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おっさんはカツカレーが大好きである。ふらりと入った街のカレーショップ、おっさん達はよっぽど腹具合がパラグアイでウルグアイでないかぎり、ほぼほぼカツカレーを注文する。もっとも腹具合の悪いヤツは、はなからカレーショップなんぞに入らないだろうとの意見もあるが、世の中は広いのだ、腹具合が悪い時こそカツカレーで気合いを入れるというツワモノだって、いるとかいないとか、イルカとかトナカイだとか言う話なので、結局のところカレーショップに入ったおっさんは、ほぼほぼカツカレーを注文すると考えて問題はなく、万が一注文しないヤツがいたとしてもそれは誤差の範疇である。ところでおっさんたちはまた、カツ丼も大好物である。ふらりと入った街の蕎麦屋、ザル蕎麦でも流し込もうかと思ったけれど、メニューの中にカツ丼の文字を見つけるともういけない。蕎麦とセットのミニカツ丼もあるようだったが、成人男性が小振りのカツ丼で満足などできようはずもなく、とにかく純然たるカツ丼をよこせ!蕎麦とセットにするなら逆に蕎麦の方こそミニにしろ!と雄叫びにも近い声を上げて男は高らかにカツ丼を注文し、少し落ち着いてあとは割り箸入れで箸置きでも作りながら、ただただカツ丼を待ちわびるワケだ。えーこれを踏まえましてね、ここにパーコー麺という料理がある。ご存じない方もいらっしゃるかと思うので簡単に説明いたしますと、いわゆるカツが上に乗っかったラーメンです。で、ご存知の通り男たちは何者かにカツが乗っかった食べ物に狂喜乱舞するものなので、本来なら洋のカツカレー、和のカツ丼に並んでこのパーコー麺、中華部門代表としてもう少し認知されていてもバチは当たらないはずなのだが、いかんせん不思議なくらいに知名度が低い。ただしコンセプトは悪くないのだ、なにせあのラーメンの上にカツが乗っているのだから。僕も幾度か食べたけど、そう食べたけど、うん食べた食べた、でも食べたのは決まってファミレスかカラオケボックスだった。不思議とこのパーコー麺、中華料理店では見かけも食べもした覚えがないのだ。ただもし中華料理店のメニューにこやつが並んでいたとしても、はたして注文するだろうか?いやしまい、中華料理のメニューに紛れてしまえばパーコー麺はたちまち輝きを失う。こやつはファミレスやカラオケボックスの雄一の麺類メニューだからこそ僕たちは手を出すのだ。食べりゃ美味いのだけれどな、結局中華の土俵には猛者が多いということなのか。まあ気を落とさず、地道に地位向上に励ん欲しいと、いちファンとしてパーコー麺にエールを送る、今日はっそんな感じの雷蔵の日記でありました、負けるな、くさるな、パーコー麺!
2018.10.31
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単車で長旅をするならば、もちろん荷物は増えてくる。しかし長旅をするような連中は、たいていの場合猛者であるから、必要そうだけど、どっちかな、いるかな?いらないかな?なんてモノははなから排除しており、その荷物は山積みのようでいて、その個々が旅するうえで限界ぎりぎりに絞り込んでいる。そして、その絞り込んだ荷物の一つ一つを、これまたパズルのピースのようにそれぞれの流儀によってハメ込み完成させてゆく。もちろん年期によってその完成度に開きはあるものの、すくなくとも日本二輪車パッキング検定なんてのがあったなら、彼らならほぼほぼ3級くらいは受かるはずなのだ。ただし、もちろん受からない人たちもいらっしゃる。僕もずいぶん単車でウロウロしてきたので、その間にお会いした中には、長旅だけどパッキングなんてどうでもいい、いりそうなものは全部持って走っちゃうんだもんねワシ、って人たちは確かにいた。ただこの人たちはたいていの場合比較的高齢で、単車にはそんな慣れていないんだけど、定年になってやることもないので思いつきでふらっと旅立っちゃいましたて方々だ。決まってカブあたりに乗っていた。で、とりあえず、分かったようなウンチクをしつこくたれやがって、オマエはいったい何が言いたいんだと申しますとね、ほら例の、話題の逃走犯の、最近よく目にする自転車の荷台がね、テレビに映るたび気になっていたって話でして。だってどう見てもあれ、日本一周やってるヤツの荷物じゃないんだもん。単車いわんや自転車ならば、なおさら不要なものは絶対持たないものなのね。しかもあの寄せ集め感が満載の荷物。クーラーボックスなんてのも見えたけど、オートキャンプじゃないってのよ。とにかく万引きで捕まってヨカッタけれど、見る人が見ればもっと早くにその荷物で日本一周「ダウト」と言われてた気がいたしました。ま、そういうというところで、今日はおしまい。 今日の一曲 Hump Back 『 星丘公園 』
2018.10.08
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便利なものが好きじゃない。とにかく世の中が便利な方向へ進もうとしている昨今に、ややヘキエキとしている。中でも特に許せないがほら、あのテレビコマシャールでやってる、嫁さんの誕生日とか、旅行の準備とかを、筒状の機械に口頭で命令してとりあえず片づけちゃう父子というか、イケてる家族だんらんを装ったやつ。頼るな!そこは気持ちを込めて自ら動け!と言いたいのね。でもまあ僕だって、誰やらが開発した便利この上ないAi野郎を全否定するつもりはない。ないけどその場合百歩譲って、とりあえずその呼び名をね、「アレクサ」だか「シリー」だか知らないけれど、そのフヌケた呼び名をね、せめて「マジンガー」くらいにしましょうよと言いたいのだ。すると人びとはやれ掃除機を動かせ!とかクラッカーを注文しろ!なんてショボイ依頼は出しづらくなるでしょ。そして人びとは自ら動き出し、それでも大変な局面にぶち当たった時だけに、もう八方手を尽くして、それでもダメで、ここはもう彼に頼むしかないって場面でのみ、その円筒の機械に対峙してこうべを垂れ、誠心誠意気持ちを込めて依頼する。「マジンガー、地球を守って!」かくして、依頼を聴き終えた仮名マジンガーが、どう考え、どのような結論に達し、どうやって巨大化するかは知らないが、無事地球の危機は去ると、それならまあ、ヤツの存在を必要と考えてもいいかなと思う僕なのであった。あとどうしても「マジンガー」が気に入らない方には、代替え案として「ケンシロー」もしくは「マグマ大使」を推挙しておきます。話を戻そう。ただしかし、僕がどうあがいたところで、秘密結社便利な世の中推進協議会は、着々と大阪南部にも支部を作り、ティッシュを配り、地域の集まりに顔を出しては人々を取り込んでいると云う。そんな協議会の活動の、とりあえず僕にとっての第一の弊害と言えばアレだ、僕の、愛すべきパカパカ携帯を、何があってもスマホに交換させろ!交換せねば命はない!という勢いで責めてくる、某社、というか世の中の空気、もしくは人々の嘲笑、あれは何なの?不要だと言い続けているのに、いや実際の話、不要というレベルじゃなく嫌悪しているのよ、それなのに、まるでガラパゴスの陸ガメでも見るような眼で・・・便利だ、便利だ、これからの世の中スマホは生活と切っては切り離せないものになったんですョご主人さん!ってアホか!勝手に踊らされとけバカ者ども!こちとらスマホ買うくらいなら、信楽焼のたぬきでも買って背中にせたろうてこの先生きて行くわい!ほっとけての・・・すみません、年甲斐もなく感情的になりました。ただまあ、このご時世でもいまだ、ナビもETCつけずに車も走らせておりますし、ま、そんな不器用な男なもんで、そこんとご理解いただきたく、よろしく哀愁。
2018.10.03
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