クルマ、バイク、鉄道模型など趣味で人生を楽しむ

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2025.11.30
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テーマ: 軍艦島
カテゴリ: 旅行
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ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。

2015年7月に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業 」に関わる世界遺産に認定され、 明治時代の遺構部分が その構成資産として認定された長崎県の端島(通称「軍艦島」)には、認定前の2011年8月に夫婦で訪れたことがありますが、今回会員である「炭鉱の記憶推進事業団」の九州視察旅行に参加し、14年ぶりに再訪しました。


JR長崎駅からは路面電車で行くのが情緒もあってお薦めです。
電車は他市から譲り受けたレトロな車体ほか、モダンなデザインの車体も走っているので、見飽きません。


軍艦島へのクルーズに乗船する前に、2015年9月に開設された「軍艦島デジタルミュージアム」を訪れました。上陸しても立ち入りが制限されている地域の遺跡群の姿や全盛期には人口密度が世界最高だった人々の生活ぶりをVR、プロジェクトマッピングで再現する施設です。


当時のアナログ写真も若干ですが展示されています。軍艦島の歴史や人々の暮らしを知ったうえで上陸すると感慨が一層深まります。


前回11年前に軍艦島を訪れてから、色々集めた写真集、ビデオも今回の訪問の事前勉強として役立ちました。


特にビデオは世界遺産認定前のまだ崩壊がそれほど進んでいない時期に、現在の制限された見学コースからは全く分からない島の北側、東側地域の内部をドローン撮影したもので非常に貴重です。
デジタルミュージアムで公開しているコンテンツより充実しています。


上陸記念に利用したクルーズ老舗の「シーマン商会」からいただいた記念資料一式です。


最盛期にはこの島に5,000人も住んで、プライバシーのほぼない暮らしを送っていたのですから、高給による最新電化生活の代償に不自由することもさぞ多かったと推察されます。長崎に渡航して、そのまま島に帰ってこない方も結構おられたようです。


端島炭鉱拡張の歴史や地下炭坑の伸長過程がよく分かります。


前回訪問時にはこんな立派な岸壁はなく、軍艦島クルーズの運営会社は1社しかありませんでしたが、現在は3社もあるそうです。


今回利用した「」の遊覧船です。知床の事故もあったので、救命胴衣や緊急出口の確認をしてしまいました。


長崎港内にはこのような巨大クルーズが連日寄港しているそうで、写真のクラスは乗客2,500名程度の中クラスであり、最大は4,000名の大型船になるそうです。観光立国への変貌を実感しました。


30分ほどで端島が見えてきました。左側が軍艦の艦首に当たります。
元々は半分以下の大きさで埋め立てにより、大正、昭和の時代に拡張されました。





左手が端島病院です。

同じ端島病院の14年前の姿です。右手鉱員アパートの屋上構築物がまだ崩落せずに残っていました。




山手にあった上級職員用の社宅です。何だか、階級社会を象徴するようです。


左手が小学校、右手が病院です。


左手が端島小学校です。屋上に増設した木造の教室棟は崩落しています。





並んでいるのは日給鉱員用の高層アパート群59号ー61号棟で、台風などに対する護岸機能を果たすために岸壁に対して直角に建物が配置され、窓が少ない設計でした。
百葉箱のように見えるのは、端島神社の御社です。





台風による高波が建物を超えて降り注いでいたようです。



16号棟から10号棟までの日給アパートで、 屋上では子供農園が作られ、子供たちに田植えや稲刈り、野菜作りを体験できるようになっていました。


高給を背景にTVの普及率は日本一でした。共同アンテナではなく、戸別アンテナなのが時代を感じさせます。


中央にあった木造の映画館などは崩落しています。


島の南側の岸壁からいよいよ上陸です。


ただ、現在の見学コースは写真の赤線部分のみです。
残念ながら、いかに制限されているかが分かります。北側、東側はクルーズ船で沖から眺めるにとどまります。



桟橋からの歩行トンネルを途中で出て見学コースに繋がっていますが、本来は島の北側まで長く続いていました。


歩行トンネルが島の北側まで十ていた昔の姿です。









左手のレンガ積みの壁面は端島炭鉱の司令塔だった総合事務所の前にあった倉庫の壁です。これが明治時代の構築物として世界遺産になりました。軍艦島は大正、昭和に拡張、増設された遺跡が多いのですが、これらは世界遺産を構成するものではありません。


レンガ壁面を支える補強鉄筋アングルがはっきり見えます。




14年前の姿です。 明治時代に構築されたレンガ積み壁面には、世界遺産認定のためにその後加えられた鉄筋の補強はまだありません。


第2坑口棟です。竪坑は全部で4棟ありましたが、ガス爆発事故による水没や老朽化で1974年の閉山時まで稼働していたのはこの第2坑口と第4坑口でした。



第2坑口棟です。鉱員は階段を上がって、頂上のフロアから秒速8mの高速エレベーターで地下600mまで下りて、7段に重なった坑道で採掘作業に当たりました。最深部の坑道は地下1,010mでした。




1907年(明治)40年に構築されたレンガ積みの護岸壁が世界遺産の対象となりました。






見学コース終点の展望スペースから右側に見えるのは、1916年(大正5年)に日本で初めて建築された高層鉄筋コンクリート造のアパ-トです。
鉱員アパート30号と言われ、当初4階建てしたが、さらに7階建てに増築されています。
すでに中央部分の崩壊が進み、天井と床が抜けています。

14年前に訪れた時のほぼ同じ地点からの姿 です。中央部分の崩落もありませんでした。




現在の崩落部分のクローズアップです。


現在の崩落部分をさらにクローズアップしてみると、ビルの中央部分がアトリウムのように吹き抜けだったことが分かります。当時の入居者の話では日当たりが悪く、低層階はかなり湿気が多かったようです。


当時の屋内写真です。基本的に六畳一間と台所で、独身の下請けアルバイトや新入鉱員が入居したようです。


後方は鉱員アパートです。65号棟、正式には「報国寮」と呼ばれ、317戸のマンモス棟でした。


65棟「報国寮」 のクローズアップです。コの字型になっていて、中央は子供公園になっていました。


「潮降り街」と呼ばれていた島の北東地域です。共同購買所がありましたが、通路には島外から船に乗って生鮮野菜などの行商が沢山来ていました。


海が荒れても定期船が運航し、接岸できない時は揺れる縄梯子に身を任せて上陸したそうです。


生活用水は当初給水船3隻に頼っていましたが、1957年に長崎までの5kmに及ぶ配水管2本による海底水道で賄うようになりました。


密集したアパート棟の間を縫うように通路と階段が走っていました。写真左下に端島神社の参道に続く有名な地獄段が見えます。


家族棟とは言え、最低限の六畳一間のスペースです。トイレは共同です。


この人たちはどこに消えたのでしょうか。元住民の方々は思ったより再訪される方は少ないようです。


専業主婦などはほとんどおらず、懸命に働いていたようです。


精炭を選炭場から貯炭場に運搬するベルトコンベアの支柱だけが残り、和歌山県の有名な景勝地の橋杭岩のように並んでいます。




桟橋から帰路の乗船です。

事前に当時の生活ぶりを調べてきたので、炭鉱遺跡巡りに終わらず、何か過去の世界を訪れたような気分になりました。
今から見れば、危険と背中合わせの過酷な生活ですが、当時の日本人は何か元気があったように感じます。

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