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聞き手:室谷由紀女流三段
千田八段はA級所属のためシード。
8年連続本選出場との事。
吉池四段は一回戦で広瀬章人九段に勝利、二回戦進出。
本局初手合いだそうです。
<対局前インタビュー>
千田:「私の兄弟子、糸谷八段の得意戦法である糸谷流右玉を得意とする
若手と伺っております。(戦法を)何にするか迷っております」
「頑張りたいと思います」
吉池:「千田先生は緻密な読みの中でもしっかりと自分の将棋を持っていると
いう印象でバランスの良い先生かなと思っております」
「去年は二回戦で敗れてしまったので今年は一つでも多く勝てるように」
先手5六歩から開幕。
室谷:「この戦形予想当たった方は」
佐々木大:「いないでしょうね…右玉を誘っているような形ですかね」
「どう考えても何をしようか迷ってるような作戦ではないと思います」
先手は中飛車。
室谷:「私、普段中飛車を指すので興味深いです」
「吉池四段もかなり意表を突かれたと思いますけども」
佐々木大:「すごく難しい序盤戦になってますね」
AI将棋に精通されている千田八段が中飛車を採用されたのが注目との事。
▲4八金→△4二玉
佐々木大:「初めてみました」
▲5九飛→△4三金→▲3六歩→△5二金→▲2八銀→△4五歩→▲2六歩
→△4四金→▲2七銀→△4三銀→▲7七桂→△9四歩→▲9六歩→△3二玉
佐々木大:「現状後手はバランスを保つのが難しいですね」
室谷:「玉を寄りました」
佐々木大:「▲6七金は8六歩行けないだろ?って挑発的な手なんですけども」
「あんまり8筋から動かしたくないですね、後手は」
残り時間は千田八段が7分、吉池四段が4分。
△8六歩→▲8六同歩→△3五歩→▲3五同歩→△1三角
佐々木大:「ここは手が広すぎて時間の使いどころだと思います」
▲5四歩→△5四銀左→▲5五歩
・・・AIが大きく振れまして事件?事件ですか???
室谷:「(AIが)あ、戻りました」
AIも混乱するのかな?
△3五角→▲3五同角→△3五同金→▲3六歩→△5四歩→▲5四同銀左
千田八段が30秒将棋に。
吉池四段は残り1分。じきに…
室谷:「両者秒読みとなりましたね」
佐々木大:「駒交換はお互い怖い所ですけど…」
△8八飛成→▲6八銀打→△1七歩打→▲1七同香→△9九竜→▲8九歩打
佐々木大:「かなり後手が押している形になりましたね」
室谷:「何か後手に寄せがありそうですけども秒読みの中
みつけられるでしょうか?」
佐々木大:「相当難しいですよ」
△9七金打でAIは逆転しています。
佐々木大:「二人ともジェットコースターで…」
「どちらが早く気付けるかという」
「我々もAIに翻弄されて」
室谷:「パニックですね」
佐々木大:「スリリングな終盤戦ですね」
室谷:「難しすぎてAIも行ったり来たり大変なことになってます」
佐々木大:「いや見えないですね」
「ダメだ全くわかりません私には」
「油断したらすぐ逆転しますからね」
「この熱戦でオーバーヒートしてますから」
「冷静になれるかどうか」
168手にて後手勝利。
いや~凄い終盤戦で…何がなんだかw
佐々木大:「見慣れない序盤で我々も驚いたんですけども、そこからの駒組や
手渡しのハイレベルな序盤戦。そして終盤の色んな技の掛け合いや
粘りと、凝縮された対局で…」
<対局後インタビュー>
~秒読みの中で非常に難解な終盤戦でした~
吉池:「ずっと最後までよく分からない将棋だったかなと思います」
~力戦将棋となりましたが全体を通していかがでしたか~
吉池:「考えた事がない形ではあったので…結果が出せて良かったかなと」
~二転三転の最終盤でしたが~
千田:「中盤の辺りでうまくまとめられなくて悪いながら終盤にもつれ
こんだのですけど…勝ってる局面はあったと思うが捕えきれず
読みの中でためらった変化もあって…」
~本局は先手中飛車という意表の戦形選びでした~
千田:「ほんとは後手番でゴキゲン中飛車がインパクトあったと思っており
右玉を迎え撃つイメージ。本譜は警戒されて、より力戦調に」
この感想戦観たかったw
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