落語総合研究所 (旧称・地域寄席研究所)
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2011年5月29日(日)第127回有望若手応援寄席・三笑亭夢吉独演会第2回の会場で配布したプログラムの載せていたコラムです。********************************「落語界の未来」前回は「落語会の未来」だったので今回は「落語界」に「ついて考えてみました。未来と言っても「予想」ではなく「願望」(妄想)です。 団体の統合再編巷の噂では円楽一門会が落語芸術協会に合流するかもしれないそうですが、私の願望は、これに立川流一門も合流してくれることです。そうすれば落語芸術協会と落語協会が、名実共に東京落語の拮抗した二大勢力として競うかたちになるからです。円楽一門や立川流の噺家さんが、全ての寄席の定席にいつも出演しているようになれば、それだけで落語界はさらに盛り上がっていくでしょう。昨今の「中弛み」「マンネリ感」を払拭してくれることを願っています。 地方でも「昼席・夜席」この落語協会と落語芸術協会が競い合うようになれば、日本中の県庁所在地などの大都市や中都市で「昼席・夜席」を三日から一週間くらい連続で開催するのは不可能ではないでしょう。いまは、どの地方都市でも市民会館、町民会館で、その市町村名を冠した「○○寄席」と称した落語会が年一回くらいは開催されています。しかし、それは単発企画です。いわゆる「落語まつり」は、人気の有る落語家だけを出演させるので入場料も高額です。会場も何カ所かに分散します。「寄席に通う」「同じ会場に二日続けて落語を観る」という東京ならではの体験を日本中の人に、都内の寄席並み入場料で楽しんで貰うには、強力な二大勢力が必要なのです。初年度は赤字だったとしても毎年着実に継続していけば黒字に転じていくでしょう。 都立演芸場ご承知のように、いま都内には、上野鈴本演芸場、新宿末広亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場、国立演技場の合計5つの寄席があります。私の「願望」は、これに都立の演芸場が加わってくれることです。いまの石原都知事は落語にはあまり興味が無さそうなので次の都知事に期待することにしています。場所は他の寄席との距離も考慮すると、八重洲、銀座、渋谷、巣鴨、四谷などが候補地になるでしょう。建物はもちろん純和風の本格的な木造。青梅や飯能の木材が使用されることになったら嬉しいですね。 演芸研修所 私の妄想は続きます。この都立演芸場(仮称です)に「演芸研修所」が併設されて、落語だけでなく、講談、漫談、物真似、浪曲、寄席囃子、太神楽などが、カルチャーセンターよりは高いレベルで学べるようになることです。もちろん、ここからプロも誕生するでしょう。そうなれば、落語家の師匠と弟子の関係も少し変わってくるかもしれません。 (1029字)********************************Blog「落語総合研究所」★コラム落語総合研究所★*********************************************ここを応援クリックして戴けると励みになります。 ↓クリックすると<「落語]ブログ・ランキング>へ飛びます。****************************************************
2011.09.01
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