多少(僕が)単純化してしまっているにせよ、ともかく、反対勢力がきちんと結集していればナチスを阻止できたかもしれないという、それなりにポジティヴなこの観点に対して、もっと徹底的にネガティブな観点ももちろんあります。例えば歴史家のホブズボームは、以前にも紹介したLondon Review of Books(vol,29, no.16)のエッセイで、ワイマール政府が、ナチスではなく、もっと伝統的な保守政権によって取って代わられたほうがまだ良かったかもしれないという議論に対して、それは「ヒトラーの台頭を、包括的な反ファシスト連合によって防ぐという展望と同じくらい非現実的だ」と指摘し、さらに続けてこう書いています(下手な翻訳ですが許して下さい)