温故知新

2004.05.28
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乳児、幼児教育関係の雑誌や書物、通信教育、としては、間違いなく日本一有名な、あの、通信教育を、うちの娘もやっている。

その今月分が、この日届いた。

ビデオに対する反応はいまいちだが、本は気に入っているので、娘にそれを渡して、私はいち早く親用についてきた冊子を読んだ。

一般に売っている雑誌の方と違って、子育てに対する基本姿勢など、結構、根本的なことが載っているため、障害児の親でも読みやすい。

今号もパラパラと読んでいたのだが、あるページで目が止まった。読者コーナーだ。こういうのは一般雑誌に嫌というほど載せているし、ここで載せる必要性を感じていなかったのであるが、今号は、とうとう腹立たしいものを見つけてしまった。

内容は、子供がまだ若いパパに向かって、ジジィと言ってしまって、パパが落ち込んだ、という他愛のないものなのだが、その書き出しが気に入らなかった。

『よく話しかけていたせいで言葉を覚えるのが早かった娘が…』

言葉の習得スピード=話しかけの頻度。


兄弟がいれば、必然的に話すし、同居していれば誰かしらいる。生まれてすぐに保育所や託児所に入れば、やっぱり周囲はにぎやかだ。
それ以外、といえば、核家族で、転勤中などで近所に行き来する友人もいなく、初めての子供と向き合う人、それは私である。

そんな人がノイローゼになる人は多いだろうが、それでも全体から見たらほんの一握りなのではないか?通常、子供と生活していれば、何気なく話しかけるものではないのか?
それを、言葉が遅いからといって話しかけが少ない、と、いうのは、もうそれは神話の域なのではないだろうか。

確かに、人から、「きっと、お母さんがニコニコしているから、お子さんもニコニコしているのね」と言われればうれしい。が、これは褒め言葉だ、お世辞だ。
それを、自ら真に受けて使うことを、恥ずかしい、というぐらいの常識に変えていってもよいのではないか。
言葉が遅くて悩んている人がこれを読んだら、どんな気持ちがするだろう。本気で言葉かけの練習をしてしまって、煮詰まってしまうのではないか?
この一文を削っても、文章全体になんの影響も与えないのだから、出版社側も配慮してほしいものだ。

もちろん、これは言葉が遅い娘をもった母親のやっかみである。が、この件。当出版社には、しっかり言わせていただくつもりである。





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Last updated  2004.06.03 01:50:10
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