そうだ、終活しよっ!

そうだ、終活しよっ!

PR

×

プロフィール

摩羅どぉな

摩羅どぉな

カレンダー

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2026年09月28日
XML
​​​​​​
「立志編 -5:一山越えればまた次の山が」から続く


シミュレーションプログラム の作成が始まった。
適用すべき式は分かっている。しかしこれをプログラムに乗せるには 級数 化しなければならない。コンピュータは所詮アホなので足し算掛け算にしてやらないと計算しない。面倒くさいなぁ。
しかし意外な事に過去の偉人達は 微積分 の解を級数化してくれているのだ。すばらしい!貴方達の時代にコンピュータなど無かったのに、なぜ100年近く先で出現するコンピュータに適用できるような式にしてくれたのか。先見の明に感服する。

プログラミング言語は FORTRAN を用いた。40年前でさえボチボチ時代遅れになりかけている言語をなぜ?光学計算には 複素数
まぁ何を選択するにせよ俺はド素人なので、1からお勉強だ。よくもまあ沢山勉強させてくれるよ。1歳児が言葉を覚えるようにヨチヨチとプログラミングを覚え、何とか動くシミュレーションプログラムを作成した。

では自製プログラムの出来を検証しよう。ここでも過去の偉人たちの研究成果が活用できる。自製プログラムの計算結果と、過去の偉人の実験結果を照合するのだ。合っていれば良し。食い違いが見られればどこかが間違っている。その結果は・・・



あか~ん。ちゃうやんけ。
何が違う?数式を見直す。テキストと照合しても間違いは見られない。
ならばプログラミングか。これも1行1行チェックしていく。。。合っていそうだ。
さあ困ったぞ。こうなると疑うべき所は全部チェックしていく。最初に失礼ながら先達の実験結果を疑った。1人の実験結果では不十分だ。他のデータはないか。文献を探索して、それに合致する研究結果を見つけた。そのデータは?先達と合っている。じゃあ真値か。

ならばコンピュータの計算違いか。コイツは言われた通りに計算するだけだし、1+1=2と出しているだけだろう。間違い様があるのかな… プログラムを1行づつ実行し、都度計算値を検証していく途方もなく手間のかかる作業を続ける。ここでは級数計算式のINPUTとOUTPUTの数表が公開されているので、それと照合する。すると、

違う。途中から値が食い違っている。なぜ?どこから?

式は合っている。プログラミングにも誤りは見られない。それでも計算結果は真値を示さない。
なぜ?

ウチの会社にもプログラミングを生業とする人間はたくさんいる。しかし皆、制御系のプログラマーなのだ。FORTRANで技術計算をしている人間は皆無。相談の相手がいない。1人で悩むしかない。あらゆる書物をあたり、参考となる文献を探索し、基本に戻ってテキストも何度も読み直した。


1週間悩んだが答えが見つからない。こう言う時はほったらかすのだ。
しばらくこの問題は忘れて別の事に集中する。すると突然、ひょいっと解答が浮かんだりする。。。って事が起きないかなぁ。

で、本件と関係ない仕事をやりつつ、色んな人と雑談をしていた。するとソフト担当の同僚が
「論理計算の過程の減算プロセスで頻繁に 桁落ち が起きて、誤った数値を返す事がある」

それだ!俺のプログラムでは減算した数値を数10回繰り返し積算し級数の解を求めている。減算の答えがオバケなら積算値はとんでもない値を示す。これを防ぐために計算精度以下の数値は0と置くことにした。その結果は、、、数表通り!

ようやくお手製シミュレーションの完成だ。俺製のプログラムは作りもスマートではないのでめちゃくちゃ時間が掛かる。前日の夕方に入力データを打ち込んでプログラムをスタートすると、計算が完了してアウトプットされるのは翌日の真夜中。40年前のパソコンとは言えヘビーな計算をしていたのよ。
それが最近再計算させたら、今のPCは10秒で答えを出した。コンピュータの進歩ってすごいのねぇ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2026年09月28日 00時30分04秒 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: