2009/02/19
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カテゴリ: 釣り雑談
 先日フィッシングショーに行ってきたことで、再び渓流、そして鮎釣りに行きたくなってきたのですが、終わらない針巻きを続けています(笑)

 また、良い機会ですので・・・そのときの小沢名人とのヤリトリについて一部をまとめてみました。

 発端は昨年の泳がせでの釣果が「沖や上に泳がれて、糸が伸びきった状態近くで掛かる」ことが多い旨を名人に伝えたところから始まりました・・・。

 O名人「恐らく、その時の竿と糸の角度が鋭角より90°近くでありませんか?竿の弾力が活かされるのは90°ですから・・・」

 O名人「引き釣りでは鋭角にすることでオトリを拘束し、ある程度自由を奪ってから引き上げるイメージがあるかと思います」

 O名人「しかし、泳がせの名手や島さんの釣りをみていると、意外とその角度が開いているんですよ。泳がせというか・・・ゼロオバセというか、竿の弾力を使って巧く操ってるんですね」

 O名人「例えば普通の泳がせでも、掛けるために下に数歩下って立ち位置をかえろといいますが、ただ泳がせるだけならガバオバセでも良いと思うんですよ」

 他、様々なノウハウを教えて頂きましたが・・・ここまでのポイントをまとめて整理すると・・・。


saoito.gif


 (A):私の普通の泳がせ、 (B):ガバオバセ状態、 (C):立ち位置を下流にした場合




 上述の(A)(B)(C)では竿と水中糸の角度が(A)≒(B)<(C)となっている状態として話を進めていきます。


 それではなぜ、自分の場合・・・(C)の状態がよく掛かったのか?実はこの方法、見方をかえれば下竿にして掛けるようにも見えます。

 自分の中で整理しやすいように、垂直方向に働く竿の弾力もしくは振動力をFとし、水中糸の水切れ抵抗をRとして考察してみました。


saoito2.gif


 (A)は竿と水中糸の角度が鋭角であるので、このとき竿に垂直に働くFは小さいものです。
(大きさはわかりやすくベクトルであらわしてます)

 さらにこのFが水中では鮎を吊り上げる力の最大値と推測できますので、これをオトリ鮎の鼻先に水切れ抵抗RとFが働くものとして考えました。

 つまり(A)の状態ではRとFを合成した 遊泳抗力G (仮称)が働いているとイメージできます。

 この遊泳抗力Gは竿の弾力FによってR方向から、G方向までリニアに行ったり来たりを繰り返す力が働いているのでは?と考察。


 同様に(B)の状態で考えると、竿と糸の角度は(A)と同様のFが働きますが、糸のオバセが長い分・・・水切れ抵抗Rは大きくなります。

 結果、オトリに働くGの力は後ろ方向に大きくなりますが、弾力値Fが小さいので・・・垂直方法はあまり変化しないことに。




 こちらもオトリ鮎に当てはめ、比較しやすいようにオバセの水切れ抵抗は(A)と同等のRとして進めますが、垂直方向に働く弾力F値が有効に働くので・・・遊泳抗力Gの最大値はオトリ鮎の鼻先を摘み上げる方向に作用することが推測できました。

 もちろん、竿の弾力Fは釣り人自身が操作するオバセ操作とは異なる力であり、竿と水中糸の角度が鈍角であるほど、効果的に活かされるモノとして説明ができます。 

※モデルを簡潔にするため、糸の比重や風の抵抗、釣り人の操作を無視しています。F値も上述のとおり、竿自体が持つ弾力なので・・・常に一定の力Fがオトリ鮎にかかるわけではありません。


 結果として(C)の状態は他の2つの状態よりも・・・より尾を振りやすい、もしくは振っているのでは?という考えにたどり着きました。
 (そしてGはあくまでも、竿の弾力ですから働いたり、働かなかったり・・・いつもこの力が発生しているわけではありません)




 これらを応用し、今年は昨年上手くできなかった泳がせや上方テンションに【竿の弾力角度】を考慮して取り組みたいと思います。



 ※忙しいフィッシングショー時に貴重な時間を割いて説明して頂いた小沢聡名人・・・深く感謝いたします。





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最終更新日  2009/02/20 08:57:24 PM
コメント(17) | コメントを書く


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Re:泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について(02/19)  
ayuパパ  さん
これから考えると遊泳抗力Gとはcの場合は上方の方向の力みたいに考えて良いのかしら?
昔から秋川あたりでは、おとりをはなしたら、岸から一歩下がれなんていわれてた様な気がします。鮎の警戒心を解くだけではないのね。

島さんのツマミ糸の短さは水切れ抵抗をなるべく少なくして、竿の弾力を使いたいためかしら?良く分かんないけどね^^)。竿時さんに言われたんだけど真似するなら竿から仕掛け全部真似したほうが良いっていわれました。下竿理論も左右に良く泳ぐのでわかる気がします。この理論で良いかも知んないですね。
これでわたしもソリッドで今年楽しくやっていけそうよ。(笑)

竿先の向こうで釣れにくい理由が良く分かりません。
たまに釣れるけど、おとりが出過ぎだってみんな言いますね。でもこのベクトル理論で何とか理由が出そうな気もしますね。頼みます。針巻きに忙しいのに・・・ (2009/02/20 02:04:00 AM)

泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について   
釣りお爺  さん
夏に向けていよいよ「山が動き出しましたね」
いや「山さん」が今から勉強され素晴らしい
ところで(山さんの渓流釣行)は3/1日から開始ですか?。楽しみにしてます。 (2009/02/20 02:06:05 AM)

Re:泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について(02/19)  
megamass さん
なるほど!の一言に尽きます

上泳がせと、下竿釣法の有効性がはっきりしてすっきりしました!(^^)! 感謝! (2009/02/20 12:42:37 PM)

Re:泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について(02/19)  
ponpontonda  さん
非常に分かりやすい説明でありがとうございます(^^)
確かに少ない経験ではありますが上に一杯鮎が泳いで
これ以上引き戻さないとと考えた時、掛かることがありました。
わざと上一杯に送ったりもしましたが、そういうことなんですね~ (2009/02/20 03:41:37 PM)

Re[1]:泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について(02/19)  
ultragame  さん
ayuパパさん
>これから考えると遊泳抗力Gとはcの場合は上方の方向の力みたいに考えて良いのかしら?
>昔から秋川あたりでは、おとりをはなしたら、岸から一歩下がれなんていわれてた様な気がします。鮎の警戒心を解くだけではないのね。
>
>島さんのツマミ糸の短さは水切れ抵抗をなるべく少なくして、竿の弾力を使いたいためかしら?良く分かんないけどね^^)。竿時さんに言われたんだけど真似するなら竿から仕掛け全部真似したほうが良いっていわれました。下竿理論も左右に良く泳ぐのでわかる気がします。この理論で良いかも知んないですね。
>これでわたしもソリッドで今年楽しくやっていけそうよ。(笑)
>
>竿先の向こうで釣れにくい理由が良く分かりません。
>たまに釣れるけど、おとりが出過ぎだってみんな言いますね。でもこのベクトル理論で何とか理由が出そうな気もしますね。頼みます。針巻きに忙しいのに・・・
-----
 同様に小さい鮎に対して柔らかい竿のイメージも似たような理由からかもしれません。
>島さんのツマミ糸
 まずは感度向上が第一で無いでしょうか?やはりソリッドの穂先は素材が柔軟な分、感度低下していると考えれれますしその分、精密なオトリ操作が出来るのでしょうね。
真似はその通りだと思います。結局アレコレ試しても、名人がテストしたモノがベストだったりしますので。下竿の欠点は伸されたら直ぐに竿が棒化し、適正な弾力を得られ難いということでしょうか・・・。

 「横オバセ理論-引き」での件ですよね。
たしか竿先-筋よりもオトリが沖に出ている状態は・・・浮きやすいという性質があるからだと思います。
 詳しくは後日、わかる範囲で回答いたします。
(2009/02/20 06:37:37 PM)

Re:泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について(02/19)  
ultragame  さん
釣りお爺さん
>夏に向けていよいよ「山が動き出しましたね」
>いや「山さん」が今から勉強され素晴らしい
>ところで(山さんの渓流釣行)は3/1日から開始ですか?。楽しみにしてます。
-----
 週末にしか釣りに行けませんので・・・(笑)色々と考えています。
今年は渓流解禁が日曜となったのですが・・・午後から子守予定・・・渓を散歩でおしまいかもしれません。 (2009/02/20 06:38:22 PM)

Re[1]:泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について(02/19)  
ultragame  さん
megamassさん
>なるほど!の一言に尽きます
>
>上泳がせと、下竿釣法の有効性がはっきりしてすっきりしました!(^^)! 感謝!
-----
 さらに水中糸の伸びの有無などを考慮すれば、「張らず緩めず」で竿が勝手に操作してくれるような気がします。
下竿については最初、06/8/24日の記事で取り上げてから・・・ずっと考えていました(苦笑)
ただ、パワーに見合った下竿でないと・・・バレまくりとなるので、故意に操作したことは最近はありませんでした。 (2009/02/20 06:39:30 PM)

Re[1]:泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について(02/19)  
ultragame  さん
ponpontondaさん
>非常に分かりやすい説明でありがとうございます(^^)
>確かに少ない経験ではありますが上に一杯鮎が泳いで
>これ以上引き戻さないとと考えた時、掛かることがありました。
>わざと上一杯に送ったりもしましたが、そういうことなんですね~
-----
 自分の場合、後半の泳がせはそれでよく掛かりました。
竿の弾性力というか柔軟さが発揮できるので、オトリ鮎に無理なく上方にオバセを掛けているような状況なのでしょうね。
果たしてコレをモノにできるか?・・・頑張ってみます。 (2009/02/20 06:39:58 PM)

Re:泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について(02/19)  
k1037  さん
さすが理論派ですね~
竿の弾力を生かすことがテーマなんですね
水中をイメージしやすい理論だと思います
とすると
やはり今年は竿を買うしかないかな~(笑)
(2009/02/22 09:22:16 AM)

Re[1]:泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について(02/19)  
ultragame  さん
k1037さん
>さすが理論派ですね~
>竿の弾力を生かすことがテーマなんですね
>水中をイメージしやすい理論だと思います
>とすると
>やはり今年は竿を買うしかないかな~(笑)
-----
 シマノ09入れ掛かりDVDでも名人が語っておりますが、竿と水中糸の角度が90°に近ければ、フラフラとよく泳ぐ・・・。
鋭角と鈍角の使い分けを今後意識しておこなってみようと思います。とはいえ、引きももう少し勉強しないと・・・と思っています。
(2009/02/23 09:07:32 AM)

Re:泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について(02/19)  
マル君17  さん
アユ釣て余り理詰めで考えると 楽しくなくなってしまうよ
自然の法則を肌で感知しながら経験と楽しく戯れているほうが鮎釣て感じがする そして沢山釣れた時の感触が思い出される 楽しく行きましょう
昼寝したり 飲んだり そして真剣に挑戦したり 悩んだり 喜んだり 得意げになったり 落ち込んだり
これら全てが釣だと思います
(2009/02/23 05:40:04 PM)

Re[1]:泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について(02/19)  
ultragame  さん
マル君17さん
>アユ釣て余り理詰めで考えると 楽しくなくなってしまうよ
>自然の法則を肌で感知しながら経験と楽しく戯れているほうが鮎釣て感じがする そして沢山釣れた時の感触が思い出される 楽しく行きましょう
>昼寝したり 飲んだり そして真剣に挑戦したり 悩んだり 喜んだり 得意げになったり 落ち込んだり
>これら全てが釣だと思います
-----
 確かに理詰めで考えると、頭でっかちになってしまいますね(笑)
いつもはオフシーズンに木工をして過ごすのですが、今年はそうもいかず・・・こんなことばかり考えていました。
釣りをしている最中は・・・実はあまり考えていなかったしています。 (2009/02/24 08:47:08 AM)

Re:泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について(02/19)  
ayucub  さん
わたしも横で聞いておりましたが、ここまで深く考えてませんでした。 横オバセを試してみたいとも考えてます。竿角が非常に大事なことも確かですが、竿の弾力、竿の性質を生かした釣りを考えさせられました。 (2009/02/24 10:53:53 AM)

Re[1]:泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について(02/19)  
ultragame  さん
ayucubさん
>わたしも横で聞いておりましたが、ここまで深く考えてませんでした。 横オバセを試してみたいとも考えてます。竿角が非常に大事なことも確かですが、竿の弾力、竿の性質を生かした釣りを考えさせられました。
-----
 当日はお疲れさまでした。夏の共同練習?時のテーマになっていた竿角度の重要性についても・・・ある程度理解できました。
これからは更に意識し、実釣でどのように活かせるか・・・チャレンジしてみたいです。

(2009/02/24 06:01:51 PM)

Re:泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について(02/19)  
cは限りなく背針に近いと感じます。 (2009/02/25 09:34:34 PM)

Re[1]:泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について(02/19)  
ultragame  さん
ジョンリーフッカーさん
>cは限りなく背針に近いと感じます。
-----
 ご無沙汰してます。
背バリについては恐らく、Cの姿勢を維持するような使い方(底に潜る前傾姿勢を維持)をとなるのに対して、穂先弾力を活かす場合は島名人のように基本ノーマル仕掛けで、水平からやや前傾姿勢となるように竿操作を行うものと考えています。
(結果、水平~Cの前傾姿勢を行ったり来たりします)
(2009/02/26 08:48:22 AM)

Re:泳がせ釣り【竿と水中糸の角度】について(02/19)  
あかみちのブログ さん
自分が今勉強している釣りと共通点がありますのでコメントさせていただきます
Cの状態のみを使った上方テンション泳がせをやっております、おばせは一切使っておりません
以前オバセでやっているとき上飛ばしで糸が張った状態になると掛かるので繁田プロに聞いたところ横泳ぎと棚が野鮎の上になり反応がよくなるそうです。 (2016/11/01 01:47:38 PM)

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