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2006年11月15日
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カテゴリ: 読書





 「ちゃんと泣ける」というのは、悲しい、悔しい、怒りなどのネガティブな感情から“逃げ”たり“かたまった”りするのではなく、感情を表出することができること。そしてそのためには感情を表出することが保障される場やきちんと受け止めてくれる大人の存在が必要である。「悔しい」「悲しい」という感情も、大人の安心・安全に包み込まれることで、ネガティブな感情を安全な物として抱えることが出来るのだと著者は言っています。

 対して悲しみ、怖さ、悔しさなどに対して、「そのくらいで泣くんじゃないの!」などと言われてしまうと、深いな感情は処理されることなく置き去りにされてしまう、または、無かったことにされてしまう。子どもが泣いたり、怒ったり、悲しんだりすることが当然の場面で、その感情の表出が歓迎されなく押さえ込まれる状況を日常的に繰り返されてしまうと、処理しきれないまま思春期を迎え、爆発してしまうことがあるそうです。

 子どもは、安定した大人の前でしか自分をさらけ出すことができない。だから「ちゃんと泣ける子に育てよう」というメッセージは、私たち大人が苦しみや痛みから逃げないでというメッセージでもある。

 人間が生きていく上で“感情の処理”とはとても大切なこと。幼児期にしっかり周りの人が受け止めることのできる環境というものの必要性を大いに感じました。そのためには安定した大人であること。そして、目に見えないことだけに意識していかないとと思います。





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最終更新日  2006年11月16日 01時16分54秒
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