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2025年06月01日

新政酒造茜孔雀2024 新政史上最甘の酒（最強陽乃鳥図鑑より）

テーマ：たのしいお酒飲んでますか。(12738)

カテゴリ：新政酒造限定酒

新政酒造特別頒布会2025のラインナップの一つは「茜孔雀2024」です。
造り手泣かせの高コストのお酒となっています。

今回の「茜孔雀」の生息地は『最強陽乃鳥図鑑』によると「奈良県御所市」。
「奈良県御所市」といえば「火の鳥」の商標を持っていた油長酒造の所在地です。

新政酒造の貴醸酒「陽乃鳥」は有名ですが、平成22酒造年度（2010-2011）から3年間にわたり「茜孔雀」との名称で販売されていました。

（新政酒造茜孔雀2024）

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新政酒造特別頒布会2020の解説書よりご紹介します。
『
「茜孔雀」について
「茜孔雀」とは当蔵の定番酒である「陽乃鳥（ひのとり）」のかりそめの姿として、平成22酒造年度（2010-2011）から3年間にわたりリースされた作品である。当蔵の初めての実験酒である貴醸酒・「陽乃島」は、平成20酒造年度（2008-2009に醸造が開始された。貴醸酒とは、仕込み水のかわりに日本酒を用いて仕込む「仕込み清酒」とでもいうべきものだ。仕込みに酒が使われることで、アルコール分が多い状態で発酵がスタートするため、酵母がストレスを受けてその増殖と発酵が緩やかになり、濃厚な味わいと強い甘みが残る豪華な酒が醸し出されるのだ。ただし、10年以上前の貴醸酒は意図的に酸化熟成させたものが主流であり、まるで砂糖の大量に入った紹興酒のように感じられることも少なくなかった。新政の取り組みは、こうした熟成型費醸酒を追いかけるのではなく、あえて新酒や生酒というフレッシュなスタイルで提供するという取り組みであった。

平成20酒造年度（2008-2009）にスタートして好評を博していた「陽乃鳥」だが、途中で商標の問題が生じてしまう。奈良県の銘醸蔵である油長酒造（「風の森」「鷹長」）が「火の鳥」という焼酎銘柄を所有していたのだった。そこで平成22酒造年度（2010-2011）から急遽「陽乃鳥」は「茜孔雀」と名を変えてリリースすることになった。後に油長酒造の蔵である山本彦氏の快諾を得たことから、平成25酒造年度（2013-2014）より度「陽乃鳥」と名前を戻して再スタートし今に至っている。
』

（新政酒造茜孔雀2024）

以下、茜孔雀2024裏ラベルより引用

『
本作品「茜孔雀」は、単なる貴醸酒ではありません。いわば「超濃厚貴醸酒」とでもいうべきものです。このお酒は、元禄時代よりも前の酒造方法をベースとしており、仕込み水を極端に少なく用いた「超濃厚仕込み」を採用しています。通常、貴醸酒は仕込み水のかわりに部分的に酒を用いるため) かなりの甘口になりますが、その仕込み水すらあまり入れないことに「陽乃鳥」の1.5倍もの甘みを誇る、新政史上最甘の酒です。
狂ったようにコストのかかる、造り手にとってはめまいがするようなお酒ですが、頒布会ならでのの貴重な取り組みですので、ちびちび味わってみてください。
』

【関連記事】新政酒造の頒布会における貴醸酒ラインナップ
・再仕込貴醸酒（頒布会2016）
・陽乃鳥-spark-
・陽乃鳥改（頒布会2019）
・茜孔雀（頒布会2020）
・迦楼羅
・紫八咫2013～BY2018 （頒布会2022）
・陽乃鳥スパーク（頒布会2024）
・紫八咫2020～2022 （頒布会2024）
・新政酒造特別頒布会2025「ALL陽乃鳥」に想いをはせて
・新政酒造の限定酒を購入する方法　(一例)

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