PR
キーワードサーチ
コメント新着
フリーページ
サイド自由欄
忘れもしない日
4 年前の 6/6 、
自分でしこりを見つけて、初めて受診した日に癌の告知を受けた。
つくばに引越ししてきて 2 カ月後、
転職して 2 カ月後、
始めて受診したクリニックで、
始めて会った医師に伝えらた。
「乳がんですね。
リンパも腫れているので恐らく転移もあるでしょう。」
初めて会った患者さんにそんなこと言うの?
普通初めは、
“乳がんの疑いがあります。詳しく検査が必要です”とか言うものじゃないの?、、、
「やっぱり 6/6 は“雨ザーザー”の日なんだな。心が雨でザーザーだわ。」
ちょっと他人事みたいに、
昔の絵描き歌『かわいいコックさん』を思い出しながら思った。
それから先生の予言通り、
リンパ節への転移も見つかり、
右乳房全摘手術 + リンパ節郭清、抗がん剤治療( TC 療法)、放射線療法を経て、
今はホルモン療法で“タモキシフェン”を服用中。
薬剤の分類上、抗がん剤という分類の薬になる。
10 年続ける予定で、今 3 年半経過したところ。まだ先は長い~
この薬は女性ホルモンを抑える薬なので、更年期を起こさせている状態になる。
もともと更年期ど真ん中の年齢で、
もはや薬のせいなのか、自分の更年期のせいなのかわからないけど、
ホットフラッシュとか、不眠とか、皮膚が痒かったり、、、と色々症状は出ている。
一応私は、ぜ~~~んぶ薬のせいにしてます。
(まあ、この程度で済んでいると思えばラッキーなんだけど)
この薬を飲んでいると、
何かと大きい病院を紹介されることになる。
例えば近所の歯医者さんで抜歯をしようと思ったら、
結局大学病院ですることになったり。
眼科もそうだった。
大学病院は待ち時間も長いし、終わる時間が読めないし、
仕事を休まなきゃいけなくなったりするので、
地味に大変かなぁ。
(まあ、安心といえば安心なんだけど)
身体の方は着々と治療が進んでいって、、、、
でも心は置き去りのままだった。
“再発するかもしれない”
“また抗がん剤することになるかもしれない”
“もう片方の乳房も、がんになるかもしれない”
“リンパ浮腫になるかもしれない”
“だってほら、少し右腕が浮腫んでる”
“リンパ浮腫になったら手術が必要になるのかな?”
“子どもが就職するまでは生きてられるのかな”
“まだ死ねないんだよな”
2 年間、泣かない日はなかった。
はたから見たら、とてもそんな風には見えなかったと思う。
明るくしてるし、仕事も普通にしてるし、趣味の歌も続けてるし。
何事もない日常が戻っていたけど、
忙しくしてると全然大丈夫なんだけど、
ふと一人になったり、
道をひとりで歩いてたり、
お布団に入ったりすると、
ホロホロと涙が出てくる。
いつも暗闇の中にいた。 2 年間ずっと。。。
続きがありますが、今日はこの辺で!
乳がん日記47*第二の人生?自己喪失? 2024.06.08
乳がん日記45*抗がん剤脱毛後・毛が伸び… 2022.07.10
乳がん日記44*温泉デビュー 2022.06.25