バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

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 黒く光沢を放ち、食欲をそそるかりんとう。ロに含めば、香ばしい風味と、濃厚な黒砂糖が口中一杯に広がります。あの素朴で懐かしい風味のかりんとう。

 このかりんとうのルーツを遡れば、はるか昔、奈良時代。遣隋使によって8種類の唐菓子(からがし)と14種類の果餅(かへい。お菓子のこと)が中国より伝えられました。砂糖が高級品だった時代のこと、この菓子は京都を中心に上菓子(高級菓子)として発達しました。この唐菓子が、春日大社、上賀茂神社などの各社に伝わり、かりんとうは、そこにお供えされていた神饌菓子をルーツとしているという説があります。
 やがて政治も文化も、そしてお菓子のメッカも、その中心が江戸に移った徳川幕府3代将軍家光から5代将軍綱吉の時代には、江戸庶民の味として数々のお菓子が誕生しました。その中で、高級な上菓子には白砂糖が使用されたのに対し、黒砂糖は駄菓子にのみ使用されるよう幕府から規制されました。
 そこはたくましい町人文化、規制されればされるほど燃えたかどうか、とにかく黒砂糖でおいしいお菓子を作ってやろうと、現在のかりんとうのモデルが完成したのが18世紀半ば。それからおよそ150年近く後の明治8年、浅草仲見世の飯田屋がつくった「棒状の物に黒砂糖を付けた素朴で単純な甘味」が下町で大人気を博し、一気にポピュラーなお菓子になったと言われています。
 かりんとうとは不思議な響き。この名前の由来には諸説あり、定説はありませんが、「食べるときの音(カリカリッ)に、砂糖の“糖”を付けたのだ」とか、安土桃山時代の頃唐人によって長崎に伝えられた、かりんとうと似たようなお薬子が、「花林の木の色」に似ていたことから引用され「花林糖」と名付けられたとの説などがあるようです。(了)





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Last updated  2007/02/22 11:29:43 PM
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