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母ちゃんが、「太郎ちょっと!」と言いました。ボクは母ちゃんのお話を聞き逃すまいと、しっかり耳を傾けました。 「あした、母ちゃんと父ちゃんは日本へ行くことになったの、お前は2週間ジョーンおばさんのお世話になるんだけどね、明日はジョーンおばさんは親戚の人たちとお城のレストランで晩餐会だって!お前を連れて行ってもいいけど、4時間も5時間も付き合わせるのも可哀想だし・・・・というんで、一晩だけシャークおじさんのオウチに行くいことになったんだよ、、リナおばさんの迷惑にならないようにお利口にするんだよ」と言いました。やっぱりね、やっぱり行くんだ!思ったとおりだ。リナおばさんは、動物が嫌いです。でも「しっかり躾けてある子なら預かってあげるよ」と恐ろしいことを言います。自慢するつもりはないのですが・・・おばさんのお眼鏡にかなうのは、今まででボクとニキータだけです。ニキータはもう亡くなってしまいましたが、とても大きくて賢いドイツ・シェパードでした。おばさんのお隣の犬で、パパとママがお留守をする時に預かっていたようです。ボクはニキータのように立派な犬の足元にもいきませんが、一応リナおばさんには認めてもらっています。おばさんに嫌われないように気をつけなくちゃ!ボクはとても緊張しています。「26日にはジョーンおばさんが連れにきてくれるからね」わかったよ、ボクちゃんとお利口にして待っているよ。日本のおばあちゃんによろしくね。日本ではノロウイルスが流行っているらしいから、父ちゃんも母ちゃんも気をつけて!生ものはあんまり食べないほうがいいよ。病気をしないで元気に帰ってきてね。聖夜ミサから帰ってきた父ちゃんは、「教会でリナに会ったからよ~く頼んでおいたよ」といいました。「リナも楽しみに待っているって!」と母ちゃんが言ったのでホッとしました。あ~よかった。ということで、ボクの日記はしばらくお休みします。2006年はいろいろお世話になりました。2007年もよい年になりますように、皆さんの健康とご多幸を祈ります、よいお年をお迎えください。
2006/12/25

母ちゃんが、スーツケースを出して来ました。ボクは不安でしかたがありません。旅行の準備をしているようです。これを出してくるとロクなことがありません。ボクのお布団のカバーも新らしいのを縫ってくれたし・・・・やっぱりそうかな?心配だなぁ。
2006/12/24

寒くなってきましたね、今朝は霜がおりて、葉っぱが砂糖をまぶしたようできれいでした。 日曜日なので、自転車がほとんど通らないし、ちょっと自転車道を歩いて、消防署の前を通ると、珍しい水鳥がいっぱい泳いでいました。中に大きな白鳥みたいな黒い鳥が2羽、こわい顔をして低い不気味な声で「グワ-グワー」といったのでビックリしました。 真っ黒な身体に赤いくちばしで、ボクのほうをにらむので、怖かったです。この鳥はずっとここに住みつくのでしょうか?しばらく観察して見ようと思います。このあたりは、土ならしをしたり、飯場のような建物がたくさんできています。どんな風に変わるのかなぁ?ボクの家の前にある学校も壊すらしいです。この間、市役所からお手紙が来て、古い建物を壊すとアスベストが出るので、被害をこうむった場合に備えて家の内外を調査に来ると書いてありましたが、実際には危険が及ばないとも書いてありました。壊した後にはスポーツ施設ができるとの噂です。ウチの並びの人たちは大反対をしていますが、どうなるのでしょうね。
2006/12/11

東の空に昇りゆく太陽はあたりの雲を茜色に染めて息を呑むほど美しかったです。朝の散歩が終わって、母ちゃんとのんびり遊んでいると、ビービーとベルが鳴りました。お隣のマライカおばさんが「火事ですよ!」といったので、父ちゃんが急いで見に行きました。ボクと母ちゃんが居間から下を見ると、ボクのオウチの前の道路で車が火を噴いていました。おばさんがすぐに電話をしておいたので、消防車が2台やってきました。写真を撮った時にはだいぶおさまっていましたが、ボンネットのあたりから物凄い火を噴いていたのですよ。煙が入ると困るので母ちゃんとボクは部屋の窓から眺めていました。けが人はなかったようでよかったですが恐かったです。 午後、ボクはまたお留守番をしていました。父ちゃんと母ちゃんは、母ちゃんの描いたイコンの祝別式があるので、聖母病院のチャペルに行きました。大勢の人が自分の描いたイコンを持ってきてチャペルに並べて司祭の祝別を受けたそうです。ボクは写真を見せてもらいましたが、イコンがいっぱいでビックリしました。母ちゃんは絵が下手なので、いつまで経ってもうまくなりませんが、とても楽しいようすです。まぁ、母ちゃんが好きなことをしていてくれればボクも嬉しいです。
2006/12/10

オディーおばさんが逝ってしまったし、今年はボクにシンタクラースも来てくれなかったのでボクの心は沈んでいました。夜、父ちゃんと母ちゃんはアドベントのお祈りがあったので、7時前に教会に行きました。そして続いてコーラスの練習でいつもより長くお留守番をさせられていました。やっと父ちゃんの足音がしたので「ワンワン遅かったぞ!」と騒ぎました。すると、母ちゃんが紙袋を見せて「開けてご覧」といいました。なんだろう?ボクは袋に頭を突っ込んで引っ張り出しました。なんと!大好きなキューキューボールです。Groningenのユリアおばさんからのお土産だよ、と言いました。ユリアおばさんありがとう!おばさんはボクのシントだよ! キューキューキューキュー、ボクは夢中で咬んで遊びました。父ちゃんが「夜も遅いからまた明日ね」といつもの棚に片付けましたが、しばらくすると、たまらなくなって父ちゃんに鼻を鳴らして「出してちょうだい!」と頼んで見ましたが、「ダメダメ」と言って出してくれませんでした。ボクは父ちゃんのお膝に手をかけて耳を舐めて内緒話をしてみました。もちろん奥の手は成功しましたよ。「ちょっとだけだよ」と言って出してくれました。父ちゃんはやさしいな。ボクは寝床に入って思い切りキューキュー鳴らして幸せな気持ちに浸りました。
2006/12/07

「太郎ちゃんのおなかの具合はどうですか?」と2,3の方からメールをいただいています。ご心配をかけていながら、報告が遅れてごめんなさい。おなかの虫は少し出ましたが、母ちゃんは、ホンの少しだからいいか!と言って2度目の虫下しは呑ませませんでした。あ~助かった!これで3ヶ月は薬を呑まなくてもいいのです。 昨日、父ちゃんと母ちゃんはお葬式に行きました。ボクがまだ小さかった時によく面倒を見てくれたオディーおばさんが亡くなったのです。オディーおばさんは去年オウチで一人で倒れていました。隣の人が発見して病院に運ばれ、その後回復したのですが、一人暮らしは危ないからと、老人ホームに入りました。ボクは一度、ジョーンおばさんとホームに訪問したことがありますが、オディーおばさんは、とても喜んで「タロー!タロー!」とボクの名を呼んでなでてくれました。ところが、母ちゃんは行こうと思いながら行きそびれていました。「クリスマス前には必ずプレゼントを持っていこうね、太郎」と言ってたので、ボクもとても楽しみにしていた矢先のことです。そういうことは最優先しなければいけないのに。まさか!が起こってしまいました。母ちゃんは後悔に打ちひしがれているようすでした。おばさんはなくなる2日前にジョーンおばさんとレストランで食事を楽しみました。そして、亡くなる日には、近くのショッピングセンターを歩いていて倒れたそうです。「最後まで食事を楽しみ、散歩もできて、それほど苦しまずに逝っちゃったんだね、Ody(Odette)らしいわ」と母ちゃんは自分自身を慰めているようでした。お葬式から帰ってきた母ちゃんは「たろう!Odyはね、いっぱいの色とりどりのお花に囲まれて、ふくよかなきれいな顔をしていたよ」と言いました。ボクも心からおばさんのご冥福を祈りたいと思います。
2006/12/07
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