定年後のなんとなく過ぎる生活
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我が家は、一応5LDKなのですが、子供3人が成長するに伴い、次から次へと子供部屋と物置に変わり、15年程前から自分の部屋が無くなっていました。 それまでは、小さな3畳の部屋が私用で、机と会社の仕事関係の書類であふれていました。これらの書類の一部は家の中の空き場所を求めてさまよっていたのですが上2人が、遠方の大学に出るに伴い、また3畳の物置に戻っていました。 しかし、年末に子供が帰ってくる為、また部屋を寝室に替える為、急遽大掃除です。もう、どの部屋にも空き場所は無く、書類の処分に取り掛かりました。 15年前の技術書類。その後の技術書類。昇進した時の社内新聞。同じ大学卒社員の名簿。当時の上司や重役関係の書類。技術書類は、いろいろな材料の試験データや中身。工場の各種設備の開発資料。工場建設関係の資料。業務デジタル化の資料。製品開発の資料。海外から集めたり、直接出張して得た資料など。 これらは、私の財産と思い、貴重でずっと捨てることができなかったものばかりでした。 しかし、残り会社生活も4年を切り、こんな細かい資料 もう使わないわな。内容は、それほど古くないけど、万一必要なら また集めればよい。まあ、それも無いと思うけど。 自分の一番惨めだと思うのは、昇進した時の書類を捨てることができない自分にあきれです。こんなところに、まだしがみついていたのだと。 もう、人が見ても機密流出にはならないと思うけど、シュレッダーと、ハサミで小さく切って今日捨てました。 自分を、この分野で第1人者と自負していたのですが、これらを捨ててみると、自分に残る 財産は何なのか???? 若いときは、何でも食いついて 諦めない。けど冷静に止める判断もできる。どんな専門分野にも入っていく自信がありました。 けど、もう 何にも無い。気力も夢も。そう思いました。残り4年弱をすごせればよい。
2007.12.30
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