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政権奪取論 強い野党の作り方 (朝日新書) [ 橋下徹 ] 2018年刊であるからあたらしい部類だ。 だが私は本書を読んだところで強い野党などできるわけがなく,したがって政権の奪取などまず不可能だというほかないと思った。 まずは故安倍元総理がらみの森友やら加計問題からひとくさりするのだけれど,それって本論とどう関係するんでしょうねえ。 それはともかく, 実際に捻じ曲げたかどうかではなく,捻じ曲げたと「疑われないように」手続きを踏んだかどうかが政治では問われる。 この手続き的適正のことを「外形的公正性」という。 (略) 外形的公正性を確保する手続きは除斥・忌避・回避といって,きちんと制度化されている。 と,外形的公正性を論じる。 著者が説明しているのは司法の立場からのもの。 政治家にそんなこといってもわかるはずがないし,逃げられるものはどこまでも逃げるに決まっているじゃないか。 自分も政治家だったくせに…(今も?)。 そもそも国民の目が政治に向いていないのだ。 一番身近な市町村議選挙の候補者が一体何者?という時代に,政権奪取論などというものをいくら言っても政権の奪取などまず不可能だというほかないじゃないか。 いみじくも著者が本書で述べている通り,自民党の牙城が厚すぎるのだ。 自民党というのは、政治信条やイデオロギーにこだわらずに、融通無碍に多様な意見を取り込んで行く。 党内に様々な考えの人がいて、そのおとしどころとして出て来る政策は、よく言えば配慮、悪く言えば妥協の産物。 この「融通無碍さ」が、自民党が国民に安定的に支持される理由の一つになっていると僕は考える。 と著者は分析している。 先に書いた通り一番身近な選挙でさえ国民には分かりずらくなっている時代,ただただ物価よこれ以上あがるな,と祈っているのにそれすらかなわぬ国民の悲劇よ。 先日ある町議選があって,最下位当選の奴が誤ってメールを流したんだろうな,まるで自分が詐欺の当選者になったような書きぶりで,自分は町長がいかに頭を下げてもイエスとは言わないというような決意が書いてあったけれど,それもまた政治の貧困のなせる業でしょうな。 たしかに橋下が書いている通りただただ反対では政権奪取などできるわけがない。 だがこの誤メール配信者のごとき輩もいて,旧態依然の反対反対論を展開していくというわけだ。 国政ならともかく日に日にしぼんでいく郷土を考えたら,この方の考えはいかがなものかと,誤メールながら政治家に対する不信が募った。 結局橋下はつまらん方法を提案した。 つまり,LGBTQやら夫婦別姓やら同性婚やらを争点にしろと,次のように書いている。 これらの自由は、自民党の価値観と真っ向から対立する。 ゆえに野党が有権者に示す選択肢としてはうってつけだ。 自民党の主張は「家族を大切にしよう」「家族は一体であるべきだ」「家族とはお父さん、お母さん、子供に、できればおじいちゃん、おばあちゃんが一緒に住むものだ」「夫婦関係は秩序あるものであるべきだ」というものだ。 ここに「古き良き日本」という価値観が顔を出す。 これじゃああたしゃあなおさら自民党がこれからますます政権の座にいます事態になるんじゃないのかなと,何が政権奪取論だ!と一人憤ったのだった。(8/10記)
2023.10.17
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Newsweek 日本版 220913 統一教会虚像と実像 今次日本政界を揺さぶる旧統一教会問題は下手をすると政権を転覆させるどころか、その政権を担当する能力のある政党が見当たらないのだから、日本は無政府状態に陥る危険性が多分にある。 それなのに吾々国民は旧統一教会のことを知らなすぎる。 もしも本年7月8日に山上徹也が安倍晋三を狙撃しなかったら今なお統一教会は日本政界の深部に突き刺さっていたわけだ。 それはともかく今次暗殺でにわかにスポットライトを浴びた統一教会に関してはある程度のことを知っておくべきだと考える。 今後同教会についての本は数多上梓されるであろうが本時点(9月29日)で巷間に上梓されたのは本書のみなので本書を読んである程度統一教会についての蘊蓄を傾けたい。 まず同教会の教義であるが、 「エヴァ国家日本はアダム国家韓国に贖罪すべし」とする教義で、日本信者から金銭収奪を正当化するものである。 この教義を読むとき、日本国民とりわけ愛国者がなぜその教義に傾倒するのかがわからない。 深くて大きな謎であり、ここのところについて本書は、 戦後保守政治の最高峰としての安倍政権下で政治への侵食を続けていた。 容易には理解し難いねじれ現象とする。 それは、 保守政治の嫌韓と旧統一教会の反日思想が矛盾することなく併存したのはおそらくイデオロギーが現在の日本政治の要を実際には占めていないからと分析するが、はたしてイデオロギーだけで解決できるものなのだろうか。 それに巷間統一教会を政治が利用した裏には選挙対策のためと言われているけれど、動員できる票数は、 統一教会7〜8万票 創価学会700万票であり、なにゆえ政治取り分け政権党である自民党が統一教会と手を繋いだのかがわからない。 なお、自民の友好団体の数は500あるそうで、統一教会は500分の1であり、本流の存在ではないとされるのだから、本当に不可思議な話である。 そのような中統一教会は、 秘書を養成し議員に送り込む手を使って自民党内に深く侵食してきたのだ。 統一教会の施設である京都嵐山の嵯峨亭で養成し送り込んだそうだが、その能力が優秀な秘書は今も現職にいるらしい。 さて統一教会が曖昧な存在になった一つの要因に、平成27年の名称変更がある。 このときの名称変更を認証した文科大臣は下村博文、事務方2位の審議官は前川喜平だ。 統一教会はこのとき、世界平和統一家庭連合、に名称変更したわけだ。 下村の選挙区は板橋区で、板橋区には統一教会の出版社世界日報の本社があり、平成28年3月、同協会は下村に6万円の寄付をしている。 前述前川喜平は、 改名に政治の強い意図があったとしているが、強固な証拠がないのだそうだ。 以上が本書から読み解ける現時点における統一教会関係の事実である。 なにより反日教義の統一教会と嫌韓保守が結びついたねじれ現象の真実がはっきり解明できなければ、冒頭述べたとおりこの国は無政府状態に陥ってしまうだろう。 杞憂であることを願うばかりだ。
2022.12.21
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2時間でわかる政治経済のルール【電子書籍】[ 倉山満 ] まだ安倍晋三とドナルド・トランプの時代に書かれた本であるが正鵠を射ている。 その後菅、岸田そしてバイデンにかわっても本書に書かれたとおりに世界の政治経済が動いているばかりか本書には書かれていないがウクライナに対するロシアの侵攻も本書を読めば有り得る話だったとなる。 さて今回のロシアのウクライナ侵攻であるがそれは日本においては隣国の隣国の話だということをきちんと理解しなければならない。 米国における大規模な戦争反対デモとかウクライナの傭兵要請などに浮かれて旗を振っている場合ではない。 実は本件は日本にとって重大な問題なのだ。 そのことを日本人各人はしっかり理解しなければならない。 なのに果たしてどれだけの人間がそのことを理解しているのか。 いずれその火の粉は我が国にも降りかかるということを肝に銘じなければならない。 それほど重要な案件なのに日本人のなんと能天気なことよ。 さて翻って内政であるがなるほど鍵は参議院議員通常選挙なのだ。 日本において行政府の暴走を抑えることができるのは参議院なのである。 たしかに衆議院は政権そのものであるものな。 参議院選挙の結果がその時々の政権の運命を制すると著者が主張していることは実に科学的だ。 あわせて今の日本の経済の先行きが不透明なのは白川法皇と揶揄された元日銀総裁の独裁のせいだということも本書で指摘されている。 まあたったこれだけの話なのだが実にわかりやすい本だった。 こういうわかりやすい本で学生生徒は勉強してほしいものだ。
2022.05.16
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上級国民/下級国民(小学館新書)【電子書籍】[ 橘玲 ] 著者によれば、一言で言うとこの国はもう救いようがなくなっているということらしい。 まず政治に理想がない。 金融庁の報告書の大炎上を見てもわかるように、理想主義の官僚がどんな「改革案」を出したとしても、有権者の不安を煽るとして政治家によってすべて握りつぶされてしまうでしょう。 自分の出世や家族の生活を考えれば、失敗することがわかりきっていることをやろうとする奇特な人間などいるはずはありません。 ──いわれてみればたしかにそのとおりです。 だったらどうするのかというと、その若手官僚によれば、「ひたすら対症療法を繰り返す」のだそうです。 年金が破綻しそうになったら保険料を引き上げる。 医療・介護保険が膨張したら給付を減らす。 それでも駄目なら消費税率をすこしだけ上げる。 そうやって20年間耐えつづけ、2040年を過ぎれば高齢化率は徐々に下がっていく。 だったらなぜ、わざわざ「改革」などという危険なゲームをしなければならないのか。 これが「霞が関の論理」だというのです。 私はそれを聞いて、まるで太平洋戦争のガダルカナルの戦いみたいだなと思いました。 官僚は「国家百年の計」を考えるそうですから、どれほど国民がヒドい目にあっても、20年くらいの持久戦はなんでもないのかもしれません。 この持久戦に耐え抜けば「下級国民」があふれるより貧乏くさい社会が待っており、失敗すれば日本人の多くが難民化する「国家破産」の世界がやってくる。 これが、私たちが生きることになる令和の日本なのでしょう。 ということで、霞が関の論理はひたすらの対症療法だそうだ。 はっきり言ってこれじゃあ救われない。 そもそも年金生活者になってから救われないんじゃ、あとはもう死すほかない。 つまり、国家百年の計、なんてものは存在しない。 上記のように20年なんてなんでもないんじゃなくて、そもそも百年が存在しない。 そういうことだ。 本当に将来が暗くなる。 愕然とする。 それは生きづらい世の中ということだろう。 そんな中、男の未婚率が高いことと実質的な一夫多妻制について著者は次のように述べている。 なぜ男の未婚率だけがこれほど高くなるのでしょうか。 男女の数がほぼ同数だとするならば、答えはひとつしかありません。 一部の男が複数の女性と結婚しているのです。 日本も他の欧米諸国と同じく2人以上の妻を持つことはできず、かつて一般的だった「妾」や「二号さん」も社会的に許容されなくなりました。 その一方で離婚率は上昇し、生涯で2回、3回と結婚することも珍しくなくなりました。 このとき、一部の男性は未婚の(若い)女性と再婚し、離婚した女性は再婚せずに母子家庭のまま暮らすと考えれば、男女の未婚率のちがいが説明できます。 そしてこれは、欧米や日本のような先進国で共通して起きている現象です。 一夫多妻というのは、同時に複数の女性を妻にすることです。 先進国で増えているのは、結婚と離婚を繰り返す「事実上の一夫多妻」です。 なのだそうだ。 以上から読み取れることは、本書の標題のとおり今後ますます上級国民下級国民の格差が広がるということだろう。 このことを憂える必要はないのか。 このことを憂国と言わずして何が憂国なのか。 本当に嘆かわしいことだ。 著者の分析はわかる。 だが、だから一体どうすべきかが本書ではわからない。 知りたいのはその部分なのだが…。
2021.01.27
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コロナと国防 - ちょっと待て、こんな日本に誰がした! - (ワニブックスPLUS新書) [ ほんこん ] それにしても芸人のほんこんさんがこんなに政治に明るいなんて思ってもみなかったことだ。 それはともかく今の政治の状況を適確に分析しているね。 この本に書いてあることは多くの国民が思っていたことだ。 たしかに安倍前首相は歯切れが悪かった。 ここまでくると菅謀略説も出てくるんじゃないか。 なぜ安倍前首相はああまでコロナで下手を打ったのだろうか。 マスク、星野源の音楽に乗っての家寛ぎ、国会は閉会したまま…。 そして何より著者が言うように心に響くメッセージがなかった。 そうなると安倍前首相は危機管理がまるでなっていないということなのだろうか。 こういうリーダーに我々は史上最も長い期間日本の舵取りを任せてきたというのか。 なぜだ。 そのことについて著者は今次コロナ禍に対応できる取り巻きがいなかったからだと断じている。 そのとおりでしょうねえ。 コロナ禍で先手先手に動くべきところ例えばオリンピックがあり習近平の国賓としての来日の予定があり後手後手に回った感は否めない。 さて著者はコロナ禍も国防ではないのかという。 そもそもコロナであれ何であれ国を守れなければ国防ではないというのだ。 そのとおりですよね。 習近平の来日の予定があったから、中国よりのWHOのデマを根拠とした施策の後れはこれは犯罪そのものとして断じられるべきだ。 だから辞職したのだと潔く言えばいいのに、安倍さんも。 その後釜がまた安倍亜流の菅さんでは一体この国はどこに漂うのだ。
2020.11.30
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財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済【電子書籍】[ 上念司 ] コロナ禍がなかったら本記事も鵜呑みにできたのだろうが、もう胡散臭い感じがしてならない。 やっぱり日本経済はもうだめなんじゃないかと感じるのは私だけなのだろうか。 著者によれば日本国の財政赤字は、 もちろん、あまりにも野放図に国債を日銀に買わせまくると、大量の日本円が発行されるのと同じことになり、インフレが起こります。 ただ、現在のように物価上昇率が2%という目標に届かない場合、むしろインフレの発生は好ましいということになりますので、日銀は2013年から国債買い入れの手を緩めていません。 逆に、物価上昇率の目標を達成して、それ以上に物価が上昇する気配を見せたら、日銀は国債の買い入れを減らし、インフレ率の上昇を抑えることができます。 ここで、日銀が国債を買い取るということは、イトーヨーカ堂の手形をセブン‐イレブン・ジャパンが買い取るのと同じです。 セブン&アイ・ホールディングス全体で見れば、手形の残高はゼロということになります。と、自社による買取買い支えと同じだから心配ないというのだ。 だからといって財政赤字がそのまままでいい訳がないと思うのだが、日本国は永遠の寿命をもった生命体であるから大丈夫だと著者は言い張る。 といいつつ、 しかし、2013年に退任するまで、日銀の白川方明総裁は頑としてこれを行いませんでした。 政府の景気対策を台なしにしたかったのでしょう。 一体、誰の命令でやっていたのかは分かりません。 もし、それが海の向こうの日本を滅ぼしたい国…、としてまるで日銀白川総裁が多分中国あたりを得するための施策を講じたが如き言い方をする。 つまりですな、永遠などという生命体は存在しない可能性があるということだ。 だから永遠のローンなど組めるわけがない。 海の向こうの日本を滅ぼしたい国もあれば自然災害もあるしチャイニーズヴァイラスかコヴィッド19かは知らんが先が読めない危機などこれからいやになるほどやってくるだろう。 確かにそのようなものがやってこなかった時代は著者の理論は正しいということになろうが、先が読めない危機の時代そんなのんきなことでよろしいのか。 さらに著者は財務官僚に経済学専攻者が極端に少ないことを問題視しているが、そういう著者も中大法科卒と記してあったぞ。 その理論正しいかどうかはわからんが信憑性という観点から言うといまいちでしたな、残念ながら。 書いた時代も悪すぎた。
2020.11.08
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雇用破壊 三本の毒矢は放たれた【電子書籍】[ 森永 卓郎 ] まあそれにしてもKindleUnlimitedには個性の強い本が多いね。 著者は反安倍だ。 かなり早くから日本人の年収300万円論を語っていた人でもある。 そして今やその話は一体どこへ行ってしまったのか、アベノミクスというやつ、これにも異を唱えていた人だ。 だからまた著者は元気になってきた。 ということか。 今回のコロナ禍もあって今やレイムダック状態の安倍政権だが、まずアベノミクスの問題点について今更ではあるけれど著者は アベノミクスの成長戦略が狙っているのは、大企業や外資系企業の役員とエリート社員の天国を作ることだけではない。 一般の国民に対しては、雇用を破壊する三本の毒矢を放とうとしている。 それは、 ①派遣労働法改正による派遣労働の固定化、 ②高度プロフェッショナル制度(ホワイトカラー・エグゼンプション)の導入による残業代ゼロ体制、 ③解雇規制緩和による労働市場の流動化だ。と述べている。 この辺のところもはや曖昧模糊となったけれどもしもゾンビのようにアベノミクスが立ち直るようなことがあれば上記の問題点は政権にきちんと質すべき問題だと思う。 少なくともアベノミクスつまり安倍政権の経済政策のあやうさについて著者は核心をついていたのだ。 いずれ私達日本人は貧乏になってしまう。 いやもうなっていると言っても過言ではない。 だから生活を正さなければならない。 食費の節約にはちょっとしたコツがある。 まず、買い物は週1回に限定する。 冷蔵庫を使えば、生鮮品も1週間くらいなら鮮度を保てる。 というように…。
2020.08.21
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日本列島創生論ー地方は国家の希望なりー(新潮新書)【電子書籍】[ 石破茂 ] 私は1972年に田中角栄の、日本列島改造論、を読んだ。 高校一年生のときで、夏休みの読書感想文の宿題に選んだのだった。 結構読み込んで、それなりの感想文に仕上げたつもりだったが、残念ながら、時の高校時代の先生方には通用せず、箸にも棒にもかからなかったようだ。 それはともかく、あれから、45年後にこのような書が世の中に現れていたとはしらなかった。 世の中コロナ騒ぎで大混乱の時代、おそらく政権交代となるだろうが、そのポスト安倍の先頭を走っていると考えられる著者の政策やいかにということで読んでみたのだが、残念ながら田中著に比べてパンチに欠けるね。 たとえば、 国交省の資料で紹介されているデータですが、ドイツの保険会社(ミュンヘン再保険会社)が自然災害のリスクを世界主要都市で算出したところ、東京(・横浜)がダントツで危険だという結果になっています。 2位がサンフランシスコで以下ロサンゼルス、大阪(・京都・神戸)と続きます。 なぜ東京がそこまで危険だと見られているか。 首都直下型地震という災害発生の可能性が極めて高い。 そして木造密集住宅が多い。 これは上空から見れば一目瞭然です。 更に地下の深いところにたくさんの鉄道が走っていて、多くの人が乗っている。 こうした状況を分析した上で、最も危険、とされているわけです。 一極集中の問題点というのは必ずしも、東京が一人勝ちだから不公平だ、という単純な話ではありません。 一極集中は東京にとっても大きなデメリットなのです。という検討はとてもよろしい。 素晴らしい卓見だ。 東京一極集中の問題点がよくわかる。 リスクの分散ということがとても重要だ。 だから、子どもたちを全員東京になんかやりたくはないのだ。 しかしいかざるを得ない現実もある。 だからそこでどうすべきなのかということなんだよねえ。 また、 ただ一方でインバウンドにのみ過大な期待を抱くことは避けるべきだと思います。 というのも実はどんなにインバウンドを増やしたところで、旅行産業全体に占める売上の20%くらいまでが限度だとみられているからです。 しかも中国の景気や為替の動向次第ですぐにまた減少することも十分ありえます。 という。 まさに今コロナ騒ぎで上記のことが現実化している。 そう、予想というのはできるのだ。 でも、要するにせやからでやねん、なんですよ。 言いたいこと言っていることはわかる。 しかし、田中角栄みたいに実行力が伴わないのなら、ただの絵に描いた餅に過ぎない。 つまり本書は政策の具体性に欠ける。 著者にこの国を任せられるかどうかの判断のため、是非続編を書いてほしいという結果に至った。
2020.04.28
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亡国の農協改革 日本の食料安保の解体を許すな [ 三橋貴明 ] 農協改革と言いながら今日的な、かんぽ、や、日本郵便、の問題にも切り込んでいる本で 挙句の果てにかんぽ生命のガン保険の販売が政治的に止められアフラックの代理店に落ちぶれる有様となった。 郵政民営化の第一のメリットしてあげられていたのはサービス水準の向上だったはずである。 かんぽ生命ががん保険分野に新規参入し競争が激化すれば日本国民はがん保険のサービス向上と価格低下というメリットを受けられたかもしれない。 とは言え日本政府はがん保険分野で日本最大のシェアを誇るアフラックに配慮し、かんぽ生命の独自ガン保険サービスを認めなかった。などと今回のかんぽ不正の根源が政府の政策にあることを示唆している。
2019.08.03
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地産地消 豊かで活力のある地域経済への道標 [ 下平尾勲 ] 幸楽苑は、下平尾勲 もう一つは、幸楽苑、会津っぽで有名なラーメンチェーン店である。 元々は、会津若松市神明町にあった6坪足らずの味よし食堂である。 1967年には味よし食堂から幸楽園に改め、会津若松市内に中華料理店、カレー店、喫茶店など5店を出し、多角化経営に転じたが、原価管理が難しく、同一業種のチェーンに方向転換を行うこととなった。 1976年に郡山市に出店して足場を固めた後に、1991年に郡山市中央工業団地内に麺の生産工場を作り、また、餃子の機械生産を進めた 。 チェーン店の展開と生産の機械化、品質管理によって飛躍的な発展を遂げた。と、会津若松の「味よし食堂」が原点とか。 会津っぽの看板がいつの間にか幸楽苑に変わっていた。 それはともかく、確かに安価だが、そこそこいけるラーメンと餃子である。 この会社の成功のもとは多角化から同一業種のチェーンに方向転換を行ったこと。 郡山の工場から麺や餃子が送られてきているらしい。 子供たちには、最後、プレゼントがあり、孫が幼いころはよく行っていたものだ。 孫はラーメンが好きなのだが、このごろは、幸楽苑に行こうとは言わない。 おもちゃがもらえてもだ。 舌が肥えてきたからか。 いずれにしろ、久しぶりに行ってみたいものだ。
2018.01.20
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Uターン日記 霞ヶ関から故郷へ [ 皆川治 ] Uターン、Iターン、Vターンなどなど、故郷で働くあるいは、配偶者の故郷に住まうことを意味するものであろうか。 著者は故郷鶴岡にもどり生活することになった。 かく言う私も、東京で大学生活を終えた後故郷に就職した。皆川治 我が家のダイニングには、樹齢が推定500年のトチノキのテーブルが備えられている。 2016年4月、この巨木を切り出した林業家榎本豊治さんにお話を伺う機会があった。 この土地の木は、鶴岡市朝日村の砂川の神社にあったものだそうだ。 東京の市場に出荷されたのだが、虫食いの傷がありまわりまわって我が家へ来ることになった。 その傷跡こそが持ち味であるのだが、嫌われたようだ。 鶴岡市大山のいろは食堂にも同じ木から取ったテーブルがあるが、最も大きな部位は、我が家の食卓として使われている。 そして私は定年退職を迎えた。 安定した暮らしを送らせてもらった。 東京にいたらこうは行かなかったろう。 だが我が山形県も大きな問題がある。 若者に魅力がないことだ。 今の若者が何を欲しているかを知らずして人口増加をうたってもなんにもならん。 人を増やすための策は、若い人の意見に沿うべきだ。
2018.01.19
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救国のレジリエンス 「列島強靭化」でGDP900兆円の日本が生まれる [ 藤井聡(社会科学) ] レジリエンスという概念があるそうで、藤井聡 だからこそ、そんな事態に陥ることを絶対に避けるために、どんな巨大地震が来ようとも「致命傷を避け、被害を最小化し、すぐに回復する」ような「レジリエンス・強靭さ」を得るために我が国は考えうるあらゆる対策を迅速かつ効果的に推進していくことが求められているのです。だそうだ。 生まれてからこの方、大きな地震に何回見舞われたことか。 小学生のときの新潟地震は、給食中だった。 中庭に逃げたクラスは、校長から怒られていた。 中越地震の時は、書棚を一生懸命抑えていた。 巨大地震のときはなすすべがなかった。 東京で生活をしたときは、なんて地震の多いところなんだと感心した。 いずれ何事もなく今日まで来ているが、いつどこで何が起こるかわからない。 こういう本を読んだときくらい災害に対する備えを考えたいと思う。
2018.01.18
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東北地方「開発」の系譜 近代の産業振興政策から東日本大震災まで [ 松本武祝 ] まあそれにしても、あの甚大な震災で、次の記述のところも大変だったわけで…、松本武祝 この地域の周辺には、いわき市のランドマークの一つであるマリンタワーを持つ三崎公園があり、ここは太平洋が一望できる名所である。 その北には美空ひばりの名曲が流れる塩屋崎灯台があり、また北茨城市には岡倉天心の思索の地である五浦六角堂がある。 またプレジャーボートの係留施設であるサンマリーナ、ゴルフ場、旅館ホテル、豊富な海の幸を食することのできるレストランや飲食店が集まっている。というが、昨日観たテレビでは、水族館の水槽も濁り、職員総出で水を入れ替えたりして大変だったらしい。 原発に近い場所っだったが、放射線はあの日、北西方向に進み、南方のいわきには向かわなかったので、震災のみの被害かというと、そうでもないだろう。 何しろ海の汚染をもろに受けているだろうし。 すぐ近くにあるということは、今後いつまた爆発するかもわからない廃原発の危険が消えたわけではないのだ。 福島市の線量は今もって高く、同県内の会津若松と比べても桁違いなのだ。 今後、あの福島第一原発がまた爆発し、南向きの風に乗れば、いわきはおろか、東京だって危ないという話。 本当にみんな、何をのんきにしているのだろうか。
2017.12.30
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帰化人が見た靖国神社のすべて 日本人になった中国人 [ 石平 ] なぜ帰化人が的を射たコメントをしているのだろう。 今まで読んだ本で1番まともな考えだと思った。 慰霊、追悼、感謝、誓い。石平 だが、それが単なる慰霊に止まってはならない 。 これからはかつてこの国がそうしてきたようにこの国を守るために命を捧げた英霊たちに追悼と感謝の念を捧げるのと同時に英霊たちに対して我々もいざという時この国を守るために身を呈して戦う用意があることを報告してその誓いを立てなければならない。 誓いは、不戦のみならずいざという時には身を呈すること。 ただし、この本には、軍国主義云々の、政治的観点がない。 逆に帰化人の方がそのことを語らないのは不気味だ。 慰霊、追悼、感謝、誓いは、かの神社で圧倒的な霊の存在に気づいた時、自然に行うことである。 そのことに気づけなければ、このような記述はできないと思う。 このようなまともなことを日本の言論人が論陣を張れないのは遺憾である。 右翼だ、左翼だ、宗教だなどと騒がず、まず、とにかく靖国神社に行ってほしい。
2017.11.04
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【中古】 すっきりわかる「靖国神社」問題 /山中恒(著者) 【中古】afb 靖国神社には英霊が祀られている。 その英霊は第二次世界対戦の方々も含まれている。 そして重要なのはそこに永久戦犯と言われる人も祀られていることだ。 そこで今も政争がなされている。山中恒 つまり「三角の内角の和は 180度と決まっているようにいやしくも日本人に生まれたら誰に説法されなくても 自然に国家神道の信者になると決まっている。日本人は 生まれつき国家神道信者で天皇崇拝者だ」と言うのです。 つまり日本人はDNAに国家神道を持っていると言うのです。 これは恐ろしく非科学的な定義で神様の国に生まれて神様の道が嫌なら外国へ行けと言わんばかりです。 国家神道の信者にならないものは日本人、日本国民ではないと言う言い方を端的に表したのが非国民です。 しかし 何度も言うが、靖国神社に行ってほしい。 そして 霊の存在を感じて欲しい。 涙が止まらないのは私だけではないはずだ。 悲惨な戦争を繰り返ししてはならないという英霊達の言葉さえ聞こえてくるようだ。 何時まで靖国神社を政争の具にしているのか。 戦争の犠牲者は当然兵達だけではないのはわかる。しかし最前線で戦った兵の思いは彼の靖国神社に行かなければ感じることができない。 その悔しい思いを私たちは感じて、永久平和を願わなければならない。 永久平和を実現しなければならない。
2017.11.03
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靖国神社 「殉国」と「平和」をめぐる戦後史 (岩波現代文庫) [ 赤澤史朗 ] とにかく靖国神社に行ってみてください。 その霊的雰囲気に圧倒されるはずです。 政治的なものの見方はナンセンス。 赤澤史朗 この点を指摘したのが石橋湛山「靖国神社廃止の議 1945年10月13日」であった。 この中で石橋湛山は「大東亜戦争は国家をほとんど亡国の危機にみちびき、日清、日露戦役の戦果もまた全く一物も残さず滅失した国家的滅亡にも等しい戦争であったこと、そうである以上その戦争への犠牲と献身を讃える神社の存在理由も失われた」と説明するのである。 霊を感じない人はこんなことを平気で言う。 行ってみもしないでこういうことを言う人を信じるわけには行かない。 私は、真の平和というのは、この英霊たちの存在を信じてこそ成し遂げられるものだと思う。 然るに何故問題のすり替えが起こっているのだろうか。 国際社会云々については、理解を得るまで説得すべきだ。 靖国神社こそが平和の基点だ。 とにかく行ったことのない人には行ってほしい。
2017.11.02
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靖国戦後秘史 A級戦犯を合祀した男 (角川文庫 角川ソフィア文庫) [ 毎日新聞「靖国」取材班 ] 靖国神社となるとどうしても思想論争が出てくる。 軍国主義と直結する。 しかし、現にかの神社を訪れると涙が止まらなくなる。毎日新聞靖国取材班 靖国神社には国家神道の戦前・戦中から今日まで途中民間の宗教法人になりはしたものの一貫して軍国主義的性格を変えずに突っ走ってきたようなイメージがある。 特に軍人気質のまま宮司になったような松平永芳氏の登場はその印象を決定づけた。 A級戦犯合祀によって一旦法的・政治的に断罪された軍国主義指導者等の名誉回復を図り戦後日本社会が 決別したはずの皇国史観を再興普及する拠点施設としての役割をあらわにしたからだ。 靖国神社には間違いなく英霊がいる。 私はそれを強く感じた。 思想云々の問題ではなく、霊の問題である。 思想で論争することの愚を感じるのは私だけだろうか。 靖国神社を参るときの涙は、戦争の愚を知らしめるためのものだと思う。 靖国神社に祀られた英霊の思いを感じるとき、思想で、靖国神社を守ろうとするもの、避難しているもののやり取りは、甚だ遺憾だ。 靖国神社は、名誉とか皇国史観とかいう問題を超えた存在である。
2017.11.01
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【中古】 日本は財政危機ではない! / 高橋 洋一 / 講談社 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】 デフレ傾向は今でもやんでいないようである。 なにしろ私の給料はこの10年くらい据え置かれたままだ。 次に政府資産の圧縮ということだが、つまりこれは負の資産を圧縮するということだろう。 次の歳出削減とリンクする。 4番バッターが制度改革ということである。 詳細とか仕組み仕掛けはわからない。 そして安直な増税。 単純とはいえ、暮らしに直結だ。 金がないと何もできないのだから、国民はもっと財政とか経済政策にもっと敏感になるべきだ。高橋洋一 すなわち財政再建の一番バッターはデフレ脱却。 2番バッターは政府資産の圧縮。 3番バッターは歳出削減。 4番バッターは制度改革で増税は最後の5番バッター。 これが中川さんの打順論だ。 最も好ましいのは4番バッターまでで試合の勝敗が決まり、最後の5番バッターの出番がなくなることだろう。 たとえやむなく増税に踏み切らなければならない場合でもその前の4番バッターまでの活躍でなるべく増税幅は最低限になるようにし国民にお願いする負担はできるだけ軽減する。
2017.01.12
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日本は破産しない! [ 上念司 ] 世界最大の借金の背後には世界最大の政府資産があるという。 だから日本は破産しないのだそうだ。上念司 900兆円の負債があるという事は本来これに見合う資産があるはずです。 つまり世界最大の借金の背後には世界最大の政府資産があるはずです。 これこそが最大のポイントなのです。 この点に注意して先ほど引用した読売新聞の記事に突っ込みを入れながら再度読み直してみましょう。 なのにどうして危機感を煽っているんだろう。 特にあの民主党政権の際は、わけのわからぬ仕分けなどされて日本がボロボロになったはずだ。 本当は2大政党制をかかげて民主党に政治をさせたまではいいが、あの体たらく。 もう政権交代など考えられないことではないのか。 つまり、だんだん独裁制に移行するということだ。 経済政策がいい加減だと一つの政権も潰れてしまう。 政府資産を国民に明らかにして安心させたほうが得策だと思う。
2017.01.11
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国債を刷れ! 新装版 / 廣宮孝信 【本】 国債の是非が議論されている。 国債の発行そのものは問題がないが、その量が、我が国の場合半端でないものだから、議論になる。廣宮孝信 国全体で負債が増えれば資産も増え、負債が減れば資産も減っている。 国全体の資産は国全体の負債を常に上回っている。 資産・負債の規模は増えている。そのわりにGDPが伸び悩んでいる。 借金も資産のうちか。 そんなこと言ったら、私もかなりの資産家だ。 閑話休題、今年の国家予算も超天文学的レベルらしい。 当然国債に頼るということだ。 我が国の国債のほとんどは、日本人が購入しているので問題ないというが、巨額なだけに心配だ。
2017.01.10
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2015年日本経済のシナリオ [ 今井澂 ] 実はガソリンは水よりも安い。 あの東日本大震災の直後かなり高騰したが、その後安定に転じ、ガソリン価格に困惑することはなくなった。 交通費を安くするために現在すぐにでもできることは、ガソリンのトリガー条項を使うことです。 トリガー条項というのは1リットル160円を3か月超えると発動することができ、具体的には揮発油税及び地方揮発油税53円80銭のうちの暫定税率25円50銭を停止するというものです。 実はガソリン価格は2014年9月時点で3ヶ月を超えて1リットル160円の状態になっています。 しかし、原油産出国で生産調整するという。 すると、また価格が不安定になって、トリガー条項が必要になるだろう。 ガソリンは、21世紀には枯渇すると見られていたが、まだ大丈夫のようだし、算出国の重要な切り札になっている。 それは経済上重要なアイテムだということだ。
2016.10.07
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2014-2015日本経済逆転のシナリオ [ 今井澂 ] 農家が都市部に押し寄せたら、誰が農業を担うのだろうか。 快適な生活に憧れたら、粗末な生活用品には見向きもしなくなるのではなかろうか。今井澂 今農家の平均年齢は60代後半ですから、高齢者の都市部への住替えはこれから本番を迎えることになります。 住み替えに伴う消費は結構な額になり決してバカになりません。 全部合わせると住み替え費用は7兆円くらいあるのではないでしょうか。 この商品は GDP の押し上げにこれから寄与してくるはずです。 高齢の二人夫婦になると、もう大きな住宅は必要がなくなります。 広いリビング、広い寝室、広い庭といったものにも憧れなくなるし、いろいろな機能がついた最新の家電製品もそんなに必要としません。 いずれにしろこの私ですら今まで一生懸命生きてきた、今度はゆっくりしたいと思っているのだから、他の人はなおさらだろう。 年をとったらゆっくりできるなどということは幻想なのだろうか。 農家を引退する老人の財布をあてにするのか、この国は。 なんか情けないけど、経済学的にはそうなのだろう。
2016.10.06
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日本の再生 [ 植草一秀 ] 60年償還ルールというものがある。植草一秀 そこで日本の財政においては投資的支出の財源としてこの建設国債の発行を認め、この借金の返済を60年かけて行うというルールを設定しているのである。 6000億円建設国債を発行し6000億円のインフラ資産を作った場合、これを10年の国債で発行した場合には10年後に6000億円を一旦返済し、そのうち5000億円をまた10年国債を発行して調達する。 10年の満期が来た時に5000億円を返済するのだがそのうち4000億円についてはまた10年の国債を発行して資金を調達する ような形で返済をしていくと60年後には全ての返済が完了する。 これを60年償還ルールという。 つまり、借金の中の建設国債についてはその建設国債の借金に見合う資産が存在しているおり、この借金は健全そのものなのである。 借金に見合うだけの資産があるので健全なのだそうだ。 だから心配ご無用という意見である。 その他、日本の国債は、外国に買われておらず、ほとんど国民が所有しているということで、これまた心配ご無用とのことである。 ならばなぜあれほどに財政が逼迫しているとか、あるいは、古い話で恐縮だが、当時の民主党政権が事業仕分けなどしたのか。 あれじゃあ、騒ぎ過ぎだろう。 形として、やはり多額の借金があるということは、不安である。
2016.10.05
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【新品】【本】国家破局カウントダウン 日本を救う三つの処方箋 上野泰也/著 かなり昔の話で恐縮です。上野泰也 最近では法人税の減税がデフレ脱却につながるのではないかという見方が流行っている。 財界からの強い要請もあり、菅直人首相の政治決断で財源を十分に見つけ出すことができないまま実効税率の5%引き下げが決まった。 首相が決断した翌日だったか、ある大手牛丼チェーンの社長インタビューが日本経済新聞に掲載された。 法人減税の動きを歓迎した上で、その一部を値下げの形で消費者に還元してみようかと言うのである。 それでこの会社は実際に240円のキャンペーン価格で牛丼の販売を行い、他社との間で何度目かの安値競争が展開された。 法人減税が国内での雇用や投資を増やすどころか部分的デフレを深めてしまったわけだ。 この辺にもデフレの原因があったということだろうか。 今にして思えば、本当に民主党政権というのはダメだったんだな。 かてて加えてあの東日本大震災の、原発関係を含む数々の不始末。 それはもう回復不能とまで言い得、自民党の独走、引いては独裁につながろうとしている。 私達現代の日本人には、民主党とか管という言葉がトラウマになっている。 二大政党制など機能しなくなっている以上、選挙制度そのものを変えなければダメなのではなかろうか。
2016.10.04
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アベノミクス批判 [ 伊東光晴 ] まこと政治と経済は連動している。 政治家の重要な施策が経済であることは、間違いない。 それに、国際問題とか、思想とかが微妙に絡んでくる。伊東光晴 彼には対中国侵略を反省する心はない。 対中国強硬策、これは安倍政権の一つの政策の軸となっているのである。 靖国神社に永久戦犯が合祀されて以来、昭和天皇は靖国神社に行くことはなかった。 何故か。 昭和天皇にとってそれは十分な政策的配慮の上のことであるのはもちろんである。 参拝したのは安倍首相だけではない、 中曽根康弘首相と小泉純一郎首相もである。 アベノミクス云々かんぬんと言う前に、著者は、安倍晋三首相について「対中国侵略を反省する心はない。対中国強硬策、これは安倍政権の一つの政策の軸」と断じている。 これは明らかな色眼鏡で、そこからの安倍晋三批判は、フェアでないと思う。 「対中国強硬策」以外に彼の国に対する策があるのか。 靖国の問題を政治問題化するな。 安倍晋三が今、国民から支持されている以上、左的な言動は避けてアベノミクスの是非を説いてほしいものだ。
2016.10.01
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【中古】 少子化対策が日本をダメにする /和田秀樹【著】 【中古】afb価格:108円(税込、送料別) (2016/9/7時点) 少子化の原因について、結婚そのものが昔より成り立ちにくくなっていることを著者は挙げている。 確かに婚活が囁かれ、具体的に集団見合いも企画されている。 婚姻年齢は、上がっているようだ。和田秀樹 つまり結婚した女性が再生産年齢(15歳から49歳)でいる時期に結婚を継続していれば、子供の数は減少しない。 言い換えれば、カップルが結婚し、その結婚生活が持続している場合に限れば、子どもは減っていないので、少子化の原因は夫婦が子供を望まなくなっていることではなく、結婚そのものが昔より成り立ちにくくなっていることなのである。 かてて加えて、離婚率も高まっている。 少子化対策は思いどおりには行かないようだ。
2016.09.07
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】集団的自衛権はなぜ違憲なのか [ 木村草太 ]木村草太 安部首相は、違憲であろうがそうでなかろうががむしゃらに集団的自衛権を事実化し、虎視眈々と改憲を狙う。 しかも自分が政権の座についている時がチャンスだと目論み、機会あれば、今次参議院議員選挙における衆参同時選挙を実施し、数で改憲をしようとする。 いわゆるパワーゲームである。 尤も基準だけでは法的結論は出ない。 具体的な事例を基準に照らし合わせる作業が必要である。 例えばチワワのジョンやペルシャ猫のコタロウ、アンゴラライオンのガムシャカを放置すれば、人間を殺すおそれのある動物に該当するかどうかを判断する作業である。 普通に考えれば、ジョンやコタロウはかんだりひっかいたりする危険があるにしても、人間を殺すようなことは考えられないから 該当しないが、ガムシャカは、該当するだろう。 だからジョンやコタロウは猛獣ではないが、ガムシャカは猛獣であり飼うことは 許されない。 こうした作業が当てはめである。 などというような悠長な法律論争などしている暇もないほど実はこの国は逼迫した状況なのだ。 なのに大多数の国民はそのことにすら気づいていない。 国家の危機である。 平和の危機である。
2016.05.24
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日本国憲法誕生 [ 塩田純 ]価格:1620円(税込、送料無料)塩田純 憲法制定からかなり長きの時が経ち、事実がデフォルメされている。 私たちはもう一度真実を検証しなければならないのではないか。 それが押し付けなのかそうでないのか、少数意見はどうだったのか。 ここに共産党の動きがある。 徳田らは野坂の意見を入れ政治制度としての天皇制と天皇家とを区別し、天皇家の存続は国民の意思によると したのである。 ソ連や中国の共産党幹部と話し合ってきた野坂の主張を無視できなかったのであろう。 1月25日、東京の大松閣で野坂参三の歓迎会が開かれた。 参加した高野岩三郎と鈴木安蔵は国民自身の手による民主主義的憲法制定会議の開催を提唱した。 高野は散会後の記者会見で昭和天皇の戦争責任について語っている。 「現在の天皇の戦争責任は 免れないと思う。去る 4日の公職よりの追放司令から考えても大元帥で国家元首という最高の公職にある天皇は当然何らかの責任は とられるものと考える」。 ということで、共産党ですら、例えば天皇陛下の戦争責任について議論し、真摯に憲法について語っているのだ。 今次改憲議論は拙速であってはならないと思う。
2016.05.23
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】国民の憲法 [ 産業経済新聞社 ]産経新聞社 改憲に関し他国がどのように感じているか。 時期尚早との意見が多いようだ。 彼らから見ればまた他国である我が国の改憲になんだかんだと口を挟むのもどうしてなのかとも思う。 また、ニューヨーク・タイムズが安倍首相の改憲姿勢を批判しているということは、アメリカ政権は逆に改憲を容認しているのかと思ってしまう。 ニューヨーク・タイムズは、政権の反対を書いていると言われているからだ。 2013年4月末に new york times、ワシントンポスト、 ウォールストリートジャーナルの米3紙と英紙 financial timesなどが一斉に安倍批判の社説を掲げ、コロンビア大学のジェラルド・カーティス教授は朝日新聞紙上で 憲法96条改正反対を主張し、自民党の改憲案は時期尚早だと批判した。 5月には作家の大江健三郎氏らが代表する護憲の「 九条の会」が 安倍政権の狙う第9条改正は絶対に許せない とのアピールを出した。 カーティス教授の発言は慎重だが、日本の護憲派や 中韓両国と口裏を合わせたような 米英などとの 粗雑な 議論には 辟易する。 中でも 悪質なのはフィナンシャルタイムズ紙であった。 「日本の同盟国である米国ですら容易ならざる事態を引き起こしてしまったのではないかと困惑している」と断じ、「問題は靖国が天皇崇拝の狂信的カルトと救いがたいほど結びついていることだ」と書いた。 型にはまった 決まり文句を繰り返すだけだ。 「問題は靖国が天皇崇拝の狂信的カルトと 救いがたいほど結びついていることだ」という部分、私にはわからない。 改憲と靖国がどう繋がるというのか。 それから逆に、独自憲法、自主憲法の論点も、前後の歴史研究から、現憲法が日本人によるものと判明しており、論題には当たらない。 要するに9条をどうするか、まずはこれに特化した論戦をすべきだろう。
2016.05.22
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】政府も学者もぶった斬り!倉山満の憲法九条 [ 倉山満 ]倉山満 今度は固いテーマに挑戦。 憲法は、かつて聖域で、議論すらまかりならぬといった風潮だったのが、今や、政治の喫緊の課題になった感がある。 改正か否かはともかく、本書で面白いのは司法制度改革の無意味さ、失敗に突っ込んだ点。 実際に佐藤幸治京都大学名誉教授の仕事ぶりを見ても、司法制度改革を推進してロースクールと裁判員制度を導入しました。 前者は「百害あって一利なし」「 裁判官や弁護士の劣化をまねいた」「ネットカフェ難民の弁護士を生み出してどうする 」と散々な評価ですし、後者もやらないよりはましは最大の弁護論で、せいぜい「人畜無害」「膨大なコストのロス」「何のために導入した 」とこれまた評判の悪い制度の主犯が佐藤です。 名指しで犯人を指摘している。 司法制度に関連して、今次、刑訴法が改正され、司法取引が本格化されそうだ。 司法から目が離せない。
2016.05.21
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どんな左翼にもいささかも同意できない18の理由 / 西部邁 【単行本】 西部邁 独裁制は国民投票によって生まれる。 それを左翼は知らないふりをする。 いま日本は安倍独裁の毒牙に咬まれろうとしている。 その反面共産党が民主党に取り入り、民主党が左傾化しようとしている。 左翼は大事なことは国民投票で決めようとよく言います。 ディクテーターシップ(独裁制 )の多くが 国民投票によってもしくはそれに類した国民人気(の運動)によって生じたという事実について左翼は知らないふりをするのです。 より正しくは「国の民」ならざる者たちは「人民」と呼ばれるべきでしょうが 、ここではそこまでたちいらずに国民としておきます。 国家にとって大事なことは何か。 それを知っている者は 少なくとも知ろうと努力している者はマスマン(大衆人)ではありません。 マスマンとはいわば社会のマスフェノメナ(大量減少)の平均値にまぎれ込むのを常とする人間のことです。 だから私はマスを大量人とか 統計人とか平均人とか呼んだりもします。 昨日、安倍は牙を向き、憲法改正を在職中にするとの極論をほざいた。 政治の季節の再到来である。 これはうまくない兆候である。 プロパガンダのうまいほうが勝っちまう。 どうみてもまだ安倍のほうがマシという感じがするので、憲法改正も夢ではない。 本当に憲法改正が必要なのかということをもっともっと論議しないうちに改正され、戦争への道をひた走ってしまう気がしてならない。 危険である。
2016.03.04
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】皇室を戴く社会主義 [ 梅沢昇平 ] 梅澤昇平 日本共産党絡みで今また政治が動こうとしている。 いよいよ民主に寄生してなんたらかんたら人民戦線を構築しそうだ。 安倍首相はそのことを良しとしている。 国民に根強い共産党アレルギーの逆利用だ。 今まで不戦敗を潔しとしなかった政党が民主の応援に回る。 日本共産党は既存の政党では一番寿命が長い。 大正11年(1920年)からとすると90年をこえた。 不屈の戦い、 一貫した歴史と共産党は豪語するが、これはまやかしである。 共産党は戦時中活動停止されて、10年も空白がある。 戦後も火炎瓶闘争の武装革命闘争時代がある。 共産党はこれらはすべて正式な党でないというが、それなら共産党の歴史は一貫していないどころか虫食い状態になる。 田中角栄の時代、自共対決とまで言われたこともあった。 あの時を思うといよいよこの老舗の政党も魂を売ろうとしているのか、と、隔世の感を感じる。 少なくとも選挙では共産党は民主に与するらしい。 世の中どうなることやら。
2016.03.03
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アフター・ザ・レッド 連合赤軍兵士たちの40年 / 朝山実 【単行本】 朝山実 愛国と愛国家では違うという。 加藤さんたちが所属した革命左派というのは反米愛国を掲げていましたよね。 反米はともかく愛国というのは当時の若者の左翼の中ではかなり珍しいかったのでは。 ありえない事でしたよね。 でも、考えてみると、地名とか文化を遺したいと思うのは愛国ですよね。 そうです。 実は 愛国と愛国家をすりかえているのが権力者で、あんたがたが言うのは愛国でなく愛国家でしょうと言うんだけど国家を愛しなさい、国家に忠誠を誓いなさいであって国を愛しなさいじゃないでしょう。 本当に国を愛しているのなら田舎が荒廃していくのを黙って見ていることはせんでしょうと。 ゴテゴテした郊外型の全国一律のマーケットが並んだ風景をどうして許せるせるのかということですよね。 愛国という点では、左翼も変わらないということか。 それにしてもあの頃は政治的に熱かったんだなあ。 学生が政治に挑んでいたんだよ。
2016.03.02
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】農村青年社事件 [ 保阪正康 ] 保阪正康 思想統制か。 為政者は自分の信条に合わないものをカットできれば、やりたい放題だ。 でもそれでも立ち上がる勇気のあるものもいる。 しかしともかく大逆事件は長野であった為に、当時の県民にはショックを与えたといい、このような「逆徒」を県民の中から出したというので町村会、青年会 そして教育機関では一応に反省の意を表わしたと「治安維持法と長野県」(治安維持法国賠同盟長野県本部・1988年)に記述されている。 ところが逆に県警察本部はこのような不祥事を未然に防いだとして警察官、警察当局、県警察部保安課長らには県当局はもとより内務大臣からも功労記章が授与されたというのだ。 その上で長野県警察部に高等警察が新設されることになった。 のちの特別高等警察課(特高課)の前身である。 権力者は特高を作って情法収集をし、弾圧する。 その流れは今も変わらないのか。 公安という名らしい。 どうも日本人は思想に無頓着で、結局統制されやすいんだろうか、これからも注意深く権力を注視していかなければならない。
2016.03.01
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】亡国の宰相 [ 読売新聞社 ]価格:1,620円(税込、送料込) 読売新聞政治部 それにしてもなぜ私たちは亡国の政権を選んだのだろう。 それほど自民党もまたひどかったということなんだろうな。 飽きたということもある。 しかし、民主党がここまでひどいなんて考えもしなかったことだ。 特に鳩山、菅なんて最悪の宰相だ。 後世、悪の政治家ということで語り継がれることだろう。 警戒区域の設定は福島県の要望で実施された。 避難指示区域内には生まれ育った家を離れたくないというお年寄りや牛などの家畜を捨てて避難できないという酪農家がいた。 避難指示にしたがった住民のなかにも貴重品などを自宅に取りに戻る例が増えていた。 放射能汚染が続く中で自由に立ち入りを認めれば健康への影響も心配される。 立ち入り禁止という強制措置の発動やむを得ない措置だった。 政府は半径3キロ圏内の住民には時間を限った一時帰宅を認めることにした。 そしてこのどうしようもない宰相の時代に巨大地震が起こったのだ。 それが歴史のダイナミズムというものだ。
2016.02.13
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】アメリカに潰された政治家たち [ 孫崎享 ]孫崎享 そうです、田中角栄もまたはめられたて言うのです。 じゃあ、アメリカの意にそわなければ総理大臣は務まらないってこってすか? 国交正常化でアメリカに先んじ日本の自主外交を体現してみせた田中角栄はアメリカの虎の尾を踏みその意志を忖度した政界・財界 ・マスコミの罠にはめられ失脚しました 。 岸信介の時とまったく同じ構図で葬られたのです 。 田中以降も頭角をあらわした対米自主路線の政治家はことごとく潰されています 。 次にアメリカにねらわれたのが田中角栄の愛弟子だった小沢一郎でした。 それじゃあ、あの民主党は一体どうだったんですかねえ。 我が国の歴史に残すのも恥ずかしいってもんだ。
2016.02.12
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【メール便送料無料、通常24時間以内発送、午後1時までは当日発送】【中古】 昭和天皇の「極秘指令」 / 平野 貞夫 / 講談社 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】 平野貞夫 「いずれ報告入手次第」か。 昭和天皇は広島に対する原爆投下について本当に気を揉んでいらっしゃったのだ。 その報告が ところが陛下は1時間ごとといったくらいに 広島の様子を尋ねになった。 しかし現地から何の報告も入らないのでお答えのしようがない 。 何回ご下問があっても「いずれ報告入手次第」と申し上げるほかなかった。 おそばにあるものとして陛下のお尋ねにお答えできないのはなんともやりきれない気持ちだったが、どうにもならなかった。 しかし後になって考えてみると陛下としては重大な決心の瀬戸際におられ 、一刻もまたれない気持ちだったと思う。 頻繁なご督促はむしろ強い責任観念の率直な現れで、側近に対する気安さから遠慮なくせっつかれたのだろうと思った。 という事になったのだろう。 いずれにしろこの後天皇は象徴としての立場で日本国に君臨することになる。 どのような形であれ天皇制が継続されたということは日本国にとってありがたいことであった。 日本国から天皇を取るという事は日本国が日本国でないことを意味する。 そんじょそこらの国とは違う。 それが日本国である。 天皇が日本国成立以来存在しているということが日本国の骨子である。 ゆめゆめ天皇制を否定してはならない。
2016.02.11
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】差別と日本人 [ 野中広務 ] 野中広務 野中広務は部落の人間である。 いつころのことかわからない。 ただ 自分が学生時代の頃だろうから、戦後まもなくあたりのことだろうか。 自分は大学にもいかず、後輩を大学にやったらしい。 しかも味噌汁も作ってやったとか。 それが陰で後輩が地元に帰ったら部落の人だなどと言っているのを聞いて七転八倒したとか。 野中さんは大阪に行ったら飛ぶ鳥落とす勢いだけど、 地元に帰ったら部落の人だ。 僕はえーと思った 。 自分の下級生を自分の町の人間を連れてきて将来の道がひらけるように大学に行かせて、夜学から帰ってきたら味噌汁も作ってやった。 これだけ誠意をもって世話した人間になぜこんなことを言われなければならないのかと思ったら、ガクッと落ち込んだですよ。 パーッと一目散に帰った。 帰って4日間ぐらい僕は七転八倒したですよ。 本当に苦しんだけれども、その時に出した結論が僕は大阪でいくら一生懸命やってたって駄目なんだと 。 地元には部落という位置づけで差別の対象にされる現実があるんだと。 だから自分の出自を知ってくれてるとこへまっすぐ帰って今からやりなおそうと。 そこからもう一度自分の生き方を考えてみようと。 それでも彼は日本の中枢に入り込み、一時は総理大臣の声もあったのでは無かったろうか。 面白いところは自民党に入ったことだと思う。 そうしなければ権力に入れない。 そのことがよく分かっていた 。 今なお部落という差別はあるのかもしれない 。 だが 私の故郷にはない 。 部落という言葉は単なる集落の意味である。 それが全国的なイベントである国体開催時、私達の言葉である部落という言葉は全て集落という言葉に変えられた 。 それはこの地では普通の言葉でも、関西あたりに行けば差別用語だと言うことを知ったのである 。 部落とは悪い言葉だそうだ。 でも私たちにとって部落とは集落である。
2016.01.22
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松下政経塾が日本をダメにした / 八幡和郎 【単行本】 八幡和郎 政治家にとって逝きし人の仏前にお参りをするのはとても大事な日常活動である。 小野寺は 暑い盛りに初盆を迎える家々を訪ねてまわったのだが、その際に線香セットを持参して置いて回った。 これがは公職選挙法の寄付行為違反に問われたのである。 あちこちの家を連続して訪問したのが良くなかった。 本人の行為であるから逃げようもなかった。 起訴猶予になるのではないかと一縷の希望もあったが起訴され、結局議員辞職に追い込まれた。 そして略式命令で40万円の罰金と 3年間の公民権停止となった。 などなどこ面倒くさい公職選挙法であるが、とにかく選挙に金をかけるのは良くないということから規制が厳しくなっている。 まあ、今の時代、あちこちの家を連続して訪問する選挙のプロなんていないだろうし、しかも線香セット持参などというのもにわかには考えがたい。 じゃあ、何で地盤を培養し、票を固めりゃいいんだということになる。 それは政策の良し悪しだなんて綺麗事言うけれど、甲乙つけがたい政策で、つまりどうでもいいようなものを優劣つけるなんて考えられないことだ。 逆に、選挙なんて何でもありにしたらどうだなんていう意見もある。 金持ちだけが権力を握ることになるから、にわかには賛成し難いが、金がかからない部分では何をしても良しくらいにしないと政治家の良し悪しなどわからない。 畢竟政治家も人柄だ。
2016.01.15
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民主党政権 悪夢と恐怖の3年3ヶ月 「思想ウイルス感染」に冒された政権与党の一大パンデミック! / 山村明義 【単行本】 山村明義 ほしいのは真実である。 まずもってけしからんのは千田夏光だ。 鳩山などという民主党の首相もけしからん。 なぜ根も葉もないことで我々日本人が苦労しなければならないのか。 それはともかく、一旦民主党に政権を渡す判断をしたのは私達だから、私達の責任も濃い。 一種の神風だろうか。 あの巨大地震。 あれで民主党とは中身のない無責任な政党だと判明した。 比べたら自民党がまし。 もう民主党に政権はやれない。 そういう国民の判断だ。 この視察の際、自ら調べもせずに鳩山氏は犠牲者は何人と無邪気に尋ねて、朱成山館長から当時の人口は100万人、 虐殺は30万人だと聞き、絶句していたそうです。 ちなみにそれぞれ正しい数字は南京市の人口は約20万人であり 東京裁判の時ですら武装していた民間人を含めて約2万人を超えたことは訳ありません 。 そもそもは1973年千田夏光という日本人の小説家が「従軍慰安婦正編」という虚偽の作品を書いたのがきっかけとなり日韓の歴史に禍根を残したのでした 。 従軍とは 文字通り軍に従ってついていく人たちです。 当時従軍労働する女性は女子挺身隊と呼ばれていました。 募集したのは当時売春業を営んでいた朝鮮人を含めた民間人業者であり、日本人少女を含めた10歳以上の少女を誘拐症していたのは他ならぬ朝鮮人自身なのです。 これには確実な証拠があり、当時の新聞にも掲載されています。 さらには日本軍及び軍属(軍関係者)が 朝鮮人女性を強制連行したという事実を示す文書はいまだに何一つありません。 まさに日本国が冤罪だ。
2016.01.14
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屋山太郎が読み解く橋下改革 / 屋山太郎 【単行本】 屋山太郎 それを府と市の二重行政と呼ぶべきものか、別個の地方公共団体が競っているというべきなのか。 同じようなことは多くの県と県都との関係にも言えるのではなかろうか。 同じような理由で新潟州構想もあるようだし。 それはともかく基本は 大阪府と市の関係も異常です。 大阪府知事は府政の観点から行政効率を考える立場にありますが、こと大阪市になるとその領域には一歩も踏み切ることができないのが現状です。 大阪市は府の中心部に位置し、GDPの55% を占めます。 市抜きに全体のグランドデザインは描けないため、府と市の方向性が一致しない二元行政の弊害が顕著にあらわれています 。 この非効率な縄張りを解消するには府と市を合わせた大阪都構想を実現するしかないというのが橋下氏の考えです。ということなのである。 そしてこの構想は住民投票で一回決まったはずだ。 でも何度も提言してくるだろう。 そのうち何らかの拍子で決まってしまうのだ。 桁は違うだろうが、憲法改正だって同じような方法だろうよ、きっと。
2016.01.13
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】日本人としてこれだけは学んでおきたい政治の授業 [ 屋山...価格:1,620円(税込、送料込) 屋山太郎 確かに幼保一元化が進まないのおかしい。 私も若い頃からそう思っていた 。 しかし子ども園 などというものができたものの、それは少しだけのことであって、今もって相変わらず変わっていないということである。 この「幼保一元化 」は40〜50年も前から叫ばれながら一向に進まなかった。 補助金に差があり補助を多くもらっている幼稚園側が反対しているからです。 保育園は厚労省の所管で親の共働きを前提にした場所、幼稚園は専業主婦の家庭を前提にした教育の場で所管は文科省となっている。 いまどきこんな分け方が社会情勢に合うと考える方がおかしい。 専業主婦が働きに出てもいいし、夫が職を失って働かざるを得ない場合もあります。 保育園の保育士と幼稚園の先生の資格や給与を調整すればすむ話です 。 この簡単なシステムが40年も50年もできないのは、業界と官庁がタッグを組んで互いに争っているからです。というように要するに利害関係が発生しているがゆえに佳きようにならない。 同じことをやっているのにやれ厚労省の所管だ、文科省の所管だとすみわけ、これまた大きな二重行政で、大阪府と大阪市どころの話ではないのではなかろうか 。 幼児教育の2つの対立項を1本化しないのではまったく意味がないのではなかろうか。
2016.01.12
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】壊れゆく日本へ [ 西丸震哉 ]価格:1,728円(税込、送料込) 西丸震哉 様々な予防接種が強制から任意に切り替えられた。 種痘もそのひとつのようだ。 ペストほど致死率は高くないけれども全快しても二目と見られないアバタヅラになってしまうのは気の毒で見ていられない。 ニキビヅラでゴジラ なんて言われるような生易しいものではないのを私は子供の頃見て知っているから、種痘は是非やっておいたほうがいいのではないか。 とは著者の意見であり、私は同感だ。 日本は今岐路に立っている。 大体夫婦別姓が議論され、最高裁まで行く事態になったり、同性婚が肯定されたり、訳がわからなくなっている。 価値観が多様なのは結構、しかし道徳とか倫理とかの面で一応の歯止めが必要なのではあるまいか。 それができるのが法律だと思うのだが、どうだろう。
2016.01.11
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山口組と興業とカネの聖域 平成日本タブー大全 2015 / 盛力健児 【単行本】 盛力健児 天下りの旨味があるから公務員はやめられないか。 やめても年収1000万円だもんな。 かないません。 しかし下記の如きことがあって良いのか。 ではここまでして日本が捕鯨にこだわる理由は何なのか 。 現在日本国内の年間鯨肉消費量は約5千トン 、しかし 約4000トンが在庫として冷凍保存されている。 14年5月にはアイスランドから約2000トンの鯨肉が輸入されている。 これだけあればすぐに鯨肉が食べられなくなるという心配はなさそうだ 。 鯨研の直近5年の役員人事を見ても元水産庁次長が理事長を務めるなど水産庁からの天下りが複数認められる。 彼らの待遇を見てみると理事長が年収1242万円、現在 5人いる非常勤の理事にも年俸 1050万円が支払われているのだ。 それに加え、退職時には勤続年数に応じ100万円から数千万円が退職金として 支給されているj。とても万年赤字の財団法人とは思えない 厚遇である。 だから公務員改革が云々なのである。 お主も悪よのう、を改革しなければならないということなんだろう。
2016.01.10
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】反日日本人 [ KAZUYA ]KAZUYA 沖縄の例は、マスコミの力とプロ市民によるもので、 今の知事になってしまった。 基地問題や国家の安全に関するものがこれらの者の思想に左右され、日本国民の安全が決まるようなことでよいのか。 沖縄には問題が多すぎる。 だからといって日本でないといってよいのか。 日本国の一員として守るべき場所でもある。 これらのことについて著者は次のように語っている。 「沖縄の市民が…」といった論調で語られるのは大抵プロ市民のデモです。 先にあげた琉球新報 、沖縄タイムスワは基地反対のデモや集会は たとえ参加者が十数人でも報道しますが、基地に賛成などの意見やデモや集会は いくら 人が集まろうとも報道されないか、アリバイのために小さな扱いにされたりします。 沖縄の間接侵略は深刻です。 現地メディアが偏向し、プロ市民が大挙しておとずれますから、本当の現地の声が聞こえません 。 日本は 沖縄を守らなければいけません。 まったくその通りだ 。 少なくとも健全な思想の確立にはプロ市民を排除しなければならない 。 このことは安保法案に関する国会前におけるデモにも言えるのではないか。 日本国民はもう少し思想について真摯にならなければならない。
2016.01.09
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】日本が世界地図から消滅しないための戦略 [ 月尾嘉男 ] 月尾嘉男 日本の喫緊の問題は人口減少である。 このことは 急速な高齢化社会が訪れ、子供が減っていくということである。 高齢者は 男であればまだしも、女はまったく生殖能力がなくなり子供産むことはできない。 したがって人口減少を防止するということはいかにして 若い女性を増やすかということになる。 次に労働力の供給である。 このことについて著者は、 日本が先頭にある分野で 人口減少を解決する手段として ロボットを普及させる 政策を提案したい 。 日本の人口減少を憂慮する 当面の理由は 労働力の不足であり、 外国人労働者や 移民を検討する 目的も労働力としての 期待である 。 と述べている。 このことは面白い理論だと思う。でも人口減少に対する根本的な対策とはなりえない。 私は先述した通り人口減少の問題は純粋に生殖力の問題だと思う。 高齢化社会が進んでいる今、いかにして生殖力のある結婚する女性を増やすかが課題だと思う。
2015.12.29
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なぜ朝日新聞はかくも安倍晋三を憎むのか / 田母神俊雄 【単行本】 田母神俊雄○南京大虐殺や慰安婦問題なとでの「謝罪外交」推進、首相閣僚の靖国参拝への反対についてはもはや取り上げないが、「PKO反対、「イラク自衛隊派遣反対」、「政治改革推進」、「公共事業叩き」、「公務員叩き」、「構造改革賛成」、「有事法制反対」、「外国人参政推進」、「反原発」等朝日新聞の逆を選択すれば日本はことごとくうまく行き、朝日の主張に屈したり妥協したりすると日本国と一般市民に多大な負担と苦痛をもたらす厄災間違った結果をまねいてきた。○すなわちこの新聞の逆を行けば、政府の施策が見えてくる。○ニューヨークタイムズも同じことが言われている。○まるでマスコミは政府に対し批判的であれとでも言っているのか。○それは正しいのか。○逆に産経新聞のように右翼的で今の安倍政権べったりでいいのか 。○もっと言えば新聞に思想は必要なのか 。○必要だとすれば赤旗や公明新聞で十分じゃないのか。○なんて思ってしまう。○朝日のような大新聞が今のままでいいのか。○今のように朝日の主張の反対が政府なんだでいいのか。○この朝日新聞問題はとても大きい。○でも私には朝日を斬れない訳がある 。○私には朝日から助けてもらった経験がある。 ○その恩義を忘れることができない。○したがってこれからも朝日を読み続ける。○何を読むかと言われたら、まず第一に朝日なんだと言う。○このことだけは私にとって重要なことである。
2015.12.20
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山形学 山形の魅力再発見 / 山形大学都市・地域学研究所 【単行本】 山形大学都市・地域学研究所 これまで幾度と合併範囲として議論されていた都市圏規模(山形市、天童市、上山市、山辺町、中山町)は383,571人である。 これは仙台市1,008,130人についで多く、北海道東北地方でも札幌、仙台に次いで第3位の都市規模となる。 北海道第2の旭川市は359,536人であり第3の函館市は287,637人である。 東日本における都市経済の潮流から考えれば周辺市町村の事情に配慮するだけでなく早期に合併して北海道、東北地方の重要な内陸都市として定着させるべきであった。 このことは重要なことである。 つまり、つまらないエゴで合併できなかったことの責任の所在を明らかにしなければなるまいし、実際それだけの人口があることのメリットをもっと議論しなければならないからだ。 たとえばこれに、南陽市、米沢市と広げていったら、約500,000人になるのである。 山形県は、それに庄内の酒田市と鶴岡市の合計250,000人もある。 合併しなかったデメリットばかりを論じてもしょうがないだろう。 ただ、例えば静岡の静岡市と清水市の例を見ても、メリットは大きかったろうなと思う。 自治体にある程度の人口規模は必要だ。 山形市の場合、これだけ大きい都市圏だということをもっと自覚すべきであった。 何をいまさらと考えるか、もう一度ご破算で願いましてはとするか。 思案のしどころだ。
2015.05.13
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】橋下「大阪改革」の正体 [ 一ノ宮美成 ]価格:1,728円(税込、送料込) 著者は大都市を抱える他の都道府県と比べても大阪府の地方残高が突出して高いというわけではない。実質公債費率で見ても全国平均の14.7%こそやや上回るが、兵庫県などより低く、全国で8番目である。橋下知事は選挙演説で「大阪府は夕張市と同じ」と言いふらしたが、これは事実と異なる全くの嘘だったということになる。と述べ、橋下の言っていることを否定した。 どっちが正しいのかはわからない。 しかし反論が出されるほど危ういものなのだろう。
2015.01.16
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徹底検証「橋下主義」 自治体革命への道 / 読売新聞大阪本社 【単行本】 大阪都構想どうなるのだろう。 私はあまり興味がない。 だが、道州制に連動していくのだろうから、注視はしている。 この度維新の会と公明党の賛成多数でこの5月に住民投票が実施される予定というから、行方を注目したい。 さて橋下市長、 先週皆さんにメールを送ったが、レスポンス(返信)がなかった。 僕は休みでも24時間働いています。いつでもメールを確認できるような体制をとってください。と職員にのたまわっている。 このことは重要なことだ。 仕事に対するスタンスは、少なくともこうあるべきだろう。
2015.01.14
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