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西洋骨董洋菓子店/よしながふみ著数年前ドラマにもなりましたが、漫画のほうが数億倍おもしろいです。毎日たべなくてもいい食べ物だからこそ、食べるならすごくおいしいのが食べたい、(ジャンクでもなく)中途半端な作りのケーキを食べたときに感じる悔しさとかが私はいつもあるのですが、この漫画に出てくる人たちの、舞台であるケーキ屋さんのケーキを一口食べたときの顔、反応がすばらしいのです。うらやましい。食べたときちょっとはっとしてしまうおいしさ、食べるならそんな感じが味わえるケーキを食べたいとこれを読み返すたびに思います。
2005.09.11
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修道院のレシピ/猪本典子昔あったオリーブという雑誌のスタイリストの時代から、ちょっとほかのスタイリストとは違う!と勝手に注目をしていた著者の猪本典子さん。(手作りもののページとかが個性的だった)オリーブのスタイリストをやめてフランスへいき、現在は有名なデコレーターですが、その方がフランスで知り合ったお料理上手の友人が使っていた「COURS DE CUISINE」という本がこの「修道院のレシピ」という本の原本となっています。(全レシピの翻訳と猪本さんが作ってみて特においしいと思ったレシピ、現在も「COURS DE CUISINE」を使っているリセの調理実習?みたいな風景の写真がおさめられている)もともとフランス、ブルターニュ地方の修道院の花嫁学校なところで使われていた教科書がこの「COURS DE CUISINE」で、そこにおさめられているのはフランスの家庭で普通に食べられているもの。そのレシピ数は500以上もあります。私の母が今も文字だけのものすごくぼろぼろなお料理本をたまに見たりして料理をしていることがあるのですが、それと近いものがあるかもしれない、フランス家庭料理の教科書。基本のやり方や調味料の割合なんかが書いてあり、それを身につけほかのレシピに応用する、記憶が曖昧なときはちょっと見て確認する、そういう使い方をたぶんしてこられた本なのだろうなと思います。読んでみると特別な材料はほとんどなく、簡単で(もちろん日本人にはなじみのない工程はありますが)まさに家庭料理という感じです。実際すぐに毎日のごはんに使えるレシピ本というわけではないだろうと思いますが、読んでいるだけで楽しい本。用語の解説もしっかり載っていて、フランス家庭料理の基礎がなんとなくわかるかもです。(フランスでもほとんど流通していない本が日本語になって私もよめちゃうなんてすごいなと不思議な気持ちになりました。)
2005.09.04
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