濫読屋雑記
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台風4号が接近しているとの事で、久方ぶりに穴倉から出て参りました。皆様、お久しぶりです。鬱の症状は段々と良くなってはいるのですが、それに比例するかのごとく睡眠時間が増えまして、毎日健康的にも夜の23時頃には寝てしまっているという日々がここ最近続いていたのです。今日は、何故だか睡魔が襲ってこないので、というかWOWOWのCSIとコールドケースを見た後なので、気分がのっているのでしょう、ベッドに入る気分ではないので、こうしてブログを綴っている訳であります。それにしても、海外ドラマは良いですよね。どーも日本のドラマは白々しくて私は見る気がいたしません。WOWOWでは月曜の夜にもザ・ユニット米軍極秘部隊やGSG-9対テロ特殊部隊という私好みの軍事モノのドラマが始まって土曜・月曜は1週間で最も楽しみな日となっています。まあ、最前書きましたように、夜の23時位に睡魔に襲われるので、大抵は途中で寝てしまい、後で録画したのを見ている状況なのですが・・・。で、こんなもの見ているおかげで、アニメの録画の方がちっとも消化できないという悪循環に陥っているのですが・・・。まぁ、どうしようもありませんね。話が横道に逸れてしまいましたが、今日は近所の公立図書館で借りてきた戦争の神髄がわかる一冊を簡単に紹介したいと思います。その本とは、アルブレヒト・ヴァッカー著、中村康之訳『最強の狙撃手』(原書房、2007年4月)です。この本は、これまでのような全て狙撃に関する歴史だけのモノや国別での狙撃手の役割や個々の戦闘場面での狙撃話や少しだけ有名な狙撃手について個々に語られるだけの本でなく、第二次世界大戦のドイツ軍ナンバー2(公認記録257人)の第3山岳師団、第144山岳猟兵連隊所属の下士官、狙撃手ゼップ・アラーベルガーについて本人からの聞き取り等で書かれた狙撃手個人について書かれた記録である点がミソです。そのアラーベルガー本人は現在も生存しており、彼が軍隊への入隊から狙撃手になった経過、東部戦線での数々の狙撃や戦闘の残酷さや終戦で故郷に帰るまでがリアルに書かれているのが本書です。とくにこの本では、独ソ戦の暗部、イデオロギー戦と言う以前の人間性皆無の双方「捕虜を取らない」「後に残された負傷兵は虐殺」というような、血を血で洗う残酷な描写ばかりで、さらにまたリアルな写真が普通に載ってるので、迫力満点です。と、言いますか、このような戦記モノに免疫ゼロの人は読んではいけないと思います。ソビエト兵がドイツ軍や自国の兵士に行なった残酷な行為等は他の戦記物の本には描かれてないものでありますが、この本はそれらが余すところ無く記載されており戦争の残酷さがよく伝わってくる作品です。人間が此処まで残虐非道になれるのか・・・、とあらためて戦争の凄まじさを垣間見せてくれる1冊です。ですので、今回は内容をつまみ出してアレコレ書くことは出来ません。それほど強烈な本です。この本を読んで、ソビエト兵が満州侵攻の際、この本に書かれているようなモラルを持ち、実際に獣以下の行為を我々日本人、特に婦女子に行っていたと考えると・・・、寒気がします。ただ歴史を齧ったことのある人間として、この本を読んで感心すると同時に畏怖した事は、この本は残忍な程にリアリズムを追求していることです。ですので、手に取って読まれる方は、覚悟して読んでみてください。私的には、戦争の裏側を赤裸々に綴った1冊として、戦争やら軍事関連に興味のある方は一読する価値のある本だと思います。という感じで、今日は書いているうちに段々眠くなってきたので、簡単にまとめてみました。それでは、おやすみなさい。
2007年07月14日
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