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花巻温泉の奥にある「釜淵の滝」を見物してから、さて、どこへ行こうか遠野の「橋野鉄鉱山」は台風の影響で行けなかった(現在は訪問可能)ので除外していたのですが、釜石自動車道が遠野まで開通したので、結局遠野まで行きました。釜石道は、法定路線名を「東北横断自動車道釜石秋田線」といい、整備計画上は秋田自動車道と一体で計画された「高速自動車国道」であります。中でも、東和IC~遠野ICまでの区間は「新直轄方式」で建設されたので、通行料金が無料です。※遠野住田IC~釜石西IC間「仙人峠道路」は国道として建設ということで、東和ICまでは下道を走り(笑)、東和ICから釜石道へ。中でも、最新の開通区間である宮守IC~遠野IC間は、上下線の間にガイドポスト(ラバーポール)ではなくガードパイプが設置され上下線が確実に隔離されており、制限速度が80km/hに引き上げられています遠野ICは、「終点」標識を過ぎると急カーブを切って、そのまま一般道の交差点に接続。そこを直進すると次は丁字路で、ここで従来の国道に接続しますが、信号がないのが不便で。国道の交通量も多いので、何とかならないものだろうか。で、その丁字路を左折すると、道の駅遠野はすぐです。道の駅遠野 01_02 posted by (C)Traveler Kazu※写真は、高速インターから来る方向とは反対側(花巻側)より撮影 道の駅「遠野風の丘 民話のふるさと」1999年に道の駅認定された、比較的古株の道の駅です。2011年の東日本大震災では後方支援拠点として機能し、高度な防災機能を発揮したことから、「全国モデル道の駅」に認定されているということです。道の駅遠野 01 posted by (C)Traveler Kazu 館内は物産・土産品販売、レストランと、設備としてはオーソドックスな内容です。また、近くの牧場「多田自然農場」のソフトクリーム・アイスクリームなどのショップほか、軽食のショップもあります。帰路にも立ち寄りまして、ソフトクリームとたい焼きを買いました。また、この道の駅のすぐ脇をJR釜石線が通っており、線路を見下ろせます。SL銀河が通ります!道の駅遠野 01_01 posted by (C)Traveler Kazu 北上高地らしい、なだらかな山々に囲まれている道の駅です。道の駅 遠野風の丘岩手県遠野市綾織町新里国道283号線、遠野の市街地よりも花巻寄りにあります。お車でのアクセス国道283号線 遠野市街地の手前釜石自動車道 遠野IC(現在終点)より、5分程度。ICの出口は直進し、突き当りの丁字路を左折。列車・バスでのアクセスJR綾織、遠野両駅からは離れていますので、タクシー利用になるかと思います。なお、早池峰バスの遠野駅発着定期観光バス「遠野物語めぐり号午後コース」が、最後のこの道の駅遠野に立ち寄るようです。とおの屋 要(よう) たかむろ水光園 語り部の聴ける宿 あえりあ遠野
2016年11月29日
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岩手の大温泉地「花巻温泉郷」を流れる台川にかかる「釜淵の滝」を、前回ご紹介しました。この台川は、詩人で童話作家の宮沢賢治が花巻農学校の教師だった頃、生徒と一緒に何度となく通って、地形や岩石の観察をした川だそうです。さて本題。多くの人は、釜淵の滝を見ると満足して引き返してゆくようですが、遊歩道は釜淵の滝で終点ではなく、滝の左側を上流に向かって登ることができます。前回、滝を上から撮影した写真もご紹介しましたが、さらに上流へ歩くと、吊り橋が現れます。花巻温泉 釜淵の滝・紅葉橋 09 posted by (C)Traveler Kazu その吊り橋の名前は、紅葉橋。遊歩道を通す歩道専用の吊り橋で、名の由来は紅葉名所だからでしょうか?遊歩道らしい名称ですね。花巻温泉 釜淵の滝・紅葉橋 10 posted by (C)Traveler Kazu 紅葉橋の上から、下流を眺めるの図。川は蛇行しており、カーブの先に先ほど見た「釜淵の滝」が懸かっています。川底・側壁はきれいなナメです。花巻温泉 釜淵の滝・紅葉橋 11 posted by (C)Traveler Kazu 上流からも瀧音が聞こえますが、こちらは砂防堰堤。花巻温泉 釜淵の滝・紅葉橋 12 posted by (C)Traveler Kazu 橋を渡り切った先は結構急な階段です。階段の上から紅葉橋を撮影。歩道専用で問題はないとは思いますが、結構レトロ加減が進んでいます。吊り橋恐怖症の人には、ちょっと怖いかも構造自体が華奢なのも、恐怖症には加勢するかも。【追記】ところで・・・観光案内等では、釜淵の滝が懸かるこの川は「台川」と紹介されているので、本稿でも「台川」と紹介してきました。ところが、国土地理院が公開している「地理院地図」では、花巻温泉より下流に「瀬川」という河川名が表記されているほか、「台温泉」は釜淵の滝より下流(花巻温泉の脇)で分岐している支谷にあり、ガイド本やサイトによっては「瀬川の支流台川沿いに旅館が密集している」と紹介されています。この川は「台川」なのか「瀬川」なのか、よく分からなくなりました。花巻温泉 釜淵の滝・紅葉橋 13 posted by (C)Traveler Kazu 紅葉橋と砂防堰堤。階段を登ると、駐車場に出ます。水道施設などがあり、花巻温泉のバックスペース的な雰囲気です。花巻温泉 釜淵の滝・紅葉橋 14 posted by (C)Traveler Kazu 句碑のような石柱がありました。花巻温泉 釜淵の滝・紅葉橋 15 posted by (C)Traveler Kazu さらに進むと、「花巻温泉 佳松園」の前に出ます。この宿が「花巻温泉」一番奥にある客用施設なので、遊歩道から紅葉橋を渡って辿ってくると、裏側から駐車場にでる格好になります(画像右手奥)。花巻温泉 佳松園花巻温泉で最上級の高級旅館佳松園から1分ほどで、遊歩道の最初の入口に戻ります。花巻温泉 釜淵の滝・紅葉橋 17 posted by (C)Traveler Kazu 花巻温泉は、リーズナブルな大型温泉ホテル3館と高級旅館「佳松園」、そして「バラ園」からなる大型温泉です。以前、この「紅葉館」に泊まったことがあります。花巻温泉 ホテル千秋閣 花巻温泉 ホテル紅葉館 花巻温泉 ホテル花巻 国指定名勝「イーハトーブ風景地」・花巻温泉郷県立自然公園釜淵の滝岩手県花巻市湯本「花巻温泉」園内常時開放・入退園自由(冬季不明)列車・バスでのアクセス注:新幹線「新花巻駅」と、在来線「花巻駅」は、JR釜石線で2駅離れていますJR東北本線(在来線)「花巻駅」駅前4番のりばより、岩手県交通【温1・2】台温泉ゆき、【温3~5】花巻温泉ゆきに乗車し、19分または22分、「花巻温泉」下車。花巻温泉の敷地内を奥に進むと、釜淵の滝への遊歩道があります。★「花巻温泉(株)」(ホテル花巻・ホテル千秋閣・ホテル紅葉館・佳松園)にご宿泊のかたは、新幹線の新花巻駅より、ホテルの無料送迎バス「湯~ハトーブ号」を利用できます。予約制なので、宿泊予約後、送迎をご依頼ください。お車でのアクセス東北自動車道花巻インターチェンジより、5分程度。インター出口を出たら右折、あとは道なりです。道順案内の動画(「花巻温泉」公式動画)がありますので、リンクにてご紹介します。花巻インターチェンジから花巻温泉「佳松園」までの道のり(Youtube)
2016年11月28日
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花巻南温泉郷「鉛温泉 藤三旅館」を後にして、さて、どこへ観光に出かけましょうか。今回は(今回も)車です。遠野の世界遺産「橋野鉄鉱山」がガイドブックで大きく紹介されていたので行きたかったのですが、夏の台風で道路が寸断され、行けないことが判明(※)。花巻近辺で探してみることにしました。※橋野鉄鉱山は11月19日より見学を再開しているということですぶらぶら日:2016年10月23日鉛温泉から車で15分程度。紅葉の名所釜淵の滝に行ってみることにしました。釜淵の滝は、花巻温泉郷を流れる「台川」にかかる滝です。車は、「花巻温泉」に停め、そこから少々歩きます。花巻温泉 釜淵の滝・紅葉橋 02 posted by (C)Traveler Kazu 歓迎アーチをくぐりぬけて「花巻温泉」の敷地へ入り、奥の方へ進むと、釜淵公園観覧者向けの駐車場が6台分ほどあります(バラ園の駐車場でも良い)。そこから奥の方を見ると、車道から分かれ、谷底へ降りる遊歩道があります。ちなみに、車道のほうは花巻温泉最奥の高級旅館「花巻温泉 佳松園」で終点で、そちらからも釜淵の滝へは行くことができます(次回紹介)。花巻温泉 釜淵の滝・紅葉橋 03 posted by (C)Traveler Kazu おう、お出ましになっているようですガランガラン!と音をたてて先に進みましょう。この先数か所に、同様の鐘が設置されています。花巻温泉 釜淵の滝・紅葉橋 04 posted by (C)Traveler Kazu だいぶ古風な感じの歩道橋を通る遊歩道が、こちらの遊歩道に合流してきました。あちらを渡り、坂(階段?)を登ると、台温泉に通じる県道に出ます。再び鐘をガランガラン鳴らしながら、先へ花巻温泉 釜淵の滝・紅葉橋 05 posted by (C)Traveler Kazu 地面には枯れ葉が落ちていましたが、紅葉はまだ幾分早い時期でした(10/23)。台川の流れはもうすぐ脇になっています。花巻温泉 釜淵の滝・紅葉橋 06 posted by (C)Traveler Kazu 歩いて、5分ほど?(少し長く感じたが)、お目当ての釜淵の滝に到着幅広の、ナメ滝。日影が出来てしまっていますが、周囲の木々は色づきそうな木が多いですね。滝を正面に見る観曝台が整備されていますので、そこから撮りました。【追記】東向きの滝なので、午後からの方が日当たりはいいかな?花巻温泉 釜淵の滝・紅葉橋 07 posted by (C)Traveler Kazu 遊歩道は更に先に続き、滝の上に出られました。台川は上流に流量を調節するようなダムはなく、水量によって滝の幅は変化するようで、この日は草が生えていない部分は岩が露出していて、流れの近くまで近づけました。足を滑らせないよう&観曝台での撮影者のアングルに入らないようにご注意。遊歩道はなお、上流側に行くことができます。そちらは次回、ご紹介しますが・・・花巻温泉 釜淵の滝・紅葉橋 08 posted by (C)Traveler Kazu こんなのを見つけました。何だか分かりますか?オリエンテーリングのコントロール(ポイント)です。かなり古びで、周囲も草木に覆われてもう使われていない風情です。花巻温泉 佳松園花巻温泉 ホテル花巻 花巻温泉 ホテル紅葉館 花巻温泉 ホテル千秋閣 吊り橋へ続く…
2016年11月26日
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水深1.2m、立って入浴する混浴温泉風呂「白猿の湯」で有名な花巻南温泉峡「鉛温泉 藤三旅館」お泊り記。前回で一応終了ですが、チェックアウト後、周囲を少し見ましたので、ご紹介します。まず、温泉滞在中に気になっていた、お部屋から見えたこの橋↓鉛温泉 藤三旅館 25 posted by (C)Traveler Kazu(再掲) 古そうだなあ~、良い形態の橋だなあ~と思い、行ってみました。藤三旅館から急坂を上がり(ここまで宿の敷地)、道路(旧道だそうです)に出て右に進むとすぐです。鉛温泉 藤三旅館 49 posted by (C)Traveler Kazu 華奢な欄干・・・。親柱を見ますと橋の名前が判明。布観橋(ふかんばし)1964年3月竣工。前回の東京オリンピックの直前ですね。いい味出してきています。鉛温泉 藤三旅館 51 posted by (C)Traveler Kazu 親柱の左右には、多少の飾り気を持たせたコンクリート製の柵が設置されています。駒止めを大きくしたような感じです。当時はまだスチールフェンスは一般的ではなかったでしょうし、この下は急崖なので、板塀や木柵では不安だったのかもしれません。曲がりなりにも著名湯治宿入口の目の前ですから、実用・デザイン両方で気を使ったんじゃないかな?と思います。鉛温泉 藤三旅館 50 posted by (C)Traveler Kazu 布観橋の上からは、藤三旅館旅館部の全体が見わたせます。旅行の本によく載っている写真は、ここから撮られたものですね。なお、この橋を渡った先は鉛の集落で、その先はどこにも通じていないそうです。橋の見物を終えて、今度は県道の現道(バイパス)に上がりましょう。鉛温泉 藤三旅館 53 posted by (C)Traveler Kazu 鉛温泉のバス停があります。路線バス「湯口線」(イトーヨーカドー~花巻駅~新鉛温泉)の停留所ですが、花巻南温泉峡シャトルバスを利用する場合もここで乗下車し、バス停~藤三旅館間は別途、車で送迎ということです。ただし歩いても大した距離ではなく、乗った途端着いてしまうでしょう。また、民家を挟んで隣の空き地には藤三旅館のワゴン車が停められていました。それ位の距離です。このバス停、もう一つの顔を持っています。それは・・・鉛温泉 藤三旅館 54 posted by (C)Traveler Kazu 花巻電鉄 鉛温泉駅跡現在は多少の民家が建ってしまっていますが、ここだけ道路敷きも周囲の空き地も妙に広いんです。それもそのはず、ここは、1969年(昭和44年)まで営業していた花巻電鉄軌道線(鉛線)(中央花巻~西鉛温泉18.6km)の「鉛温泉駅(2代)」跡なのです。花巻電鉄といえば、道路敷きを軌道用地として借用していたため幅狭の電車(通称「馬面電車」)が走っていたことで有名で、「うまづら電車」は現在も保存車があるそうです。線路幅も762mm(※)のナローゲージ。ただし電車は多少幅広の車両も走っていたようです。それから、「2代目鉛温泉駅」なのは、開業からずっと、鉛温泉駅は藤三旅館の目の前にあったそうです。そこは現在でも普通車が交差やっとという道幅で、路面電車が走っていたなんてのは驚きです。末期になってバイパスが出来、軌道や駅も一緒に移ったということです(Wikipediaなど参照)。この時建設された駅は交換可能駅で、幅広のホームに三角屋根のおしゃれな駅舎があったようで、写真も結構紹介されています。検索して見て下さい。(現在のバス停待合室は駅の名残ではないと思われます)鉛温泉 藤三旅館 55 posted by (C)Traveler Kazu バス待合室内にあるベンチがこれまたレトロで、思わずパチリ!花巻には「みちのくコカ・コーラボトリング」の工場がありますが、関係はあるのかないのか。まさか、軌道駅時代の遺物じゃあないでしょうね??みちのくコカ・コーラ社がこの社名になったのは、廃線後と判明…。※ナローゲージ:日本ではJRが採用している1067mmよりも狭いレール幅を指すのが一般的。 国内に現存する営業路線は黒部峡谷鉄道、四日市あすなろう鉄道、三岐鉄道北勢線のみ ちなみに、鉄道事業法による営業路線ではないが東京ディズニーランドの「ウエスタンリバー鉄道」、東京ディズニーシーの「エレクトリックレールウェイ」も762mmとのこと。鉛温泉 藤三旅館 52 posted by (C)Traveler Kazu バス停の並び、鉛温泉への入口にあった由来看板です。この鉛温泉バス停よりほんの僅か、というより、向かい側と言っても差し支えないところに…鉛温泉 藤三旅館 56 posted by (C)Traveler Kazu 鉛温泉スキー場花巻市営とみられるスキー場で、古いコースマップにはリフト3本が架設されていることになっていますが、現在はリフトは2本で運行されているようです。勢いを付けすぎるとそのまま道路に飛び出してしまいそうなレイアウトですね。スキー場巡りをされている方などのサイトを拝見すると、小ぶりな割に評判は上々のようです。ちなみに、リクルートの「雪マジ!19」参加スキー場です。
2016年11月24日
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「岩手 花巻温泉郷 鉛温泉 藤三旅館」お泊り記の4回目です。鉛温泉 藤三旅館 46 posted by (C)Traveler Kazu 「海街Diaryプラン」の特典としてレイトチェックアウト(10時→11時)が可能ということなので、朝風呂上がりからチェックアウトまでの間に、湯治部の方までお散歩に行きました鉛温泉 藤三旅館 27 posted by (C)Traveler Kazu 戦前築の旅館部本館の階段は、黒光りしています。鉛温泉 藤三旅館 28 posted by (C)Traveler Kazu 宴会場の戸が開いていたので、ちょっと拝見しました。正面玄関の右隣にピロティー状にせり出している増築部分の2階。正統派の「温泉旅館宴会場」ですね今夜は宴会が入っているのでしょうか。鉛温泉 藤三旅館 29 posted by (C)Traveler Kazu 旅館部本館と旅館部別館との間から、本館の建物構造を拝見。堂々とした木造3階建。旅館部別館からつなぎ廊下を通り「白猿の湯」のところを右折して湯治部棟へ向かいます。ちなみに直進すると、昨年オープンした、全室スイートでモダンな高級旅館「鉛温泉「藤三旅館・別邸」心の刻 十三月」へつながっているそうです。鉛温泉 藤三旅館 32 posted by (C)Traveler Kazu 一方、湯治部への道のりはますます昭和感が増してゆきます。「白猿の湯」の前に設置されていたベンチも、これは年代物っぽいですね広告の「宝峰」は、花巻より若干盛岡寄りの、「石鳥谷」(いしどりや)という土地の酒であったようです。「白猿の湯」を通り過ぎると、湯治部棟(旧称「自炊棟」)に突入です鉛温泉 藤三旅館 34 posted by (C)Traveler Kazu 外観や内装を見る限りでは、戦後の建築と思われます。旅館部とは内部はつながっているのですが、玄関は別々です。館内の利用も、湯治部宿泊者が使用できる旅館部の設備は浴場だけという制限があります。八幡平の「後生掛温泉」など、同様のシステムの旅館が他にもあります。※ただし、後生掛温泉では、旅館部客も湯治部棟に入れません。ここ藤三旅館はOKです。鉛温泉 藤三旅館 36 posted by (C)Traveler Kazu 急坂の上が道路です。1軒宿ですが、旅館の前に商店がありました。さすがは湯治宿です。鉛温泉 藤三旅館 35 posted by (C)Traveler Kazu 湯治部の玄関前から振り向くと、「鉛温泉「藤三旅館・別邸」心の刻 十三月」(楽天PREMIUM COLLECTION指定旅館)です。先にもご紹介しましたが、内部はつながっています。鉛温泉 藤三旅館 37 posted by (C)Traveler Kazu 一方、湯治部の玄関は、古い旅館そのままの趣ですね。鉛温泉 藤三旅館 33 posted by (C)Traveler Kazu 湯治部玄関を入って真正面に、「白猿の湯」「旅館部本館」と並ぶ名物施設「藤三売店」があります温泉旅館ならばどの旅館にも、大なり小なり「売店」はつきものですが…鉛温泉 藤三旅館 38 posted by (C)Traveler Kazu (看板おばあちゃんのご厚意で撮影)「湯治部」だけあって、洗剤や歯磨きなどといった「生活必需品」も揃っています。会計は当然現金のみ、看板おばあちゃんがソロバンを弾いて算出。鉛温泉 藤三旅館 39 posted by (C)Traveler Kazu (看板おばあちゃんのご厚意で撮影)手前にあるのはお決まりの「観光土産菓子」ですが、奥の棚にはスナック菓子が、さらには乳製品(ヨーグルト・牛乳)が、さらに少々の「食料品」もあり、コンビニ顔負けの品ぞろえ。湯治に来れば、湯に浸かり、周辺の散歩する以外は、お茶するのが楽しみでしょう。さすがに「iTunesカード」などは売っていませんが、湯治宿の売店は「日本型コンビニ」の原型を見る思いです。鉛温泉 藤三旅館 40 posted by (C)Traveler Kazu スズメバチの巣が飾ってありました。2個連なっているのは珍しいそうで、看板おばあちゃんの自慢の逸品だそうです。鉛温泉 藤三旅館 43 posted by (C)Traveler Kazu 鉛温泉 藤三旅館 42 posted by (C)Traveler Kazu「旅館部」に比べると、やはり薄暗い湯治部館内。人気が出て改装をしている「旅館部」と違って、「湯治場」の雰囲気そのままを保っています。階段も、完成当時はモダンだったと思われます。写真は撮りませんでしたが、湯治部の玄関もフロントではなく「帳場」があり、こたつが2つセットしてありました。来館客はまず帳場に招かれ、こたつに入りながら宿帳を書くシステムと推測します。鉛温泉 藤三旅館 45 posted by (C)Traveler Kazu チェックアウトの時間になりました。「日本旅館ワンダーランド」鉛温泉藤三旅館を存分に楽しみました。「白猿の湯」と「桂の湯の露天ミニ湯船」が特に気に入りました。いつの日か再来館しようと思います!(「十三月」もいいなあ…予算に余裕あれば)鉛温泉 藤三旅館(←ご予約サイトはこちらから)岩手県花巻市鉛中平75-1列車・バスでのアクセスJR東北新幹線「新花巻駅」より、花巻南温泉峡シャトルバスに乗車し45分ほど、「鉛温泉」下車。このバスは予約制で、迎え3便、送り1便です。宿泊予約後、宿にお尋ねください。シャトルバスに時間が合わない方は、新花巻駅より在来線「釜石線」の花巻ゆきに乗って2駅の「花巻駅」より、岩手県交通路線バス【鉛1】【鉛2】新鉛温泉ゆきに乗車し、終点手前の「鉛温泉」下車。バス停から看板が見えます。お車でのアクセス東北自動車道 花巻南インターチェンジより、20分ほど。インター料金所を出てまず「左折」→その先の突き当り丁字路を今度は「右折」。あとは道なりです。温泉峡の中でも奥の方に位置しています。ご注意今回ご紹介している「花巻南温泉峡」(鉛温泉、志戸平温泉、大沢温泉など)と、「花巻温泉郷」(花巻温泉、台温泉)は、場所が全く異なります(車でも移動に15分ほどかかります)。道順検索の際は十分にご注意ください。
2016年11月21日
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お楽しみ「温泉」(前回)の後は、もう一つのお楽しみ「夕食」でございます「岩手 花巻温泉郷 鉛温泉 藤三旅館」では、通常プランでは夕食・朝食とも、旅館部は2012年にオープンした「食事処『灯』」で提供されますが、今回利用した「海街Diary特典付プラン」では、夕食・朝食とも「部屋食」が提供されます※「部屋食」指定プラン以外の部屋食は、プラス500円/1人。鉛温泉 藤三旅館 11 posted by (C)Traveler Kazu とりあえずビール今まで飲んだプレモルの中で最も旨かったような気がします「海街Diary特典プラン」では、飲み物最初の1杯がサービスですつまりこのビールはサービスさて・・・鉛温泉 藤三旅館 13 posted by (C)Traveler Kazu 今宵の「海街Diaryプラン」の夕食のほぼ全容です。地の山の幸中心の滋味あふれるメニュー。メインは、このプランの「特典」のひとつ「岩手牛A5ランクのすきやき」(予約時または予約後「すきやき」か「しゃぶしゃぶ」を選択)※「前沢牛」とは書いてありません。あくまで「岩手牛」鉛温泉 藤三旅館 12 posted by (C)Traveler Kazu これがA5ランクのお肉です鉛温泉 藤三旅館 10 posted by (C)Traveler Kazu 三陸産のめかぶをはじめ、長芋、おくら、なめこ、いくらの小鉢。スモークサーモンのカルパッチョ(どのお写真見ても、具材は違えどカルパッチョがついているようです)、うるい、長芋漬、ごはんは減農薬ひとめぼれ…などなど、デザートまで計13点。なお、2016年11/19の宿泊よりお食事の内容が少し変わり、「三陸産ふかひれの姿煮」が付くそうです!よりリッチですね♪(現在のところ2016年12/31宿泊分まで)鉛温泉 藤三旅館 14 posted by (C)Traveler Kazu デザートは、ご飯まで食べ終えたのち、下膳と入れ替わりに供されますが、ひとりお風呂に行ってしまったので、戻るころまで待ってくださいました(翌朝でも良いような話も)。鉛温泉 藤三旅館 15 posted by (C)Traveler Kazu お布団は、次の間にご用意頂きました。部屋食のすきやきだったので、すきやきの香りがなんと翌朝までお部屋の中に残っていましたその中、お布団は次の間にセットされたのは有難かったです。この部屋のように一部のお部屋は2間構成なのでいいですが、大多数のお部屋は室内は狭めの1間です。その場合、特にすき焼きの場合は「お食事処」にしたほうが良いかもしれませんね~。 一晩明けて鉛温泉 藤三旅館 16 posted by (C)Traveler Kazu 西向きの部屋は、山々に朝日が当たってきれいな朝でした。鉛温泉 藤三旅館 17 posted by (C)Traveler Kazu 到着が夜だったので、外の景色を初めて堪能。窓のすぐ下には、豊沢川の清流が流れて、向こう岸の紅葉がきれいでした鉛温泉 藤三旅館 18 posted by (C)Traveler Kazu 「古き良き旅館」という趣に、しばしのんびり。鉛温泉 藤三旅館 19 posted by (C)Traveler Kazu 建物の外観構造もちょっと観察しました。専門ではないのでよくわかりませんですが。鉛温泉 藤三旅館 20 posted by (C)Traveler Kazu鉛温泉 藤三旅館 21 posted by (C)Traveler Kazu 西側(上流側)に、非常に印象的な赤色の橋がかかっていました。古そうです。チェックアウト後に寄ってみましょう。朝食の時間は、チェックインの時に指定します。指定の時刻に、仲居さんがお膳を運んできました。鉛温泉 藤三旅館 23 posted by (C)Traveler Kazu 朝食は1日の活力華美でなくてもパワーがつくご飯がうれしいですね。旅館に泊まると食が進んで、2杯は食べちゃいます。鉛温泉 藤三旅館 22 posted by (C)Traveler Kazu 納豆にも宮沢賢治先生。地元の納豆のようですね。鉛温泉 藤三旅館 24 posted by (C)Traveler Kazu テレビから聞こえてくる関口宏氏の声だけが響き、朝のまったり空気が、部屋中に充満(笑)鉛温泉 藤三旅館 26 posted by (C)Traveler Kazu 1杯1杯こだわってドリップしたというコーヒー(別料金)を注文し、朝の渓流を眺めながらのモーニングコーヒー「海街Diaryプラン」はレイトチェックアウト(11時)も特典としてついているので、この後、朝風呂として「桂の湯」「白猿の湯」をハシゴして、それから、土産探しがてら、湯治部の方まで散策しました。以下、次回。
2016年11月20日
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1週間以上のご無沙汰でしたm(_ _)m10月下旬に宿泊した「岩手 花巻温泉郷 鉛温泉 藤三旅館」を引き続きご紹介したいと思います到着が夜になってしまいましたので、周囲の風景と館内の探検は翌朝までお預けとして、まずはやっぱり、夕食前のひと風呂と参りましょう。この旅館の一番の特徴にして全国区にした「立ち湯(白猿の湯)」へ!鉛温泉 藤三旅館 30 posted by (C)Traveler Kazu ※この引き戸を開けると、そこはもう浴室しかし有名かつ混浴とあって、内部は「撮影禁止」になっています(館内の浴場すべて)。フロントに申し出れば、状況によっては撮影許可をもらえるようですが、そこまではしなかったので、まずはイラストでご紹介したいと思います。「日本一深い自噴天然岩風呂」【混浴】白猿の湯この旅館一番の有名施設。旅館部別館と湯治部との間にあり、基本的に混浴です。天然の岩をくりぬいたという小判型の湯舟は、その深さ1.25m(自作の図です 縮尺はアバウトです) 立ったまま入浴するので、全身に圧がかかり、循環器系を整え、血行が良くなるということです。実際に、普通の(座る)湯舟から上がったあとと違って、全身爽快でしたこれなら確かに、体の不調が治るかも。翌朝、偶然ご一緒された方は、以前足を悪くして(骨折だったかな?)杖をつきながらこの宿に湯治に訪れたところ、みるみる良くなって、しまいには、杖なしでなんと大沢温泉まで散歩してしまった…とおっしゃっていましたちなみに、鉛温泉~大沢温泉の間はgoogle map計測で4.1kmあります。(意見には個人差があります…)大沢温泉まで散歩したというのに驚いた。往復8km!なお、散歩してみようと思う方は、春~秋はの朝夕は、クマに注意して下さい。泉質は「単純温泉・アルカリ性単純高温泉」。自噴の証拠で、湯舟の底から所々泡が立っていて、熱くなっていました。ちなみに源泉温度は57℃ということですが、底から湧く湯はそこまで熱く感じませんでした。他の浴場に引いている源泉の温度なのでしょう。鉛温泉より山を挟んで北にある「台温泉」も熱い湯なので、この辺は高温の単純泉がよく出る地層になっているようです。硫黄臭はしませんでした。さて、話題は湯そのものから「浴場」のことを…。浴室自体は掘り下げて作られていて、かつ、天井が高いので、吹き抜けは3階建相当。露天ではないのに非常に開放的です。そして衝撃的なのは、脱衣場に男女別がなく、しかも入浴スペースとは区切られていないということです(上の図参照)。入口・脱衣場は2か所あるので、男女の別があるのかと思いましたがそれらしき表示はありませんでした。また、脱衣スペースにはすのこが敷いてあって、棚と脱衣かごはありますが、湯舟ゾーンとの間には申し訳程度の衝立があるだけで、簡単に言うと、他人様の脱衣を見ながら入浴する格好になりますね(苦笑)普通、混浴でも脱衣場は男女別のことが多いですが、おじさんの隣で姉さんが脱ぐ、しかも浴槽内タオル・湯あみ着禁止(保健所の指導による)というのは、女性陣にとってはかなりハードルが高いでしょう。浴槽がプールと同等に深いので、手足すべてで体を支えないと入れませんし。女性専用時間帯が1日3回設定されていますので、女性陣はその時間に入りに行くと良いでしょう。そうそう、「白猿の湯」には、洗い場はありません。また、豊沢川の増水時には使えないそうです。どこから流れ込むのでしょう?壁面に増水痕のような線がついていました。 男女別浴室・露天桂の湯 「白猿の湯」の真向かいに位置する浴場で、この旅館では唯一の「完全男女別」となっております。時間入れ替えもありません。内湯、露天とも岩風呂で、内湯には洗い場があります。露天はやはり岩をくり抜いたようなつくりになっています。白猿の湯とは違い、入浴姿勢は座位です。(どうみても自作の図です 縮尺はアバウトです 脱衣所はもっと広い) 宿のすぐ脇を流れる豊沢川を眺める、景色の良い露天風呂。川面までの距離が近いですが…男湯にだけ、さらにもう1段川面の方に下った位置に小さな湯船があります2人が入れる程度のミニ湯舟(3人は厳しいな)。川の流れを目の前に見る、愉快で爽快な気分になるいい湯舟でした旅館公式HPの掲載写真をよ~く見ると、写っていますこのミニ湯舟が女湯にないのはなぜか…おそらくですが、川べりギリギリにあるため、目隠しの柵を作っても増水時に流されてしまうからではないかと思われます。楽天トラベル「お客さまの声」にも載っていまして、理由は「お互い見えてしまう」からだそうです。「白猿の湯」「桂の湯」は向かい同士。「白猿の湯」に入っていたら、パンツ1枚で「桂の湯」から移動してきたおじさんが来てびっくりしました。廊下を挟むので、移動するときはせめて浴衣を着ましょうね。このほか、2つの浴場があります。作り自体はオーソドックスなもので、見取り図は作成しませんでしたが…男女入れ替え制【半露天】白糸の湯 こちらは、旅館部本館の玄関から向かって左の奥にあります。構造自体はごく普通の温泉浴場で、湯船も長方形で、特記すべきことはないのですが、「半露天」というだけあって、窓を全開にすると壁がなくなり露天と一緒になります。洗い場はあります。貸し切り&男女入れ替え制銀の湯(しろがねのゆ) 「白糸の湯」の手前隣にある小さな浴場です。15時~21時の時間帯は「貸し切り専用」として使用され、それ以外の時間帯は男女入れ替え制。バリアフリーに配慮した構造になっているので、介護が必要な方の湯あみに良いでしょう。今回は、「白猿の湯」に夕食前と翌朝チェックアウト前、「白糸の湯」に就寝前、「桂の湯」に翌朝チェックアウト前に入浴しました(翌朝は2湯ハシゴ!)。「白猿の湯」は、夜が風情があっていいですね。一方「桂の湯」は景色が良いので、明るい時間帯のご入浴がオススメ他の方のブログを見ると、以前は湯治部にもうひとつ浴場「河鹿の湯」というのがあったようですが、現在はありませんでした。おそらく、「別邸十三月」建設にあたり取り壊したのでしょう。また、「竜宮の湯」というのもあったそうです。変わった形状の湯船だったそうですが、こちらもありませんでした(銀の湯に改装?)鉛温泉「藤三旅館」お風呂の写真はコチラ!楽天トラベルにもお風呂の公式写真が多数掲載されております!次回、ふろ上がりのビール、そして夕食!以下、次回! そして、ご予約は鉛温泉「藤三旅館・別邸」心の刻 十三月 岩手 花巻温泉郷 鉛温泉 藤三旅館 別邸「十三月」は全室温泉ゆきスイートルーム藤三旅館とは廊下で繋がっているので、今日ご紹介した4つの浴場にも入れます!鉛温泉へのアクセスJR東北新幹線の新花巻駅・在来線の花巻駅より、「花巻南温泉峡シャトルバス」が出ています!夕方の迎え3便、朝の送りは1便。要予約ですので、ご予約後、直接旅館へ連絡してください。時間が合わない方は、在来線の花巻駅より、岩手県交通【鉛01・鉛02】新鉛温泉ゆきに乗車して32分、「鉛温泉」下車。バス停わきの坂を下った先にあります。お車の方は、東北自動車道「花巻南IC」で降り、料金所を出たら一旦左折、その先の突き当たりの丁字路を右折し、しばらく道なり。宿が近づくと看板がでております。秋田方面からの方は、秋田道「北上西IC」で降りて北上すると近いです。
2016年11月16日
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岩手県の花巻市には「花巻温泉」と、その隣の「台温泉」、さらに両温泉の南には「花巻南温泉峡」と、有名な温泉がありますが、今回は「岩手 花巻温泉郷 鉛温泉 藤三旅館」に宿泊しました藤三旅館の名物と言ったらなんといっても「日本一深い自噴岩風呂」その深さ約1.25mゆえ、大人でも立って入るのがやっとという強烈なインパクトの浴場があります。また、昭和16年築・総けやき造り3階建という、木造の本館がみどころ泊りどころ一度は泊まってみたい、入浴してみたいと思ってみたところ、盛岡近辺で宿を探すことになり(前回まで参照)、花巻まで足を延ばしました。人気の宿なので、2か月前に予約!希望通りのお部屋を確保できました東北自動車道 花巻南インターチェンジから、山へ向かう1本道を走ること15分程度…目指す「鉛温泉藤三旅館」に到着です。鉛温泉 藤三旅館 01 posted by (C)Traveler Kazu 到着はとっぷりと日も暮れた午後6時頃。あたりは闇に包まれていました。「花巻南温泉峡」は、北上川の支流「豊沢川」沿いに1軒宿が点在する、温泉の総称です。その一つが「鉛温泉」というわけです。なので、周囲は闇とともに静寂にも包まれていました。ちなみに花巻南温泉峡の最奥の旅館は「新鉛温泉」と言って、ビル型の大型旅館が建っています。(2012年に婚礼出席で宿泊しました→こちら(新鉛温泉 愛燐館))鉛温泉 藤三旅館 02 posted by (C)Traveler Kazu 宿につくと、氏名の確認ののち、すぐお部屋へ通されます。今回は、「映画「海街diary」特別プラン」でして、映画の撮影やキャスト、スタッフの滞在に使われた部屋に宿泊できる、そしてお料理の品数も多いというサービス満点のプランにしました。そしてお部屋は、藤三旅館の代表格ともいえる「本館の縁側付き角部屋」でございました実際に、映画の撮影で使われたお部屋だということです。鉛温泉 藤三旅館 03 posted by (C)Traveler Kazu 純和風、古家具もアクセントのお部屋に通されまして、ここで宿帳記入と各種の説明。今では「日本旅館」であってもフロントで受付するのが普通ですが、藤三旅館では、昔ながらのシステムも守っておられるようです。併設の湯治部もまた、一風変わったチェックインのようです(隣にオープンした全室スイートの「別邸十三月」にはフロントデスクがあるようです)。鉛温泉 藤三旅館 04 posted by (C)Traveler Kazu (テレビの画面を加工)このお部屋の床の間。歴史を感じる純和風。唯一、デジタルテレビだけが21世紀のテクノロジー。しかも丁度ぴったり収まって!念のため申し上げますが、床の間は荷物置き場ではございませんので…これやっちゃっている人、結構多いようですよ。鉛温泉 藤三旅館 07 posted by (C)Traveler Kazu 年季の入った小箪笥。コップなどはこの中に収められていて、アクセサリーだけではない実用になっています。鉛温泉 藤三旅館 05 posted by (C)Traveler Kazu 今回泊まった角部屋は、次の間がある2室構造でした特に飾りのない1間ですが、荷物など雑多なものはこちらに置いて、座敷はすっきり過ごせます。ちなみに、お布団もこちらにひいてくださいます。鉛温泉 藤三旅館 08 posted by (C)Traveler Kazu 欄間もまた手の込んだ作品で、完成当時(のものかどうかは分かりませんが)の意気込みを感じます。この建物は昭和16年完成ですから、「ぜいたくは敵」になる寸でのところで間に合った格好ですね。ここ、注意点本館の客室は、トイレ、洗面も共用です(客室内にはありません)また、古い構造ゆえ、隣の部屋の音が結構聞こえますので、それらが気になる方には宿のほうでも「別館」(それでも昭和42年築)をおすすめしていますなお、エアコンは家庭用の機種が次の間についていましたさて、当初にも書いた通り、この旅館の最大の特徴が「温泉浴場」です。一息ついた後、お食事の前に早速入りに行きました。お風呂は許可なく撮影禁止ということなので、許可を取るのも面倒だったので(笑・一応、どうしても…という方はフロントへ、との告知あります)、イラストとサイトへのリンクでご紹介します。そして、品数豊富なお食事も!以下、 次回!岩手 花巻温泉郷 鉛温泉 藤三旅館 今回宿泊した旅館部(本館・別館)のほか、「湯治部」のご予約もこちらから鉛温泉「藤三旅館・別邸」心の刻 十三月敷地内、隣にオープンした全室スイート・全室温泉つきの高級旅館「旅館部」「湯治部」「別邸 十三月」は廊下でつながっており、いずれに泊まっても名物の「自噴岩風呂」など旅館部の浴場4か所と湯治部売店を利用できます!※湯治部宿泊者は、浴場以外の施設利用に制限あり
2016年11月07日
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旧「盛岡バスセンター」の近隣に、バスセンターよりもず~っと古い建物が現存し、公開されています。岩手銀行赤レンガ館 01 posted by (C)Traveler Kazu 国指定重要文化財「岩手銀行(旧盛岡銀行)旧本店本館」岩手銀行赤レンガ館1911年(明治44年)に建築され、2012年(平成24年)まで現役の銀行店舗として使用されていた、赤煉瓦造りの建物が、修復工事を終えてこの夏から公開されました。現役店舗(岩手銀行中ノ橋支店)だった頃には当然ロビーまでしか入られなかったところ、往時の内装に復元して、ほとんどの部屋を見学できます。岩手銀行は、岩手県内に乱立したいくつもの銀行が合併を繰り返し、戦前のうちに「岩手殖産銀行」に一本化、そして昭和35年に現在の行名になったということです。なお、この建物を建てた旧盛岡銀行は、昭和初期のうちになくなっていたそうです。岩手銀行赤レンガ館 03 posted by (C)Traveler Kazu 旧事務室→営業室2階まで吹き抜けの、銀行としての威厳を感じる空間。営業当時、融資の相談をしにきた社長さんたちは、この空間に立ち入った途端に息を飲んだことでしょう。現役店舗としての末期には、このゲートみたいなのは撤去されていたそうですが、一部が復元されました。ただ、重厚なカウンターで出し入れするお金が、一層ありがたみがあったことでしょう。岩手銀行赤レンガ館 02 posted by (C)Traveler Kazu 明治の銀行は、威信をかけた贅沢な作り。天井を見上げても、各所に装飾が施され、華麗なシャンデリアが目を引きます。岩手銀行赤レンガ館 06 posted by (C)Traveler Kazu 金庫室内も公開されています。現在の銀行の金庫は、これよりもずっとハイテクなものになっているのではないでしょうか。この中に大金が納められていたかと思うと、ゾクゾクしますね。岩手銀行赤レンガ館 09 posted by (C)Traveler Kazu 旧応接室外から見ると、塔の形状をしている部分のひとつ。この部屋で、重要な案件の相談が行われていたのでしょうか。悲喜交々あったのではないかと思います。窓の外には、ライバル行。本店ではなくなった後は、こういった部屋は資料置き場として使われていたということです。説明版の下に写っていますが、要所要所に解説シートが備えられているので、お帰りになってからの復習に便利です。岩手銀行赤レンガ館 04 posted by (C)Traveler Kazu この「岩手銀行旧本店本館」は、あの有名な辰野金吾と、その教え子で盛岡出身の葛西萬司が手がけました。辰野金吾の代表作といえば「東京駅」ですね。東北地方に残る辰野金吾の作品は、この建物が唯一だということです。岩手銀行赤レンガ館 11 posted by (C)Traveler Kazu 現在は「多目的ホール」とされている営業室だった空間の2階部分には、完成当時は回廊があったそうです。その後撤去されたり床が拡幅されていたそうですが、復元に当たり、御覧のように元に戻されました。岩手銀行赤レンガ館 15 posted by (C)Traveler Kazu ちょび髭&蝶ネクタイのお偉いさんが降りてきそうな階段室。岩手銀行赤レンガ館 16 posted by (C)Traveler Kazu 現在「多目的ホール(小)」になっているこの部屋は、会議室。重要案件の稟議も行われただろうし、採用試験も行われたでしょう。…私の脳裏に浮かんだのは「倍返し」でしたが岩手銀行赤レンガ館 20 posted by (C)Traveler Kazu 営業室にある柱。感想は一言「すげ~」。内装や銀行の歴史のほか、構造の一部も見られます。岩手銀行赤レンガ館 17 posted by (C)Traveler Kazu 床下の様子が、一部ガラス張りになっていて、見ることができます。岩手銀行赤レンガ館 19 posted by (C)Traveler Kazu 手動のシャッター毎日、行員がひとつひとつハンドルを回して開け閉めしていたそうです。解説員の方が実演してくださいました。岩手銀行赤レンガ館 22 posted by (C)Traveler Kazu 2012年、銀行としての使用終了後の後継店舗は、赤レンガ館の裏側(北隣)に新築されました。最新のビルだと思いますが、外観は赤レンガを引き継いだ意匠になっていました。岩手銀行赤レンガ館 23 posted by (C)Traveler Kazu 盛岡の商業の中心「中ノ橋町・肴町」に位置し、もうひとつの都心「大通・菜園」や、現在の県庁市役所にも非常に近いこの場所で、町の発展の歴史を見続けてきた銀行本店が、岩手銀行管理のまま保存・活用されることは素晴らしいことだと思います。盛岡の観光では外せないスポットです。国指定重要文化財 岩手銀行(旧盛岡銀行)本店本館岩手銀行赤レンガ館岩手県盛岡市中ノ橋通一丁目2-20列車・バスでお越しのかた東北新幹線「盛岡駅」下車。東口(正面)のバス乗り場より、岩手県交通の循環バス「でんでんむし左回り」に乗って12分、「盛岡バスセンター(ななっく向)」下車。降りたら、バスが来た方向に戻ってください。お車でのアクセス東北自動車道「盛岡」または「盛岡南」より、それぞれ25分程度。道順は少々複雑です。駐車場は、周辺のコインパーキングを利用して下さい。ミントセット 平成17年 2005 造幣局IN盛岡 【中古】岩手殖産銀行二十五年史 (1961年) 岩手銀行五十年史 (1984年)【中古】
2016年11月04日
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盛岡八幡宮で七五三参り同行の後、王子一行とは別れ、盛岡の街の方へ車を進ませました。(といっても5分程ですが)先日ご紹介した、旧「盛岡バスセンター」を再訪盛岡バスセンター 2016-09-24_21 posted by (C)Traveler Kazu(閉鎖前の9/24撮影 再掲) 9月24日、閉鎖直前のバスセンターを訪れて、内部も拝見させていただきましたが(その時の記事はこちら)その時に、盛岡バスセンターを象徴するあるものを撮影し忘れ、悔しい思い(?)でその時の記事を書きました。今回、それを撮るためだけに、またもや中ノ橋町、ななっくの並びのリパークに車を停めるという物好き行為に走りました切符切られるのイヤだし駐車料金を払ってまで撮りたかったというのが、これです盛岡バスセンター 16-10-22 15-29 posted by (C)Traveler Kazu 盛岡の街を見続けてきた「MORIOKA BUS CENTER」との大きな切り抜き文字。盛岡バスセンター(地元の方は「ばっせんたー」と発音するらしい)を象徴するもので、ここを取り上げた書物やネット記事ではかならずこの写真が掲載される程のものです。肝心なそれを撮り忘れたので、わざわざ立ち寄ったわけです。盛岡バスセンター 16-10-22 15-30 posted by (C)Traveler Kazu 完成当時はすこぶる「ハイカラ」なデザインだったんでしょうね。あまり手入れされず使われてきた建物のようで、レトロといえばそうですが、一目見て老朽化の進行が進みすぎていたのが見て取れる建物。昭和の雰囲気が漂う館内とは裏腹な感じです。運営会社が早く解体したかったのもわかる気がする…。再訪した10/22の時点で、もう解体準備が始まっていました。現在、「盛岡バスセンター」というバス停そのものは存続していますが、バスセンター敷地には乗り入れず、周囲に同名のバス停が散らばって置かれている状態です。盛岡バスセンター 16-10-22 15-30_01 posted by (C)Traveler Kazu 旧バスセンターの東側の向かいに、バスの待機所と、一部の乗り場が仮設。北側は岩手県北バスが使っています。盛岡バスセンター 16-10-22 15-30_02 posted by (C)Traveler Kazu 小路を挟んで南側を、岩手県交通が使っています。このほか、従来から設置されていた「盛岡バスセンター(ななっく前)」「盛岡バスセンター(ななっく向)」に多くの路線が発着し、乗車券売り場は「nanak」の1階エントランスに移転していました。初めて行かれる方は、乗り場をよく確認したほうが良さそうです。
2016年11月03日
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