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あたしのダウンコートが気に入ってしまった義母。今年こそは軽いコートが欲しい!という様子だったので、「オンナのお買い物」に出かけてきました。時間を気にせず、洋服を試着しながら選ぶ、ということは、オトコファミリーの母として長く過ごしてきた義母にとっては不可能に近いことだったようです。いつかゆっくり買い物に付き合うね、と言いながら、なかなか実現しませんでしたが、ようやく!です。様子だけを見ていた洋服に、袖を通し始めた辺りから、義母のオンナパワーが全開!してきました。色や形を、袖を通して試すのって、楽しいのですよね。80が近いのに、いまさらおしゃれなんて、と言いながらも、やっぱり楽しそうでした。時間がゆっくり流れて、最後に義母が選んだコートが、あたしのダウンコートとそっくりだったのは愉快でした。ペアルックで出かける日もありそうです。
2007年12月29日
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友達の息子が教室に遊びに来ました♪私と同じ12月24日生まれなので、なんとなく親近感…。教室に充満する、なんとも言えない赤ちゃんの匂い…。ちょっと香ばしいような不思議な匂い。ウンチも2発かましていただいたので、ますます教室は不思議な匂い…!!高速ハイハイのお尻をおいかけながら、友達といろんな話をしました。こんな小さな赤ちゃんが、大きくなるってなんて不思議なことなんだろうって思いました。なんて手のかかる大変なことだろうとも。レッスンに来る人たちは、たくさんの大人に育てられて、扱いやすくなってから来てくれているのね、としみじみ思いました。3歳のある女の子が、あたしにくれた誕生日プレゼントは、小さなチョコ二つと石ころが三つでした。この石ころも、彼女の眼差しで選び抜かれて、私に届けられたんだなと思うと、若干、光っているように見えました。
2007年12月26日
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12月。雪国がぐっと冷え込むと、ダンナの胃袋は「ニューヨークの小龍包が食べたい」騒ぎ始めるようです。仕事のついでに食べることができた去年までとは違い、今年は公私共に叶わない夢となってしました。しかし、ここで諦めたらオトコがすたる、とばかりに、横浜ツアーを計画してしまいました。そんなわけで23、24日は、いきなり横浜。あたしの頭と体と心は、さっぱり準備が整わず、切符も変な買い方をしちゃうし、行きたいところも決まってなかったし(←決めたところで、ダンナがツアーに組み込むはずもない)キリキリ舞いの2日間になりました。小龍包が食べたい、と思ったら、中華街で3軒廻ってしまうダンナ。そのたびに、ビールで乾杯。ええ、もう、24日は朝から酒びたりでした。ハンバーガーが食べたい、と思えば、ハードロックカフェに行ってしまうダンナ。ダンナはビール。あたしはビールだと冷えるので、赤のグラスワインで安上がりに酔っ払いました。吹き付ける海風に負けず、延々と遠足を繰り返しながら、酒びたりの2日間。これって、ニューヨークに行っても同じ展開なんだよな、と思いました。ハンバーガーに中華。そして遠足。お酒と音楽。朝の中華街などは、まさに模擬ニューヨーク。喧騒の夜を終えた、ちょっとけだるい朝の街。でも、お仕事をする人たちは、もう起きている。その感じが私は好きです。24日は銀座をブラブラして、イルミネーションを人ごみの後ろからちょこっとだけ眺めて帰途につきました。銀座は、やっぱり、5番街の匂いがするという意味で模擬ニューヨークでした。明らかに「買うために入るのよ」オーラをぶっ放しながら高級店に入る人々の、ちょっとおすましした横顔を見ているのは、とっても楽しいです。このオーラは世界共通なんだろうなぁ。あたし、このオーラだけは見えます♪読めます♪(笑)バッタリ、長野の知り合いに会ったりもして、なんでこんなところでー!!生涯に数回しか来ないであろう銀座でーーー!!っと大騒ぎしてしまいました。ライブには行かなかったので、あたしがCDを2枚買い、2日間の強行ツアーを堪能しました。24日はあたしの誕生日。ケーキの代わりに小龍包だったけど、リラックスできるハイカラ旅行を満喫しました。
2007年12月24日
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ジャズバーで、いつものようにこっそりとライブをやっていると、とても暖かい拍手をくださる女性のお客様たちがいらっしゃいました。その中のお一人が、非常に熱心に私の連絡先を聞いてくださいました。お話をしているうちに、私もお名前をよく伺ったことのある声楽の先生だとわかりました。お仕事として、今後、お付き合いをさせていただけるかもしれない、というお話になりました。先日も、二胡の方との出会いがあって、その方ともいつかご一緒させていただけそうなお話になっています。境界線の曖昧なあたしのピアノは、クラシックの方から「クラシックを脱したピアノ」として「どうやって、今のような演奏に至ったのか?」と問われることが多くなりました。今回知り合った声楽の先生に、音大出身ではない、と話したときも、非常に驚かれました。かといって、ジャズの領域に受け入れられたわけではないけれど・・・どこにも属していない未熟なピアノのままで、自分の育つ速度に任せていけば、時に応じてよい出会いをいただけるかもしれない、という安心感が出てきました。一つ一つの仕事を丁寧にやっていくうちに、もう少し、ジャズの領域でも役に立てるようなピアノになることも願いつつ、しゅるしゅると隙間をぬって行こうと思いました。
2007年12月21日
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バイオリン協奏曲の練習用伴奏のお仕事、一回目を大変に楽しく終えました♪♪状況の面倒さは、いい感じで克服できたと思います。バイオリンの方が、安心しまくってくださったのが何よりでした♪一緒に合わせていて、私自身も楽しめましたし、普段、バイオリンのレッスンで先生から示されている問題点が、何ができていなかったから生じたのか、というのがしっくりわかってくださったそうで、本当に嬉しそうでした。いや、そこまで示すつもりはなかったのですが、本人が「怖い」とおっしゃる地点を解いていたら勝手にいろいろと解けてしまったので♪♪ま、いいかです。楽器は違っても、音楽は一緒のようです。指導法としてはもはや、間違いなく宗教と呼べる領域にまで肥大した某システムの前で、立ち尽くしていた方でした。そのシステムが生むであろう莫大な弊害を知って以来、嫌なやり口じゃのう、と思っていたシステムでした。たった何粒かの宝石を見つけるために、その他の生徒には夢だけを売り、適当なところで切り捨てるなんてねぇ。他の生徒は捨てゴマですかと思うわけです。でも、それほどにいやらしいシステムの中でも、そのやり方が合っている部分で成長していることはたくさんあるわけです。そこへの敬意なしには、彼らのシステムとは戦えないと思ってここまできました。そのシステムと、その人を切り離さずに、今日の仕事を終えることができました。彼女の笑顔は、本番前でもあるのにかかわらず、星のように輝いていました。…ので、「本番を、その顔で終えるまでが、あたしのお仕事です」と言って帰ってきました。狙うのは、バイオリンの先生や本番の伴奏者にその方が「上達しましたね!」といわれるポイントに着地させることなんですよね。裏側の道に体まで染め上げながら、ようやく「どクラシック道」に還ってもきたんだなと感じました。この先も、どのジャンルにおいても未完成でしかありえない私だけれど、「そちらにいくと、いわゆるクラシック道から離れちゃいますよ♪」という水際を体で知っているのって強いのかな、なんて思いました。
2007年12月20日
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ただいま、演奏部門の仕事として、バイオリン協奏曲の伴奏パートの練習に取り組んでいます。オーケストラをピアノに編曲した譜面は、いつでも強烈に面倒な課題となります。本番が私の伴奏なら、まだ楽なのですが(?)本番直前に、伴奏者との絡み合わなさにノックアウトされてしまっているバイオリンの練習用生伴奏なので、これまた強烈にやっかいです。私風味に慣れさせるだけでは、意味をなさない仕事なのです。うまく本番の伴奏にバトンタッチできるように、なおかつ、バイオリンが安心して本番を迎えられるように・・・。バイオリンの不安がわかるだけに、気の配りどころが満載です。オーケストラの呼吸に耳を澄ます・・・には、相変わらず、調子の整わない耳なので、こうなりゃ第6感に頼るしかないかも?ジャズみたいに、ビートが安定していると、まだある意味、楽なのですが、やっぱりクラシックの呼吸はほんとにジャズとは別物で!!(笑)無事、よい「仕事」として終えられるか心配ですが、練習そのものは非常に楽しいです。この仕事の依頼主さんは、非常に気配りの行き届いた方で、下手すりゃ、本番用のギャラよりも高い料金を払ってくださりたいような剣幕ですが、そこはまぁ、こちらも冷静に(笑)価格設定しています。とにかく、不安で死んじゃいそうな依頼主さん・・・。気の毒に・・・。わかるよ。その辛さは!(笑)ダンナに「この場合、いくらが相場だと思う?」と尋ねた金額と、あたしが提示してあった金額とは、どんぴしゃでした。よしきたほい。って感じです。
2007年12月19日
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縁があって、とてつもなくちびさんの女の子軍団が、ピヨピヨと連なって来るのが火曜日の楽しいところです。一人が雑誌のおまけのキラキラアクセサリーをつけてピアノに来ると、次の週はそれを見た別の人がお母さんにねだって作ってもらったビーズのネックレスをつけてきます。その心の舞台裏をお母様にこっそりうかがいながら、おちびさんを見つめると、ますますかわいいなぁと思います。一人が「ありがとうございました」のご挨拶を照れてしまうと、それを見ていた別の人が、恥ずかしがった子以上に大きな声で立派にご挨拶をします。恥ずかしがっちゃった子のお母様が、「えらいねぇ」と声をかけると、ご挨拶さんのお母様が、「恥ずかしがってるのを見ていたから頑張ってるのよ♪」とまた心の舞台裏を明かします。そしてみんなで、それぞれのちびさんの心の揺れを分かち合って、微笑み合います。「女の子よねー♪」その一言で、全てを共有できる豊かさ。笑っていると、今度はぴょこっと違うところから男の子が、「ボクもいるよ」とばかりに自己主張をしてきます。(笑)そしてまた、「男の子よねー♪」(笑)マンツーマンでも、かなり愉快なのは、ほんの少し人と人が触れ合う時間があるからこそです。みんなかわいいなぁと思います。そして、お母さん達もとっても綺麗です♪なんつって書いていると、違うところからがふらっとお父様やおじいちゃんやおばあちゃんが寄ってくださったりするので、大慌てです♪あたしの友人もふらっと来るし、また大慌てですが、ふらっと寄ると、よそんちの子ども達を応援する応援団に無理矢理引っ張り込まれるので、ふらっと寄る方のみなさんも大慌てだろうと思います。(笑)
2007年12月18日
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愛らしい姉妹がいます。レッスンの曜日は違いますが、姉のレッスン日も妹はついてきてくれます。先週は、たまたま私の友人が教室に遊びに来てくれていました。育児休暇中の教師である友人は、私と一緒に両手を広げて小さな姉を迎え入れてくれました。恥ずかしがり屋の姉の背中を、ぐいっと教室へと押し込み、そのまま妹は帰っていきました。友人は姉のピアノを聴きたがりました。恥ずかしそうに誇らしそうに演奏を披露し、大人二人の絶賛を浴びて、姉はキラキラと微笑んでいました。今週、その姉は、妹の存在を拒絶しませんでした。私の注目を得ようとして、横槍を入れる小さな妹。目の隅で、姉の様子を見ながら妹に応えました。姉はずっと微笑んであたしを見つめていました。姉が弾き始めても、帰ろうとしない妹。姉も強く帰そうとはしない様子だったので、妹を膝に抱き、姉のピアノを聴き始めました。だいたい、小さい姉妹の場合、この体勢になっても妹が弾きたがるものなので(笑)自然に私の両手は妹のもみじのような手を一つずつ包んで、レッスンをすることになります。お姉ちゃんの時間は、お姉ちゃんが主役です。ゆっくりとそんな時間を持つことに慣れさせていくタイミングだと思っています。昨日、初めて、私の手の中で、小さな手が全く動いていないことに気づきました。私の膝の上で、姉のピアノに静かに寄り添う妹がいました。愛情争奪合戦が、きれいな形で収まっていました。お母様が、なかなか帰ってこない妹を連れにお越しになりました。大丈夫、今日は二人丸ごとでもいい感じですよ。同じ体勢で姉のピアノは続き、お母様もその様子を見守ってくださいました。うっとりと満ちたりた時が流れました。ピアノの黒い側面に、もみじが残したと思われるかわいい指紋がぺたぺたとついていました。それに気づいたお母様は大慌てで、ご自分の袖でピアノを拭いてくださいました。ああ、ごめんなさい。子どもの手って脂っぽくて!大切なピアノが汚れてしまいましたと。大丈夫!うちのピアノ、子どもの脂が一番の栄養なので!!(笑)また、時が流れて、ふと気づくと、私の手の中にいたはずのもみじが、自分の袖で一生懸命脂をぬぐっていました。母と同じしぐさで。母よりは若干、汚い拭き方ですが、ピアノはより輝いたように見えました。私は、この全てのつながりを、丸ごと受け止めたいのだとつくづく感じました。
2007年12月17日
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本当に不思議なことがありました。ある殺人事件の現場で、たまたまあたしが10年前になくした免許と学割が出てきたそうなのです。記憶にあるのは、財布を忘れてきた、と思った場所を探してもらっても、どうしても見つからなかったことだけでした。置き引きにあったかな、とあきらめていました。刑事さんから電話を頂いたときは、あんまりにもびっくりしすぎて、笑ってしまうほどでした。そのあと、ちょっとだけ凹んで、「こんな風に不器用に仕事をしてきたあたしが、殺人犯にさせられちゃうのかなぁ。そしたら神も仏もないなぁ」とは思いました。けれど、あまりにも不思議すぎて、心配すらしないほどでしたが(??)一番、安心させられたのは、連絡を下さった刑事さんの真摯な対応のおかげだろうと思います。心配させまい、という気遣いに溢れていて、若い男の方だろうに、なんとまぁ優しいことだ!と思ってたのですが、免許を返していただくにあたってお会いしたその方は!!とっても若い女性でした!!ぎゃーーーーっ!びっくり!!仕事が仕事だけに、きりっと男らしくもあるけれど、やっぱり女性で、いやもう!!一目でファンになってしまうとはこのことで。正直、あまり気持ちのよい事件ではなかったので、免許と学割も返してもらっても触りたくないーー。どんな道のりを経てあたしのところに返ってくるかを想像すると、若干気持ちワルイー!と思っていたにもかかわらず、いやもう、その人が持ってきてくださっただけで浄化完了!!お祓い終了!!…ってか家宝にします!!(笑)という気分にさせられるような清々しい女性でした!「いやー、返していただいたらもっと気持ち悪いものかと思いましたが、こーーーーーんな素敵な方に持ってきていただけたら、もうーーー全然気になりません!!間に入っていただいて、本当にありがとうございます」と深々とお辞儀をしてしまいました。とっさに!10年前の自分の免許を、改めてこんな形で見ることになるとは思いませんでしたが、インパクト最大で見つめました。10年前のあたしは、何一つ未来を知らなかったんだなぁとおもいました。やりたい仕事もみつかっていなかったし、論文はぐっちゃぐっちゃで着地点すら見当たらなかったどころか、研究すらまともにしていなかったし、明らかに壊れた目をしていました。その眼差しのベクトルは、破滅方向をまっすぐに指していました。色あせた大学院時代の学割が、これまたおもしろかったのです。見事に10年前の誕生日に発行されていました。10年後の誕生日の10日前、素敵な刑事さん経由で私の元に返ってきた、過去の私。偶然にしちゃー、ちょっとばかりできすぎの壮大なプレゼントのように感じました。10年前の誕生日は、寮の友達に祝ってもらっていました。気の毒なほど見事に恋人に振られたことまで、寮のみんなが知っていて、傷つけないように盛大に祝ってくれていたんだよなぁ。嬉しいような情けないような、戸惑いがありました。今も、そんな風に戸惑いながら人に囲まれているところは、何も変わらないけれど、昔よりは優しい笑い方ができるようになっているかもしれません。
2007年12月14日
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かわいいピアノを見つけました。中古ピアノはリスクが大きくて、なかなか近寄りがたい領域ですが、時に奇跡が起きるのがおもしろいと思います。時が整い、人が整い、条件が整ったときに、全ての隙間に、ちょこんといる。そんな愛らしいピアノでした。置いて帰れない子。幼子のようにつたない言葉で、一生懸命、こちらの思いに応えようとするかわいい子でした。まだ歌いたくて、うずうずしているような子。品番は輝かしい冠ではない子。でも、輝く宝石を胸に抱いた子。きちんと愛されて、素直に整って、出番を待っている子。無事、とてもきれいな笑顔の生徒さんに抱きかかえられて、おうちに行くことになりました。難易度の高い場所にいたので、あたしはちょっと疲れました。(笑)そんなあたしに、まったく別の生徒がレッスン中に聴きました。「先生、今日は鳥さんお休みなの?」え?「だってこの間、髪を切ったとき、鳥さんだったんでしょ」そうね。お休みに見える?「うん。今日は鳥さんいない。ホテルで休んでるね。とっても高いホテルで。」高い?背が高いホテルなの?お値段が高いホテルなの?「お値段が高いホテル。とりホ。」またまた別の小さな生徒が、あたしを別の名前で呼びました。その言葉は尊すぎて、あたしには書けないけど。あたしの胸を切り裂くようにしながら、その名で何度も呼び、答えないあたしに膨れて帰りました。昨日は、良い日でした。とても大切な日で、あたしはその日を、きっちりと無事に過ごせたことを嬉しく思いました。
2007年12月13日
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忘年会シーズンに突入したジャズバーはお忙しいようです。でも、ちょっとお店自体もブレイク、というように静かな水曜日でした。お客様は、たった一人。でも、とても嬉しい言葉をくださいました。一杯1200円のマティーニは、決して安くはないと思う。けれど、その値段がピアノが聴けた瞬間に安い、と感じた、という言葉。旅人の言葉でした。私にはそのピアノが弾ける、それだけが全てで、もう何も考えなくていい。それを、ありとあらゆる言葉で一生懸命伝えようとしてくださいました。今度来るときは、別の人間も連れてきますよ、と旅人は帰っていきました。教室の小さい女の子は、あたしから買った小さな時計に挨拶してから練習をするそうです。頭を下げて、「今から練習するので聞いてください」と言ってから弾くそうです。それ、若干、おかしいですから。仏壇とか、ご先祖様とかのクラスに並べていただいてるような複雑な気分ですから。まだ、私は元気に生きていますから。お姉ちゃん達にひっついて、時にはパジャマで参上する小さな妹は、バレないように隙を狙ってあたしの手にチューをしました。でも、残念ながらバレバレですから。仕方がないので、ちゃんとほっぺにチューをさせてあげました。あたしの脳内では、いまだ革命が続き、左脳と右脳とで、認識できる音のピッチが違うかのようです。それを顕著に感じたのは、いつも弾けたブルースが、さっぱりブルースにならず困った瞬間でした。オンチなピアノって弾けるもんなんだな、と、ある意味、たまげました。(笑)音楽としてのパズルは、まだまだ不安定ですが、いずれこのズレを修正したいものだと思っています。何かは狂っていても、狂わないポイントも見つかりつつある。それを感じた「ホワイトクリスマス」は、私の耳にも暖かく、旅人の心にも暖かかったそうです。
2007年12月12日
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どーにもこうにも髪が切りたくて倒れそうだったので、美容院に突撃してきました。この間、切ってもらったときには、お兄さんのお葬式の直後だった美容師さん。そのときも、仕事と人に支えられて、危ういながらも大丈夫そうだったけれど、今回はもっと大丈夫そうになっていました。お兄さんの闘病が長かった分だけ、弟が一人で店を守っていた期間は長くて、その間を、彼がどんな風に耐えていたかを想像することなんて到底できませんが。でも、お兄さんは病床からも間違いなく弟とお店とお客さんを守ってくれていたし、亡くなった今ももっと強く守っていてくれるんだなぁと感じました。そのくらいに、優しい人でした。毎度のことながら、自分では何一つ決めないで飛び込むくせに、めちゃくちゃ素敵にしろ!と騒ぐあたしに、今回の弟の必殺技はっ!「あっ!今、にーちゃん降りてきた。いやー、盛り上がってきた!レザーカットって俺、ほとんどやらなくて、にーちゃんがやってたんだけど、今、無性にやりたい。にーちゃんのレザーで。・・・ということで、二人でやりますんで」ぎゃおおおおおおーーーーーー。(←いろんな意味で)でもね、大歓迎であります(笑)そんなわけで「二人でやっていただいてかまいませんけどっ!料金2倍は勘弁よっ!」本日の髪は、切っただけで、服を何枚も脱ぎ捨てたように肩周りが軽くなる不思議なカットでした。はーーー、重かったーーーー。そして、少し、鳥に似ていました。えええええー(笑)!!仕上がりは、「とてつもなく良い意味でカツラっぽい」という感覚がありました。とてつもなく自然で似合っているけど、これは、人の手と思いが山盛りで詰まっているからですのことよっ!ということをしっかり主張してました(笑)意味わかんないって言われたけど。いいのっ。
2007年12月11日
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大学時代からの友達が、教室に遊びに来てくれました。生き方が、そっくりのようでいて、裏表なところがあるので、多分、お互いに地雷を踏み合うことも多い友人です。でも、肝心なところで、いつも絶対にはずさないでくれる人でもあります。10年に一回ずつ、あたしはでっかく彼女に救われています。10年前は、あたしの代わりに泣いてもらいました。今年は、あたしが泣かせてもらいました。あたしの涙を、彼女はまるで赤ん坊相手みたいに、ティッシュでぬぐってくれました。いや、それは思いつかなかったよ。そんな技がこの世にあるなんて、と思いました。あたしと同じ誕生日に生まれた彼女の息子は、もうすぐ一歳。さすがママです。私の気持ちを知っていてくれる女友達がいるって幸せって思いました。黙って突っ張っているより、何倍にも強くなれた気がします。腹に力が入る感じがします。
2007年12月10日
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ピアノが欲しいと言う生徒のところに、ピアノを準備する作業が続いています。何度やっても慣れない作業で(笑)なかなかスマートにはいきません。どこか一箇所と癒着したほうが楽だし、おいしいよなぁ(笑)とニュースの某さんに向かって話しかけることも多々あります。あるいは、完璧ノータッチのほうが、楽だしリスクは少ないよなぁ(笑)とも思います。しかし、鬼太郎(←あたし。風貌もそっくりだから腹立たしい)の妖怪アンテナは、魔物の気配を無視できません。むざむざと生徒を魔物の餌食にさせるわけにはいかないし、でも、財宝は魔物の森の中にあるわけだし、あたしはいくらヒヨッコとは言っても、生徒よりは魔物と戦えるんじゃない?と思うわけです。そんなわけで、毎回くびを突っ込んでしまいます。刻々と様変わりする市場をマニアックに調べます。「現在のベスト商品はこれです!」とスターン☆とゴールドシールを貼った逸品が生徒のもとに到着するまで気を抜けません。お店によって、人によって、本当にカラーが違う、と思います。つーか、品格が出るなと思います。つまり、「現在のベスト商品です!」に加えて、「今後のあなたのピアノのベストパートナーです!」という調律師さんやらお店やらを吟味しなくちゃならないので、ゲロ出そう。(笑)できるなら、「現在のベスト商品とパートナー」に上質な品格を添えてお届けしたいわけで。品格に乏しいアタシは、あたしの持てる最強の武器と装備に身を包み(レベル1の木の棒に布の服)クリスマス前の街中を、魔物を追っかけて魔物の落とす財宝を狙ってイノシシのように暴走しております。今、片足で踏んづけてしまった地雷ピアノは、魔王の神殿の奥にある感じ☆果たしてこれは、どすごいお宝か?!というのを確かめなくちゃならないのよねぇ。怖いよー。(笑)新品ピアノならもうちょっと戦闘が楽なんだけど、中古グランドというこの上なく難しい領域で戦争中なので、気をつけていきたいと思います♪♪頼れる切り札は、「ノーマージン」(笑)!!これこそ、最強のお守りなんですけどね♪
2007年12月09日
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教室の小さなガジュマルに、二人のハンサムな王子たちがクリスマス飾りを施してくれています。手描きのリースやプレゼントなどを、きれいに色鉛筆で彩色し、切り抜き、毎週アイテムを飾って帰るのです。彼らがそんなことをしている横で、あたしは雑誌なんかをめくりながら、ニコニコしています。教室のテーブルの上には、回覧板のようにイラストやら、クイズやらが置かれ、誰かに向ける言葉が記されています。「好きな絵にマルをつけてね」「バカとか書かないでね」もちろん、バカとか書くヤツもいますが、まったく関係ない子に怒られコメントが書かれていたりして。無記名の静かなコミュニケーションの中で、少しずつみんなが成長しています。夕暮れの外から丸見えの時間帯には、あたしと小さな子たちが寝そべっているのも鑑賞できます。フカフカカーペットでプールごっこをしなくてはならないのです。恋の悩みに、友達の愚痴に、九九の宿題に、ありとあらゆるものが毎日投げ込まれ、ピアノそのものを教えているという実感が最も乏しいにもかかわらず、今年のみんなの成長は凄かったと思います。一人ひとりのあり方がそのままで愛おしいとつくづく思います。教える中で生まれる「引っかかり」のようなものは、毎週毎週、解決され、また新しく生まれてはいきますが、常に動き続けていきます。今年は生徒たちのそのままの姿を、クリスマスプレゼントのように本当に嬉しく感じます。私の中の、最も不器用で幼い自分で作り上げた「教室」という部門が、このままの形をこの先キープしていくことになるだろうという気がしています。これは、命がけで守る価値のある部門です。そして、私の別の顔が作り上げていく新しい部門が、きっちりと境界線を保ちながらも、共存し始めていく実感も感じています。
2007年12月07日
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掃除ストを終了した居間に入ったダンナ、「お、床が光ってる」と思ったそうです。…やべぇ。「この輝きは2ヶ月ぶりくらいかな」…まじやべぇ。「この2ヶ月、ちょっと白っぽかったよな。床。」……お手軽モップでは雑巾レベルまでは、床が光らなかったということで。やっぱり、掃除は心を映すものらしい。(笑)かといって、年がら年中、磨き上げるつもりは皆無。むしろ、最小の努力で、いかにうまく「努力した感」をアピールするかを研究するため、今後も「白っぽい床」最良レベルまで極めたいと思います。今朝は変なスイッチが入ってしまって、「あたしってば、大悪党?」と、本気で心配になっています。そして、世間の悪党の皆さんが、かわいらしく見えてしまっています。若干、精神的に問題があるようなので、自分で「そんな自分を見て見ぬフリ」を決め込んでいます。ふと棚を見上げると、またホコリが静かに溜まり始めています。一休さんを見習って「あわてないあわてない、一休み一休み」で、昼寝のポーズを決め込むことにします♪
2007年12月06日
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とりあえず、2階の居間の掃除は終わりました。白っぽかったフローリングに本棚が映ってる!!大変に良い気分です(笑)たいして労力をつぎこまなくとも、最大限に掃除効果が感じられるには、若干「白め」から始めるのがいいらしい☆昨日までは、アラブの石油王の妻気分でしたが、輝けるフローリングを眺める今日のあたしは、一休さん気分です。お寺のお掃除みたいに綺麗にしたつもり。床だけは!(笑)この3日くらい、うっすらと風邪気味だったような気がします。さほど悪化はしませんでしたが、症状を表面的に、さらっと通りぬけたようです。
2007年12月05日
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人に対してストライキをすると、自分が損をするなぁと思います。大体、ストライキなんかしかけなくとも、連日連夜、失敗をしでかしては、皆様にご迷惑をかけているので、謝るので手一杯でございます。だけど、ストライキはしたい!!寒いし、眠いし、めんどくさい!そんなわけで、こっそり自分にストライキすることにしました。主婦としては、アラブの石油王の奥さんより、奥さんらしいことをしていないくせに、それでもストを仕掛けるとは、あたしも太っ腹だ。だいたいいつも、掃除を手抜きます。あたしの責任区域は2階だけだと言うのに、まだ手を抜くからすごい。雪のように静かに、ほこりが降り積もっていくのを毎日眺めます。コーヒーマグのしみがテーブルに珍妙な図形を描いていくのも眺めます。降り積もったほこりが、やがて蓑虫のように丸まりはじめるのも見守ります。ほんの時々、見えるところだけ拭きながら、ストは続きます。フローリングの床が四角くなくなってきます。隅が白く円くなっていくわけです。もちろん家具の下も。スト中なのがばれないように、マグカップは片付けます。灰皿も適度に片付けます。でも、自分には負けません。ストは続けます。ごみ箱が、するっとごみを受け入れなくなってきます。押し込む、という動作が必要になってきます。そろそろ、ごみだけ片付けます。そんな感じでストを続けているうちに、ようやく自分に根負けして掃除をする。そんな日々です。かえってストレスが溜まることは請け合いです。ちゃっちゃとやればいいのになぁ。(笑)残りの人生長いので、ここらへんで手の抜きどころを学び中、という言い訳をしながら、今日も部屋の隅とにらめっこです。睨んでる暇に、拭け、と思いながら。
2007年12月04日
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tea教室から、保護者の皆様へのクリスマスプレゼント企画として、おうちでクリスマスコンサート開催を、生徒達に提案しています。プログラムをこんな風に作って、おうちでコンサートしているお友達がいるんだよー。あなたもクリスマスにやってみたらー?と言うと、大変によい反応です。(笑)とってもおとなしい子が、目をキラキラさせて「どうやって内緒で練習しようかな。」「お父さんとお母さんとおにいちゃんの分、プログラムを作りたいな。」「今日作っちゃって、ツリーを飾るときまで隠しておくんだ。」と言ってました。おおおおおー☆ちびっ子サンタさん。袋の中に音楽を詰め込んで、おうちに舞い降りる予定です。先生もズルっ子して、楽チンしながら、おいしいとこ取りができちゃう企画です。(笑)会場も押さえなくていいわけです。経費もかかりませんし、プログラムやらなんやらの制作に時間を削られもせず、ただただ、前向きにレッスンをするだけでよいのでござんす。とある男子生徒は、レッスンでは割とむずかしめの曲を好むのですが、「クリスマスにパパとママに聞かせるのは、安心路線の曲にしようかな」なんて、慎重なところを見せたりして、ぷぷぷぷぷっ☆かわいい☆です。おうちの練習を義務化させるよりも、おうちで発表することを提案することで、「隠れて練習できる時間を見つけよう」とか「上手に弾いてびっくりさせちゃおう」とか考えてくれちゃってねぇ。いいですねぇ。その気になった人だけやってくれればいいわけだし、後でどんな話が飛び出すか、楽しみ楽しみ☆そんなズボラなあたしに、バイオリン伴奏の依頼がございました。頼まれたのは、生徒のお母様からです。バイオリン教室の発表会に、娘の伴奏をお願いしたいんですって!あらぁ。先生、張り切っちゃうわ☆何着ようかしら。(←そこかい!)「先生のOKがいただければ、もう鬼に金棒です!ああ、嬉しい!なんか、プロみたいな気分で出れます!!」と弾んだ声ではしゃぐお母様。小さい鬼と、金棒役のあたしは、二人で瞳を絡ませ、ニヤニヤしました。迷コンビ誕生の瞬間です。おちび様の後について、およその教室の発表会に出るなんて♪おもしろーい。こんな鬼がいてくれれば、あたちもこころづよいわっ。鬼が引き起こすかもしれない本番のハプニングも、ま、大概はサポートできると思いますしねっ(笑)相当、強烈なハプニングが起こってしまっても、鬼のやることですから、かわいいに決まってるしね。
2007年12月03日
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スタッドレスの履き替えで、タイヤを運んでいたら、いい塩梅で脳天を出窓にぶつけてしまいました。そんなに気合を入れて歩いていたわけでもないのに、角度が悪かったのか、バウンドしてひっくり返りました。やだもうーーーしりもちをついたところに、ちょうど意味もなくワラが置いてあったのは不幸中の幸いでした。何事もなかったかのようにご飯を食べながら、ちょっと頭を触ると、髪がゴワついてました。血が出てらぁしっかり嫁を演じようという願いむなしく、暴露せざるを得ない状況。本日二度目のシャワーも浴びざるを得ない状況。チョーめんどくせぇ。でも、いくらなんでも、血のついた頭でレッスンなんてねぇ。日曜のたった2時間のレッスン前に、結局てんやわんやの日曜とあいなりました。・・・ちなみに、傷はチョー小さくて大したことはなく、めんどくさいだけの大騒ぎに終わりました。
2007年12月02日
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