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2010.08.31
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カテゴリ: 映画
「月に囚われた男」

監督はダンカン・ジョーンズで、なんとこれが初監督作。
主演はサム・ロックウェルだが、ほとんど唯一といっていい登場人物。

近未来、資源採掘のために月に派遣された男の話で、
3年の任期をたった一人で過ごす。
残り2週間になって、地球に帰れる日を心待ちにしているが、
任意か、偶然か(おそらく仕組まれたと見える)採掘現場で事故に遭う。

登場人物一人?の密室劇。

よくできた脚本で、地球に残してきた妻と幼い娘の存在が、郷愁をさそう。



ガーディという世話焼きコンピューター(声をケビン・スペイシーがやっている)の存在が物悲しくももっとも人間味溢れている。

宇宙を舞台に人間を描いた映画といえば、
タルコフスキーの「惑星ソラリス」や、
キューブリックの「2001年宇宙の旅」があるが、
そうしてもそれらは哲学的で、やや難解だった。

しかし「月に囚われた男」は、
愛情や郷愁といったより身近な感情を題材にしているから、
移入しやすい。

発想がこれまでにないタイプだし、展開も興味深い。

自分が長い間旅に出て、そこで抱く感情や、
もし自分が月の男と同じように3年間も一人だったら自分を失わずにいられるか?

イメージを喚起してくれるおもしろい映画だ。





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Last updated  2010.09.01 15:33:37
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