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2018年01月14日

カテゴリ： Classical Music

New Year Concert2018

2018年1月14日(日) 14:00 開演
サントリーホール・大ホール（東京・赤坂）

指揮：大野和士

ソプラノ：大村博美
メゾソプラノ：脇園彩
テノール：笛田博昭

東京都交響楽団

J.シュトラウスII：オペレッタ『こうもり』序曲
ヴェルディ：オペラ『椿姫』から乾杯の歌、｢ああ、そはかの人か｣、｢花から花へ｣
ビゼー：オペラ『カルメン』前奏曲、ハバネラ｢恋は野の鳥｣、「ジプシーの歌」
プッチーニ：オペラ『ラ・ボエーム』から
「冷たき手を」、「私の名前はミミ」、「愛らしい乙女よ」

ストラヴィンスキー：組曲『火の鳥』（1919）

料金 S6,000 A4,500 B3,000 P2,000

***

前半はがっつりのオペラアリアと重唱
後半はがっつり火の鳥という
ニューイヤーというには余りにも本格的なものだった。

アンコールもなし。
怒ってるの？
とも言いたくなりますが、
違います。
マエストロは完璧主義者

それはない気がします。
客層は本格的なクラシックファンは少なかったように思われるが、
私は大歓迎です。

マエストロ肝いりのがっつりオペラ入れてくれるのが、ベルリンフィルのアバドのジルベスターを思い出させてくれて嬉しいです。ぜひ毎年やっていただきたいです。

前半オペラアリア後半火の鳥という並びをまるっきり逆にした方が良かったかも？と思いました。
前が重過ぎなので終わりに向けて盛り上がって欲しかったです。

こうもり序曲

これがまさに real treat ですね！
速い！
流麗
超アップテンポだが弦がバッチリ揃ってる！
沸き立つような興奮！
幸せです。

そしてウィーンからイタリアへ

ヴェルディ「椿姫」から「乾杯の歌」
Verdi Brindisi

手に本物？のシャンパンを持って出てくる笛田さんと大村さん。
二人とも巨大な声。
大村さんまさにドラマチックソプラノ。
歌い終わって
「これ、飲んでいいの？」とマエストロに聞く笛田さんが可愛い過ぎる。
マエストロはいいよ、飲んで〜という手振り。

次が
Verdi 椿姫から
È strano!
エストラーノ
大村博美

最も難しいヴィオレッタのアリア

Ah, fors'è lui che l'anima

A quell'amor ch'è palpito

カデンツァ

Follie! follie
フォリエフォリエ

Sempre libera

パワー

Di quell'amor ch'è palpito
Dell'universo intero,
Misterioso, altero,
Croce e delizia al cor

笛田さんの裏歌もすばらしい！
美しい。

Gioire

カッコいい！

＊＊＊

ビゼー：カルメンから
ハバネラ
L'amour est un oiseau rebelle
脇園彩

いよいよ若干29歳にして世界の歌姫、脇園彩さん！
真っ赤なオフショルダーのドレスで登場
歩き方からもうカルメン！
彼女が声を発した途端、こちらの全身に電流が走るような美声。
目線しぐさ声全てで魅せる。

フランス語もすばらしい。

ジプシーソング
Chanson bohème
Les tringles des sistres tintaient
脇園彩

妖艶
指揮者の後ろのバーに肘を置き、
退屈な表情。
(すごいでしょ。オペラに入り込んでいる。）
すばらしいとしかいいようがない！
アンナ・ネトレプコレベルに有名になるかもしれない歌姫。
今聴けてラッキー！と思いましょう。
エキサイティングに音楽が盛り上がる。
さすがに踊りはしなかったが、
マエストロの音楽も最高
後奏でめっちゃスピードアップ！
大興奮でした。

＊＊＊

大村笛田一緒に登場

プッチーニラ・ボエームから
ロドルフォのアリア
♫冷たき手を
Che gelida manina!

ロドルフォは座っているミミの手を握る。

声量半端ない！
なんという巨大な声
大会場にオンで響き渡る。

chi son

la dolce speranza!
エスペランサの最高音HighCも圧倒的！
まさにマンリーコ再び！

＊＊
Mi chiamano Mimì
私の名はミミ

ドラマチックソプラノ
語りかけるように歌うが声量半端ない！

ロドルフォのSi！もよく響く

クライマックスでは立ち上がる。

拍手

O soave fanciulla

O soave fanciulla, o dolce viso
di mite circonfuso alba lunar
in te, vivo ravviso
il sogno ch'io vorrei sempre sognar!

もうすごいとしか言いようがない

美しく圧倒的な歌唱

No

Sei mia!

Se venissi con voi?

Che?... Mimì?

手を差し出す

Dammi il braccio, mia piccina

サントリーホールの舞台は広いので袖に到達するのが間に合うか心配に

そでに入り
Amor！

二人ともHighC
さすがです。

大拍手
全員のカーテンコール

休憩

後半

火の鳥

ホルンソロ素晴らしかった

終わって
大野さん各パートを讃えていました。

お疲れ様でした。

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