徒然萬成

徒然萬成

2011.01.26
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カテゴリ: 国内外問題



ロシア南部、北カフカス地方で分離独立を求めて武装闘争を繰り広げるイスラム過激派がかかわった犯行だとの見方が強いようだ。

同様の背景を持つ惨事は最近も、ロシア北西部での急行列車への爆弾テロ(2009年)や、モスクワ中心部の地下鉄駅での連続爆破(2010年)など繰り返し起きている。


北カフカスの一角のチェチェンではソ連崩壊の際に、イスラム武装勢力が分離・独立を求め、10年以上にわたりロシア軍と戦火を交えたが、結局、武力制圧された。

穏健派はその後紛争を収めたが、強硬派が過激化しているようだ。



世界各国で民族紛争は続いている。

旧ソ連崩壊後、ソ連邦を構成する国々は多数独立した。
しかし、ソ連最大のロシアに残っている地域も多い。


中国もそうだ。

そして、内モンゴルと呼ばれるところも本来はモンゴルだろう。
満州も歴史的に見れば、万里の長城の外側であり、独立した国家であってもおかしくはないだろう。
満州民族の清朝が成立するまでは、中国ではなかったはずである。
南部にも少数民族が暮らす地域が多数存在する。

中国は分離独立を力で押さえている。

ロシアも強硬手段をとると報じられているが、うまくいくだろうか。




力で押さえつけたものは、いつか、跳ね返される。
歴史を見ても明らかだろう。

そして、被支配者が力を握った時に、力が十分に強ければ、今後は弾圧する側に回ることも珍しくはない。


力の支配では、本当の平和は訪れない。
互いに違いを理解し合い、共通点を見いだす努力が大切だ。



一つの民族が調和して生きられることが大切だった。
そして、それを単位とする宗教も生まれた。


しかし、現代では、民族を超えて、世界レベルでの思考が要求される。
地球レベルで調和して生きることが求められている。

そのためには、新しい思想や新たな世界レベルの宗教が必要なのだろう。

それは必ずやあるはずだ。


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最終更新日  2011.01.26 08:16:34 コメントを書く


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