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2026年10月13日
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「壮年編 -5:河内の荒野に風が吹く」から続く


そんな 荒野の研究所 に通い始めて早や3か月が経とうとしていた。街はもう クリスマス の装いだが、荒野の研究所には関係ない。今日も吹き渡る空っ風にコートの襟を立てて帰宅の車に乗り込もうとしていた。すると、、、
駐車場の陰に犬がいる。まだ 子犬 だが、けっこう大型の犬の子犬だな。和犬の雑種だろうか。かわいい顔をしてこっちを見ている。
「どこからきたの?おいで」
声を掛けると 尻尾を振って
「今はそんなもんしかないよ。明日なにかを持ってきて上げよう。」

翌日、あの子はまだいた。駐車場で夜を明かしたみたいだ。真冬で寒かったろうに。車を降りると駆け寄って来た。なつかれちゃったな。でもお前、どこかで飼われているんだろ。
「ゴハンあげよか」
研究所の食堂でパンとソーセージを買ってきて与えた。それと適当なお皿で水も上げた。
「おまえ、どうするの。 明日から正月休み だよ」

周りにな~んにもないこの土地で、こいつ生きていけるのかな。どう見ても 迷い犬 なので、自分でちゃんと帰れるのかしら。。。 とにかく今日はまだ仕事がある。その間に自分で帰るかも知れないし。。。

帰宅時間、駐車場に行くと、、、まだいましたよ。困ったな。置いておけないぞ。
「おまえ、とりあえずウチに来るか?」
ワンコは訳も分からずに尻尾を振ってる。このまま休み明けまで1週間以上をここでは生きていられない。幸いウチのマンションはペットOKだ。いったん預かって警察や保健所に迷い犬として届けよう。 レガシィワゴン

マンションに着いて自分の部屋に抱いて連れて行くと、当然だけどヨメはびっくりしている。
「昨日言ってた子犬、仕方ないから連れてきた。明日、警察とかに迷い犬の届がないか聞いてみよう」
「かわいい!少しの間、しかたないわね」
特に反対はされなかった。



その頃の子犬。と言っても30㎝くらいあった。次の日からヒモは買うわペット用の皿は買うわ玄関に毛布は敷くわ、いろいろ大変。でヒモを引いて地元の警察署に連れて行った。迷い犬の届け出はないですか?


警察に預ける事もできたのだが、それはかわいそうなので結局ウチに連れて戻った。名無しはかわいそうなので命名「 ころた 」。なんとも雑種っぽい名前・・・
でもこのころたがとんでもない名犬だったのだ。






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最終更新日  2026年10月13日 00時10分06秒
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