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少し前にSz833さんがBlogに載せていたが、私もHalliburtonのスーツケースの愛用者である。旅の際、ワインを大量(といっても精々20本位だが)持ち運ぶので軽いSoft ShellではなくHard Shellのケースが必要になる。それまではSamsoniteを使っていたが、これが結構すぐ壊れるのである。欧米の航空会社か手荒いのか多くの場合数ヶ月でプラスチックの鍵が壊れる。10年で6個壊した。一念発起して、大枚はたいてこのスーツケースを買ったが素晴らしいの一言である。外側のシェルは金属であるので凹みや傷が付くのはしょうがないがキャスターの部分と留め金~一番壊れやすい所~は頑丈に出来ている。キャスターの回りも軽く非常に引きやすい。ただ問題点は重いことと薄いことである。又スーツケースが浅く、ワインをクッション材でそれ程厚く巻けない。まだ割れた事は無いが何時も不安である。また本体だけで8kg位あるのでワインや書類を入れると30kg位になってこともざらである。クラスに関係なく32kgまでチェックイン出来る米国ならではの製品かもしれない。
2006/11/24
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来週月曜日の会議に間に合えば良いとの上司の(温かい?)言葉につられ、結局のところBeauneへ来てしまった。Parisに早朝着き、そこから車を4時間(混んでいた)運転、友人のクルチエと昼食を取りながら06の概要を聞き、午後は2軒アポを取り、更に別の友人と会食。CDG-BKK便は夜であるので今日朝HdBのテースティングをした後また運転してParisへ戻り、機上の人になる。夜会と入札には出れないが友人と連携して電話で入札しようと思っている。我ながら執念に恐れ入る。さて、このドメーヌはテースティングした1軒だが05は素晴らしかった。ここのフラッグシップは最近GCに上がったところであるが、私的にはBourgogne RougeとLa Croix Rameauの出来栄えは素晴らしく前者はエレガントでフェミナン、後者は緻密で力強いながらも柔らかさがあり、RSVを彷彿させる素晴らしいワインであった。05を予約するもChaume以外はほぼ売り切れ、06も予約しておくことにする。今日のLa Croix Rameau
2006/11/17
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長かった旅の日程もほぼ今日で終わり。昨日の予備会議では集中砲火を浴びたが無事乗り切り、昨日指摘が有った所をReviseし、秘書に送ったところで自分の今回の役目は果たした。アジアのコンセンサスの文化と西欧のディベート文化とはかくも異なるものかといつも思うが昨日は本当に疲れた。ほぼ2時間半に亘って自分の企画書をDefend。良く体が持ちこたえたと思う。さて、午後は散策し、今回世話になった友人(蘭人)の居る町へ行き今後の策を練る。夜は久しぶりにフレンチへ行き、お預けだったブルゴーニュを飲むことにする。明日からはブルゴーニュ。今回はドメーヌには行かずにただ景色を見ながら彷徨う予定である。そうそう、景気付けに何か飲むことにしよう。
2006/10/31
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8月7日に書いた町の近くに「青い目」と呼ばれる泉がある。その名の通り青い水がこんこんと湧き出している。水温は年間を通して10度、水量は毎秒約2立方メートル。辺り一体は夏でも涼しい。水は透明で上から見ると底が見え水源は地下3~4メートル位から出ているように見えるのだが実際にイタリアの学術調査隊が潜水して調べたら50メートル行ったところであまりにも危険なので調査を中止したとのことである。この水は何も使われずそのまま海に流れ込む。こんな勿体無い話は無いということでその水をパイプラインやタンカーで対岸のイタリアに運ぶという計画もあった。結局話しは立ち消えになったのだが、採算よりも大事な泉を売り渡したくないということだったらしい。上から見たところ
2006/08/10
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これは海沿いでなく、内陸の要塞都市。UNESCOの遺産に申請中である。一応有名な都市であるのでEUを始め各国が景観保存の為に援助をしている。その為、保存・復元に関しては一番進んでいる。10年前とはうって変わって民家のファサードの修復が行われ、街の顔が整った。街は丘の上に建てられた城塞を中心とした典型的な城下町であり、丘の上、城の周辺のUptownと丘の下、川の畔に発展したDowntownと2つに分かれる。建築スタイルは最初に書いた街とほぼ同じ様式であり、オスマンとギリシャ正教の影響を受けているように思うが(隣国にも同様の形式を見る)色彩はここでは白に統一されている。更にDowntownでは商業中心の為か漆喰を使ってファサードを整えているのに対しUptownは多分有事時に立て篭もる為か、石造りで窓は小さい。街路も細く場所によっては迷路のように行き止まりになっている。Uptownの路地downtownの家々石積みの壁は良く見ると木材を噛ましてある。これは地震の時にショックアブソーバー的な役割を果たし衝撃を吸収し構造的な破壊・崩落を防ぐ役割をしている。日本程ではないが地震が多いこの地域ならではの特色である。城塞中の14~15世紀のモスク跡
2006/08/09
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これもイオニア海沿いの町。昨日載せた町と違い幹線道路沿いにある為、住民の増改築や新築により町並みは昔どころか10年前と比べてもかなり変わっている。端的に言うと幹線道路沿いにカフェやレストランが建ち、建物も石造りではなくコンクリートで景観をかなり損なっている。観光のためにはしょうがないのだろうが。。。勿論町並みは世界遺産でない。。。ただ丘の上の教会は小規模ながらも14世紀の原型のまま残されており文化的価値は高い。村人によってまだミサや冠婚葬祭に使われているので一般には開放されておらず、素晴らしいのだが訪れる人はいない。中にはフレスコ画が残されている。一応、撮影禁止なのであるが、今回村人の同意の元で一部写真を撮らせて頂いた。教会から見るこの村は先出の村とは違い瓦屋根。ほんの10キロ位しか離れていないのだが文化が違う事が判る。
2006/08/08
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これも素晴らしい町の一つである。残念ながら16世紀頃と少し時代が下り、疲弊している上に歴史的な建物に加えて新しい建物が立ち(生活しているのでしょうがない)当時の町並みが保存されていないのでUNESCOには申請されていない。アクセスが悪い(幹線道路から数キロしか外れていないのだが、中途結構険しい道を通らなければならない)ので訪れる人が非常に少ない。ホテルどころかカフェや店も無い。私は10年ちょっと前、最初に来て気に入って以来時々立ち寄っているが、多分日本人は私以外には来ていない様に思う。個人的には崩れつつある街に無常観を感じ、この辺りでは一番気に入っている。家々を拡大したところ海岸から険しい道を2キロ程入ると、岩山の上にへばりつくようにして建物が幾つも立っているのが見える。その昔オスマントルコから逃れるために海岸から見えにくいように作ったとのことである。家どころか街全体が岩で作られている。裏手には放棄された牧畜入植地の跡。普通はこういう廃屋は朽ちるのだが降雨量が少なく岩で作られた家屋なので崩れつつも原型を留めている。家の庭から見るイオニア海は雄大で美しい。ここには何も無く、水さえも貴重であるが物質では計れない豊かさがあると思う。間違いなく世界遺産級であるように思う。
2006/08/07
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Mesopotamを出てちょっと行った先の橋。ローマ時代と思われる。信じられないが村人が農事に行く際、普通にこういう歴史的遺産の橋を使っているのである。その割にはまだ状態は良いが今後崩落する可能性もある。実はここにはこういう橋が幾つも残っている。これらも立派な文化遺産であり、きちんとInventoryを作ってどこに何があるか把握すると同時に損傷を調べ定期的な修復作業を行わなければならない。
2006/07/30
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Mesopotamの教会に立ち寄る。地元の教師により案内される。14世紀に建てられた教会はそれなりに歴史的価値のあるものだが全く放置されガードも居ない状況であるが一見きちんと保存されているように見える。因みにMesoとは平地、Potamは川、Mesopotamiaと同語源である。教会内部への戸は釘で閉ざされ見ることは出来なかったが屋根の傷み具合から雨漏りによる湿気からフレスコ画もある程度傷んでいると危惧される。左のレリーフが削り取られている周りにはレリーフがあるがその一つが鑿で削り取られていた。最近の仕業である。この地域にはこういう古い教会が幾つもあり、整備して村人に委託して観光資源にし、同時にセキュリティーを確保して保存するというのが定石であるがアクセスが悪く中々観光資源にならないのがネックである。といって放置するとこういう不逞の輩により更に傷つけられるのは明白である。現にローマ時代の像の頭部を切断して国外に持ち出したり、海底のアンフォラを引き上げたりすることが起こっている。
2006/07/29
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週末を利用して村々を回ってみる。村々は支流で寸断され、橋が無い大きな支流は舟で横断する。学校や商店など生活必須の拠点が河の反対側にあるので毎日のLogisticsは中々大変であろう。河を渡すのは女性の仕事であると聞く。雨季の洪水を避けるため高床式になっている。一階では女性が機やござを織っている。麻の布は腰巻に使うためのものであるのでちょっと幅細であるがテーブルクロス代わりにと買い求める。固辞されたが押し付けるように代価を置いてきた。家畜の飼育や野菜の栽培等、女性達はホント良く働く。男性は寝転がってテレビを見ていたのが多かった。週末だから?と聞いたら女性達は笑いながら「いつもの事」と答えた。女性達の表情は明るい。
2006/07/10
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夕刻国境を越え、隣国へ入る。国境までは数人が送りに来てくれて別れを惜しんでくれた。隣国は12年間関わって来たが、そこでの仕事も来月まで。仕事だけではなく、人生の大きな一区切りであることは間違いない。夕方音楽仲間と逢う。私の仕事の関連で春に予定していたコンサートを6月に延期したのでその打ち合わせとした下練習。 此処の所忙しくて弾いていないので少し焦る。彼はこの地域紛争の前からの付き合いで紛争中にNGO(NPO)を立ち上げ、紛争に巻き込まれた国々の青少年を集めてオーケストラを作って訓練し、各国を回りコンサートを開いた。私も何度か立ち会ったが空爆中止直後のPrishtinaでのコンサートでは満員で立ち見が出たのを覚えている。現在も盛んに活動して彼自身も西欧でコンサートをするし、彼の教え子のなかでも何人も西欧で活躍している。確かVSOにも入ったはずである。日本にも「焼け跡にバッハが聞こえる」という桐朋を作った人のことを書いた素晴らしい本があったが、それの再来だと思う。さて仕事が終わり、自分の旅にでることにする。
2006/05/30
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さて、いよいよ大団円。卒業パーティーということで長年仕事を一緒にした友人たちが素敵なプレゼントを計画してくれた。前から私が望んでいた羊飼いの小屋でのピクニック。車で1500メートルまで登り、1時間程かけて最後の200メートルを登る。ここにも高山植物と思われる野生のパンジーが咲いている。羊飼いの小屋に到着。丁度羊の乳を搾り始めた所である。絞られた乳はフェタにされる。ワインは私のブルゴーニュ好きを知っていて現地産の「ブルゴーニュ」。泣かせてくれるではないか。飲みながら昔の苦労話にあっという間に時が立つ。帰り際、小屋から雄大な雪渓に落ちる夕日を眺める。10年間仕事をして明日にはこの国を去る今、感傷は無いといえば嘘になる。だが友人たちの表情は明るくこれからこの国は希望に溢れていることを物語っている。帰り際に餞別代りにこのワインを1ケース頂く。これからブルゴーニュへ行くので荷物は出来るだけ減らしたいのだが・・・・しかもワイン。処遇に困る。。。これはトイレ。何とも雄大である。
2006/05/28
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野花は葡萄畑の中にも咲いている。別にビオではないが。東欧では民主化に伴い国営ワイナリーが民営化されているが、共産主義下での質より量の発想に引きずられているせいか、飲むに値しないワインが多い。ボトルのばらつきも大きすぎ、品質管理が出来ているのはエチケットだけという状態では買うどころか評価することすら出来ない。小規模な新興ワイナリーも勃興しているが、こちらはこちらで樹が若いので(大抵は5年以内)果実の味が全く無い。ひどいのになると葡萄を潰してジュースにして放置しておけば醗酵してワインになるという感じで作っていて、アルコール度も8度位で止まり(何せ原始酵母)衛生管理も悪く、大抵はVA(仏:AV)にやられている。SO2を計算して測って入れていることは先ず無く、入れ過ぎで飲んで気分が悪くなり寝込んだ事もある。周りはワイン好きなのを知っていてしきりに勧めてくれ、意見を聞きたがるのだが、体へのリスクが怖く正直言って飲みたくない。来週はブルゴーニュ遠征を前にしてここでのワインは出来るだけ抑えたいのだが長年の朋友に勧められて断るのが難しい。明日はいよいよ大団円。10年間の総決算である。飲まされ、潰されることは間違いない。
2006/05/27
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今日の野花。1枚目は野ばら。園芸種の薔薇も迫力があって好きだが野ばらの気高さ、清廉さには敵わないと思う。矢車草のような紫の花とひなげしの花の自然のアレンジメントのセンスの良さにも脱帽である。ヨーロッパには珍しい水田。イタリアやフランス、スペインにもあるが、この国よりも遥かに一戸当たりの面積が多くこのようにまだ手作業で仕事をしているのはここだけだろう。作っているのはインディカではなく、ジャポニカ米でなかなかの品質。カマルグやアルボリオよりも美味しく、ヨーロッパ材の日本人向けに売れるのではないかといつも思っている。水田には虫や小魚が豊富にいて(何せユーゴ崩壊後、農家は疲弊して農薬を買えない)それを目当てにコウノトリが村はずれに巣を作っている。ある意味で失われつつ日本の原風景を見るような Deja vuの感覚に陥る。
2006/05/25
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今週は自分の気持上ワインはお休みして野花の写真を載せることにする。ワインを楽しみにしてくれている人には申し訳ないが来週のBourgogne遠征までしばらくワインはお休み。さて、今日の野花。フィールドに出た途中に路傍で撮ったものだが本当にこの時期は咲き乱れている。カモミールや芥子の群生。数年前民族が対立しあって国自体が存亡の危機に立ったとは思えない程のどかな風景である。
2006/05/23
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今日は何となく落ち着かない1日であった。賛成票が55%を辛うじて越えそうで独立の可能性は高くなったが、巷は賛否両論である。「果たして人口80万人の国が自身で生き延びて行けるのか?」「観光立国として十分やっていける」「この独立によって地域の紛争の火種がまた一つ増える」「いや、この独立によって地域が活性化し、民主主義が拡充される」とあちこちで議論に花が咲いているようだ。いつもなら私も真っ先に加わるのだが明白な理由のため心はここにない。ある意味で空疎な心を持ちながらこの歴史的事実を観察している私に驚く。これが最後の旅になることは間違いない。仕事が終わったら心を空にしてこの季節の美しい野花を瞼に焼き付けたいと思う。生涯の見納めになるような気がしている。
2006/05/22
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今日の話題はレファレンダムに終始した。国の独立を問う国民投票であり、その帰趨は当該国だけではなく、周辺国へも多大な影響を及ぼすので誰もが関心を持っている。とりあえず最初の関門である投票率55%は確保したらしい。51%の賛成を経て9年前の空爆時からの悲願の独立を達成できるだろうか?さて、5月のBalkanは花盛りである。路傍でもこんなに花が咲き誇っている。まさに「歳々年々花相似」。道端ではこの季節の風物であるチェリー売りの子供たち。今は難しいがこの子が成人する頃には民族間がいがみ合うことなく協調しあって国を作っていけることを願う。
2006/05/22
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早朝BKKからVIEに到着。10日間に亘る東南アジア旧フランス領の旅を終え、明日から南イタリア圏の旅に入る前の息抜きの一日。 昨日までの喧騒、混沌とはうって変わって整然とした街の雰囲気である。(因みに文明の度合いは空港の秩序である程度判るが、東南アジアはギリシャよりも遥かにまともである。)1ヶ月ぶりのVienna。この街は好きである。文化度が高く、移民もまだそれ程いないのでヨーロッパのOriginalな文化を感じる(その点ParisやLondonは融合している)。 いつも立ち寄るショップ。規模は小さいが季節の野菜を売っている。Aspergeが今頃出ている。地物であろう。フランスよりも3週間遅い。ジロルも美味しそうである。春といえばやはりモリーユ。これはオムレツにすると美味しい。ふと見るとAsperge Sauvage(Ornithogalum Pyrenaicum)があるではないか! これはAspergeとは全く違い、粘りがあり、繊細な味で大好物である。思わず2束買ってしまった。明日南伊の行き着けのトラットリアで料理する事にする。とりあえず電話で予約。
2006/05/19
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11月末にお世話になった方を夕食に招いたら、折角だから食事前に軽くワインをご一緒しましょうと自宅ににApritifに呼ばれる。このApritifというのは非常に良い習慣で、軽いつまみを取りながらワインを飲み、会話を楽しむ。呼ぶ方も呼ばれる方も準備や手持ちなど前準備や気兼ねなしで楽しむことができる。夜も早く切り上がるので翌日負担にならない。私も是非と思って米人友人をAperitifと呼んだのだがいつも食事を期待して来るし、なかなか帰らないので困ったものである。ApritifとDinerの違いが判らない人たちにはこの良い習慣もあまり意味がないのか。。。さて、今回も軽いブラインドテースティング。前回が思いっきりはずれたので今度は手堅くフェアウェーに落とす感じでいく。色は濃い黄色。少し年月が経っているがさほどでもないと思う。香りはほんのりハーブで果実香やトリュフ香はしない。この時点でロワールとブルゴーニュはRuled out。瓶の形からアルザスは最初から考慮外(この辺ずるいのである)。口に入れるとかなり重たい感じがする。酸は殆ど残っておらずボディが重い。セパージュは崩れているがこれは南のワインだと思う。重たいのだが肌理細やかできちんとミネラルがあり、淡く切れる。かなり好きなワインで、中々の作り手なのではないかと思う。個人的にはCondrieuの10年程経ったものだと思う。さて、正解は。。。。さすが素晴らしいわけである。当たらずといえども遠からず。「距離でいくと数十キロだから許してあげましょう」とはホストの優しいお言葉・・・さてこの後、レストランにご招待して私がリヴェンジをする番である。(謎笑)
2006/04/27
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ブルゴーニュは今花盛りである。BeauneやNuitなど、大きな町の花壇はチューリップなどの春の球根花が新たに植え込まれきれいな花を咲かせているが私個人は野花が好きである。昨今は除草剤を使わないところが増え、春先、今の時期の葡萄畑は花盛り。葡萄はちょうど芽を出しかけたところだが、野花は今春を謳歌している。先日訪問させていただいたBedel氏が「除草剤を使わない葡萄畑は四季が生きている」という言葉を実感する。
2006/04/26
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各国の市長や識者35,000人余が市の発展に寄与した功績を鑑み投票し、なんとここの市長が前年度世界で最も素晴らしい市長」に選ばれた。因みに二位、三位はそれぞれメキシコ、ローマ市長。日本からは秋葉広島市長も上位に入っていた。この市長はやり手である。急速な発展を遂げるこの市の秩序を保つためにいろいろ尽力する一方で、画家でもあるため、自らのデザインで老朽化したアパート群を塗りかえ、景観を良くし、人々の心を暖かくしようとした。さしずめ○○版フンデルト・ワッサ-ハウスというところか。こちらは塗る前。 まさにHLMである。
2006/04/15
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Wienはpaqueの前の週末まじかということもあり、昼から人出で賑わっている。まずはAugartenのブティックに立ち寄る。私も何点か持っているがこの窯、何となく馴染めない。作りも良く、絵柄もきちんとしているのだが、何故なのであろうか?やはり忠実にmeissenを模倣し、その域を越えないからであろうか?とりあえず店に入ったがあまり気に入らず出る。次はLobmeyr。この店は実はHerendの代理店で殆どのパターンが揃っている。Heren’sさんなら喜ぶだろうと推察する。ワイン好きなら垂涎のグラスであるが、この店は実はワイングラスではなく、カットグラスで知られている。マーケティングによりRiedelが有名になってしまったが格から言うとこちらが数段上である。一度友人に使わせてもらって以来、欲しい病になったが私の住むところには売っていない。(因みに私は安ワインでも毎日ソムリエシリーズで飲んでいる)ワイングラスというのは一度使ったら判ることだが薄手で良いものの方がワインの味がはっきり判る。一度買ったら割れなければ永遠に使えるのにワイン通と言われる人でもグラスにお金をかけない人は多い。レストランならまだしも、自宅ではワインよりもグラスに力を入れて欲しいと思うのだが・・・肝心のワイングラスは隅の方に追いやられ、殆ど注目されていないのがわかる。とりあえず、シャンパーニュグラスと白を自分用に買う。1脚40ユーロちょっと。ブルゴーニュの1級クラス以下の値段である。安いInvestmentであると思う。
2006/04/14
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昨日は会議が長引き、結局タクシーで会社から家へ戻り、その足で空港まで行く羽目になってしまった。慌ててパッキングをしたので忘れ物があるかもしれない。(過去にいろいろ経験があり、completや現金を忘れたり、一番酷いのはパスポート。チェックインの際に気が付き、慌てて車で自宅に帰り、次便には間に合った。結構抜けているのである。)チェックインしたのは定刻の50分前。昨今はSecurity Checkが厳しく、搭乗口に行くと既に殆ど終わっていた。飛行機に乗り込み資料を読む気力が出ない。パリ着朝5時。1時間位定刻より早い。乗り継ぎが12時間程あるので昼間友人に会うことにしたのだがとりあえず空港ホテルで数時間休息を取る。今日は何を飲むか?
2006/02/15
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今日は首都の北方の町へ行く。マイナス10度。流石に寒く感じる。地元の人に土着種だという自家製ワインをご馳走になる。勿論DNAテストをしていないのでセパージュの同定は出来ない。限りなく不味い。これも仕事の一部と言い聞かせて飲む。村はずれでハンターを見る。渡り鳥を撃っている。鳥インフルエンザも関係ないようだ。捕った獲物は「リゾットにする」とのこと。ジビエのリゾット、食べてみたい気がした。帰りの車で異様な脱力感。ワインに不純物が多かったのであろう。今日は宿舎で一杯は抜きにして寝る。
2006/01/27
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から挨拶状が来て(印刷だが)、新しいキュベComme Autrofoisを出したので是非来てくれと書いてあった。やりくりして行かなければ・・・価格も去年より2割程上がったようである。人気が出てきたのか・・・
2005/12/04
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ホテルの部屋からの眺め。正面の建物はオペラである。今年は秋の訪れが例年より遅くこの時期になっても落葉どころか紅葉もしていない。気温も日中は20度近くまで上がり、半そででも良いくらいである。コンサートに行こうと思っていたが、執筆が進まず、結局ホテルから出ず。適当にワインを買ってきて部屋で飲む。思っていた通り、厚ぼったく果実味が中心でニュアンスの無いピノであった。樽こそ無いが酸は少なく、カリフォルニアのスタイルに似ている。非常に単純で奥行きが無い。2杯で終わり。これ以上のコメントをする気になれない。
2005/10/30
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