ミキエレット演出三部作名古屋のオヤジ様の感想

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2018年09月12日

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朗報です！知識と教養に満ちた名古屋のオヤジ様が三部作Day 3鑑賞の感想をお寄せくださいましたのでご許諾をいただきまして掲載させていただきます。

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以下名古屋のオヤジ様ご感想

こちらは土曜日に『三部作』を楽しみました。
3つの作品をうまく繋ぎ合わせた演出家の才気と
指揮者が作り出した生き生きとした音楽、
そして、歌手たちの「役」を生きているような演技に感心しました。
日本のカンパニーの舞台では、これはめずらしいことですよね。
演出家が、相当演技指導したのかな。

『外套』が「地獄篇」、『アンジェリカ』が「煉獄篇」、登場人物のモデルは「地獄篇」のものだけれども、
『ジャンニ・スキッキ』が「天国篇」に相当するということになるのでしょう。
『外套』では不倫が扱われますが、ダンテの「地獄」には、
ザンドナーイのオペラにもなっているフランチェスカ・ダ・リミニも、同じ罪でそこに描かれていたはず。
今回の演出では、『アンジェリカ』の最後で、主人公が天に召されないように感じられたのは、
この作品は「煉獄」なので、罪を犯した者が苦行を重ねて罪を浄化することにポイントが置かれていて、
昇天を次の「天国篇」へ、先延ばしにする演出意図があるのかなと思って見ていました。
今回の演出で、3つの作品を繋ぐものが「子供」だったようですね。
『ジャンニ・スキッキ』で、ラウレッタが胎児のエコー写真らしきものを持っていたのには、
さすがに驚きました。
『神曲』も重要な役割を果たす「聖母」マリアは、変な言い方になるけれども、イエスを生んだから「聖なる」母なわけで、

『神曲』のオリジナルのタイトルは『ディヴィナ・コメディア』。コメディで終わる『三部作』はそのことを意識し、
またこの2作の関連を見るものに教えてくれた今回の演出だったと思います。

「マグダレンの～」、見たことがなかったのでDVDを注文しました。

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以上名古屋のオヤジ様の感想でした。

すばらしい教養ですね！

さすがにダンテの神曲は読んでません。
老後に読む本が増えたかもです。
神曲やファウストなど多くオペラやその後の文学作品の題材となっているものは必読かもですね。

先日ヴィクトル・ユゴーのレ・ミゼラブルを読み
今はデュマ・ペールのモンテ・クリスト伯を読んでいます。

土曜だったのですね！ご一緒の日だったら、相当幕間にヒートアップしてたでしょう。(笑）相当暗澹たる気持ちになってました。

次回のアイーダも楽しみですね！

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