温故知新

2008.07.24
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毎週木曜日は大学の発達心理相談室へ。

その前に、今日は難聴の言語療育もあったため、昼ごはんの後すぐに娘だけお迎え。
朝は朝で、耳だれ確認のために息子を耳鼻科へ連れていったため、
ひっきりなしに、どっちかをどこかへ連れていった感覚がする。
娘のプレイセラピーがはじまり、別室に移動して自分の担当の臨床心理士の前に座ったら、
どっと疲れがでた。

昨日の話。
娘に感じたことを臨床心理士に話しているうちに、さまざまな考えが浮かんできた。
臨床心理士、という職業の人を、私は彼女しか知らないが、彼女はほとんど話さない。

なんとなく、それは、彼女が自分の職業に慣れていないから、にも感じるのだが、
結構、今の私にとって、そのスタイルは都合がよくて、
大体いつも、一方的にしゃべって、一方的に悩んで、一方的に結論づけようとして、
一歩的にまとめて、一方的にスっとする、という感じである。

昨日の話の前に、まず、『バブバブ遊び』の話から。

数日前、加配の保育士が連絡ノート、大学ノートを1枚以上みっしり書いてきた。
内容は『バブバブ遊びを一緒にやってあげてください』というもの。
ざっとかいつまんで話せば、娘はご飯を食べるとき、この『バブバブ遊び』で、
ご飯を一口、一口、運んでもらっている、らしいのだが、それを家でやってあげてほしい、
というわけだ。
他の子の目もあるし、一人で食べる力もあるのに、いつまでもこれは良くないのでは、

「△△、ほんとうは、おかあさんといっしょにバブバブあそびをしたかったの」
と、言いだしたそう。
「おかあさんとバブバブあそびをしたら、保育園では一人で食べる?」
と、聞けば、今までにない決意の色が見えた、という。
それで、下の子もいて大変なのは重々承知の上で申し訳ありませんが、と、


結論からいえば、今では、着換えまで『バブバブ』、つまり私が着替えさせていて、
そう、赤ちゃん返りなんだろうな、回りくどいやり方だが。
息子もいて、正直、面倒なことこの上ないし、
なんていうのかな、そういう甘ったるいことを娘にしてあげる気に全くなれないのだが、
なんと、保育園では、言われなくても自分から食事の支度をして自分で食べ、
着換えもとっととやりはじめた、らしい。
そう言われたら、まぁ、やってやらないわけでもないわけでもない…というか…ブツブツ。
どうせ息子は着換えさせたり、食べさせたりしているわけで、
もう、双子だと思って、息子を「おぎゃ」娘を「バブ」と呼んで、
「はい、バブちゃん、お着替えだよ~」
と、全部着換えさせてやり、
「はい~次は、おぎゃ、の番ね。」
と、今のところ、『バブバブ遊び』を敢行している、という話をした。

話しているうちに、考えがもっとまとまってきて。
確かに、『バブバブ遊び』は、性に合わない。
今まで、彼女に甘えさせてあげなかった、やってあげなかった分を請求されている気がする、
のも気分が悪いし、
彼女自身と、こんな密なことをする気になれない、ということもあるのだが、
もっともっと、根本的に、こういうやり方っていうのかな。
そうだ。
『バブバブ遊び』を説明していなかったのだが、単純なクイズ形式で、
「バブちゃん、これは何ですか?」
「きりぼしだいこん!」「ズボン!」
で、はじまり、後は、やってあげる、といった感じだろうか。
こういう、ひねりのない、単純なやり方が好みじゃないのである。

ただ。
娘とはいえ、別人格で。
私が気に入らないやり方だとしても彼女が気に入るなら、
そのやり方に合わせてあげてもいいんじゃないかな、と。

自分は、まったく、母親にそうしてもらえなかった。
母親のやりたいことをやるように仕向けられ、服装も彼女が気に入る物だけ買い与えられ、
自分が気に入るものを着ようものなら、出かけようとしている背中にまで、
「みっともないのが分からないのか」
「みなに笑われればいい、恥をかけ、恥を!」
と、口汚くののしられてきた。
それと同じことを、娘にすることはないではないかな。
そう考えついたら、なにか『バブバブ遊び』に対する考え方も少しかわった…気もする。

そして、昨日のこと。

もし、あの場、つまり、私も別室にいて紙芝居やパフォーマンスを一緒に見ていたら…。

まず、間違いなくステージに上がろうとする娘を止めていただろう。
少なくても、止めたくなっていたハズである。

では、もし、ステージに上がることを止めていたら…。

きっと、子どもたちを含めた、その場は、娘が『悪いことをしようとしたんだな』と、
思っただろう。
つまり、私がいなければ、独特な個性でその場を盛り上げ、人の心を打った結果になった、
が、私がいて、彼女を制した段階で、彼女の行為は『迷惑行為』になったハズではないか。
いや、今までもなってきたのではないか。

どうして、彼女を止めたくなるのか。
…もちろん、叱るときの気持ちは、彼女の行為が悪いこと、と思っているからなのだが、
本当の心理はどこにあるのだろう。
自分が、そんな尋常じゃない彼女を見ていられないから、か。
そうやって、叱っておけば、最低限の役割をはたしている、と周囲に認めてもらえそう、
だからか。
自分自身、常に母親の気分で叱られていたため、確かな叱る基準を持っておらず、
それが周囲にバレるのが怖くて、とにかく、それっぽい場面は叱ってみせているのか。

…分からない。

でも、確かなことは、少なくても昨日、娘が人の心を打った、という事実だ。

もう少し、待ってみてもいいのではないだろうか。
たとえ、結果として、恥をかくだけになったとしても、一緒に恥をかいてあげれば、
それでいいのではないだろうか。
娘自身が正しい、やりたい、と思ってしている行動に、もう少し寄り添ってあげてみても、
良いのではないだろうか。

そうだな。
両方の話とも、つまりは、彼女に寄り添えということか。
そうしてあげることで、彼女が母親に受け入れてもらっていると感じられ、
で、それが自信につながることができれば…というヤツか。

どちらも、私にとって、我慢大会みたいなものではあるが、
こうやって、頭を整理し、吐き出しながらなら、なんとかやっていけるかもしれない。
もう少しだけなら。





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Last updated  2008.07.25 00:47:15
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