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確か退院して帰ってきたのは午後を過ぎた頃だったと思う。感慨なんかない。ただいまってな感じ。仕事を辞めて呆然としていた正月の頃と似てる感覚だったけど、不思議と虚しくなかった。無機質みたいに、僕は一つのことしか見てなかった。それ以外には何もなくて、感情の起伏がなかった。 自分の部屋に戻ってふと、「掃除しよう」と思った。やりたいことをやる前に、今度こそ部屋を綺麗にして二度と汚すな・・・と、心の奥底で突き動かされた。 バケツに汲んだ水で雑巾絞って、壁や床をフキフキ。磨くという行為と、雑巾を握る自分の手の感覚が妙にシンクロして、集中してた。真剣に掃除をしたら、まだまだ汚れは落ちるもんで、あっという間にバケツの水が薄黒く濁っていった。まるで自分の心を写しているみたいな色。つーんと鼻を突くゴミっぽい臭いもあって、さすが僕の部屋だと納得した。 気づくと、いつのまにか両膝から血が出てた。摩擦で皮膚の皮がベロンとめくりかえってた。小学三年生の頃、スーファミのスト2で波動拳のコマンドが上手く入力出来ず、練習を重ねて親指の皮がズルむけになったっけ・・・みたいな過去を思い出した。痛みはそれの倍ぐらいか。血と透明な体液が出てた。 適当にハンカチを巻き付けて再開。さすがに膝を付けての床磨きは出来なかったけど、やろうと思えばどんな姿勢でもできる。足を突っ張って、尺取り虫みたいに伸び縮みしながら磨いていった。壁はタバコのヤニでマッキッキ。洗剤吹きかけて一時間ぐらいゴシゴシしてたと思う。もはや綺麗になる事なんてなかったけど。 一息ついて、狭い部屋を見回した。気のせいか、少し室内が明るくなったような気がした。物の見方が変わっただけかもしれないけど、ある意味心が晴れたからかもね。光とか影とか、明るい暗いで判断したくないけど、ウジウジと死を見つめて、ロープに手を掛けるよりはマシだわな。 家に帰って早々部屋を掃除したという、そういう話。
2013年07月23日
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結局死ねなくて、その後干からびた心の回復を待つように悶々とした日々を送ってた。鬱血して赤い斑点だらけの顔と、首筋の真っ赤なロープの絞め跡を痛々しく思いながら、なんとも煮え切らないことばかりを考えてた。 やりたいことをやる・・・。何もかも捨てて、残ったのはコレだけだったけど、実際にそれをやり始めるのは一ヶ月後ぐらい。 十月の中旬ぐらいだったかな。晩飯を食べたてしばらくしてから、右の脇腹が激痛に襲われた。もう、もんどり打って転げ回って、なんじゃこりゃな痛み。数日前から頻繁にオシッコいってたりして、なんだか腹周りの具合が変だなとは思ってたけど、まさかこうも突然やってくるとはね・・・。 激痛、嘔吐、痙攣の順でなんだか症状が悪化していったので、急遽病院へ。 診断の結果、尿管結石・・・。ストレスとか、心身に負担を掛けるようなことをやってると出来ちゃうというアレですわな。 んで、あんまりにもヘタレな僕が、あんっまりにも痛がるもんだから入院へ・・・。石で入院とかあるんかいな。未だに情けないというか、家族に申し訳なかったとうか・・・。 入院初日、午後九時ぐらいだったかな。痛すぎて眠れなくて、痛み止めを打ってもらいまくった。しまいには筋肉注射を打ってもらう始末。自殺未遂をして家族に迷惑を掛けたばかりか、周りの人達にも変に迷惑をかけて申し訳なかった。情けなさ過ぎて、死ぬ気も起きない。 二日目、痛みは痺れに変わって、胃の調子がおかしかった。ちょっと咳き込むと胃液が上がってくる・・・。その度に喉が焼けるように熱くなって、喉を水で洗い流してたりした。もしかしたら別の病気もあるかもねってことで、CTスキャンしたり、レントゲンとったり、お腹に音波当てて色々調べてもらった。 一個一個検査が終わるたびに、なんだか憂鬱になってきた。特に音波を当ててお腹を調べてもらってるとき、女医さんが深刻な顔をして執拗に機械を押し当ててくるもんだから、ちょっと不安になった。思い切ってその場で訊ねてみると、「ガスが溜まってるとよく見えないんですよねえ」って呆れた顔でお答えくださった・・・。そういうことかよ。 結果、何も無し。やっぱり原因は尿管結石。水をひたすら飲んで、出すしかないってことらしい。 そんじゃ明日には退院かなと思ったら、様子見で一週間入院だとか。 四日目には石が出てスッキリしてた。スッキリしたら、もう何て事のない精神疾患の無職の男だった。めちゃくちゃ惨め。めちゃくちゃ情けなくて、僕は何をやってるんだろう・・・ってまた考えるようになってた。 早く家に帰りたい。・・・けど、帰ってそれからどうする? なにがある? 四日、五日、六日目と、若い看護士さん達に無駄な点滴を打たれ、軽いノリのような感じで腕にブスブスと針を刺されていく中(針を刺した後、皮膚が凄まじい色をしてた。さすが評判がアレな病院・・・。)、『なんだか茶番だな』って思った。世の中で働くこいつらも、同じ病室にいる患者さんらも、全部茶番。僕がこれまで悩んできたことも全て、なんだか別に悩むほどのことでもないんじゃないかと思えてきた。 というか・・・馬鹿馬鹿しい。精神に異常が出るまで働いて死のうと思うぐらいなら、世の中の風潮も、思想も、自分の尊厳も、近くにいる誰かの顔色も、全部捨てていいじゃねーか。 死への希望も生への絶望もなくなったような気がした。やることをやろう。それのみの為に、ちょっと生きてみよう。そう思った。 退院の日。婦長さんみたいな看護士さんに「あんた、がんばらなよ」と言われた。僕の身辺を家族から聞いてのことなのかなって思った。まあ、三十前の無職が入院なんかして、これ以上家族に迷惑掛けるなよって感じなんだろう。僕は普通に「はい」と答えるつもりだったけど、出た答えは鼻で笑うというものだった。なんでそんな失礼な答え方をしちゃったんだろうね。たぶん、「がんばる」とかの言葉に嫌悪感が出たんだと思うけど。頑張って仕事してたらコレですよ・・・と言うつもりはないけどね。あんときの看護士さん、ごめんなさい。
2013年07月22日
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アメリカのデトロイト市が経済破綻。長期債務は185億ドル。2兆円ぐらいか・・・。デトロイトはもう何年も前から廃墟の街になってたようで、むしろ今までよく保ってたほうだと思う。TPPでアメリカが他国からお金巻き上げたい理由はこういうところにあるんかなぁ。他に権力者の方々に付く特典が色々あるんだろうけどね。 金や権力を振りかざして国が崩壊していくんなら、全部捨ててしまおーよ。裸一貫、1からやり直してってのは無理ですか? そうですか・・・・。駆け引きやら交渉やら戦争やら、人類同士で食い合ってるから自滅してんじゃねーの?って思ったりもするけど、もうそんなことを言ってる段階でもないか。 ↓デトロイトの記事↓ http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE96H08N20130718
2013年07月19日
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体を動かせない障害者の方々のために、頭をまるごと健常な体に移植できるようになったそうです。昔からこの構想、研究は続けられてきたみたいだけど、神経を繋ぐのが難しかったらしい。でも最近の技術のおかげで、その問題をクリアできたとか。まだまだ実用は出来ないようだけど、その費用は最低で1300万。+新たなボディ代金が必要。新たなボディってのはクローンで生成するのかな? ちょっとまえに動物の体を使って人の臓器などのパーツを造るなんてことも記事ででてたし、これは金が生まれた時から言われてることなんだろうけど、現実的に『金で命を買える』ようになったってことですね。 ↓その動画↓http://www.youtube.com/watch?v=KW95cwrmWgk&feature=player_embedded#at=24
2013年07月18日
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アメリカで雪やら雹やら。そして猛暑やら。夏と冬が同居してんのかね・・・。あの山火事はどうなったんだろう。アメリカの森林はだいぶなくなっちゃったんじゃなかろうか。 日本でも考えられないぐらいの大雨が降ったばかり。もう色々と知らないところで沢山のことが起こっているんだろうなぁ。 ↓なぜかリンク出来ないのでコピペで↓ http://www.dailymail.co.uk/news/article-2357168/Freak-weather-states-HAIL-STORM-New-Mexico-oppressive-humidity-north-east.html
2013年07月07日
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