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聞き手:鈴木環那女流三段
<対局前インタビュー>
渡辺:「堅実な棋風の居飛車党という印象…自分にとっては初戦…
まずは目の前の対局を頑張っていきたい」
長谷部:「小さいころからTVで観ていた先生で読みが早く正確な印象があります。
自分自身が持っている力を全部出して指していきたいです」
両対局者は10歳差ですけど
渡辺明九段は15歳デビュー、長谷部五段が23歳デビュー、との事。
(プロ歴は渡辺明九段が25年、長谷部浩平五段は7年)
豊川:「長谷部さんはNHK杯での勝率も高いですし、
相当準備してきていると思いますよ」
「控室は、これ2回戦なのかな?という迫力でしたね」
両者とも序盤巧者というお話でした。
ちょっとした雑談が面白くて、豊川八段が奨励会幹事をされてた時代と
渡辺奨励会三段時代がかぶってはったらしく、
当時真部一男九段に「三段の将棋がみたい」と乞われ
14歳の渡辺少年を真部邸へ連れていきはったことがあるそうです。
さて局面は前例がない中盤戦へ。
NHKのAIは、ほぼ互角を示しています。
豊川先生の解説は楽しい(^^♪
豊川:「僕の感触では後手を持ちたい、先手は指すのが難しい」
鈴木環:「どうなってるんですかね、△9五歩は」
豊川:「矢倉の将棋って角のポジションが急所ですね、今も昔も変わらない」
「第一感は△9五歩といきたいですね」
渡辺九段がジャケットを脱ぎました。
綺麗なグリーンのシャツはオーダーだそう。
鈴木環:「長谷部五段とVSをやってる棋士から聞いたのですが
VS後に”どうもありがとうございました”と連絡をしてくださると
とても丁寧なお人柄だそうです」
豊川:「確か東京の研修会の幹事やってますよね。子供は(人柄を)見てますから」
△6四歩
豊川:「そこがやはり形なんですね」
「微妙な形勢ですね、後手のほうが手がわかりやすいですね」
「▲4五歩がマイナスになっちゃってるんですね」
「長谷部さんの将棋は腰が重いですからね」
長谷部五段は升田将棋に憧れて大平門下へ入ったとの事。
豊川:「部分的には長谷部さんが駒得になりましたけども…」
「後手の低い構えが活きてますね」
「めまぐるしいですね、叩き合い?」
「(残りの)時間もいい勝負ですね」
鈴木環:「8六歩、同歩に8八歩もありますか?」
豊川:「うまいじゃないですか!…絶妙手ですよ」
本譜は単に△8八歩でした。
豊川:「ちょこちょこと歩を使って。なかなかこういう芸当出来ないですよ」
AIは後手に傾いています。
鈴木環:「切り返しが効かないってことなんですね?」
豊川:「ほんとに将棋ってね、歩は魔法の駒なんですね」
「長谷部さんが悪手を指した感じではないんですが…感覚的なもの
なんですけど6七金右がいやな雰囲気」
△4七香
バシバシ解説が当たりますね。
鈴木:「これは銀を逃げずに…」
豊川:「(後手)厳しいですね」
先手は2六の飛車が使えないのがつらいですね。
92手で渡辺九段の勝利。
<インタビュー>
~相矢倉の将棋になりましたが想定していましたか?~
渡辺:「後手番は戦形は相手にまかせるって感じで」
~勝負所はどのあたりでしょうか?~
渡辺:「9六歩で香車とる所は手がつくり切れないとダメになっちゃうんで
そこでまとまって考慮時間を使った感じですかね」
~一局を振り返って~
長谷部:「相矢倉で自分の力を出しやすい形かと思ったんですが
熱戦にできなかったので、そこが一番悔しいというか」
~少し苦しくしてしまったなというところは?~
長谷部:「8六歩、同歩に8八歩が思った以上に痛かったですね」
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