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2023.02.12
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第37話「逆賊の入城」

雲浅月(ウンセンゲツ)は進軍経路図を手に入れるため、三皇子・夜天逸(ヤテンイツ)の幕舎に洗濯した衣を届けにやって来た。
「三殿下、他にご用があればお申し付けください」
しかし酒を運んできた藍漪(ランイ)が容景(ヨウケイ)が来たことを伝える。
浅月は仕方なく下がることにしたが、三皇子は3人で旧友を温めようと厭味を言った。

浅月は殊勝なふりをして三皇子に酒を注ぎ、わざとこぼした。
怒った三皇子は浅月の腕をつかんだが、容景が助け舟を出す。
「三殿下、亡くなった四殿下も妻の命を救われ墓の下で感謝していることでしょう

すると三皇子は機嫌を直し、楽しそうに笑った。
浅月はこの機に新しい衣と着替えるよう勧め、三皇子は汚れた衣を脱いで無造作に机の上へ置く。
そこで浅月は衣を片付けながら、その下にあった進軍図を一緒に持ち出すことに成功した。

その夜、浅月は帝都に戻ると決め、天幕を出た。
すると突然、容楓(ヨウフウ)が現れ、脱出を手伝うという。
「口止めされていたが兄は潔白だ…2人に和解して欲しいんだ」
浅月は頑なだったが、容楓が見張り番の気を逸らしてくれたおかげで冷邵卓(レイショウタク)の馬車に隠れることができた。

雲浅月が軍営から消えた。
しかし三皇子は藍漪から報告を聞いても驚く様子がない。
実は浅月が進軍経路の話を盗み聞きしていると気づき、必ずや進軍図を欲しがると分かっていた。
そこであえて偽の進軍図を置いたという。

ただし何もしないのも不自然、三皇子は追っ手を出すと決めた。
「この戦…うまく進められそうだ♪」



軍営を出発した冷邵卓、するとしばらくして突然、何かが落ちる音がした。
驚いた冷邵卓は馬車を停めて降りてみると、驚いたことに皇后がいる。
「これは皇后娘娘…まさか王府に戻るおつもりですか?

その時、冷邵卓が浅月の落とした進軍図を拾った。
さらに浅月の捜索を任された容景と藍漪が兵士を連れてやって来るのが見える。
逃げ場を失った浅月は咄嗟に冷邵卓の手から進軍図を奪い取ると、一か八か崖から身を投げた。

崖から転がり落ちて意識を失った浅月、やがて目を覚ますと洞窟の中にいた。
しかし自分を助けてくれたのが容景だと気づき、重い身体を引きずって出て行ってしまう。
容景は付かず離れずついて行ったが、浅月がうっかり足を挫くのを見て駆け寄った。
「どこが痛む?」
「触らないで!」
そこで容景は自分に復讐したいならまず怪我を治せと鼓舞した。
浅月は言われなくても容景が地獄に落ちるのを見届けるまで生き抜いて見せるという。
愛する人から向けられる激しい敵意、それでも容景は自分もその日を待っていると強がった。
浅月は何も知らずに悠然としている容景に憎しみが込み上げ、ついに真実を明かしてしまう。
「…あなたはもう業火に焼かれている、気づかないのね?でももう私には関係ない
 知っている?あなたの息子は死んでしまったの」
「私の息子?…はっ!もしや…」
「そう、凌(リョウ)児のことよ…あなたに捨てられた後、身ごもっていると知ったわ
 逆賊の子供としてではなく堂々と生きてもらいたかった
 夜軽染(ヤケイセン)は私たちに立派な身分と温かい家をくれた
 軽染は凌児を我が子のように慈しみ思いやってくれたのに、あなたはどう?」
「…知らなかった」
容景はあまりの衝撃に胸が苦しくなり、その場で泣き崩れた。

浅月は容景を置き去りにして歩き始めた。
すると容景が引き留め、母子の苦しみを償うため浅月の剣で裁きを受けたいという。
浅月は容景の剣をつかむと、躊躇なくその胸を突き刺した。
「(グサッ!)これは私を捨てたこと(グサッ!)これは凌と爺爺(イェイェ)のため…
 そして最後は軽染のため…」
浅月は容景に止めを刺そうとしたが、その時、容楓が現れ、危ないところで浅月の剣を弾く。
「殺せば後悔するぞ!」
「…容景、これで償いが済んだとは思わないで
 かつての愛はもう枯れた、最後の剣は帝都に戻り、あなたと相まみえた時よ」



一方、玉洛瑤(ギョクラクヨウ)は反乱軍が通過したあとの悲惨な町の様子を目の当たりにしていた。
そこへ上官茗月(ジョウカンメイゲツ)が現れ、これが望みなのかと聞く。
玉閣主の苦しみや恨みも理解できるが、経験者だからこそ民の心に寄り添うことができるはずだ。
理由が何であれ戦が始まれば民が味わうのは地獄の苦しみ、再興という志があっても人殺しの罪人と何も変わらないという。
玉洛瑤は黙ってその場を離れたが、ようやく目が覚めたようだった。

浅月がぼろぼろになって雲王府に戻って来た。
南梁睿(ナンリョウエイ)と香荷(コウカ)が急いで駆けつけると、浅月は夜天逸と容景が帝都に侵攻して来ると伝える。
「これは進軍経路図よ…早く皆に知らせて」
一方、月岐(ゲツキ)にも三皇子から密報が届いていた。
…明日の辰の刻、城を攻める…
すると拓跋業成(タクバツギョウセイ)は漁夫の利を狙うため追従せず、天聖の内乱を待つことにする。
「夜天逸が城を陥したあと兵を入城させよ、それなら奴が裏切っても何の影響も受けずに済む」

浅月は進軍経路図をもとに南梁睿と綿密な計画を立てた。
三皇子の帝都侵攻は避けられないが、東西に展開する20万の兵を撃破することはできるだろう。
そこで各州の将軍に連絡し、反乱軍を食い止めてもらうことにした。

三皇子は容景たちと共に5万の兵を従え、帝都に到着した。
感慨深げに城門を見上げる三皇子、すると皇后の命を受けた陳柳(チンリュウ)が御林軍を率いて夜天逸を迎え撃つ。
しかし反乱軍は城門を爆破、激しい矢の雨が降り注ぐ中、帝都になだれ込んだ。

雲太后は国に殉じると覚悟し、新帝に即位した息子・天賜(テンシ)を軽暖(ケイダン)公主に預けて逃すことにした。
すると浅月が現れ、逃げるのではなく一時的に避難するだけだと説得、急いで脱出させることにする。
しかし時すでに遅く、反乱軍が帝都に入ったと報告が来た。
そこで浅月は夜軽染の秘密の隠れ部屋に叔母たちをかくまい、何があってもここから出ないよう念を押す。
「軽暖、軽染が天から守ってくれるわ…姑姑(グォグォ)、私は戻ります」



進軍図通り分散して進んだ反乱軍、しかし途中で容景の配下に裏切られ、気がつけば20万の大群が5千に減っていた。
城内で合流した将軍たちはようやく罠だと気づいたが手遅れ、南梁睿たちに撃破されてしまう。
そうとは知らず、三皇子は容景たちと金鑾(キンラン)殿に到着していた。
「ふっ…私がここに立つとは誰が予想したであろうか、だが必然だ」

金鑾殿の屋根の端には螭吻(チフン)の装飾があった。
螭吻は龍の8番目の子供、しかし兄弟で独りだけ生まれつき龍角がなかったという。
それはまるで五兄弟の中で唯一、父皇の愛を得られなかった自分の姿を見ているようだった。
三皇子は幼い頃、初めて螭吻を見た時、いつか自分が当主になったら螭吻に龍角を作らせようと考えたという。
「不思議なものだ、権力に対する男の渇望と情熱はこれほど取るに足らぬ事柄から始まっていたのだ」
すると容景は三皇子が皇位につけば、ようやく夜一族の玉座を巡る争いが終わると言った。

つづく










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最終更新日  2023.02.12 14:03:11
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