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なんとな~くサミシンボたりぞうでありんす。これも、ある意味でペットロス症候群でありますか、違うのでしょうけれど(苦笑)充分に お礼の言葉をいただき・・・私としては、これで良かったのです。でも、「改めて御礼に参ります」 との お言葉。 むぅ。お引っ越しの片付けもあられること、ドサクサで忘れて下さるだろう、いや、むしろ忘れておくんなさい、という気持ちでした。改まったコトは苦手なのですよ、実は(^^;んが、しかし・・・律儀にも、一日置いて御礼訪問に お越し下さいました飼い主サマ。F堂のお菓子をお持ち下さいまして、重ねてのお礼のお言葉です。パヨちゃんは元気にワホワホしていて、お子様方が、殊に喜んでおいでだとのお話。いなくなってから一週間だったそうで、もしや死んでいるかも・・・と悲しい覚悟もなさったとのことです。お引越しとは言え、お近くとのこと。近くにおいでの際は、ワンコ連れで寄ります~、との お言葉で、すっかりホケホケしておりました。お礼は不要と思っていましたが、これも形式。しかも、F堂のお菓子は大好き・・・恥ずかしい話ですが嬉しくて、有難く頂戴しました。早速、仏壇へお供え。袋から出しましたところ、ヒラリと封筒が。アイタタ・・・こんなん、要らん。飼い主サマの、新しい連絡先を伺わなかったのが悔やまれます。言い訳ですが、尋ねる必要を感じませんでした。預かった お犬サマを無事に戻して、お礼訪問を受けて・・・私としては、ザッツオールだったのですぅ。保健所に電話&事情説明をして教えて下さいとお願いしたのですが、個人情報なので教えられないとのコト。当たり前のことですが、今回ばかりは もどかしい思いでした。お役所の方を責めても仕方がありません。ついつい、アドヴァイスをくれた友人に、メイルで愚痴をば。お金なんか要らんのに~、なんかカナシイよぉ、と。翌日早く、お返事が。素直に取っておきなさい、と。たりは、そーいうコト気にし過ぎ、とも言われました。私のペットを同じように保護してもらったら、同じようにお礼をするし。。。たりだったら、もっと丁寧にするぜヨ、と言われました。まあ・・・そうだろうけれど。だろう、自分はするけれど、人から受けるのはシャットアウトって、おかしくないか?心からのありがとうには、心からのどういたしましてでエエんと違う? と 諭されました。そのお金で、パヨちーに似たコが載っている写真集でも買って記念にしたらいいやん、とカラリと言われた・・・ふむぅ。母と、今夜も帰った兄に尋ねましたら、彼女の言う通りだ、そーしなさいとアッケラカン。「カネ目当てじゃないのにって言うけどな、それぐらい、向こうの方がよくわかってはるわ。絶対そうや」と、兄貴。ホンマかいな、飲んでラリホで帰ってきたくせに・・・。明日の朝に別な意見やったら、玉子焼きにアンタの嫌いなカニカマ入れるぞ(爆)閑話休題。庭に眠るワンコに、いつもより深々と合掌・・・ジョンよ・・・キミが死んで後は、フカフカぼでーが可愛いぬいぐるみ以外のお犬サマは家に入れなかったのにねぇ。庭は散歩させたけれど、キミの場所には入らせなかったから許してくれるかえ?放っておけなかったのだ・・・解ってたもれ。この先も、どんなお犬サマも、キミの上は歩かせないからね。生まれ変わったキミが、幸せでありますように。 今朝も合掌。
2004年03月29日
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前回の日記の続きです。済んだことですが、とても楽しい体験でしたので、自分の思い出のために書き留めておきます。さて、二日目です。わりと早くから出る用事のあった私は、お犬サマのお世話に使う時間を考えて、目覚ましを5時半にセット。すでに、3時過ぎ・・・2時間ちょっと眠れれば御の字です。(お犬サマは、クゥクゥと軽いイビキをかいて、よく眠っている・・・半端に起こすのは可哀相だけれど、私が出たら二度寝するだろう。 ともあれ、おトイレと食餌をさせて・・・)ホヤンと納得して、布団へゴソゴソ。日中の気疲れが出たのでしょう、枕に頭を乗せると同時に寝入りました。シラフでも、やれば出来るものですね(謎)ケン! ケン! ケン! (カタン、コトン)フッ・・・と薄く目覚めた私。何の音だらう、ま、いいか・・・目を閉じフカカ・・・ケン! ケン! ケン! (カタリ、コトリ)なんだよぉ、目覚ましじゃないよねぇ・・・スゥ~・・・はっ!!!お犬サマだ!なんとっ、今は何時???眼鏡をかけて時計を見ませば、ガーン、もう6時前ではありませんか。ケータイも置時計も、全部鳴った形跡があります。一滴も飲まずに熟睡して、なおかつ目覚めなかったとは・・・おおお、あり得ない~!寝ボケつつもビックリしまして、起きたままの姿勢で、しばらくポカンと座りこんでしまいましたぞな。いやいや、ボケている場合ではない・・・玄関からは、ミョーに規則正しい呼び声が。はぁい、ちょっと待ってよん・・・ともあれ、冷たい水で顔をザブザブ。お犬サマの待つ三和間までは、襖と木の引き戸の2つの仕切りを挟んでいます。ヨレヨレと柱にぶつかりながら襖を開けますと、小間向かいの、わざと5センチ開けておいた木戸の隙間から、黒い鼻面が突き出ているではありませんか。カタカタ鳴っていた音は、顔で木戸を開けようとしていたからなのか・・・むっ、面白いぞ、キミ(笑)木戸を引きますと、待ちかねた様子で ボディーアタックです。 ばぼんっ!こらこら、三和間から上がってはイカンよ、と嗜めつつも、しばし戯れタイム。フと見れば、待ちきれずにウンPをしてオル。やばっ、寝坊しちゃったよ・・・散歩と掃除、朝ゴハンに加えて、私の支度!遊んでいる場合じゃないよ、いそげーっ(@@アタフタしておりますと、救いの神が寝巻きで登場。6時になりましたので、母が起きてきたのです。顔を洗って着替えて、お茶を一口・・・そんな母から、ツルの一声。「たりちゃん、リードだけ付けてくれたら、庭なりと散歩させましょか」えっ、マヂですか???動物好きとは言えない母・・・今回のお犬サマのことも、怒りはしないながら、私はノータッチですよ、のスタンスであるはずなのに。ま、不思議がる時間も惜しいところです。気が変わらない内にと、リードを付けて任せることにしました。当のお犬サマは、リードが付いたので お散歩タイムの開始をハッハと期待。戸口の前で待ち構えています。 つくづく気楽なやっちゃ。玄関の引き戸を開けた途端に、ピンポンダッシュの勢いで駆け出しました。「あははは、パヨちゃんは朝から元気やねー」掃除を始めておりますと、庭の奥から、母のゴキゲンな声が。それは良いのですが、パヨちゃんって?いつの間に名前が付いたのだろうかと、首を傾げながらウンPの始末をした私でした。今朝、解ったな・・・ネーミングセンスの無さで鳴らした私ですが、顔立ちだけでなく、この点も母譲りであるらしい(爆)閑話休題。気もそぞろに、サササと用事を済ませてダッシュで帰宅しました。三和間の様子を覗いてくれるとは言いつつも、不安やストレスで鳴いたら、母では対処できませんのでね。しかし、今回も杞憂でした・・・3回目。聞けば、非常に大人しくしていたそうです。オモチャになるかな? と母が丸めて与えた軍手を齧ったり、ウトウト眠ったり・・・全く手がかからなかったとのこと。丁度、昨日の相談に乗ってくれた友人からメイルが入りまして、困ったことはないか~? との有難い気遣い。昨夜から今朝の状況をお返事しましたら、安心した、とのメイル返しです。何が有難いって、家族と友達に優るものはありませんねぇ。保健所に、再度お電話をば。昨日に続いて、全く連絡がつかないとのこと・・・何故だろうかと、職員さんも困惑しておいででした。当方は構いませんから、と話しておりますと、フと先方のお声が改まりまして。もしも、ずっと連絡が取れないまま、もしくは届出の犬と違った場合は、どうなさいますか? と。どう、とは?手に余るようでしたら回収します、一定期間は保健所で保護します、とのこと。期間が過ぎたら、どうなりますか?飼い主も、他の引き取り手も現れない場合は、処分ということに・・・そうですか、そうでしょうねぇ・・・「では、お気遣いは無用です。 飼い主様との連絡がつくまで当方でお世話しますし、万一見つからなければ我家で飼います」言ってしまった・・・アタマよりキモチが口をききました。電話を切って、おそるおそる母を振り返りますと、非常にシブい顔。安請け合いしはって・・・と、苦言がありました。「今朝のことは、あのコはお客やと思うから面倒みましたんえ。 万一ウチの子になったら、アンタが全部しなあかんよ。 酔っ払って寝坊したなんて通りませんえ」はーい、ゴメンナサイ(涙)とは言え、母も笑い出しました。ま、我家で飼うかどうかより先に、迷い犬のポスターを作って近所のコンビニやお店に貼らせてもらいなさい、と。ノンキな田舎の良いところでして、そーいう告知は、わりと普通なのです。それでもダメなら、その時に考えましょ・・・と。 ナルホド。そうと話が落ち着きましたら、次は当面のことをば。私は予備校 & バイトですし、母も仕事に出ます。今度こそ、パヨちーは夜に一人のお留守番・・・スマンね。たっぷり散歩させておかねば、と、卒業以来の中学にまで足を伸ばしました。普通に歩いても30分近くかかる道のりを、ちょっとした草むらや電柱に いちいち立ち止まってフンフンとチェックを入れるものですから、進まないこと甚だしい(^^;電柱なら必ずオシッコをかけるかと思えば、そうでもないようですね。素通りすることもありますし、かける場合でも、微妙に量を加減しているらしい・・・ということが、見えてきました。お犬サマ社会の決まり事なのかと、少々感心して眺めておりました。さて、休み中ながら門が開いておりますのを良いことに、懐かしの中学校内を散策。あんまり変わっていませんでしたねぇ・・・記憶通りの部分が多くて懐かしい反面、ショボくも感じました。公立とはいえ、少しはリフォームすればいいのに(苦笑)懐かしさに任せて、ずっと通っていない道を辿る帰路でした。途中、地元では有名な ドッグ・ロード(笑) へ参入。要するに大きな農道なのですが、いつからか、近在の方々のお犬サマの散歩道 & 飼い主の方々の交流広場になっています。その ドッグ・ロードを横折れして、昨日のホームセンターへ。ミルクの追加と、小さいオモチャを2つ買いました。長逗留になるようなら、ちゃんとした寝床も必要かなぁ・・・と、コーナーをチラリ。さぁ、思ったより長引いた・・・出かけるから、帰ったら遊ぼうね~、と、買ったばかりのオモチャを見せながらの坂道。あ、ウンPですか。 はいはい、ちょっと待ってね、片付けるから・・・ガサゴソ。さぁOK、と立ち上がったところで、見知らぬ方から声を掛けられました。「失礼ですが・・・その犬は、お宅で飼っていらっしゃいますか?」私よりは少し年上かな? という感じの、いかにも家庭的な暖かい雰囲気の女性です。「いいえ、事情がありまして預かっております」お返事しながら・・・ああ、終わりだな、と解っていました。「こちらこそ失礼ですが、Sさんであられますか?」保健所の方から、名字だけは伺っていました。そうです、Sです! とのお返事・・・ああ、やっぱり。聞けば、お引越しの真っ最中であられたとのこと。なるほど、連絡が取れなかったはずですね。忙しい合間にも探して歩いておられたそうで、この日この場所で出会えたのはラッキーです。とても感謝して下さって、こちらは却って恐縮・・・。家に近い場所でしたから、ちょっと お寄りいただきました。ペットフードやミルクなど、パパッと包んで・・・解らずに与えましたが、とお断りして、持ち帰っていただきました。事情を説明し合って、よく会えましたよねー、と感動して盛り上がる飼い主サマと私の間で、パヨちゃんワホワホ。オイラも入れてよー! とばかりにハシャぐハシャぐ・・・ちょっとは落ち着きよしっ(^^;門を出る時に、パヨちゃんがクルリと私を振り返り、そのままピタリ。お世話になりました・・・お目々には、うっすらと涙が。だったら、非常にウツクシイのですけれどねぇ!違いますね、アレは。 「何してんの、はよ来ぃや」 という顔でした、間違いない(爆笑)最後まで笑わせてくれました。迷子になっても明るく、人間のことを好いて楽しませてくれたパヨちゃん。ありがとう、2日間だけれど、いつもは女二人で静かに暮らしている家に、バタバタのトキメキ風を吹き込んでくれた。また会いたいよ、今はバイバイ^^良かった良かった・・・と門を閉め、さあ、予備校に行く前に、少し片付けておこうかな。散歩から帰ったら寝床を入れ替えようと用意していた 古シーツや古毛布は、密封袋に戻して押入れへ。紙の皿やボウルなども始末しました。三和間は、明日、水を撒いて洗えばいいな・・・ああ、もう出かける支度をする時間だ。お茶を飲もうと台所に行きますと、私の座る場所に袋包みが。開けますと、百均の袋に浅めのボウルが3つ入っています。メモには母の字で、 「紙皿では動いて食べにくいようですから、これに入れてあげて下さい」 と。私が散歩に出ていた間に、百均ショップに走ってくれたようです。そうか・・・母はバイバイ出来ずじまいだったなぁ、と思い、急にジワリと涙が。順当に行けば、ごく近い内に返すことは納得していましたし、それを待ってもいましたが・・・今からお別れだよ、という心の準備というのですか? そーいう時間が欲しかったな・・・短くても良かったから。いやいや、ゼータク言ってはいけませんね、馴染んだ御家族の元に戻れたことを喜んであげねば・・・グスッ、チーン(;;)案の定、仕事から帰りました母に顛末を話しますと・・・そうですか、よろしおしたな とは申しつつ、軽いショックの顔でした。でも、いい体験をさせてもらったねぇ、楽しかったねぇ、と二人でシンミリ。お互いに、出来ることしてあげた・・・今夜は一杯づつ飲んで、早めに寝ましょうか、と。そこへ、私の携帯がピルルル!兄ぞうです。もう、すぐそこまで来ている、今夜は実家に帰るワ、と。きゃつは今、大阪と神戸と京都の物件を担当し、一人で三都物語をやっちょります。京都の日は、たまに帰ってくるのですが・・・おいおい、何も今夜でなくてもよかろう(汗)こちらは忙しくて、今夜は残り物で済ませようと話していたのにぃ。シンミリ気分を慌てて片付けて、布団と部屋を暖め、御飯を炊き、おカズを作り、通りすがりのお風呂に入浴剤パパパ。着替えは出してあるか、明日のスーツとシャツにアイロンを、と、大騒ぎです。ああ、もう・・・お犬サマより、よっぽど手がかかる!(爆)ラリホ~と帰ってきた兄ぞう、開口一番「ぷっちゃんよ、おかーサマから聞いてるで、イヌどこや、見せてぇな」・・・キミも三和間で寝るか、オイ(爆)アニキはどーでも良いのですが(爆)、もう少しだけ書きたいことがありますので、ぱーと3を次回に。
2004年03月26日
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いやはや・・・脱力感。昨日の日記に書きましたように、お犬サマは、我家での一宿一飯を経て、無事に飼い主サマの元へお帰りになりました。あ、一飯とは慣用句上だけのことでして、実際は、ちゃんと四飯ほど食べさせましたからね(笑)はあああ~~~~、つかれたっ(^^;無事に帰せた安心感で気抜けしてしまいまして、ドッときています。良かった良かった・・・密度の濃い2日間でした。話は、一昨日のお昼頃に遡ります。リードを付けたままのワンコに、私は出会いました。非常に(いや、ホント)人懐っこく、お犬サマラヴァーの私としては、至福の気分で一緒に遊んでいたのですが・・・。そうそう浮かれてばかりもいられません。何せリードが付いていますから、どなたかの飼い犬であるのは間違いなし。おまけに、パピヨンです。パピヨンにしては大きいなぁ、とは思いましたが、そういう種類なのかしらん? と軽めに納得。ほれ、あの小さいプードルも、改良前の原種はかなり大きいですからね。 同じようなモンかな、と。パピヨンであることに加えて、見れば毛並みもキレイです。可愛がられて暮らしていることは一目瞭然・・・してみますと、飼い主サマは探しておいでだと判断がつきます。そうであれば、このままバイバイとはいくまい・・・と、困惑しました。車に撥ねられたり、売買目的で連れ去られたり、掴まって虐待の犠牲になったり・・・と、心配のタネは尽きません。幸い、私のことを好きなようですから、しばらく止め置こうと決めました。適当な紙ボウルに水を入れて出しますと、嬉しそうに飲みます。お腹も空かせているだろうかと思い、勝手に食べさせる迷いはありましたが、コンビニで買った犬缶を与えてみますと、貪るように食べます。ひもじかったのね、可哀相に・・・。家の電話で保健所に問い合わせてみましたら、特徴に合うパピヨンの届出があるそうです。リードの色も青で同じでしたし、配色の感じも性別も合っています。更なる決め手は、「パピヨンにしては大きい」 というポイントでした。飼い主サマも特徴として挙げておられたのでした。改良云々の話ではなく、単にこのコ、大きいのね(笑)早速、飼い主サマに連絡を取ります・・・という保健所の職員さんに、では、それまで宅で預かっておきましょうと お返事。幸いと言いますか、数日前に風邪をひいて寝込みました私は、治りましたが念のために、もう一日の休みを取っていたのでした。「もうすぐ迎えに来てくれはるからね~」 と言い聞かせつつ、更にワホワホと戯れ、ハシャぎ疲れて昼寝をする横で本を読んだりして過ごすこと数時間・・・気がつけば、もう夕方も更けてきました。あれぇ? と思い、もう一度、保健所に問い合わせましたら、飼い主サマに一向に連絡がつかないとのこと。もう少し、預かってもらうことは無理ですか・・・? と、電話の向こうで非常に恐縮なさる職員さん。構いませんよ、とお返事しました。それから更に数時間。 もう夜です。保健所の業務はとっくに終わったのですが、職員さんは、個人的に何度も連絡をつけようと頑張って下さったそうです。でも、繋がらないとのこと。乗りかかった船でもありますし、幸いにも我家は一戸建て。適当に遊ばせるくらいの庭もあり、玄関が2つありますから、夜になって冷えてきたら、使っていない方の三和間に入れられます。泊めることになっても構いません、と申しましたら、本当に安心したお声で、「お願いします!」 と おっしゃった職員さん。彼女も、かなり犬好きと見た(笑)さて、やや長丁場になりそうね・・・ということで、散歩がてら、近所のホームセンターに買い物に行きました。ペット連れで入れるお店ですので、助かります。それは良いのですが、ペットコーナーに入って、固まりました。多種多様なペットフードがあるのは勿論、犬種や年齢その他、ダイエットフードだの、カルシウム豊富だの、あらゆる個性に対応する品物が、オラオラ状態で揃っているではありませんか。パピヨンだという判断以外は、年齢も普段の食生活も判断のつかない私です。犬を飼っていましたのは、かれこれ20年ほども前・・・しかも大型の雑種で、家族の残り物を、味を薄めて与えていた経験しかありません。うっかりした物を食べさせて、何かあったら大変だ・・・選べないよぉ(;;)たまたま、ケータイをポケットに入れていたのがラッキーでした。パピヨンを飼っている友達に電話して相談しましたところ、大きさ(「デカいなぁ、そのコ!」 と、やはり驚きの声)や状態を詳しく聞いてくれて、丁寧にアドヴァイスをくれました。これなら間違いなかろう、と勧めてくれたペットフード2種類(ドライと生タイプ)をカゴに入れ、犬用ミルクのパックと、おやつも追加。見知らぬ家で、変に長居しているのですから、そろそろ異状に気付いて神経質になるかも・・・と思い、何でも食べられそうなものを、と思ったのです。杞憂でしたけれどね(笑)ともあれ三和間に入れて、あり合わせのホイル皿や紙ボウルで水と食餌を与えたところ、嬉しそうにバクバクです。お腹が膨れたら、遊んで遊んでと元気一杯でジャレついてきます。石張りでは寒かろうと思い、適当な段ボール箱に新聞と古毛布や古シーツを入れ、寝床もオッケイ。帰宅しました母に、恐る恐る事情を話しましたところ、驚きはしましたが冷静に受け止めてもらいました。怒られると思っていましたので、ホッと一安心。怒るどころか、「どれどれ・・・」 と、三和間に出向いて対面しましたら、初手からワフワフ懐かれて、なかなか可愛いではないか、まあ、しばらくなら・・・と、満更でもなさそう。寝る前にウンチとオシッコを済ませさせるべく再度の散歩に連れ出しました。歩かせて、疲れさせて寝てもらおうという計画でした。夜中に不安になって鳴かれては困るからのぅ・・・というハラだったのですが、今度も杞憂でした。1時間近く歩かせて帰りましたところ、私より先に軽快に階段をタッタカ上がり、玄関の引き戸前でクルリと振り返ります。「開けてよ」 という表情・・・おいおい(^^;その後、リードを外して身軽になり、ミルクを美味しそうに飲んだら、即席寝床にコロン。明け方近く、寝る前に そっと覗きに行きましたらですね。何と、小さなイビキをかいて熟睡しているではありませんか。しかも、箱に入れたシーツや毛布を好みの感じに整えている余裕ぶり。もしや・・・迷子の現状そのものを理解していないのではないか、と、冷汗タラリの気分になった私でした(苦笑)レポート1ということで、今夜は失礼いたします。続編は、明日・・・ちょっと寝て参りますね。
2004年03月24日
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5時半に起きて散歩に連れて行き(かれ?)ますので、とっとと お風呂に入って寝ることにします。理由も状況説明も、今はスッ飛ばしますが・・・現実に、我家には、お犬サマが、一頭いて、しかもグースカ寝ておりますこの状況を説明するために生まれたのかと、思わず勘違いしそうになるほど的確な一語があります。 「 な り ゆ き 」詳しくは、また書かせていただきます。ともあれ今日を無事に済ませた疲れが出てきまして(^^;我家で飼うワケではありません、(多分)一宿一飯の仮の宿なのですが。お犬さまラヴァーの面目躍如、可愛さにヘラつきっぱなしであった顔のお肉を、お風呂で引き締めてくることにします。ではでは、これにてドロン☆
2004年03月23日
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美容師をしております姪っ子が、3日前、本を借りに来ました。大正から昭和にかけての雰囲気を知りたいので、何か適当な本はないか、とのこと。何でも、最近のレトロブームを受けて、耳隠しに結ってほしいというお客様があったのだそうです。多分そうだろうと、聞く前からオチの見当をつけておりましたが、アタりまして。お店のスタッフの方々は、「耳隠し、それナニ???」 だったそうです。側で聞いていた姪に至っては、咄嗟にイヤーマフのことかと思ったと、明るく告白してくれました(爆)幸いにも、イラストに長けたお客様であったそうで、紙に描いてもらったものを元に店長さんが仕上げられて、事なきを得たそうですが。最近の、お若い美容師さんですと、御存知ないのかも知れませんねぇ。和服用のヘアも当世風のみ、着付けは受けないという美容院さんが増えているそうです。姪の勤めるお店では、着付けは受けるけれども畳のブースはないよ、とのことです。 うーむ。もっとも私とて、耳隠しを結っている方をライヴで見たことは・・・多分、ありません。古い写真や映画で見ましただけだと思います。母に尋ねますと、さすがに知っておりました。戦前と戦後数年間は、わりと普通に見かけたそうです。耳隠しで思い出しましたが、亡き父の3度目の初恋(おいおい^^;)が、母の母、私の祖母でありましたそうで。私が生まれる前に亡くなったので、古い写真でしか見知りませんのですが、それはもう、なまじの女優程度でしたら裸足で逃げ出すような華麗な美女です。当時の弁護士令嬢でありますから、それこそ乳母日傘育ちの、文字通り、ろくに台所にも立ったこともないピカピカのお嬢様です。曽祖父の書生弁護士であった祖父は、師の令嬢を巡って、同輩の書生方と、なかなかにアツい恋の鞘当てを演じたそうですヨ。そうした美女の祖母に、少年時代の父は憧れていたとのこと。耳隠しの髪が あれほど映える女性を他に見なかったと、父は申したそうです(by母)長火鉢に軽く肘をあずけて、どこを見るともない茫洋とした眼差しで長煙管を弄ぶ姿を垣間見るにつけ、まさしく一幅の絵であろうか・・・とトキめいた由。昔の少年は、なかなかロマンティークでありますな。結構、おマセでもありましたのかも。おとと、話がズレてしまいました。閑話休題・・・さて、「誰も知らない耳隠し事件」 を経たことで、レトロムードも知っておかねばなるまい・・・と発心しました我が姪っ子。図書館に行こうにも、まだまだ下っ端スタッフでありますので、開館時間に間に合う時間には、とても上がれません。それなら・・・と我家を訪ねて来ました辺り、うむうむ、なかなか殊勝な心がけであります。 可愛いやっちゃ。時代の風俗や雰囲気を手っ取り早く知りたいのであれば、花柳界を描いたものに当たるのが一番でしょう。それで良いか? と尋ねますと、「花柳界」 という言葉自体から説明せねばならぬと解ったのでありますが。いささかの不安を覚えなしたが、まあ、読めば解るものだし・・・と思い直しまして。花柳界風俗の描写で入り易い作品と言えば、永井荷風です。本棚からヒョイヒョイと数冊抜いて、持って帰らせました。これが、冒頭に書きました、3日前のことです。3日後の今夜、姪っ子が、本を入れた紙袋と共に、また参りました。もう読んだの? と思いましたら、さにあらず。「たりちゃぁん、読めへんかったぁ」と、世にもヘナチョコなことを申すではありませんか。どれくらい読んだのかと尋ねますと、一冊目の10頁くらいだとのこと。3頁読むと睡魔に倒れるので、3日で10頁ね・・・なるほど。などと、感心している場合ではありませんか(^^;「だぁって、こんなムズいの読んだことないんやもぉん」ええいっ、この根性ナシめがっ。どの本だって、最初に読む本は、読んだことがないブツでありますがな。永井荷風は、とっかかりが良いので勧めましたのに・・・日本語が解る人間が読めないという道理はありませぬぞよ。「日本語やけど、日本語やないやん、こーいうのって」などと、姪っ子は、ワケの分からぬことを申して、丸い頬を更にプリプリと膨らませます。彼女の言う日本語の方が、よっぽど解り辛いのですけれどね、ウチには(汗)ううむ、現代の23歳には、永井荷風はNGなのか・・・。当時の 「カフェー」 の描写など、体験したことのない世代の私であってもワクワクしますのに。嗚呼、昭和は遠くなりにけり・・・というところでせうか(苦笑)では、写真付きの風俗史の本があるから・・・と見せましたら、パラパラと見て、こちらを喜んで抱えて帰った姪っ子でありました。ウマシカ者め・・・そちらの方が、説明の文章は難解であるのじゃぞ(爆)目で見る方が良いのなら、4月1日から京都駅ビルのギャラリーで、高畠華宵展があるから見ておいで・・・ともアドヴァイスをば。これは私も楽しみにしておりまして、友人と行くことになっています。姪っ子ときましたら、「タカバ ケカショーって? ハーフの人?」と申しますので、喩えでなくズッこけました、私(汗)天ぷらを揚げながら話していましたので、私も気付かずヘンな所で切ったのかも知れませんが・・・とほほ。「タカバタケ、カショウ」と、訂正する私の語尾には、いささか血管が浮いていましたかも(笑)そんな私の心情を知ってか知らずか・・・いえ、知りませんな、間違いなく。姪っ子は、揚がってくる天ぷらを嬉しそうにモリモリと食べて幸せそうでした。ま、可愛いですね。 ふふ・・・^^姪っ子の話で触発されたわけでもありませんが、昭和モダニズムのお洒落をしたい・・・という気持ちは、最近、高まっています。当時風の派手派手しい組合わせは、離れて見ますと、可愛いとも洒落ているとも思うのですが、いざ自分で着ますには、いささかの躊躇が???耳隠しに結って、浪漫あふるる様子でキメて歩いてみたいものですね☆
2004年03月17日
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甘いものが苦手・・と言いつつも、キャンディは わりとよく食べる私です。ちょっと疲れた時、口寂しい時などに、こそこそっと取り出してヒョイパク。いつも、バッグにはキャンディを入れた缶を忍ばせています。小さなキャンディが与えてくれるくつろぎ感は、煙草とはまた違った性格のものですねぇ。甘さ控えめのフルーツ味かソーダ味が多く、たまに紅茶味・・・というのが定番です。何故か、ノンシュガーの品は好みません。味が薄いような気がするのですよね・・・風味がないと言いますか。 うむぅ。そんな私の最近のお気に入りは、「フルーツ天国」 です。セブンイレブンでしたら、大抵置いてあります。他のお店では見ませんので、セブンイレブン限定商品なのでしょうか?さて、その 「フルーツ天国」 ですが。品名通り、数種類のフルーツキャンディの詰め合わせです。レモン、いちご、メロン、マスカット、オレンジ、りんご、ぶどう、ピーチ、そしてチェリー。おお、こうして挙げますと、なかなかのヴァラエティですね。フルーツの味が出ていて、しかも甘くもくどくもない・・・ということで、最近のマイブーム商品であります。どれも美味しいのですが、中でも特別に好んでいますのは、チェリー味です。元々サクランボが大好物ですし、「フル天」(略さんでも^^;)のチェリー味は、他のチェリーキャンディと比べましても、特に好みに合いまする。これぞ待っていた風味! というトコロでして。一つ残念に思いますのは、数が少ないことです。はっきり数えてはいませんが、一袋に上記の9種類がランダムに、大体30ヶくらい入っているかと思います。その中で・・・チェリー玉は、基本的に2ヶであるようです。ごく稀に3玉入っている袋もありますが、4玉入りに当たったことは一度もありません。大まかに30ヶの内、多いのは イチゴとぶどうとオレンジであるようですな。定番の味ですから、この3種の個数で半分くらいになりますかも。後のシェアを6種が分け合うことになりますが、どの袋を買いましても、一番少ないのはチェリー玉です。ううう、納得がいきません・・・美味しいのにぃ(涙)製造元に、直訴メイルでお願いしたいくらいの気持ちです、しくしく。ギヴミー・チェリーーー!甘味の話題で思い出しましたが、先日はホワイト・ディでしたね。同僚(とは言いましても、結構年下ですが)の男性講師が、笑えるドジを踏みました。 うふふ^^方々のお付合い場面からチョコを受け取った彼は、お返しのお菓子を仕入れるべく、とあるデパートの特設売り場へ行きました。そしたらですね、バイト先の女の子の集団に見つかってしまって。本命は何人いるのだ(おいおい^^;)、流行のお菓子はコレだ、お菓子以外には何を買うのか、etc.・・・女学生が鈴なりに後ろを付いて来てピーチャカピーチャカと囃し立てられ、おまけにお茶を御馳走するハメになって、まこと参ったそうです(笑)「アホやなぁ、休みに女の子らがいそうなトコに買いに行かはるからアカンのやんかー」と、職員室でも更に笑いものにされて、彼は全く踏んだり蹴ったりですな。一番ケラケラ笑いましたのが私であったなんてコトは、どなたにも内緒でありますが・・・ぷぷ。彼を交えて4人で、仕事帰りにお茶タイムをば。ヴァレンタインや、ホワイト・ディの意義について、何となくしみじみとした話になりました。温度差はあっても、お互いに気持ちがホカホカする好意の交換なのだよねー、と。それが、本来の意味でありましょうし、とも。好きな人からもらえたら、キャンディ1コが永遠の宝物に思えた頃もあったのにね、などなど。イヴェントは楽しいものですが、一夜明けて貧しくつまらない昼食に甘んじる日々といいますのも・・・ちょっとね^^;ま、考え方次第であります。今日は、授業中にカサコソとお菓子を口に含んでいた生徒にメッ。動詞活用を暗証させるペナルティを課しました。甘いモノの誘惑にノッた代償は、何であれ大きいようですな(笑)
2004年03月14日
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↑ の出典を、どうにも思い出せず、いささか焦っておりまする。何かで読んだ(と思われる)一節であるのですが・・・むぅ。浅くとも印象に残ったフレーズであれば、時間さえかければ必ず出所を思い出せますことに、密かな満足感を覚えていたものですが。慢心ゆえか、年齢ゆえか・・・どちらの理由でありましても、狎れの後に来る陥穽は、特別に深く思えるものですね。まったくもって、怖いこと。 ぶるり。読み始めて数頁で、タイトルに挙げましたフレーズを思い出し・・・その出所が解らないまま、非常に不安定な気持ちで読み進んでいる小説です。『調律師の恋』 (ダニエル・メイスン著 ・ 小川高義訳 ・ 角川書店)原題は、『The Piano Tuner』 、単に、「(ピアノ)調律師」 です。邦題に、「~の恋」 を足しましたのは、まあ、出版社の意図でありましょうか。何やら、ロマンティックな雰囲気ですものね。ぶらりと本屋を巡るお客に、おや? と思わせるには、原題のままの 『(ピアノ)調律師』 では、弱かったでしょう。うっかり者の店員さんでしたら、小説棚ではなく、音楽評論書類の棚に放り込んでしまうこともあったかも・・・と邪推してしまいます。そうした例を見たことが、何度となくありますので(苦笑)閑話休題。『調律師の恋』 を、丁度半分読み進めたところです。一気に読破したいところですが、集中できる時間に限りがありまして・・・とほほ。舞台は、19世紀。ヴィクトリア女王治世の英国ロンドンから、物語は始まります。名器 「エラール」 に通暁するピアノ調律師エドガーに、英国陸軍から、風変わりな要請が寄せられます。キャロル軍医少佐なる人物の要請により、当時の英国人には文字通り 「世界の果て」 と思える南国ビルマに赴き、当地にて過酷な環境下にある 「エラール」 を調律されくれたし、とのこと。エドガーは、当惑しつつも・・・当時の 「大英帝国」 に生きる人物のこと、ヨーロッパ文化の粋を広める一翼とも思い、愛妻をロンドンに残してビルマへ向います。いささか迂遠ながら、何もかもが目新しく面白く、適度に郷愁を感じる旅程。しかしエドガーは、ビルマの感性や風習に接するにつけ、英国的支配感覚に、疑問を持ち始めます・・・今は、ここまで読みました。結論を、今の私は知りません。エドガーをビルマに呼ばしめたキャロル軍医少佐は、まだ伝聞の範囲だけの登場です。半分は読みましたのに、まだ実体として登場しない・・・少々、 「?」 です。ガス燈と石畳と濃い霧のロンドンから、むせかえる熱気に満ちたビルマへ。陰鬱な天気に覆われ、求道的キリスト教感性を盾に、「啓蒙」 という刃を振りかざす支配国。驕慢なまでの原色文化に隠れた、敬虔かつ根強い仏教思想と郷土宗教を持つ被支配国。いえ、こうしたことも、どうでもよい・・・何が是であり、何が不是であるのか・・・。エドガーの旅と、その過程で目にし感じる様子を読んでおりますと、彼もこうであったか・・・と、クラクラしてきます。深く厚い緑の中を、湿気でズブ濡れになって歩き続けていたはずなのに、ふと気が付けば砂漠の真ん中で途方に暮れている・・・落差で揺すぶられるが如き不思議な感覚に、陶然とします。こうした感覚について・・・読めば足りるのか、実際に体験してみたいのか。我が身のことながら、よく解らずにおりまする。薄いながらも、窓の外に雪を見ながら亜熱帯を舞台にした小説を読む状況に酔っているだけであるかも知れませんけれどネ。
2004年03月07日
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今年のひな祭りも無事にお開きとなりまして。本日、母と一緒に人形を片付けました~。ふぅ、毎度のことながら、結構な手間でござりますナ(^^;まずは、手を洗って歯磨きをしまして・・・と。お雛様に感謝を・・・別に拝んだりはしませんが、また再来年、お会いしましょう。お疲れ様でした・・・という意味合いの声を掛けます。そう、この雛壇とお人形を出しますのは、次回は再来年です。我家には、姉の人形と私の人形と2セットありまして、交互に出すのが慣例となっています。結婚当時は、姉夫婦も狭いマンション暮らしでしたし、雛人形を持って出ますのは、到底不可能でした。娘が生まれた時に渡せば良かったのですが、義兄のお家の方で、早々に新しい人形を誂えてしまわれまして。結局、姉の人形は実家である我家に置いたまま・・・という形になっているのです、ハイ。もっとも、2セットとも何代か前から ずっと我家にある品ですから、特に面倒とも不自然とも思わないのですけれどねー。いつの頃の物かは知りませんが、何代か前には、今の姉と私のように、女の子が2人いた時期があったのでしょうね。わざわざ尋ねるほどの興味はなかったのでしたが、父でしたら知っていたかも知れません。さて、次は埃払いです。飾っている間も適当に払っていますから、本当に埃が掛かっているワケではありませんが・・・ま、形式ですね。最近は、静電気で埃を吸着するハンドモップがあって便利です。そーっとそーっと、全体を優しく撫で降ろしていきます。昔は確か、新しい晒布を裂いて束ねたものだったなぁ・・・と、懐かしく思い出しました。そして、母と私は、おもむろに白手袋を装着。人形を一体づつ降ろして、まず小物や飾りを外します。外した物は、お道具類と一緒に後で磨きますので、ひとまず まとめるだけ。人形の頭(かしら)に、和紙の覆いを被せていきます。手袋をはめた手でコヨリを結びますのには、ちょっとしたコツが要ります。母なんて、面倒がって、別のことばっかりいたしますよ・・・ずるいなぁ(苦笑)お体は布で包んで、防虫剤と一緒に箱の中へ。緋毛氈は、明日 陰干ししますので、縁側へ。ここで、一旦休憩。台所にて、お茶と煙草タイムです。毎年の一つ話ですが、やはり父の思い出になりました。昔の男性にしてはマメなタイプでした父は、身体が動きました頃は、雛飾りを一手に引き受けておりました。毎年、2月の中盤過ぎのお天気の良い日にイソイソと倉庫へ入り、いかにも嬉しそうに雛人形を出していらしたもの・・・と、母が懐かしそうに話します。飾る並びも小物もビシッとソラで覚えていて、母が手伝いますのは、段組みの時くらいであったとか。普通は、両親が飾り付ける様子を見せて、娘にも順序を覚えさせるものですが、父の場合は、飾り付けの間は私達を部屋に入れませんでした。仕上がってから おもむろに襖を開き、私達が喜ぶ顔を見たがったものでした。おかげで姉も私も、かなり年齢がいきますまで、雛飾りの手順も並べ方も知りませんでしたネ(^^;父の身体も言葉も効かなくなりまして以後は、母と私が飾りつけをするようになりましたが、父を司令官のように安楽椅子に座らせまして、作業を点検してもらいましたものです。これは、右? 左?お囃子の並びは?この小物は何に付けますのん? etc.ブルブル震える父の手と、イエス・ノーの頷き具合を測りながら段取りしたものです。かつては仕上がりを楽しませてくれた父を、いつしか私達が楽しませんようになりました。 子煩悩な父をして、特別でありましたのが私であったようです。最初の子である姉、男の子である兄と、各々意味があったのですが、40を過ぎて生まれた末娘への思い入れには、母も苦笑を禁じえなかったそうです。「たりちゃんは、お嫁になんか行かさんでよろしやろ。 苦労さすことあらへん」と、公言して照れもしなかったそうです。そうもいきませんやろ・・・と母が申しますと、非常にイヤな顔をしたそうです。「結婚するにしても、好きなようにさせてくれる男やないとあかんなぁ。 たりちゃんは本が好きやから、本だけ読んでたらええ、他は何もせんでええって言うくらいやないとなぁ」などといった 「妥協案」 を、シブシブと大真面目に申すものですから、母は何度も目を点にしたそうです(笑)そのせいか否か、雛人形につきましては、出すのは早いのに、片付ける時期には言を左右にして、実に遅かったとのこと。うっかりしますと、3月半ばを過ぎましたとやら。姉が、極めて早く嫁ぎましたので・・・それもあって、私のことは出来るだけ長く手元に置きたがったのかも知れません。しかし、母曰く、「いやいや、お姉ちゃんのことは関係おへなんだやろ。 単純に、お父サマは たりちゃんが可愛かったのやわ。 特別な子やったさかいね」とのこと。確かに父は私について、良い部分は120%増し、悪い部分は見ないので無いのと一緒、といったノリでありました(爆)そうした強烈な贔屓目に照らしましても、父の想いに叶う娘には仕上がらなかった我が身ですが・・・ともあれ、30を幾つか越しましても、実家にデデンと居座っておりますこと現在進行形。この点だけは、お釣りがくるほど お父サマのお気持ちに沿いましたなぁ、と、ドッと笑う母娘のお昼前でありました(笑)さてさて、腰を上げて、今一度 手洗いと歯磨きをば。段組を解き、小物とお道具の始末をします。コマコマと小物を磨く私のデコの前を、母が外した板がブンッ!あぶないなぁ、もうっ・・・と文句を言いつつ、小分けして各々の箱へ。普段は閉めている、昔の風呂焚き場へ通る重い扉を開けて、もう一つ扉を開けますと、裏庭の倉庫へ渡れます。どんどん運び込みながら、来年出す方の雛人形セットを前出ししておきます。防虫剤の様子を見ておくと言う母に後を任せて、私はシャワーを浴び、出かける支度を始めました。ふぅ、肩コキコキ・・・お昼御飯は、今日に備えて昨夜から拵えておいた おでん です。身内を褒めますのは恐縮ですが、深みのある薄味をば、母は極めているように思います。なかなか同じように出来ませんので、私としてはムムム・・・と悩むところであります。味付けの・・・うーん、「引き際」 でしょうか。こうした辺りを、掴めきれずにおりまする。母は、御自分の若い頃よりも私の方が上手だし、色々のお店の味も知っているから応用が出来ると慰めてくれますけれども。父の意趣もさりながら、もうちょっと、「お嫁」 に参りますには修行が必要でありましょうね(笑)などと殊勝そうに申しつつ、ホケホケと快適な実家暮らしを満喫する私なのであります。ホホホ(^o^)ちなみに、母の実家の方では、「雛流し」 の行事があるそうです。川沿いに灯りを燈して、とても情緒豊かな眺めであるとのこと。一度、見に参りたいものです^^
2004年03月04日
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