クルマ、バイク、鉄道模型など趣味で人生を楽しむ

クルマ、バイク、鉄道模型など趣味で人生を楽しむ

2024.02.09
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テーマ: 鉄道模型(720)
カテゴリ: 鉄道模型
現在のHO、Nゲージ複合レイアウトの特徴は次の通りです。

1.部屋が片流れの天井で高さが限られていることや今後の終活を考えて、木枠で組んで机の高さまで上げたような固定式にはせず、 半固定式のお座敷レイアウト にして作りたい シーナリーやストラクチャーはモジュール で部分的に製作しています。結果的に脱線修復やレールクリーニングなどの保守作業がら楽にできて助かっています。車両を走行させていると、目線が車両に集中しますし、背景は実際の撮影写真の素材を使っているので、手前のシーナリーが一部しかなかっても頭の中で補っているようで不自然さをあまり感じません。ベージュ色のカーペットも畑や地面に見えています。

2.トラブルをできるだけ回避して長編成列車でリアル感を出したいので、 スロープや立体交差、ターンテーブルは敢えて設けていません。 直線部分が長いとやはり実感が高まるように思います。なお、全て電動化されたポイントはHOではR550の4番を本線の1か所と待避線・機関庫複線だけに使い、他は全てR867の6番にしました。また、NゲージでもR481の4番ポイントは待避線だけに使い、本線やダブルクロスはR718の6番にしました。最小カーブはHOがR550、NゲージがR481です。
これで40-50年前の大古SLも7-8両の真鍮製客車を引いて円滑に走行しています。

3.HOとNゲージはスケールの違いを感じさせないよう、視点を変えた左右に分散させ、 HO、Nゲージとも本線のループにダブルリバース を入れて走行車両を左右前後から見れるようにして少しでも飽きが来ないよう、工夫しました。

複数列車の走行が可能 です。ただ、今のところは本線の電源は1系統のままで、同速運転です。

5. 車両の出し入れの手間を最小化 するため、待避線をHOでは7本(最長9両225cm)、機関庫2本、Nゲージでは待避線を4本(最長12両190cm)確保しました。車両保管も度仕入れが面倒な元箱は使わず、7-8両を収容できるIMONやYAMAの特製ケースを利用しています。陳列ケース的に編成がざっと見れるので意外なメリットになります。


レイアウト全体の左半分です。


レイアウトの右半分です。HOゲージのリバース線の中にNゲージのレイアウトが統合されています。
時たま、HOとNゲージの同じ列車を並走させて楽しんでいます。


レイアウトプランを詰めるに当たっては、まず、別室でNゲージの ダブルループ、ダブルリバース実現のための必要最小サイズ を決めることから始めました。実際に線路を敷いて様々な列車を試走させて無理がないかを実証しました。


HOゲージに関しては変則な配置になるので、実際に 様々なカーブの線路を現物で組み合わせて敷設 し、部屋のスペースに収まるかを確認しながら、R550、R610、R670、R730、R867の 複合カーブ を決めていきました。写真ではダブルリバースをクロスポイントを使わずに実現できないか、試行錯誤しておりました。
試行錯誤段階も様々な列車を走らせて無理がないかを実証 しました。
今までのレイアウト製作経験で反省すべき点は<速く作りたい>ためにこの実証ステップがいい加減で、貨車1両、客車1両を転がして決めてしまいがちでした。あとでSL等を走らせると脱線、カプラー自然開放、勾配上がらずというような悪夢に見舞われることが多かったです。


結局、今の部屋のスペースに収めるためにはダブルリーバースは30度クロスポイントでの交差が不可欠であることが判明しました。ただ、KATOのユニトラックでは90度クロスしかないため、結局大昔のKTMのスチール道床線路を改造して接続することにしました。
改造時にテストした つもり でしたが、実際、敷設してみるとKDカプラーの解放フックが引っ掛かったり、走行中に車両によってカプラーが自然開放するケースが発生して、あとの調整に手間取りました。


HOの電源ユニットです。天賞堂のカンタム搭載機でも対応可能なように パルス制御(パルス幅変調型)のパワーパックは使っていません。

https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000/


Nゲージの電源ユニットです。 KATOのサウンドシステム を本線用とダブルリバース線用の 2系統 に分けて使っています。
詳しくは別稿の「KATOサウンドシステムー有難いが課題が残る」をご覧ください。
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402200000/




この段階では待避線の横に機関区はまだ増設していません。


C62天賞堂カンタム三重連 「さよなら急行ニセコ」 ブラス旧型客車7両牽引中です。


D51天賞堂カンタム三重連で石炭列車14両牽引中。


D52天賞堂カンタムクラウンモデル三重連で石炭列車14両牽引中。多少の試行錯誤の苦労はあっても、美術工芸品が実走すると圧巻の迫力です。


撮り鉄泣かせの播但線でのDD54、C57の重連を再現(但し、実車は貨物列車)。
長編成列車が多いので、敢えて駅ホームは設けていませんが、乗務員用の簡易ホームは作りました。信号所もあとで製作したものです。


当初は編成待避線は直線にしていましたが、あとで曲線にして7-8両編成も収容できるようにして重宝しています。4番ポイント使用のため、カプラーを首長タイプに交換してS字カーブもスムースに進入できるようにしました。
詳しくは別稿「HOカプラーを極める」をご覧ください。
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404270000/


待避線のエンドは運転席から見えないので、車止めは設けずに スポンジの緩衝材 を背景板に貼付して、緩やかに車両を接触させて止めるようにしています。


機関庫複線はあとで増設しました。
詳しくは別稿「HO機関区、ヤード等の製作」をご覧ください。
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150000/

待避線の一部に複線架線柱もあとで付けました。
詳しくは別稿「HO機関区、ヤード等の製作」をご覧ください。
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150000/


2024/9/14: さらに機関区内の機関庫と待避線沿いに照明を取付けました。構内灯はLED球のスケールに忠実な市販品を選びましたが、繊細ですぐに断線してしまい、取扱いが大変でした。
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機関庫には天賞堂の1997年製D51肥薩線重装備モデル(右)と2020年製のD51カンタム鷹取式集煙装置付(左)が仲良く並んで駐機しています。


待避線の構内灯は入線時にのみ点灯するようにしています。写真では左のEF58が急行貨物列車を待避させているところです。


信号所はペーパーで自作しましたが、照明を付けて結構リアル感が出てきました。


2024/9/14: 機関区と信号所の室内照明、構内灯照明用にTOMIXのパワーパックを増設し、ターミナルも複数コードの脱着が簡単なタイプを介在させています。



次にNゲージの路線です。
まずは待避線から。 ​​

待避線進入用のダブルループの本線一部を複線化している(写真の北斗星DD51重連の向こう側)ので、そこにも一時待避させることがあります。


連結がとても面倒なKATOの四季島(笑)などは待避させておくと助かります。


元々製作していたNゲージの山麓レイアウトでは長編成など考えてもいませんでしたが、この複合レイアウトを作ってからは長編成列車が好きになりました。すべて室内照明を装着して、小さいながらも存在感が出るようにしています。
なお、山麓レイアウトに関しては、別稿「Nゲージ山麓レイアウトを楽しむ」をご覧ください。
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090002/


EF63が特急あさま6両編成を峠のシェルパで牽引中。
別稿「日本三大鉄道アーチ橋を巡る」もご覧ください。
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407120000/


C62 三重連 さよなら急行ニセコ 旧型客車10両編成。サウンドシステムが効果的です。


251系スーパービュー踊り子新塗色6両をフル1LED化して遊んでいます。HOでは考えられません。


N500系 TYPE EVA8両編成。Nゲージはリアル感を追求する一方で、このような光の帯として編成の存在感を高めると、違う楽しみが増してくるように思います。


NゲージはHOに比べて手持車両のバリエーションがかなり広いです。
寝台特急を駆逐した新幹線はずっと嫌いでしたが、最近は軟弱になってきました。


四季島も乗ってみたい列車を走らせている感じです。


待避線の横はHOのリバース線が写真左に走っているので、スケールギャップが目立ちにくい樹木スポンジで仕切っています。


もディールの中でも大きなトンネル付きの山麓部分です。ダブルリバースの ポイントが本線の離れた場所にある不自然さを緩和する 目的で作りました。トンネルだけでなく、列車が見えなくなる場面も作ると変化が出ますし、トンネル内のように脱線時の面倒もありません。


待避線のエンド部分もすぐ横をHOのリバース線が走っているので、 スケール差の大きい構造物は一切置かずに樹木、山麓の遠近感でごまかしています


モジュールのシーナリーはスチレンボードに厚み3-4cmの発泡スチロールボードを重ねて、電熱線カッターで自然な起伏を付けたのち、KATOのプラスター(石膏)シートを貼付してポスターカラーないしタミヤの半艶ラッカーで着色。その後、適宜樹木やスポンジをホワイトボンドで固定してグランドカバーにしています。


厚みのある3cmくらいの発泡スチロールボード1枚を直接成形して製作したモジュールもあります。ともかく軽く作っておくのがよいと思います。


ダブルリーバース線が3方向でつながる不自然な景色を隠す ため、少し高めの山麓にしましたが、トンネル代わりで列車が一時的に見えなくなる場面ができてよかったと思います。


ここは外側のHO線路と並行して、Nゲージの本線、待避線進入線の3本の線路が走る地点ですが、 間にスケールの曖昧な樹木と土手を入れることで違和感が少なくなりました 。むしろ、HOとNゲージの同型列車を並走させると観客が喜んでくれるので、意外な見せ場になっています。


C62 さよなら急行ニセコの三重連競演です。
函館本線山線 下り3号 二股- ​​​ 蕨岱(わらびたい)区間を模した ​​ ラストラン!
天賞堂のカンタムシステムとKATOのサウンドシステムの音の競演でもあり、大変な迫力です。孫が帰りません(笑)。


キハ58の渋い急行列車の競演です。


成田エクスプレス新旧型の競演です。


あさかぜの競演です。寝台特急が好きです。



以下、手許の車両です。HOとNゲージ合わせて700両あまりございます。
収納ケースに関しては、別稿の「HO車両ケースを極める」をご覧ください。
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403160000/


HOの長編成の電車、客車は専用ケースに、機関車は元箱に収納しています。


​HO蒸機は天賞堂のカンタム搭載機のほかは、ブラスのビンテージモデルがほとんどです。
最近、カンタム搭載の電気機関車​もEF58が気に入って増やしてきました。


ディーゼル機関車はDD51のカンタム搭載機のほか、蒸機のプッシュプル重連用にKATOも揃えています。
あとはビンテージのDF50や悲運のDD54くらいです。


貨車はコンテナ車はなく、有蓋、無蓋、石炭列車、材木列車、タンカー列車、急行貨物列車です。


長編成列車は寝かせてIMON製ケースに収納し、出し入れの手間を最小限にするとともに、眺めて編成構成を楽しんでいます。


運転会やレンタルレイアウト走行など、外出携帯用にはキャラウェイの軽量ケースを使っています。


Nゲージで特徴的なのはリアルラインを全機種と特注品まで集めていることです。榎本社長とは展示レイアウト記念館を持てればとお話したこともあります。

電車、客車はかなり整理して減らしています。右にあるのは雑誌「Nゲージマガジン」のレイアウトコンテストでの入選盾です。







重連、三重連でよく走らせる蒸機は専用ケースに入れて、本務機、補機の組み合わせを固定し、出し入れの手間も最小限にしています。
詳しくは別稿「Nゲージ SL収納ケースを極める」をご覧ください。
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406120000/



​今後も適宜更新していきますので、よろしくお願いいたします。​

なお、閲覧数が43,000件を超え、鉄道模型の別テーマに関しても、ご覧下さい。​

「Nゲージ山麓レイアウト ジオラマ コンテスト入選作」:
​​ https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090002/​



​「HO不動蒸機の再生」:​
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150001/



「HO40-60年前のビンテージモデルを楽しむ」:
​​​ https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202408130000/ ​​



「HO天賞堂カンタム搭載機を極める」:​
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000 /



「HOカプラーを極める」:



「HO 機関区、ヤード等の製作」:
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/2024021500 00/ ​​



「HO/N レイアウト ジオラマの照明を工夫する」:​
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411050000/



​​ ​「HO/Nゲージ 頼れる鉄道模型店探訪 れーるぎゃらりーろっこう」:​
​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406060000/​



「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:​
https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/




ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。 ​​
投稿テーマ一覧です。​​​​ ​​​​​​​ ​​​​ ​​​​​​​​​​​​ ​​ ​​​
​https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/





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Last updated  2024.11.17 11:56:28
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