2004.11.24
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朝は 読む間もなく出勤するので、
私が 腰を据えて新聞を前にするのは
決まって夕方以降^^;

しかも、腰を据えて、と言っても
しっかり読む記事はわずかですが…。



読むスタイルも決まっていて
私の読み方は
裏面のTV欄から始まり 三面記事、と
裏から順に 読んでいきます。


それで、一番最後に 一面に行き着く訳ですが、
一面にあるコラム、
有名どころで言うと 朝日新聞の『天声人語』に当たる部分を
読んで 終わりになります。

なので、コラムには目を通す機会が多くなります。

コラムには 心に残るものと
そうでないものがありますが、
今日のは 心に残るコラムでした。


先日来、私の日記に よく出てくるお名前なのですが
斎藤孝さんの著書『説教名人』からコラムは始まります。

説教名人 ( 著者: 斎藤孝 | 出版社: 文藝春秋 )

この本には、古今東西のお説教から
味わい深い言葉が紹介されているそうです。


その中から、
ジョージ秋山さんの漫画
「浮浪雲」 からの引用を抜粋しての
コラムです。


◆勉強に身が入らない息子に主人公が言う。
「富士山に登ろうと心に決めた人だけが富士山に登ったんです。
 散歩のついでに登った人はひとりもいませんよ」。
大人の胸にもほろにがく響かせるところは名人だろう

             (以上、読売新聞11/24付け『編集手帳』より一部抜粋)

この後、偉業を成し遂げた人でも
途中には投げ出したくなるような心持ちであったことを
ありあまる才能をリュックに山頂を極めた人も、
勾配(こうばい)には難儀したようである
と例え、
今 話題の ニート に話は及びます。


そして、最期はこう結ばれていました。

◆出会う雨風にも運不運はあり、
誰もが山頂に立てるわけでもないが、
三合目は三合目なりに、五合目は五合目なりに、
平地では目にすることのない風景を山は見せてくれる。
足腰の丈夫な若い人が散歩だけではもったいない。

             (以上、同じく 読売新聞『編集手帳』より一部抜粋)


その言葉に、以前
当たると評判の占い師さんが
仰っていた言葉を思い出しました。

運勢とは 風景のようなものです と。


それ以上のことを
その占い師さんは 仰らなかったので
それが どういった意味なのかは
自分で 考えなければいけないのですが、
今日のコラムの言葉は
少し ヒントになるような気がしています。




今、私は ちゃんと山を登っているのでしょうか?

コラムが問うた山(職に就くということだけ)ではなく
自分の生き方として ちゃんと山を登っているのでしょうか。


いつか その歩みを止めるとき、
例え そこが山頂ではなくても
少しでも 見晴らしのいい場所から
今まで歩いてきた道を 望むことが出来るよう
きちんと姿勢を正さなければ、
きちんと自分を見つめなければ。


そう思った 今日の私です。





見上げた空は新潟へ続いています
※ 新潟県中越地震 発生から 33日

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Last updated  2004.11.24 23:40:02
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