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2022.03.25
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第58話「王妃の消息」

王儇(オウケン)はその夜、偶然にも中原人の捕虜たちの牢屋にいる龐癸(ホウキ)と再会した。
すると驚いたことに捕虜の中に小禾(ショウカ)と沁之(シンシ)兄妹がいる。
実は賀蘭箴(ガランシン)が兄妹を人質として連れ去り、助けようとした蕭綦(ショウキ)たちが総攻撃に遭っていた。
「小禾、大王を見た?!」
「はい、しかし私と妹を助ける前に…(はっ!)」
小禾は思わず口ごもったが、まだ幼い沁之が素直に伝えてしまう。
「あの時、大王叔叔は崖でたくさんの人に囲まれていたの…」

結局、兄妹は賀蘭箴に連行され、大王は殺されたという。
驚いた捕虜たちは一斉にひざまずき、お悔やみを申し上げた。
「立って…」
王儇は絞り出すように声を出したが、あまりの衝撃に耐えられず、その場から走り去ってしまう。



一方、皇都に戻った王藺(オウリン)は王夙(オウシュク)の手筈で密かに慈安(ジアン)寺に身を隠した。
王安(オウアン)は死んだと思っていた主と感動の再会を果たしたが、まさかこんな狭い部屋に閉じ込められているとは思いもせず、涙に暮れる。
「人の心には天下があり、垣根には縛られぬ…」
王藺はここで小皇子・馬静(バセイ)を育てると決めた。
その時、門が開く音がする。
王夙は階下へ様子を見に行くと、静慈師太が弟子を連れて掃除に来ていた。
「ここは生前、長公主が丹念に拭き掃除をされた部屋でございます

「お気持ちは感謝しますが静かに暮らしたいのです、誰にも邪魔されたくありません
 掃除なら私がしましょう」
静慈師太は孝行な江夏王に任せると言って引き上げたが、上階に誰かいると薄々、勘づいていた。

皇帝・馬子澹(バシタン)は朝議に復帰したが上の空だった。
すると丞相・温宗慎(オンシュウシン)が東方と北方の民が反乱を起こし、西北でも動きがあると報告、兵が足りないので増援部隊を送るよう上奏する。

結局、誰も名乗りを上げず、温宗慎は仕方なく衛(エイ)氏の息子・勘(カン)を推薦する。
皇帝はまるで興味がなさそうに了承すると、面倒臭そうに退朝した。

宋懐恩は王夙になぜ止めたのか聞いた。
すると王夙は勇敢に戦った豫章王の末路を見れば分かるという。
「待て、今は待つのだ」
実は推薦された衛氏の息子なら王夙もよく知っていた。
確かに兵書を熟読しているかもしれないが、机上の空論で勝てるほど実践は甘くない。
恐らく代わりに派遣できる者がおらず朝廷は慌てふためくはずだ。
「手を上げるのはその時に…」
一方、衛侯は丞相を呼び止めていた。
実は豫章王亡き今、宋懐恩に人気が集まり、当時の蕭綦と同等の威信を持っているようだという。
しかし蕭綦と違って宋懐恩は役人との交流を好み、屋敷も豪華に飾り立てていた。
衛侯は丞相も見に行ってはどうかと勧めたが、温宗慎は見たところでどうにもならないという。
「おいおい考えるとしよう」

貴妃に封じられた蘇錦児(ソキンジ)は皇帝唯一の妃だったが、子澹は一度も錦繍宮に現れなかった。
「陛下がお越しにならないなら、私が行くしかないわね…」
痺れを切らした錦児は差し入れを持って式乾殿を訪ねた。
子澹はまだ政務中だったが、いずれにせよ貴妃にも蓮の実の吸い物にも興味はない。
そこで錦児は子澹のそばへ行く口実に少しばかり墨を擦り、早々に帰ることにした。
すると子澹は錦児の残り香に気づいてふと引き止める。
「(クンクン…)そなたの身体から蘇合香(ソゴウコウ)の香りがする…」
「(ニヤリ…)私は王妃と共に育って来ました、王妃の好みに影響されて…」
錦児はかつて謝宛如(シャエンジョ)の企みで使った方法を利用し、再び子澹の寝屋に潜り込むことに成功した。

王儇は愛する蕭綦を失い途方に暮れた。
まさかその頃、蕭綦が自分を探しながらライオ◯キングになっているとも知らず…。



翌朝、凌春(リョウシュン)が嬉しそうに式乾殿に駆けつけた。
「陛下!豫章王妃は生きています!」
実は豫章王を捜索中の兵から急報が舞い込み、賀蘭箴が忽蘭(クラン)に連れて行った女人が王妃にうり二つで、豫章王妃に間違いないと噂になっているという。
思わず寝所の帳から飛び出した子澹だったが、ふと錦児の話と違うことに気づいた。
錦児は咄嗟に崖から身を投げながらも王妃が助かったと喜び、何にせよ良い知らせだと満面の笑みを浮かべる。
「…ああ、その通りだ」
すると子澹は急に冷たくなり、そのまま出て行ってしまう。



王藺も王夙から阿嫵の消息を聞いていた。
子澹が大成をくまなく探しても見つからなかったはず、どうやら阿嫵が自死したというのは錦児の嘘だったのだろう。
「錦児は幼い頃より家族同然ながら、阿嫵を救う手をお前と相談することもなく子澹を訪ねた
 計略があったのだろう…」
「…蘇貴妃を甘く見ていました」
錦児の裏切りに唖然とする王夙、しかし宋懐恩の方は自分たちの役に立ちそうだと報告した。
喜んだ王藺は懐恩が望むものを満足いくまで与えるよう助言し、懐恩が豫章王を超えたと考えるようになれば蕭綦への依存から脱却できるという。
すると王安がやって来た。
皇帝が王夙を呼んでいるという。
そこで王藺は子澹が阿嫵を救出するために忽蘭へ行けと命じても応じるなと助言した。
阿嫵を連れ戻すためなら子澹はどんな犠牲も払うはず、そうなれば士族の不満が爆発する。
王藺はその責任を子澹1人に負わせ、この混乱を利用して王氏を再興しようと企んだ。
何より阿嫵には反逆者の妻という罪名があり帰京しても危険なだけ、賀蘭箴が阿嫵に心を寄せているなら今はかえって忽蘭にいる方が安全だという。

参内した王夙は回廊で偶然、蘇貴妃と出くわした。
王夙は貴妃に拝礼しようとしたが、それより先に錦児が丁重に挨拶する。
「貴妃に封じられたのですから一礼は結構です」
「…恐れ多いことです」
すると錦児は気まずそうに去って行った。

王夙は朝堂に入る前に宋懐恩を呼び止め、これから朝廷が大騒ぎになるが、自分に従って欲しいと釘を刺した。
「一体、何事ですか?」
「…屋敷で宴を開く、来てくれればその時に分かる」
すると王夙の言った通り朝廷は紛糾した。
子澹は朝議で上陽郡主が忽蘭で生きていると報告、江夏王を交渉に行かせ、拒まれば戦うと宣言する。
驚いた大臣たちは猛反発したが、子澹は阿嫵のためなら国などどうでも良いと言い放った。
「江夏王、そなたはどう考える?」
「…陛下、妹1人のために国を危険にさらすことはできません!
 朝廷では兄妹愛よりも国の利益が重要です!」
「江夏王っ!…余を失望させたな、妹を見捨てるとは兄の風上にも置けぬ!
 粛毅(シュクキ)伯…お前の妻と上陽郡主は姉妹同然、お前も豫章王に可愛がられた部下だ
 上陽郡主を助けるか?」
宋懐恩はすぐにでも助けに行きたい気持ちを必死に抑え、江夏王に追従した。
「上陽郡主と共に戦い、人となりをよく存じております
 …万が一、陛下の意向を知れば郡主は同意しないはず、どうかご再考くださいますよう」

大方の予想を裏切り王夙と懐恩まで戦に反対した。
孤立無縁となった子澹は激高し、自分独りでも阿嫵を救いに行くと決める。
「すでに心を決めた…退朝せよ」
陛下!なりませぬ!ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ<陛下!三思!

侍女から報告を聞いた錦児は恐れていた事態になり動揺した。
大臣たちは皇帝の書房の前で嘆願を始め、朝廷は大混乱だという。
「陛下、謁見が許されぬなら大臣らは死んでも動かぬと…」
「伝えて来い、3日後に出征する、死にたいなら望み通りにしてやるとな」
すると子澹は侍従に剣を投げた。

王藺は予想通りの展開に高笑いした。
しかしあの温宗慎がいるかぎり戦は起こらないだろう。
子澹が騒げば騒ぐほど無能さと幼稚さが露呈し、人心を失うだけだ。
すると王藺は王夙に懐恩を呼んでくるよう命じた。

その夜、王儇が珍しく賀蘭箴の天幕を訪ねた。
「民を大成に送り返してくれたら要求をのむわ」
「婚姻してくれるか」
「ええ…民を解放してくれるなら婚姻する」
喜んだ賀蘭箴は思わず王儇を抱きしめた。

王儇は早速、牢屋を訪ね、賀蘭箴が解放を約束したと教えた。
そこで龐癸に近いうちに民たちと発つよう告げる。

つづく





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最終更新日  2022.03.25 21:55:16
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