで寝転がるジャルデウが起き上がってそう聞く…そしてジャルデウもアイナのおでこを見て笑う

「アイナさんの魔法をね…うちのシャララにみてもらってたの」

悲魔がそう答える

「バインドは徐々に必要になるからね」

焔がそう言いながらアイナに手鏡を渡す
ジャルデウはうなずいてまたソファーに寝転がる…そして密かに笑う

「Σ(´ロ`;)」

アイナは鏡に映った自分のおでこを見て唖然とする
全員がアイナの反応を見て笑う
アイナはむくれて3人を見返す
そしてしばらく手鏡とにらめっこをしていたアイナが

「相手を捕らえる物って何があるんだろ…」

そうつぶやくようにポツリと言う

「なるほど…そこに悩んでてあんな意味不明な物がでてきたのか」

悲魔は苦笑いでそう言う

「うん…シャララさんのがカッコよくてね…マネをしたんだけどダメだったの」

アイナはしょぼくれてそう言う

「最初は…シャララのを見る前はどうだったの?」

悲魔はそうアイナに聞く
アイナは鋭い目付きで焔を睨みつける

「な、なんだよ…俺、何かした?」

焔はそう言って悲魔やジャルデウを見る

「スルメ…か」

悲魔は手をポンと叩いてそう答える
アイナは下をうつむく

「ちょwwwww見てみてーww」

ジャルデウはそう言ってソファーから飛び起きて大笑いする
アイナはほっぺたを膨らましてジャルデウを睨む

「まぁまぁ」

悲魔さんはアイナをそう言ってなだめる

「でも…」

アイナはそう言ってまたうつむく

「シャララから聞いたと思うけど…アレは敵の動きを止める事が目的で姿形はどうでもいいんだよ…出来るだけでまずは合格」

悲魔はそう言ってアイナの頭を撫でつつアイナのおでこを見る

「それにカーラ使いのアイナさんにとっては今すぐ必要じゃないし…ゆっくりでええんちゃう?」

ジャルデウはそう付け加えるように言う

「俺的には…スルメは場が和んでいいと思うけどなぁ」

焔はそう言って笑う

「どうせだったら縄だろ…こう…なんていうかエロチックに縛り上げるとかw」

ジャルデウはジェスチャーしながらそう言う

「それはどうかと思うが…とにかくジャルさんの言う通り…慌てる事は無いからまずは確実に成功させるように練習だね」

悲魔はそうアイナに言う
ジャルデウと焔もうなずいて返事をする

「せや…今度の順番が回ってきたら久しぶりに煉獄ツアーやるん?」

ジャルデウが悲魔にそう聞く

「やるよ、アイナさんと白狐ちゃんにはシュレを見せておきたいからね」

悲魔はそうジャルデウに答える

「煉獄?シュレ?」

アイナは首をかしげてそう聞く

「ケタースの奥に煉獄っていう場所があってね…そこを見張るのが当番ギルドの役目なの…で、そこにシュレーダーっていうのが出るんだけど…もしも現われたらそれを討伐するのも当番ギルドの役目」

悲魔はアイナにそう説明する
アイナはうなずいて返事をする

「ただいま~♪」

そう言ってアルテミスが帰ってくる

「お!スルメの主様のご帰還だw」

焔がそう言って笑う

「スルメ?」

アルテミスは意味が解らずそう言って首をかしげる
ジャルデウが今までの経緯を尾ひれをつけてアルテミスに説明する

「そっか…まぁ、何はともあれ…成功したって事はすごいじゃん♪…ってどうしたのそのおでこ^^;」

アルテミスはそう言ってアイナのおでこを見る

「ただいまです♪」
「ただいま」

そこに藁人形と白狐が帰ってくる
2人はすぐにアイナのおでこに目が行く
藁人形は見なかった事にするように目をそらす

「うわぁ…アイナさんいいな…僕もがんばったから押して欲しいです♪」

白狐はアイナのおでこに押されたスタンプを見てうらやましそうにそう言う

「うらやましがる奴もいるのか…」

焔はそうつぶやくように言う
アルテミスや悲魔は苦笑いを浮べる

「藁さん白狐ちゃんはどう?」

悲魔は藁人形にそう聞く

「うむ…もうそろそろケタース卒業ってとこかな」

藁人形はそう答える

「今も話をしていたんだけど…次うちに順番が来たらどこかで煉獄ツアーをやろうかと…」

悲魔がそう言う

「まぁ…俺たちが付いていれば問題はないが…やっぱり支援が欲しいとこだな」

藁人形は腕組みをしてそう言う

「だな…ツアーもそうだが…このままじゃ当番すら危ういんじゃねぇの?」

焔もカウンターにもたれてそう言う

「痛いとこだね」

悲魔はため息混じりにそう言う

「いっその事…新しいメンバーでも勧誘したら?」

アルテミスがビールを飲みながらそう言う

「そう簡単に無所属の奴が転がってるとは思えんがなぁ」

ジャルデウがソファーから起き上がってそう言う

「うちは良く言えば個性派ぞろい…悪く言ったらゴロツキやヤクザの集まりみたいなもんだからね…統率が取れなくて困るよ」

悲魔は真剣にそう言ってソファーに座り込む

「Σ(´ロ`;)…ゴロツキ?」
「Σ(´ロ`;)…ヤクザ?」

悲魔を除いた全員が一斉に焔を見る

「ちょい!何で俺を見る!…それに俺はSSDじゃねぇし!」

焔が視線を向けられてそう叫ぶ

「新しいメンバーの勧誘って線も考えておくか…」

悲魔はそう言って天井を見上げる
その後しばらく雑談した後それぞれの部屋に別れて行った

そして…深夜SSDのメンバーが寝静まった頃…
ロビーに焔とハイネそして音速丸が集まっていた

「で…今度は何をするん?」

音速丸がそう焔に聞く

「そだな…まずはハイネ…お前は俺がチャクラで出会ったマドリって女を探してマークしてもらう」

焔がハイネにそう言った

「え?…それって反政府の人間でしょ?まずいんじゃないのかなぁそんなのに関わったら」

ハイネはそう焔に言う

「別に仲間になるわけじゃなし…関係ないさねw…それに、俺はこの世界にちょっと違和感を感じててね…まぁ俺の感が面白そうだ!って言ってんだよww」

焔はそう笑いながら答える

「で…俺は?」

音速丸がそう焔に聞く

「お前と俺は…こいつさ!」

焔はそう言って音速丸にスコップを投げ渡す

「なんだコレ?」

音速丸は投げ渡されたスコップを見てそう言う

「スコップ…知らんの?」

焔はタバコに火をつけながらそう音速丸に言う

「それは解るわ!…コレで何をするんだって意味だよ!」

音速丸は思わず声を荒げてそう言う
焔とハイネが口に人差し指を当てて音速丸に「静かに!」とジェスチャーを送る
音速丸は両手で「解った!」とジェスチャーで返す

「スコップですることって言えば…なんだ?」

焔はタバコを音速丸に差し出しつつそう聞く

「穴を掘る…だろ?」

音速丸はそう答える

「俺とお前はこいつで…この下を掘るんだよww」

焔はそう言ってスコップを床に突き立てる


…『To Be Continued♪』





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Last updated  2007/03/10 08:28:56 AM
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