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2019.07.14
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香蜜沉沉烬如霜  Ashes of Love
第29話「洞庭湖への誘い」



蛇仙・彦佑(ゲンユウ)は熠王(ユウオウ)・旭鳳(キョクホウ)の席上に滅霊箭(メツレイセン)を仕掛けたが、不思議と落ちる様子はなかった。
これが天意だと悟った彦佑は養母である恩主を思いとどまらせようと決意、洞庭湖(ゴウテイコ)に戻る。
すると鯉児(リジ)がまた恩主から叱られて泣いていた。

彦佑は鯉になるよう強要されている泥鰌(ドジョウ)の精霊に心を痛め、ともかく外へ出した。
そこで滅霊箭をまだ手に入れていないと報告し、旭鳳に罪はなく、これも全て天意だと訴える。
しかし恩主は激怒し、天后の息子なら代償を払う運命だと言い放った。
「あの母親に子を失う辛さを味わわせる!そなたに無理なら私が手を下すまで!」

すると恩主は急に優しくなって彦佑を信じると言いいながら、裏切れば容赦しないと脅す。
彦佑はかつて自分を可愛がってくれた優しい養母の姿を思い出しながら、復讐にとらわれた恩主を救わねばならないと決意した。

南平(ナンペイ)侯府では婚約を破棄された穂禾(スイカ)が荒れていた。
しかし南平侯はなぜ娘が熠王に撲哧君(ボクセキクン)との婚姻を願い出たのか分からない。
ともかく娘を傷つけた熠王を許すことができず、凉虢(リョウカク)に密書を送った。
一方、錦覓(キンベキ)を訪ねた熠王は、羌活(キョウカツ)に聖女なら昼寝中だと追い返されてしまう。
熠王は錦覓が怒っていると思ったが、錦覓は本当に眠っていた。

滅霊箭(メツレツセン)と霊火珠(レイカシュ)の関係を調べるため下界に降りた潤玉(ジュンギョク)。
錦覓の様子を見に来たが、よく眠っているので部屋を出た。
すると中庭にはたくさんの灯籠が飾られている。
「この鳳凰灯は火神殿下が錦覓のために自ら作ったんですよ…」


潤玉は滅霊箭を持っていた彦佑と霊火珠を持っていた鼠仙(ソセン)の関係を疑った。
すると彦佑は答えを知りたければ自分と一緒に来て欲しいと頼み、洞庭湖に案内する。
「答えはこの洞庭湖の底にあります」
潤玉は湖を眺めながらどこか懐かしいと感じた。
しかし同時になぜか怖い。

彦佑は気が乗らないなら強要はしないと言った。
「急は要しませんが、先延ばしにもできなませぬ
 決心できたら行きましょう、求める答えがあります」
そこで潤玉は水際に一歩踏み出したが、急に気分が悪くなって引き返してしまう。

天宮に戻った潤玉は幼い頃の記憶が断片的に戻っていた。
しかしひとりで過去に向き合う勇気がなく、鄺露(コウロ)に一緒に洞庭湖に行って欲しいと頼む。
こうして潤玉は翌朝、再び洞庭湖へやって来た。
「美しい場所ですね~なぜここへ?」
「私の過去が分かるやもしれぬのだ…」
ついに洞庭湖へ入った潤玉、その様子を天后の密偵が見ていた。

潤玉は湖の底へ近づくにつれ、ふいに辛い記憶がよみがえった。
…鯉児、来なさい!角を叩き切れば皆と同じ姿になる
…やだやだやだ!うわーっ!
やがて潤玉と鄺露は湖底にある雲夢澤(ウンムタク)に到着した。
しかし扁額を見た潤玉の脳裏には″笠澤(リュウタク)″という文字が浮かぶ。
…鯉児、皆の所へ行ってお前は龍ではなく鯉だと伝えるのだ
…さあ行って
すると雲夢澤の扉が開いて彦佑が現れた。
「やっと来ましたね」

彦佑は恩主に夜神が来たと報告した。
恩主は激しく動揺して逃げ場を探すが間に合わず、夜神が帳を開けて入って来てしまう。
すると潤玉はあの肖像画を見せ、2人で話したいと言った。

肖像画は恩主にそっくりだった。
この絵の女子は腕に霊火珠をはめているが、天界の至宝である霊火珠はこの世に2つしかない。
ひとつは婚儀の際に天帝が天后に贈ったもの、そしてもうひとつを贈られたこの絵の女子も天帝と深い関係にあることは明白だった。
さらに肖像画には「忽堕鮫珠紅簌簌 邂逅今朝不相離(龍魚は簌々と紅色の涙を流す 今朝 出会うも相い離れざらん)」という詩が詠まれている。
これは愛を誓う詩で、詩中には簌と離のふた文字と天帝がかつて使っていた称号″北辰君″の落款があった。

かつて尋問の時、鼠仙は簌離(ソクリ)という名を何度も出して天帝と天后を動揺させた。
簌離と天帝の関係は言わずもがな、しかし六界の人物を全て把握している潤玉でさえ″簌離″という名は記憶にない。
「幼少の頃の記憶と同様、全くないのです
 簌離仙女は私の幼少期と深い関わりがあるのでしょう
 何者かが私の記憶と共に簌離という人物も消し去ったのです…」
潤玉はもはや簌離が自分の生母だと確信していた。
天帝が龍族で火術を使うのに対し、自分は龍族でも水術を修練したのは生母が水族だからだ。
すると潤玉は袖をめくって腕輪を見せる。
詩中にある″鮫珠″とは人魚の涙のことだが、潤玉は幼い頃から肌身離さず鮫珠を付けていた。

思えば鼠仙は簌離の復讐を果たすかのように死を望んだ。
しかし天后と鳥族の癒着を暴いたものの鳥族への脅威にはならず、天后も鼠仙を犠牲に罪を逃れてしまう。
潤玉は事の発端を探るとある結論に達した。
「簌離仙女は生存している、そして身を隠して力を蓄えている
 次々と策を講じ、天后を脅かし続けているのです」

簌離は聡明な潤玉を見て、息子が立派な大人になったと実感した。
しかし今の話は夜神のただの推測に過ぎないと突っぱね、江澤が大火事になった時に潤玉の母は死んだと嘘をつく。
潤玉は思い続けてきた生母に拒まれ、深く落胆した。
「私の思いが強過ぎたのか、母上が無情なのか…」
簌離はもちろん愛していると心の中で叫んだが、もう後戻りはできない。
「…遠い過去のことです、なぜ執着されるのですか?」
そこで潤玉は拭い去ることのできない傷痕を見せた。
「母上が私の鱗を剥いだ痕です、他の鱗は再生しましたがここだけは逆鱗に…
 一生、傷が残り、痛み続けるのです
 龍の逆鱗に触れるなと皆は言います
 分かりませぬ、どんな敵や恨みを持てば我が子にこんなむごい仕打ちができるのか」
簌離は居たたまれなくなり、潤玉にここから出て行けと叫んだ。
仕方なく潤玉は最後に産んでくれた恩を返すため、その場にひざまずいて拝礼する。
簌離は取り乱して母ではないと否定したが、潤玉は我関せず2拝して帳から出た。
「鯉児!」
簌離は思わず息子を呼び止めたが、潤玉が振り返ることはなかった。


雲夢澤から潤玉が出て来た。
鄺露は放心状態のまま黙々と歩いて行く夜神の後に続いたが、ふと潤玉が流した涙が頰に当たる。
母子の間に一体、何があったのか。
雲夢澤からはいつまでも簌離の心痛な叫び声が聞こえていた。
「鯉児!私の鯉児!」

つづく


(  ̄꒳ ̄)話長っw





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最終更新日  2019.07.14 10:21:45
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