ててゆめ日記

2002/11/08
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カテゴリ: ゆめ日記
金八先生は出てこなかったけど、あのクラスの子たちが登場。


3年B組にある生徒が転入してくる。
前の学校で事件を起こした子で、黒ぶちのメガネをかけた
細身の神経質そうな男の子だ。
彼は、前の学校で親友をくぎで刺したのだ。
幸い致命傷にもならず、相手の子も黙ったまま訴えなかったので
表面上は無罪放免となったのだ。
が、マスコミにもかぎつけられ、前の学校には居られなくなって


もう全員がいわゆる「良い子」になっていたB組の生徒は
なんとか彼と仲良くしようと、いろいろと接してみるが
彼は全く心を開かず、口すらきこうとしない。
そのうち彼はふと学校から姿を消してしまった。

彼の実家は小さな島にある、というのを聞いたB組の生徒たちは
みんなで島を訪れることにした。
以前、B組の子がひとり海で遭難しかかって、それを助けに出たクラス全員が一晩を舟の上で過ごしていたため、
みんなにとって海は怖いものであったはずだった。
が、それをおいても、彼に会いに行ったのだった。

彼は島の砂浜にいた。
一人でニコニコ笑いながら海をながめ、独り言をつぶやいてはまた笑っていた。

「よかった。機嫌いいじゃん」
「楽しそうだね」
そう口にしつつ、この笑顔を教室では見られなかったことに
少なからずショックを受けているB組たち。
そのうち一人の女生徒が彼に近寄っていった。

蒸し返すつもりではなく、彼が心を開かない原因がそこにあるような気がしたから。

彼は、遠くを見ながら言った。
「血とナスのカレーというのがあってね。究極の組み合わせの料理なんだ。」
うっとりした顔のまま続ける。
「動物の血でもいいんだけど、やっぱり人の血が一番でね」
言葉を失う彼女。
そして、突如表情を変え、怒りながら続きを話す彼。
「ヤツにもしたんだ。この話を。そしたら。
『キミの趣味は自由だから、好き嫌いについてはなにも言わないが そういうの、ぼくは軽蔑するよ』って言うんだ!
 僕を見下すかのような態度で!!!」
彼女は恐ろしくなる。どうやってこの場から立ち去ろうかばかりを考えている。
  周りにはみんながいる。そっと見ていてくれている。
  いざというときには助けてくれる・・・・
彼は、彼女の様子はまるで目に入っていないまま、興奮して話を続ける。
「僕はヤツにカレーを食べさせて納得させてやりたかったんだ。
 だから、ヤツにくぎを刺したんだ。人の血だよ。
 一番美味いカレーを食わしてやろうと思ったんだ。
 それを!何で僕がよってたかって悪者みたいに言われているんだよ!」

B組のみんなは愕然としていた。
考えの根っこが違うのだ。
いったいどうやって話せばその考えを変えることができるのだろうか?


生徒達に大きな問題が出されたとき、
私は完全に外野にいた。
この光景は私の書く台本の中で繰り広げられているのだ。
そう。いつのまにやら私は原作の小山内先生になっていた。
「ここで先生を出さずに、子供達に解決の糸口をつかませたいのよ!」
と、アタマを抱え、作家ってたいへんだ・・・と心のどこかで更に客観視しつつ、
ぼんやりと目が覚めてきた。







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Last updated  2006/01/19 03:04:44 PM
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