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うきうきさん福袋の1本です。福袋銘柄ということで平日に気軽に開けましたが、単品では4K近くと、そこそこのプライスのようです。なにより驚かされるのは、アルコール度の高さ。なんと15.5%です。グラスに注ぐと、トロリとした濃厚なルビーで、エッジはまだ紫色です。香りはカシスやブラックチェリーのコンポート、ナツメグ、黒胡椒などのスパイス、それにタールっぽいニュアンスもあります。飲んでみると、果実味が凝縮していて甘くすら感じるし、タンニンもよく熟しているので、これだけのアルコール度であっても意外にスルスルと飲めてしまいます。何度も書いているとおり、ローヌ銘柄は、私の好みのストライクゾーンではないのですが、このボトルについては、かなり良いなぁと思いました。五年ぐらい寝かせるとまた異なった表情を見せてくれそうです。★★★★
2023年07月10日
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正月にうきうきさんで買った1.5万円10本福袋の1本。中にはかなり高額そうなワインも貼っていましたが、このボトルは市価1760円と、ほぼ標準的なプライスです。産地はミネルヴォワ。ショップの説明を引用しますと‥南フランス赤ワイン愛好家大注目!フルボディ辛口赤ワイン愛好家大注目!前菜からメインまでオールマイティーなコスパ抜群の南仏フルボディ辛口赤ワインが日本国内販売店限定で遂に登場!フランス・ラングドック・ルーション地方の中でも人気急上昇のAOC地区!その中でもフラッグシップ地区として有名で、生き生きとした最高品質の赤ワインを産するアペラシオンで、強さを内に秘めた繊細さとエレガントな味わいは南仏でも群を抜く評価を得るAOCとして有名な世界遺産ミディ運河沿いに広がる歴史ある産地ミネルヴォワAOC!ミネルヴォワには古代ローマ時代からぶどうが自生していたため、退役軍人たちがワイン生産をしていたという歴史ある産地としても有名!ヒュー・ジョンソン氏はAOCミネルヴォワについて「丘陵にあるAOC地区。生き生きとした良質のワインを産する」と述べ★★(ダブルスター)高評価!ずばり年間300日以上晴天が続くという南フランスならではの完熟したシラー種とカリニャン種、グルナッシュ種で造られる究極辛口フルボディ赤ワイン!摘みたてのプラムやイチジクなどを連想させる甘い果実の香りに、スミレの花のニュアンス!フレッシュで率直な果実感と穏やかな酸味、適度なタンニンが特長の、フードフレンドリーで親しみやすい味わいの高級ミネルヴォワ!究極シャトー・サルーズが日本市場超限定で少量入荷!文字数のわりに内容がありませんが(^^;、シラー、カリニャン、グルナッシュなどということですね。グラスの注ぐと、少しくすんだ感じのルビーの色調で、ブラックチェリーやカシスに加えて、たしかにイチジクっぽい香り、他に麦わらや燻製肉、それに少ししなびた花束のようなニュアンスがあります。味わいは、やや過熟感すらある果実味とオレンジピールを思わせるような酸、それになめらかなタンニンとで、飲みやすいものです。正直、やや野暮ったさも感じますが、イタリアなどの銘柄のような力任せなところや、一部の安ボルドーのような厚化粧な感じもなく、値段なりによく仕上がったワインだと思います。とはいえ、「悪くない」というだけで、積極的にリピートしようというほどのものでもありませんが。★★★
2023年02月19日
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スーパーで買えるワインだと思いの外バリエーションに乏しいので、地元太子堂で信濃屋以外にどこかワインを買える店はないかと検索してみたら、「ラ・カーヴ・オン・ソワレ」という店がヒットしました。茶沢通りの西友から一歩入ったところという好立地にありますが、外観は一般客向けのワインショップというより、どうみても業務用、もしくは卸しの店にしか見えません。そういえばこの店、出来立ての頃に有料試飲をやっているのを見つけて、立ち寄ったことがありましたが、それ以来長らく忘れていました。おそるおそる入店して小売りもしているかと尋ねてみたら、店の人も、一般客が珍しいのか、一瞬怪訝な顔をしたあとで、「してますよ。」とのことでした。私ですらそんな感じなので、フツーの人にはさぞ敷居が高かろうと思います。店内にはカーヴになっていて、そこから選ぶ仕組みです。平野弥さんに少し似ています。扱っているワインはすべてフランス産で、フィネスさんはじめ特定のインポーターのみ扱っているようです。この日は持ち合わせがなかったので、「2K程度のデイリー。買ってその日のうちに飲むボトル」という条件で、何本か候補を出してもらいました。ブルは最低でも4K近い値段だったのでパス。2.5Kぐらいのボルドーもあり、そちらを選べば無難だったのかもしれませんが、たまに変化球で行きたくなって選んだのが今回の銘柄です。ラングドック産のワイン。格付けはACラングドックではなく、あえて「ペイドック」(地酒)としてリリースしているとのこと。輸入元はシュバリエ。「栃木県宇都宮市大谷町天然地下蔵熟成ワイン」というシールが実にまぎらわしいのですが、要は輸入したボトルをそちらで保管していたとのことのようです。セパージュは、グルナッシュ60%、カリニャン30%、シラー10%。飲んだ感想ですが、まず、状態は良好です。南仏のデイリーワインというと、往々にして流通時に雑に扱われたものが多く、それがただでさえジャミーな味わいをよりベッタリしたものにしがちなのですが、このボトルについては、みずみずしい果実感を保っているところには好感が持てます。タンニンもなめらかで、12.5%という控えめなアルコール度とあいまって、今飲んで美味しいワインです。ただ、なんだかんだいっても南仏のグルナッシュ&カリニャンなんですよね。煮詰めたイチジクやブルーベリーのジャムを溶かし込んだような甘くクドい果実味は、好き嫌いが分かれそうです。「パッション・グルナッシュ」などにも感じることですが、飲むたびに「この味筋を好きになれれば、自分のワインライフはさぞリーズナブルに上がるのに・・」と思わずにはいられません。ということで、これはまったくもって私の好みであり、この銘柄のせいではないのですが、綺麗に作られ、コンディションも良好なボトルであることは認めつつ、リピートはないだろうなぁという結論になってしまうのが切ないところです。★★★
2022年04月15日
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信濃屋さんでまとめ買いしたうちの一本。ルーションの協同組合で作られるワインです。「神の雫」にも登場し、RWGの旨安大賞にも選ばれた銘柄ですが、「温故知新」を名乗るには少し新しすぎる感じもします。ブラックベリーやプルーンなどのコンポート、墨、黒胡椒や丁子などの、とにかく黒っぽい(笑)香り。飲んでみると、とにかく濃い!ひたすら濃厚でジャミーな果実味に少しユーカリや麦わらっぽいアクセントが加わります。酸もしっかりとあって、後半は熟したタンニンが押し寄せますが、飲みづらさは(あまり)ありません。アルコール度も14.5%と高く、いかにも南方のワインという味で、千円台のワインとしてみれば、まぁそれなりに完成度は高いと思います。といっても、単体で飲んで楽しいタイプとはいいずらく、居酒屋やビストロなどで料理のお供にグビグビ飲みたい銘柄です。個人的には、ジャムっぽい重たい果実味がちょっと好みではないかなぁ。ラベルは可愛いですけどね。★★☆楽天でパッション・グルナッシュを探す
2018年10月31日
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温故知新シリーズ、といっても銘柄自体が懐かしいわけでなく、昔よく通ったショップの店頭おすすめ銘柄をを買って飲んでみようという意味の「温故知新」です。この銘柄は写真のとおり、信濃屋さんの店頭で強力にプッシュされていたものです。南仏の人気生産者ドメーヌ・ド・フォンドゥースがコストパフォーマンスを最優先して作り上げたピノ・ノワール。同ドメーヌの「隠し玉」とまで言われるほどの抜群のコストパフォーマンスを誇ります。赤く熟した果実のふくよかな風味で綺麗にこなれており、なめし皮や腐葉土の第三のアロマも感じられる優しいピノ・ノワールです。 特にブルゴーニュのピノ・ノワールがお好きな方には一度は試して頂きたい1本です! 濃厚な色調のガーネットで、少し濁りがあります。赤黒い果実やスパイス類に加えて、たしかになめした皮や土っぽいブーケがすでに感じられる、心地よい良い香りです。飲んでみると、南仏らしく果実味がリッチで甘く、酸はやや緩め、タンニンはおとなしいものの、フィニッシュにかけてなにやらケミカルな?フレーバーをかすかに感じるのがマイナスポイントです。別のショップのサイトには、 ①抜栓直後はやや固めですので30分ほど空気に触れさせてください。華やかなベリー系の香りに昇華しますよ! ②荒目の濾過で酸化防止剤もごく少量添加のため「おり」や「にごり」が多めです。と書かれていたので、いっそのこととデキャンティングしてみたら、後味の微妙なフレーバーはあまり感じられなくなりました。まあ、「ブルゴーニュのピノ・ノワールがお好きな方には一度は試して頂きたい1本」と言われてしまうと、いろいろ突っ込みたくなってしまいますが、千円台で飲めるピノ・ノワールという意味では、そこそこ「あり」なのかなあと。それにしてもこの銘柄、リュットレゾネでSO2の添加も最小と、ナチュラルな作りのわりには、妙に熟成感を感じる香りやケミカルなニュアンスなど、テクニカルなものを感じてしまうのが不思議といえば不思議です。★★☆
2018年10月10日
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ここ数日、↓以下のエントリーが「よく読まれた記事」のトップになっています。2010年とかなり昔に書いた記事ですが、どこかで話題になっているんですかね?http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201011210000/ 三軒茶屋の新名所?「テル子女神像」 その後の調査?によれば、この像は隣に住む老婆の本人の像なのだかとか。直接聞いたという人の記事が見つかりますが、それらすら「易者だった旦那に死に際に言われて」とか「近隣の猫たちの死体を祀るため」とか、いくつかの説があるようです。最近はすっかり蔦に覆われてしまって不気味さを増しているような気もします。閑話休題。先だって飲んだジャック・プリュールのマールがなかなか興味深かったので、今度は正統派のコニャックを購入してみました。ワインショップでも時折グレープジュースが売り出されるポール・ジロー。今回河内屋さんで購入したエクストラ・ヴィユーは、「世界では一般的にこの品が25年クラスとして流通している」とのことです。お値段は9k弱と決して安くはありませんが、一度にそう大量には飲めないことと保存が利くことを思えば、日ごろ飲んでいるワインに比べてCPはむしろ良好でしょう。コルクはソムリエナイフなどを使わずに手で抜けるタイプです。ロブマイヤーのシャンパンチューリップグラスに注ぐと、輝きのある濃いアンバーの色調。一口香りを嗅いで驚きました。奥行きがあってとても素晴らしい香りです。ジャック・プリュールで感じられたキャラメルやドライフルーツ的な要素は控えめで、生ブドウの要素を残しつつを極限まで濃縮したかのようなピュアでアロマチックな芳香。味わいもエッジが丸く精妙。もちろんアルコールはツンと来るのですが、刺激的な要素がほどよく減衰されていて、凝縮された果実のアロマが濃厚な甘みを伴って口の中に広がります。あまりに美味しかったので、ついつい3杯4杯と飲みすぎてしまいました。もっとも、このボトル、感動的だったのは初日の開けたてだけで、翌日以降はわりと普通っぽい香味になってしまいました。保存性が良いと言われる蒸留酒ですが、抜栓直後とそれ以降だとやはり違ったりするんですかね?それともワインに慣れきった私の味覚の条件反射的なものなんでしょうか。オードヴィー、美味しいんですけど、自宅で飲み始めるとキリがないのと、ストレートで飲み続けると咽喉や食道ガンの引き金になりそうなので、ここから突き進むことはせず、ほどほどにつきあいたいと思います。★★★★楽天でポール・ジローを探す
2017年02月08日
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信じる者は救われる・・というわけでもありませんが、最初の一本目の感激を忘れられず、ひたすら飲み続けている銘柄です。今回のボトルは今まで飲んだ中ではかなり「アタリ」の部類でした。濃いめの色調のルビーでエッジはオレンジ。香りは赤と黒の中間程度のフルーツのコンポート、紅茶、皮革、スパイス類、スーボワなど、魅力的なものです。飲んでみるとそれほど凝縮感はなく、酸基調のバランスで余韻もそこそこ、ブルゴーニュでいえばやはりよく出来た地域名~並の村名クラスですが、旨み感のある果実味とのバランスは悪くないし、今回のボトルは香りの素晴らしさだけでもまあ元は取れたかなと。大量に買い込んだギョームもようやく(笑)残り一本になりました。最後の一本はしばらく寝かせて熟成させてから飲んでみようと思います。★★★☆
2017年01月18日
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黒っぽいフルーツのコンポートに紅茶、スパイス類、下草などの混ざった芳香。ここ最近飲んだギョームとは打って変わって、ノイジーな要素がなく、集中力のある整った香りです。味わいはややグリップに欠けるものの、エキス分の乗った果実味とエッジの丸い酸、穏やかなタンニンとで心地よいバランスを形成しています。口の中での含み香も豊かで、旨み感もありカジュアルなピノとしては十分すぎる仕上がり。素直に美味しいと思わせてくれるワインです。ギョームはここまで11vtを3本、12vtを3本、シャルドネを1本飲みました。かなりの当たり外れがありましたが、二つの異なるショップから異なるインポーターのものを購入していたので、その流通経路の影響が大きいのではと睨んでいます。最終的な結論は残った2本を飲んでからにしたいと思います。★★★★楽天でギョームを探す
2016年11月04日
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フィッチさんの14ドニ・ベルトー同じくフィッチさんよりミッシェル・ラファルジュの05ボーヌ。1級で6k台ですウメムラさんより14ユドロバイエのボンヌマール入りセットギョームばかりですみません。この日は赤ばかりの中で一本気まぐれで買ってみたシャルドネを開けてみました。上位のヴィエーユヴィーニュでなく、普及クラスのボトルです。お値段は2280円也。ラ・マルヌのブラングラスに注ぐと、色調は少し麦わら色がかった濃いイエローです。黄桃、洋ナシ、ハチミツ、黄色い花などの濃ゆい香り。味わいもコッテリとした果実味のアタック、やや太めの酸がそれを支えているのですが、それでいてなんとなく脇が甘いというか、尻すぼみで締りのない酒質なのが気になります。マロンフレーバーを伴った甘苦いフィニッシュ。まあ価格が価格なのであまり多くを望むのも酷というものですが、この作り手の赤ワインのようなインスピレーションが感じられず、よくある南仏のシャルドネみたいな香味です。って、ギョームの立地はディジョンの東48キロということで、言うほど南方のワインではないはずなんですけどね。★★
2016年08月30日
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ギョームばかりでスミマセン。なにせ大量に買い込んだもので(笑)。11VTとしては2本目となります。購入元はタカムラさん。前回飲んだ11VTは香りがやや獣的でノイジーだったので、今回はザルトのブルゴーニュグラスで飲んでみました。ややオレンジがかった色調の濃いめのルビーの色調。香りはブラックチェリーやカシス、スパイス類、それにやや毛皮や土っぽいニュアンスが強めです。飲んでみると重心が高めでそこそここなれた、熟成感のある味わいです。ただ、全般に香味が皮相的で、ノイジーな要素もあいまってあまり上品でないのがマイナス点ですかね。少し低めの温度で飲むとよいと思います。★★★楽天でギョームを検索する
2016年08月22日
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かわばたさんのペウ・シモネ・ブリュット・グラン・クリュ・フェイス・ノード(セレクション)[NV]ウメムラさんのオーディフレッド ヴォーヌ・ロマネ・オー・シャン・ペルドリ 13&14年12ビンテージに感銘を受けたヴィニョーブル・ギョーム。追加で購入してみた11VTの一本目はイマイチでしたが、今回はどうでしょうか。1本目ほどではありませんが、やはりやや動物的な香りが強めです。赤と黒の中間果実、スパイス類、蒸れた土。味わいは酸がピーキーでバランスがよいとは言いがたいものの、ブラインドでも間違えようのないくらいピノらしさは出ています。その一方で、果実味がジュクジュクとした感じで、熟成が早くてこうなったのか、それともコンディションの問題なのかがイマイチ判別しかねるところでもあります。コンディション面においては評判がいいとは言いがたい店で購入したので、なおさらその疑惑は募りますねぇ。★★★
2016年08月17日
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ウメムラさんの決算福袋割田屋さんのミシェル・ニーヨンヒグチワインさんよりRWG旨安大賞銘柄カステッリ・デル・ドゥーカ マルヴァージア・セッコ フリッツァンテギョームのボトル3本目。先だって湘南さんのセールで買って飲んだ12VTが激ウマ、タカムラさんで追加購入した11VTは一転してイマイチ。ということで、今度はタカムラさんで購入した12VTを開けてみました。ラ・マルヌのグラスに注ぐと、濃い色調のルビーながら、エッジはオレンジっぽさも見えます。香りはブラックチェリーやカシス、スパイス、黒土、スーボワなどアーシーな要素が強めです。口に含むと、旨みのある果実と明るめの酸による充実感のある味わいです。ただ、最初に飲んだ12年のボトルと比べると、こちらのほうがやや濃く感じる一方で、透明感が一歩後退している印象も受けます。総じて、悪くないのですが、最初のボトルのようなめくるめく香りというわけにはいきませんでした。ブルゴーニュでいえば、まあ村名レベルにあるといってよいレベル(よくできた村名ではない)でしょうかね。ボトル差なのか、管理状態の差なのか、それとも別の要因なのか。ワインってつくづく難解です。★★★☆楽天でヴィニョーブル・ギョームを検索する
2016年06月16日
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徳丸さんが07フーリエ以来と激賞だそうです。湘南さんの14オーレリアン・ヴェルデ先だって飲んだ12VTが激ウマだったので、タカムラさんで数本購入してみたボトル。こちらは11年ですが、さてどんなものでしょうか。ラ・マルヌのグラスに注ぐと、濃い色調のルビーで中心は黒味がかっています。香りはブラックチェリーやカシス、木質、スパイス、それに少しばかりノイジーな獣臭がまざっているのが残念。口に含むと、例によってエキス分の乗った果実味が感じられますが、12VTのようなバランスのよさやナチュラルさはなく、テクスチャーは毛羽立っていて、全般にギスギスとした味わいです。VT差だけでなく、時期的なもの(閉じてきている?)や保管状態の差(輸入元同じですが)、私自身の期待値が高すぎたことなどいくつかの要素があるかと思いますが、今回のボトルはあまり感心しなかったですね。ブルゴーニュでいえば、いい作り手のACブルといったところでしょう。まあ価格自体が税込み3.2Kなので、CP的には決して悪くないのですがね。★★★楽天でヴィニョーブル・ギョームを検索する
2016年06月14日
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自宅でレトルトのハンバーグ(デミグラスソース)に併せて。中心に黒みがかったルビーでエッジはまだ紫色が残っています。香りは比較的シンプルで、凝縮した黒い果実のジャムやグラスハーブ、スパイスなど。飲んでみると、パワフルな果実味の第一印象。ジャミーではありますが、ベタっとしていないところは好感がもてます。タンニンは柔らかく熟しており、テクスチャーはなめらか。酸もしっかりしているため、味わいに立体感があります。時間とともにクリーミーさが出てきて、バランスも向上します。状態も良好。全般に、やや飲み疲れるところもありますが、充実した果実味を中心にしたシンプルな美味しさがあって、仕上げに作り手のセンスを感じるワインです。ワインバーでこれを飲みたいとは思いませんが、ワインが主役でないカジュアルなレストランや居酒屋などでこういう銘柄を飲めると嬉しくなるでしょうね。個人的には、もう少しエレガント路線にふってくれないと、デイリー用にリピートするところまではいかないかな。そう感じるのは私が歳をとったせいかもしれませんが‥。★トワベー・エ・オウモンを楽天で検索する。★
2010年09月29日
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その昔、マルゴーなどの1級銘柄にブラインドで勝ったフォジェールのワイン、というのが、ブルータスの特集で取り上げられたりして、話題になりましたが、それがこのドメーヌの上位銘柄だそうです。タイミングよくhirozeauxさんがブログに書かれていた「日本一状態のよい店」で購入したボトルがあったので、開けてみましたが‥。う~む、基本的に、状態のよいワインはどんな安ワインでもそれなりに美味しいと信じている私ですが、それ以前に、やはり好みってあるんですよねぇ。エッジに少しばかりオレンジのニュアンスが見える、濃いルビー。香りは黒い果実のジャム、スパイス、それに、なにやら消毒液のような妙なニュアンスが見え隠れしています。口に含むと、ベッタリとジャミーな果実味が広がります。酸もしっかりとあるのですが、果実の重たさとしつこさには正直参ります。フィニッシュにはウエットなタンニンが口中に残り、お世辞にも綺麗な余韻というわけにはいきません。こういうワインが好きな方もいるのでしょうけど、私は正直ギブアップです。グルナッシュ、カリニャン、サンソーのブレンドのようですが、特にサンソー系の香味を強く感じますね。テクスチャーもなめらかで、まじめによく作られたワインなのはわかりますが。まあ、ここまでくると嗜好の問題なのでしょうけどね~。味付けの濃い料理にはよろしいかもしれませんね。
2007年09月25日
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