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10月12日。
彼女から誕生日のお祝いのメールが届いた。
いつも誕生日近くになると2人の間にぎこちない空気が流れていた。
好きな人の誕生日を大切に思う彼女。
自分ももちろん大切な人の誕生日はそう思っていた。
ずっとそう思って生きてきた。
だけどそう思っている自分が、彼女と会えない事に対して一体なんて思うのだろう。
そう考えると、誕生日はそんな大切な事なのか、と思った事もないような態度で接してきて、強がりにも似たそっけない態度にいつもなっていた。
切ない顔を見るのが辛かった。
当たり前の思いを、当たり前にさせてあげれなかった。
自分が祝われるより、どんなに祝いたかったのだろう。
彼女にとっての10月12日とはどんな日だったのだろう。。。
出会ってから変わらぬ誕生日のお祝いのメール。
辛い思いさせててもたくさんの優しい言葉とあふれるほどのお祝いの言葉で伝えてくれた。
今年はもう来ないかなと少し思っていた。
いや、届くことが怖かったのかもしれない。
離れてからまだ短いようで2人にはもう長い時間が経っているから、離れた時間をより現実的に感じることが辛くて寂しかったから。
でも彼女からのメールを心のどこかで期待していたのかもしれない。
届いたメールを開くと、変わらぬ彼女からの文章と頭の中で鮮明によみがえる彼女の声が、何度も何度も読み返させる。
お礼のメールは変わらぬメール。いつもの何て事のない他愛ない話。近況とか一切触れないのはお互いに知るのが怖いのかな。少なくとも自分はそうだった。
2,3回やりとりして終わった。
11月22日。
彼女の誕生日。
たくさんの思い出の詰まった日でもある。
お祝いのメールを送った。
もしも彼女から誕生日のメールが来てなかったら、自分は送っていたのだろうか。
送っていなかっただろうなー。
自分から送って何の返信もなかった時とか考えたら耐えられないから出していなかっただろうと思う。
お祝いのメールに2,3付け加えた。
返信されてきたメールに胸をなでおろす。
33になった彼女は少し変わったよと書かれていた。
嬉しくもあり寂しくもあった。変わらぬことは逆に難しい。全てにおいて変わらぬままでい続けようとしている自分は一体何を待っているんだろう。
もし彼女と接する事があった時、彼女の思い出を裏切らないため?
まだ心に残る届けれなかった彼女への愛の忠誠?
離れたら変えると言ったアドレスから番号まで何一つ変えれないのは、彼女に何かあった時のもしものため?
少しずつ少しずつ自分も彼女を思う心の中は変わってきてるのかもしれない。ブログを書くのもやめてたし。
でも改めてわかったことがある。
まだ 好き だという事。
今の自分なら付き合っていた頃の彼女の気持ちが痛いほどわかる。
ハッピーバースデイ
11月22日は自分にとっても、ものすごい思い出と人生の分かれ道でもあった日だよ。
10月12日に喧嘩して、仲直りするとまた11月22日に喧嘩してがパターンだったな。
ファミレスとかで会って祝った時もあったな。
ホントはもっともっときちんとお祝いしてあげたかったけどそうしてあげれなくて、今じゃ後悔で一杯だよ。
俺はこれからも変わらないし変わる気持ちもないから、俺が悔しがる方向で変わってくれるなら応援しちゃうかな。
あ、でももし本当に悔しがるようならやめてね。すでに悔しがってるから。
気が弱いから、こっそり変わってね。
今の君を見たくても見れないけど、可愛い素敵な君でいると思う。
誕生日おめでとう!
1000000回のキスを送るよ。