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**みや**
双子に振り回されながら、仕事と家事とでグチャグチャな毎日。でもコレこそが幸せ！なのかな？
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Apr 7, 2007
テーマ： 最近、読んだ本を教えて！(24305)
カテゴリ： 絵本・本のコト。
手紙
図書館で、同じ作者の
が借りたかったんだけど、すごい人気で
７ヶ月待ちって（>_<)
ならば、その間違う本を読んで待つしかないなって
思ってたら、たまたま職場の先輩が「手紙」を
貸してくれたの♪
強盗殺人犯を兄に持ったことで人生を狂わされ、
兄は、両親をなくして大学進学を諦めている弟を
どうにか進学させたくて、
魔が差して犯行に及んでしまうのだけど、
服役した後も、自分の存在が弟のみならず
弟の嫁や娘までもを苦しめ続けているということには
全く気づかず、肉親からの手紙を生き甲斐にしているの。
弟は音楽の道を諦め、愛する人との結婚も叶わず、
会社でも不当な扱いを受けます。
そんな差別に苦しんでいる時、社長が直貴にこう言うの。
「我々は君の事を差別しなきゃならないんだ。
自分が罪を犯せば家族をも苦しめることになる…
私は犯罪者の家族と関わりを持つことは今まで
無かったし、罪を犯した本人ではないと思っていても、
もしかしたら差別してしまうのかな…。
最終的に直貴は、兄との絶縁を決意して、
兄に手紙を書くのです。
世間体を気にしてそんなことするなんて！
刑期を終えた人間が頼れる唯一の存在なのに！
とは、一概に責められないと思います。
犯罪者は自分だけでなく、
自分の家族の社会性も殺すことになるのでしょう。
そのことを示すために、差別が必要か否かは
今の私には何とも言えないけれど…
建前では差別はいけないこと！なんだろうけど、
ひと括りにはできないなって感じました。
物語に出てくる社長と、
ずっと直貴の理解者・協力者であり続け、
のちに直貴の妻となった由実子、
それから離れていても常に親友で居続けた寺尾の存在による、
直貴の心の揺れや変化がとても興味深いです。
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Last updated
Apr 7, 2007 03:25:01 PM
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