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聞き手:室谷由紀女流三段
過去の対戦成績はお互いに2勝ずつだそうです。
髙見:「東西離れているのでまだ4局…これから対局数も
増えていくかと思います」
<対局前インタビュー>
糸谷:「最近よく対戦している相手で非常に力強い居飛車党ですので
相手の研究から外れた将棋にして戦いたい」
増田:「2年連続でベスト4で負けているので今日は勝ちたいです。
糸谷八段は早見えスピードが凄く強い方で自分も負けないよう
スピードで対抗したいと思います」
過去4局は雁木模様だったらしいです。
どちらかが雁木へ誘導するのか全く違う形になるのか注目との事。
髙見:「△4四角は、NHK杯戦の準決勝という舞台で持ってくる
糸谷八段の度胸というか強さを感じますね」
「いまちょっと(増田八段が)考えてますけど本命の戦形では
なかったでしょうね」
「最近タイトル戦で見られた形ですが、ここで見られるとは」
角交換は先手が拒否しました。
序盤の駒組みが進みます。
室谷:「先生、結構(糸谷八段と)交流があるんですよね?」
髙見:「私、相当お世話になってますね、東西離れてるんですけど」
「大阪に行った時に何人かで御飯食べて、糸谷先生に会いたい
って言ったら、連絡してみなよって、恐る恐るしてみたんですよ。
そしたら来て下さって…」
「今でも理事を務められながら勝たれてますので」
先手の玉が5二に居るんですが4筋からの攻撃に近く
色々と気を遣う玉形との解説でした。
髙見:「増田八段は私より4学年下なんですがトップで活躍されて
…タイトル戦もね、昨年に続いて棋王戦に挑戦」
室谷:「普段、研究会だったりプライベートでお会いする機会は?」
髙見:「今も教えてもらってます」
「練習から強いなと思いますね」
「AI全盛ですが地力がないと(トップで)勝って行けないと
思うので…」
△4五歩→▲1四歩→△4六桂→▲4六同角→△4六同歩→▲1三歩成
髙見:「眠くないのに目が覚める手が多いです」
▲5三桂によって後手玉がかなり狭まっているとの事。
角と桂馬2枚の交換になりました。
△4八角成→▲4八同玉→△3七歩成→▲5八玉
髙見:「(先手)そっち選んだんですね?」
「非常に深い読みが入っていますね」
「ギリギリですね」
「増田さんは詰将棋、非常に早いんです」
「攻め合いで勝てたら嬉しいんですけど後手陣が広い」
「糸谷八段もさすがですね、一回寄せられそうな所を…」
AI形勢は先手寄りですが、後手は1分残り時間があります。
△9七桂
室谷:「こういう読んでなさそうな手が来ると」
髙見:「誰も読んでないと思いますw」
▲7二角
室谷:「もう飛車取りは受けずに」
髙見:「冷静な一手ですね」
109手で先手勝利。
<対局後インタビュー>
~序盤から4四角と珍しい進行になりましたが経験のある形ですか~
増田:「指した事がなく本譜の感じが無難な順かと思い進めてました」
~4五歩と仕掛けたところは?~
増田:「あそこで仕掛けないと千日手になってしまうかな、と」
「後手玉が薄い形だったので、それなりにうるさい攻めかなと
思います」
~決勝への進出が決まりました~
増田:「決勝の舞台は初めてなので自分の力を出して頑張りたい」
~全体を振り返って~
糸谷:「序盤は無難な分かれになったかと思うんですけど
ちょっと玉を入った手(2二玉)がどうだったか」
「警戒して組まないといけなかったですね」
~ポイントの局面はどの辺り?~
糸谷:「▲4五歩を突かれた辺りでどう対処するか、だったんですが
本譜は一番欲張りに行って失敗したので…」
感想戦は初手から。
△4四角について髙見七段が突っ込んでお話を引き出されてました。
増田:「交換できるのか良く分からなかったんですけど」
「2四歩も」
糸谷:「初見だと結構指しにくい」
増田:「本譜、雁木なら手得になるかな、と」
髙見:「お二人の対局は雁木に…今日もなっていて」
増田:「力戦っぽくなりますね」
糸谷八段がサービス満点にいっぱい喋って下さるので面白いw
髙見七段の解説も相変わらず楽しかった(*´ω`*)
次は決勝ですね。
藤井NHK杯vs増田八段のカードです。
第76回NHK杯戦 先手・大石直嗣七段… 2026.07.12
第76回NHK杯戦 先手・柵木幹太五段… 2026.07.05
第76回NHK杯戦 先手・古賀悠聖六段… 2026.06.28