バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

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カテゴリ: アート
 音楽ライターだったり、書評ライターだったり、コピー書きだったりする私ですが、実は美術好きだったりもする私。直接面識もなく、その作品の実物すら観たことがない私が、戯れに、その場で「私だったらこう鑑賞する」と言ってなぐり書きした評論が、まわりまわって画家本人の目に触れ、それが大変気に入っていただいてしまった(もちろん、それまでもたくさんの大家から評論や推薦を頂戴したそうですが、そのどれよりもご自身のビジョンを言い得ている、ということで気に入っていただいたのですが)ようで、彼を中心にして上海で開催された大掛かりな展覧会で、画家の唯一にして公式の評論として披瀝の栄誉(?)に預かった話は過去に書きましたが、この画家先生、その後もちろん実際の作品も拝見させていただき、またご本人の精力的かつ情熱的なご活動に接するにつれ、私の方がすっかりファンになってしまったわけですが、今回図録を刊行するにあたって、ぜひ件の美術評論を採録させて欲しいと急な要請があり、二つ返事で快諾した次第(校正に1時間しかなかったのが悔やまれますが、それもまた“この文章の持つ運命”にて)。この評論は、英語、中国語、日本語で掲載され、春に刊行される模様です。

 今ひとつの喜びは、何と言っても「文章の一人歩き」のワクワク感。もともと色気もなく、まして公表する目的もなく、ただし純粋かつ一番好きな書き方で、興が乗って書いた文章が、人知れず思わぬところまで広がっていき、どんどん一人歩きしていく様は実に痛快です。
 文章には、手放さず抱きかかえて、いつまでもいじっていたい文章と、手離れしてどう変態を遂げていくかを見守ることが楽しい文章と、二つの種類があります。これは、絵画でも歌でも、なんでもそうだと思いますけど。その二つには、優劣もなければ善し悪しもない。ただ違いがあるだけです。
 そして、かの美術評論は、どちらかと言えば後者にあたるわけで、酔狂な動機のかわりに一番好きな形で書いた文章が、予想もしないほどに熱愛されて、それがまた私のあずかり知らぬところで、見知らぬ読み手へと伝播していく。
 こうしたありがたいお話をいただいても、文章を書くことだけを愛し(だからこそ“狂恋夢”なのですが)、それ以外のことにあまり興味のない私は、ついついこのようなことばかり楽しみにしてしまうのですが、「もっと営業せい!!」と、周囲の心ある友人・知人はアドバイスしてくれます。いやぁ、友人ってありがたい(?)ですね。(了)





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Last updated  2006/02/01 01:50:59 PM
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