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2007/02/20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
前回ちょっと触れました、アメリカでのサルモネラ( Update on Salmonella Outbreak and Peter Pan Peanut Butter and Great Value Peanut Butter )はabcNEWS(TV)でも取り上げられていました。

CDCは39州から290人の患者を特定し、その内入院は46人ということで、西友等でもリコールを行っている様です。( 西友「 ピーナッツバター」(サルモネラ菌汚染のおそれ) )


ピーナッツバターの汚染、というと連想されるのが アフラトキシン です。

Wikiによりますと、毒性は

『アフラトキシンは地上最強の天然発癌物質であり、その毒性はダイオキシンの10倍以上といわれる(詳細はIARC発がん性リスク一覧参照)。主に、肝細胞癌を引き起こす原因物質として知られている。』

ということです。

Toxic pet food may have killed dozens of dogs が記憶に新しいことと思います。



汚染状況は、こういった一時的な事件ばかりではなく、同じくWikiによりますと、
『食卓に上る料理の食材の多くを輸入に頼る日本では、摂取を避けて通ることができない毒とされる。』
とのことです。

東京都福祉保健局の 食品衛生上問題のあるカビ毒 には

『ピーナッツ及びピーナッツバターなどの加工品、トウモロコシ、ハト麦、そば粉などの穀類及びその加工品、ナツメッグ、白コショウなどの香辛料、ピスタチオナッツ、製あん原料雑豆、ナチュラルチーズなど多くの食品から検出し、行政的に対応しています。』

『しかし、検出されたものの大半は微量であり、直ちに人の健康に影響を与える心配はない量です。』

とあります。

ちょっと古いですけれど、東京都健康安全研究センターの アフラトキシンの食品汚染実態 に昭和57~平成8年の検査結果が記載されています。



更に怖いのは、加熱調理でも減少しない( 調理後のアフラトキシン残存率 )ことです。

『残念ながら、消費者自身がリスクを減少させることは困難です。従って、汚染された食品は、消費者の手に渡る前に排除する必要があります。』

『これらの対策が効果を上げ、近年、東京都における市販食品のアフラトキシン汚染は低下の傾向が認められます。』


怖いのか、安心していいのかよく分かりません。

アフラトキシン等有害物質の分解用組成物 によりますと、

『アフラトキシンは耐熱性で、熱分解させるには、250℃以上の高温が必要であり、通常の料理の温度(約180℃)よりも高い。』

とのことです。


人間に付いては不明ですけれど、家畜に対しては蓄積性もあるようです。
穀物生産国でのポストハーベスト(穀物収穫後)のアフラトキシン対策ビジネス には

『アフラトキシンによる飼料汚染では、カビ毒は家畜体内から排出されず、蓄積され、肉を食べた人間に悪影響を及ぼします。』

とあり、農林水産省の かびとかび毒についての基礎的な情報 (一番下です)にも

『・・・アフラトキシンのように、かび毒に汚染された飼料を食べた家畜を経由して摂取する場合もあります』

とあります。


この様に、強力な毒性を持ち、難分解性で、微量ながら日常生活で恒常的に摂取され続ける特性が、 「食品に関するリスクコミュニケーション(かび毒に関する意見交換会)」議事録 (PDFです)の中で纏められています。抜粋します。

『アフラトキシンは非常に強い発ガン性を示すことが動物実験からわかっておりまして、肝臓と腎臓に作用します。』

『このアフラトキシンの特色の一つでありますが、畜水産物の二次汚染ということがあります。アフラトキシンB1の汚染飼料を家畜に与えますと、ミルク、牛乳にM1というちょっと構造の変わったものが出て参ります。』

『これは2001年から2002年にかけて冬の時期でありますが、全国から280検体を集めまして調査したときの牛乳中のアフラトキシンM1の汚染状況であります。多かれ少なかれM1は出てくるわけでありまして、家畜の飼料には従ってアフラトキシンは微量ながら入っているんですが、現在、国際的なコーデックスなどで検討しております基準のレベルは0.5ppb でありますから、少なくとも日本の牛乳はそれよりも遙かに低いレベルに保たれているというデータでございます。こういうふうに、家畜を通じてその畜産物の方にまでかびの毒が移行するということはあるわけでございます。』

『人へのアフラトキシンの影響でありますが、非常に大量のものを一度に食べますと、急性的な肝臓障害で死亡事故が起きます。今まで代表的な例ですとアフリカのケニア、インドなどでありまして、つい最近2005年ですが、317人のうち125人という死亡が起きております。』

『それから、肝臓にがんを起こすということを話しましたが、これは長期摂取によるものでありまして、国際機関などがこれを評価したのではB1を毎日一日当たり、人が体重1kg 当たり1ng、非常に微量ですが、摂取しますと、普通の(B 型肝炎ウィルスを持っていない)健常人では1,000万人に一人の割合でがんが発生するという非常にリスクとしては低いということです。ところが、B型肝炎ウィルスのキャリアが多い東南アジアや中国の一部などでは約その30倍くらいの確率でがんが発生するということが推測されております。つまりかび毒とこういった肝炎ウイルスなどの両方の作用により非常にがんの発生が高くなるということであります。』



人や犬への蓄積性に付いては、検索してもちょっと見つかりませんけれど、こういった毒性が食物連鎖を通じて次第に蓄積していくことを考えると、特定の種族だけその連鎖から免れる、ということもちょっと考えにくい気がします。

犬に対しての発癌量等も、残念ながらそういう文献は見当たらないようです。

アフラトキシンが、ペットフードの原料となるトウモロコシの汚染で非常に問題になることも考えると、家畜が恒常的に汚染されているのにペットだけ免れる、ということもちょっと考えにくい気もします。

といっても、ペットフードの原材料の原産国が分からない以上、考えても仕方ないのかも知れませんけれど。
勿論、アフラトキシンが犬の肝臓・腎臓癌を誘発している、というレポートも今のところ見つかりません。




もう一つ、ラスベガスのシェルターが、ジステンパーやパルボ等の集団感染で約1000頭を処分( Las Vegas shelter kills 1,000 animals )というニュースを見て、 ブルセラ症 を思い出しました。

危惧した通り、安楽死の方針の様です。( ブルセラ症の犬116匹、安楽死へ 愛護団体は反発 )







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最終更新日  2007/02/20 10:41:47 AM
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Re:アフラトキシン(02/20)  
きなこ さん
はじめまして、メチオニンの検索から来ました。
すいません、ちょっと気づいた事があるので書かせていただきます。
2月16日の記事のwikipediaのコピペに、メチオニンを多く含むものとして「豆腐」があげられています。
豆腐は大豆からできています。
大豆には、9つの必須アミノ酸が含まれていますが、メチオニンは少ないのでメチオニンを含む米と一緒に食べると、ちょうどいいのだと思っていたので、奇異に感じました。
もしかして 大豆のアミノ酸は、豆腐になると変化するのだろうか?と思い、色々ググってみました。
そんな事実はありませんでした。
料理としての冷やっこについてなら、かつおぶしにメチオニンが含まれているので、一緒に取るのが具合が良いというのがあり、どうやらそれを取り違えた人が書いたのかなぁと思いました。
豆腐にメチオニンなどでググってみて下さい。
wikipediaのアカウントを作成しようとしましたが、確認コードが間違っているというエラーになり,
何度かやり直してもできませんでした。
こちらを、検索から来た人が見て間違うといけないと思いましたので、書かせていただきました。
一度 ご検証のほどを。
そして、できればwikipedia訂正もできましたらお願いしたいです(^-^;)
(2007/02/20 06:40:02 PM)

Re[1]:アフラトキシン(02/20)  
ペリエ5430  さん
こんばんは、きなこさん。

ちょっと調べて見ましたけれど、多い、少ない、というのは比較の問題だと感じました。
確かに大豆や豆腐のメチオニンが肉や魚より少ない、と書いているサイトは多くあります。(http://72.14.235.104/search?q=cache:5HUN249VTdwJ:www.hanasaka-kikaku.com/c035/c35.htm+%E8%B1%86%E8%85%90%E3%80%80%E3%83%A1%E3%83%81%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%83%B3&hl=ja&ct=clnk&cd=3&gl=jp&lr=lang_ja 等)
この多い、少ない、というのは、いわゆるプロテインスコアとアミノ酸スコアの『窒素1gあたりの必須アミノ酸量』を指しているのではないでしょうか。
確かに、http://72.14.235.104/search?q=cache:R2ulUeAg_ZMJ:www.daizutanpaku.jp/alacarte/12.html+%E5%A4%A7%E8%B1%86%E3%80%80%E3%83%A1%E3%83%81%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%80%80%E5%90%AB%E6%9C%89%E9%87%8F&hl=ja&ct=clnk&cd=2&gl=jp&lr=lang_ja の様に、大豆の中では少ない部類だし、http://hobab.fc2web.com/sub1-protein_score.htm にある様に、米の方が多いので、一緒に摂るといい、というのもその通りだと思います。

でも、この http://hobab.fc2web.com/sub1-protein_score.htm の表3-2 リジンやメチオニンの含量 の『食品可食部100g当たりのアミノ酸組成(mg/可食部100g)』を見ると、大豆は非常に含有量が多いです。
副食中心の食事の仕方の人なら白米を逆転するかも知れません。


(2007/02/21 12:59:53 AM)

続きです  
ペリエ5430  さん
もともと、wikiには『果物、肉(鳥、牛、魚)、野菜・・・』とあり、殆どの食品が含まれている気がします。
どの基準で見ても大豆より少ないホウレンソウ等も多い、とされていることからすると植物類として大豆が入っていることは妥当ではないかという気がします。
寧ろ、米が抜けている、というべきかも知れません。

Wikiの『多い』という基準が何か分かりませんけれど、ひょっとしたら、体内で合成されないことを考えたら、含有食品なら殆ど『多い』と考えたのかも知れません。(極論ですけれど)

wikiのメチオニンの項目を書いた人は多分化学畑の人で、栄養学にはあまり詳しくないのかも知れません。
確かに私もちょっと加筆・修正が必要かな、とは思います(大豆以外の、多いとされるものに付いてと、多い、という基準の追加)

私は栄養学の専門家ではありませんので、Wikiの修正に携わるには不適切と思います。
内容に付いては、筆者に連絡出来るか試して見ます。
(2007/02/21 01:04:32 AM)

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